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取り憑かれたようにバカラに打ち込む伊津航平。中国人を装ってマカオに長く暮らす劉。心に深い傷を負いながら航平と惹かれ合う娼婦の李蘭。それぞれに背負う闇の淵を互いに覗き合う三人。そして物も言わずその中心に鎮座するバカラとその謎。もっとも純粋な生き方を求めた先に待つのは、破滅だけなのか……。雷のように交錯し、薔薇の花弁のように砕け散る三人の運命は何処へ向かうのか。
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Posted by ブクログ
沢木耕太郎『波の音が消えるまで 第2部 雷鳴編』新潮文庫。 マカオを舞台に伊津航平、劉、李蘭の3人を巡る物語は続く。バカラにはまり、バカラの必勝法を追い求める航平と謎の男・劉、背中に傷痕のある娼婦・李蘭の過去と現在が交錯する。 面白い。読み進めば、読み進むほどに面白くなる。 波に乗るのも、波に...続きを読む翻弄されるのも人生だが、なかなか波に身を委ねることは難しい…なすがままに… やはり、ギャンブル小説でもあり、サーフィン小説でもあるようだ。表向きにはギャンブルを描いているが、その裏ではサーフィンの真髄を描いているように思う。流れに身を委ねる…なかなか出来ないことだが、サーフィンの真髄、人生を楽しむための真髄でもある。 サーフィンを描いた小説では、ケム・ナンの『源にふれろ』、デニス・アーバーグ&ジョン・ミリアスの『ビッグ・ウェンズデー』が群を抜いているが、本作もサーファーの本質に触れている点では間違いなく5本の指に入る。
冒険研究所書店の選書で購入。 丁半博打と同じ、白か黒かだけの勝負で果たしで必勝法はあるのか? 単なる陳腐なストーリーにさせないのが、沢木耕太郎。
まさにバカラ滞在記 バカラに必勝法はあるのか? ギャンブルって溺れずに真剣に向き合えば、実に濃い人生を歩めるものなのではないかと感じた。 これを読んでいると実際にマカオにいってやってみたくなる。
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