アフター・サイレンス

アフター・サイレンス

1,870円 (税込)

9pt

警察専門のカウンセラー・唯子(ゆいこ)の仕事は、事件被害者やその家族のケアをすることだ。夫を殺されたのに自分こそ罰を受けるべきだという妻。誘拐犯をかばい嘘の証言をする少女。傷から快復したはずなのに、姉を殺した加害者に復讐した少年……。多くを語らないクライエントが抱える痛みと謎を解決するため、唯子は奔走する。絶望の淵で、人は誰を想い、何を願うのか。そして長い沈黙の後に訪れる、小さいけれど確かな希望――。80万部突破「MOMENT」シリーズ、『dele』の著者が贈る、深く胸に響く物語。

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アフター・サイレンス のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年03月02日

    13/100
    臨床心理士である高階唯子は警察専門のカウンセラー・事件被害者やその家族をクライアントとする。
    カウンセリングの中で「沈黙」(サイレンス)が多く出てくるが、唯子はその沈黙を非常に大切にする。
    その後(アフター)のために…
    自らが加害者の家族として生きていく

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月27日

    主人公の異様な価値観でキャラ立ち狙っているが、常識人すぎて効果を発揮せず。近年の著者の迷走を示す一冊。とはいえ、一定の水準をクリアしており、楽しんで読めるのはさすが。

    0

    Posted by ブクログ 2021年10月12日

    アフターサイレンス…事件によって命が絶たれたその後の物語。
    犯罪被害者の家族のカウンセラーである高階唯子は、優しく柔らかく温かく、人々を救おうとする。
    5つの物語を通して、彼女自身がもつ犯罪との葛藤が語られる。
    一つ一つの物語がとても興味深く、ミステリーとしての要素も楽しめる。
    初めての作者だったが...続きを読む

    0
    購入済み

    続編希望

    2021年09月22日

    久しぶりの新刊で高額でしたが即購入
    deleの様に短編でのシリーズ化して欲しいと思いながら完読
    残念ながら完結でしょうか?
    他の方の星レビュー低めですが、読み応えある濃いぃ内容でした
    是非是非お薦めです!

    #切ない

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月17日

    「二つ目の傷痕」「獣と生きる」「夜の影」「迷い子の足跡」「ほとりを離れる」
    5話収録の連作短編集。

    物語の主人公は警察専門のカウンセラー・高階唯子。
    仕事内容は、事件の被害者やその家族のケアをすることだ。

    殺人を犯した父を持ち、唯子自身が加害者家族でありながら、被害者の声に耳を傾け、その想いに触...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月06日

    連作短編5編
    事件被害者のカウンセラーが被害者やその家族と向きあって、事件の全貌が分かったりする。被害者が立ち直っていくところと、カウンセラー自身の過去、加害者の家族としての苦しみが心に刺さる。そしてその過程で自分自身も前に進んでいくようなところが良かったです。仲上刑事とその後友達以上になることを期...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月05日

    128堂場瞬一の犯罪被害者支援に重なるところはあるけど、割り切れない人間の感情を抑えた筆致で描かれていて一気読みした。連作ではなくてじっくり長編で読みたかった気もする。

    0

    Posted by ブクログ 2022年01月16日

    犯罪被害者家族のカウンセリングの話。警察で被害者家族のケアをしてるのは知らなかった。主人公のカウンセラー本人が加害者家族であり、加害者への考え方が頑な。重い内容の中で、職場の教授や元彼や弟が魅力的なのが良い。本多さんの作品好きだな。

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月10日

    大学の研究員で臨床心理士の唯子は、県警から委託を受けた事件被害者へのカウンセリングを行なっている。彼女が請け負ったカウンセリングに纏わる5つの物語の連作集。時系列はそのままなので流れる季節感を味わいながらすんなりと読み進むことができた。
    被害者たちを絶望の底に落とすのは人間だが、底から這い上がらせよ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月09日

    犯罪被害者やその家族へのケアを行うカウンセラーが、彼らとの交流を通し、事件や彼らの心にわだかまったものを紐解いていく、静かな筆致で描きあげた連作短編集です。

    沈黙という言葉がタイトルに入っているとおり、人々が心に溜めたままの想いにこそ、この先を切り開いていく鍵がある。ただそれは他人が無理に開けるも...続きを読む

    0

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