燃えあがる緑の木―第二部 揺れ動く―

燃えあがる緑の木―第二部 揺れ動く―

小説・文芸
737円 (税込)

3pt

3.7

村人やジャーナリズムの攻撃がつづく一方、教会では、活気あふれる伊能三兄弟や、改悛したかつての糾弾者など、賛同者が次第に増えていった。一同が展望を語り合う喜びに満ちたひととき、イェーツの詩句が響き渡る。そして再び起きた奇蹟――。しかしギー兄さんの父「総領事」が突然の死を遂げ、新築なった礼拝堂で葬儀が行われた。魂の壮大な葛藤劇、いよいよ佳境に!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    燃えあがる緑の木
  • タイトルID
    :
    250200
  • 電子版発売日
    :
    2014年03月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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燃えあがる緑の木 の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 燃えあがる緑の木―第一部 「救い主」が殴られるまで―
    825円 (税込)
    百年近く生きたお祖母ちゃん(オーバー)の死とともに、その魂を受け継ぎ、「救い主」とみなされた新しいギー兄さんは、森に残る伝承の世界を次々と蘇らせた。だが彼の癒しの業は村人達から偽物と糾弾される。女性へと「転換」した両性具有の私は彼を支え、その一部始終を書き綴っていく……。常に現代文学の最前線を拓く作者が、故郷四国の村を舞台に魂救済の根本問題を描き尽くした長編三部作。
  • 燃えあがる緑の木―第二部 揺れ動く―
    737円 (税込)
    村人やジャーナリズムの攻撃がつづく一方、教会では、活気あふれる伊能三兄弟や、改悛したかつての糾弾者など、賛同者が次第に増えていった。一同が展望を語り合う喜びに満ちたひととき、イェーツの詩句が響き渡る。そして再び起きた奇蹟――。しかしギー兄さんの父「総領事」が突然の死を遂げ、新築なった礼拝堂で葬儀が行われた。魂の壮大な葛藤劇、いよいよ佳境に!
  • 燃えあがる緑の木―第三部 大いなる日に―
    825円 (税込)
    教会を離れた私が性の遍歴から帰還すると、襲撃を受け障害者となったギー兄さんは、遥かに大きな存在となっていた。しかし、戦闘力を増す農場派と巡礼団の対立が深まり、巨大化と外的緊張の中で分裂の危機を迎える教会のメンバーに、ギー兄さんは最後の告白を行った。そしてその夜「緑の木」が燃えあがる!「神」に極限まで近づき、なお新たな道を求めるライフワーク、完結編。

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燃えあがる緑の木―第二部 揺れ動く― のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    第一部に生き続き、イェーツの”Vacillation”という詩を原動力として物語の登場人物たちが活き活きと動き回るわけです。
    しかし、第二部を経て、イェーツの独特なオカルティズム(神秘主義)から紡ぎ出されたこの詩が、徐々に僕の中で確かな質量を持ち始め、実際的になってきているのを感じます。
    最終章でアサの言葉で同じようなことを語られていますが、同じ“魂のこと”に取り組んだ「懐かしい年への手紙」では、取り組み方が知的で、ある程度机上の空論だったのに対し、本作はよりプラクティカルに“魂”に肉薄しているように思います。

    さて、主に第二章「中心の空洞」、第三章「正直いって神はあるんですか?」では、大江が唱えてきた「信仰を持たない者の祈り」がどういう祈りであるか、いったい何に祈っているのか、解き明かそうとする試みが行われています。
    第三章には、大江と同じく信仰を持たない僕が、これからの人生で“祈る”際に必ず想起するであろう一つの印象深い比喩が、ギー兄さんによって紐解かれます。その場面を以下に引用します。

    ——神という言葉を自分たちで定義することを恐がっていながら、しかもその周りを、尻尾に糸を結えられたトンボのように、グルグル廻りしているんじゃないですか?

    ——そうだね、糸の先のトンボのように、というたとえは実感があるなあ。
    (中略)自分がそこから逃れようとグルグル廻っている中心に、ほかならぬ神がいるように思えることもあるし、廻れば廻るほど神の不在を確かめているように感じることもあるものね。
    (中略)糸に結えられたトンボから逆転して、こちら側から、そのグルグル廻りの中心を囲い込んでいく。それがわれわれの祈りの、いまのところ唯一可能な実体かも知れない。

    0
    2023年08月03日

    Posted by ブクログ

    大江健三郎 「 燃えあがる緑の木 」
    2部 揺れ動く(ヴァシレーション)

    2部は 宗教集団が イェーツの詩の世界観の象徴である「燃えあがる緑の木」のもとに集い、祈りの意味を見出す までの歩みを描いている

    登場人物が増えていくが、それぞれの人物の役割設定は明確。著者自身もK伯父として 息子ヒカル氏とともに登場し、自身の文学テーマとの関係性を明示している

    著者が伝えたかったのは「その場所で 時が循環し、死者と共に生きることにより、人間が続き、物語が作られる」だと思う

    祈りの意味
    神がいない教会が 中心が空洞な繭のような存在であっても、繭に向けて集中するだけで、充実した生き方をしていることになる。中心を囲い込んでいくことが、われわれの祈りの唯一可能な実体

    祈りの言葉「ただひとつの今の中に魂の日は生じる」


    イェーツの世界観
    *心は いつも動いている
    *一人の心には多数の心が流入してくる〜個の記憶は大きい記憶の一部
    *大いなる心と大いなる記憶は 象徴によって喚起される


    0
    2020年12月03日

    Posted by ブクログ

    何か頼み事をするときにメイスケさんが持ち出されるのは構わない。だけど各々が体験する「一瞬よりはいくらか長いあいだ」を名付けることはできまいと私は思う。だけどイェイツの言葉の頻繁な引用、パンフレットに聖書と、ついには祈りの言葉が生まれそうになる、という「教会」が確固としたものになっていく、すべてに名前が付けられて儀式化して行く過程が私には非常に胸苦しい。教会を通じた集団的陶酔が劣るとは言えないとしても…この瞬間の体験は名付けられてはいけない、宗教化してはいけない…。3部まだ読んでないからハラハラしてる。

    0
    2013年04月06日

燃えあがる緑の木―第二部 揺れ動く― の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    新潮社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    新潮文庫
  • タイトル
    :
    燃えあがる緑の木
  • タイトルID
    :
    250200
  • 電子版発売日
    :
    2014年03月14日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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