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Posted by ブクログ
沢木耕太郎『波の音が消えるまで 第2部 雷鳴編』新潮文庫。
マカオを舞台に伊津航平、劉、李蘭の3人を巡る物語は続く。バカラにはまり、バカラの必勝法を追い求める航平と謎の男・劉、背中に傷痕のある娼婦・李蘭の過去と現在が交錯する。
面白い。読み進めば、読み進むほどに面白くなる。
波に乗るのも、波に翻弄されるのも人生だが、なかなか波に身を委ねることは難しい…なすがままに…
やはり、ギャンブル小説でもあり、サーフィン小説でもあるようだ。表向きにはギャンブルを描いているが、その裏ではサーフィンの真髄を描いているように思う。流れに身を委ねる…なかなか出来ないことだが、サーフィンの真髄、人生を楽しむための真髄でもある。
サーフィンを描いた小説では、ケム・ナンの『源にふれろ』、デニス・アーバーグ&ジョン・ミリアスの『ビッグ・ウェンズデー』が群を抜いているが、本作もサーファーの本質に触れている点では間違いなく5本の指に入る。
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