小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか

小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか

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仕組み化がうまくいかない会社は順序を間違えている!
管理ルールやマニュアル化よりも前にやるべき
社員のやる気を引き出し、成長させる仕組みのつくりかた。

仕組みと聞いて思い浮かぶのは、おそらくビジネスモデルや、人を動かすための管理、マニュアルなどだと思います。特に、仕事の属人化を防ぎ、効率化・合理化を推進する管理の仕組みは、いかにも即効性がありそうです。
しかし実は、いきなりそこに飛びつくことが、仕組み化に挫折する原因なのです。

経営の仕組みは、大きく3つに分解できます。

●作業の仕組み=管理、効率化、標準化
●事業の仕組み=ビジネスモデル
●成長の仕組み=ビジョン、経営計画、人事評価

小さな会社がまずつくらねばならないのは、成長の仕組みです。

ビジョン、経営計画、人事評価は、会社がどこへ向かい、どうやって到達し、社員が何者になれるかという筋道です。会社と個人の成長プロセスを見える化したものであり、経営の仕組み全体の土台といえます。

とはいえ、ビジョンや経営計画で組織が劇的に変革できるなんて、いまいちピンとこない人も多いでしょう。でも、こう考えてみてください。

成長の仕組みは、あなたのためにあるのではありません。
社員のためにあるのです。

「何のために働くのか」「どうすれば成長できるのか」を、社員は求めています。これがないのに管理のルールやノルマ、マニュアルばかりを導入すると、社員は成長欲求を満たされず、虚しく数字を追いかけ、やらされ感が漂い、形骸化していきます。

一般的に仕組みは、感情を横に置いて合理化を追求する、無機質なイメージがあると思いますが、まったく逆です。
人のやる気を落とさず、自己実現や自己成長という幸福に向かうものなのです。

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小さな会社の「仕組み化」はなぜやりきれないのか のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    仕組み化のノウハウではなく、その前段階としてのビジョン共有の必要性、共有できているプレイヤーを増やしてマネージャー(社長)としての時間を増やすこと。個人事業主の延長にある集団から経営者のいる組織への移行。


    ーーー
    中小企業兼中小企業がクライアントの業界への転職活動中にたまたま読んだら著者が同じ職

    0
    2024年07月18日

    Posted by ブクログ

    小さな会社の社長に向けられた本だったが、その一部の役割を担う社員視点でもためになる本だった。経営をエキスパート・レバレッジで二分し、それぞれに合う手法が紹介されていた。仕組み化と言うと作業効率を上げるためのものが想起されるが、その手前に成長と事業自体の仕組み化をやり切る必要があるというのは腑に落ちた

    0
    2025年02月15日

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