シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ
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シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ

1,100円 (税込)

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1931年の鉄道爆破作戦は,政党内閣の崩壊,国際連盟脱退,2・26事件などへ連なり,中国との長期持久戦体制へと拡大していく.内憂外患を抱え,孤立化する日本.「満蒙の沃野を頂戴せよ」──勇ましいことばの背景に何があったのか.満州とはいったい何だったのか.交錯する思惑を腑分けし,戦争の論理を精緻にたどる.

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シリーズ日本近現代史 のシリーズ作品

全10巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~10件目 / 10件
  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新
    完結
    1,012円 (税込)
    黒船来航から,明治維新へ──激しく揺れ動いた幕末・維新とはどういう時代だったのか.東アジア世界に視点をすえ,開国から西南戦争までを最新の研究成果に基づいて描く新しい通史.従来から「屈服」したと言われてきた幕末外交システムを再評価し,それが維新政府に継承されていく過程を明らかにする.シリーズ第1冊.
  • シリーズ日本近現代史 2 民権と憲法
    完結
    1,034円 (税込)
    1877(明治10)年の西南戦争終結後,議会開設の要求が強まり,自由民権運動が全国各地でまきおこった.そして1889(明治22)年には,大日本帝国憲法が発布される.国民国家と競争社会が確立した現代の原点ともいえる時代を,政府・民権派・民衆の三極対立という新しい視点で描きだす.シリーズ第2冊.
  • シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争
    完結
    1,100円 (税込)
    立憲国家となった日本は,日清戦争,北清事変,日露戦争とほぼ5年ごとに大きな戦争を繰り返し,台湾と朝鮮という2つの植民地を獲得した.帝国議会が開かれた国内では,藩閥政府と民党のせめぎあいが続く一方,国民統合の動きも見られる.「輝かしい明治」像を問い直しながら,「大日本帝国」が姿を現した世紀転換期の20年を描く.
  • シリーズ日本近現代史 4 大正デモクラシー
    完結
    1,100円 (税込)
    多彩な言論や社会運動が花開き,政党内閣へと結実した大正期.それは,植民地支配が展開する時代でもあった.帝国のもとでのデモクラシーは,どんな可能性と限界をはらんでいたのか.日比谷焼打ち事件から大正政変,米騒動,普通選挙,そして満州事変前夜に至るまでの25年の歩みを,「社会」を主人公にして描き出す.
  • シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ
    完結
    1,100円 (税込)
    1931年の鉄道爆破作戦は,政党内閣の崩壊,国際連盟脱退,2・26事件などへ連なり,中国との長期持久戦体制へと拡大していく.内憂外患を抱え,孤立化する日本.「満蒙の沃野を頂戴せよ」──勇ましいことばの背景に何があったのか.満州とはいったい何だったのか.交錯する思惑を腑分けし,戦争の論理を精緻にたどる.
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争
    完結
    1,100円 (税込)
    マレー半島上陸と真珠湾攻撃によって開始された「アジア・太平洋戦争」.なぜ開戦を回避できず,絶望的な抗戦へと至ったのか.兵士や銃後の人びと,アジアの民衆は,総力戦をいかに生き,死んでいったのか.矛盾を抱えて強行され,日本とアジアに深い傷跡を残した総力戦の様相を描きながら,日米交渉から無条件降伏までの5年間をたどる.
  • シリーズ日本近現代史 7 占領と改革
    完結
    946円 (税込)
    新憲法の制定,女性参政権,教育の民主化,農地改革,財閥解体など一連の戦後改革は,占領政策によるものとされてきたが,本当にそうなのだろうか.改革の原点は占領政策ではなく,戦前・戦時の社会から継承したものの中にあった.占領開始からサンフランシスコ講和条約調印までの戦後10年を斬新な視点で描きだす.
  • シリーズ日本近現代史 8 高度成長
    完結
    1,100円 (税込)
    日本経済の「後進性」が問題にされ,近代化・合理化の必要性が熱心に叫ばれた時代から,「経済大国」としての地位を確立する時代まで.「経済成長への神話」はどのように浸透し,また「ゆがみ」を生じさせていったのか.人々の欲求と政治の思惑はいかに寄り添い,あるいはすれ違い続けたのか.通説に大胆に切り込む意欲作.
  • シリーズ日本近現代史 9 ポスト戦後社会
    完結
    1,056円 (税込)
    バブルの発生と崩壊,深まる政治不信,そして高まる社会不安.列島が酔いしれた高度成長の夢のあと,何が待ち受けていたのか.崩れゆく冷戦構造のなかで,この国は次第に周回遅れのランナーとなっていったのではないか…….60年代半ばから現在まで.政治・経済・社会・家族……すべてが変容し崩壊していく過程をたどる.
  • シリーズ日本近現代史 10 日本の近現代史をどう見るか
    完結
    1,056円 (税込)
    19世紀半ばの黒船来航から,21世紀の現在まで,およそ150年.近現代の日本は何を求め,どのような歩みを進めてきたのか.そしてこれからどこへ行こうとしているのだろうか.通史を描いた執筆者9名が,各時代の日本を理解する上で欠かせない問いを掲げ,それに答えながら,総まとめをおこなう.シリーズへの入り口としても最適.

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シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    まさに良書。満州事変、日中戦争へと至る過程が冷静かつ客観的に書かれている。日本の動きとその背景、中国の動きとその背景、世界情勢がバランスよく記述され、なぜそうなったのかがわかりやすい。文章も読みやすく、とっかかりの一冊として最適。ちくま新書の昭和史講義シリーズあたりと一緒に読むと良さそう。

    0
    2023年04月25日

    Posted by ブクログ

    歴史は一つの方向に直線的に向かって行ったわけではなく、天皇も含めて様々なアクターが思いの外、冷静に考えていたことに驚く。最後のアジアの秩序が提示される箇所など興味深い。

    ・不戦条約への大国の留保
    ・満蒙の沃野を頂戴する。対、盗んだ泉の水は飲むな。
    ・満州事変への新聞と無産政党の沈黙。吉野作造

    0
    2014年04月01日

    Posted by ブクログ

     岩波新書のシリーズ日本近現代史の5冊目は、近代日本軍事史研究を手がける加藤陽子(現・東京大学大学院人文社会系研究科准教授)が担当。


     先日読んだ第6巻『アジア・太平洋戦争』が、ごく平凡な記述であったのに対して、この第5巻の視点は非常に面白い。

     一般的な通史の感覚でいくと、戦間期から日中

    0
    2011年01月22日

    Posted by ブクログ

    複数の切り口からの情報、考察を以って、当時の状況をうまく分析、評価している。
    その意味で、分かり易いか?というと、そのような感想はなく、その理由は、日本が満州事変、日中戦争へと進むことについて極めて中途半端な、なし崩し的な判断で進んでいることがよく理解できるからだ。

    誤算は、
    ・中国に対しての英米

    0
    2022年11月03日

    Posted by ブクログ

    「満州とは何であったのか?」で本を探していて、良書と評判の高い本書を手に取った。先ず、本書を読むにあたってはかなりしっかりと歴史を理解していないとついていけないレベルではあった。私には、時間をかけて、覚悟を決めて!?、調べながら読む必要があった。学生時代の知識を思い出すとか、勉強するとかいうよりも、

    0
    2015年01月11日

    Posted by ブクログ

     本書は、満州事変から日中戦争へ傾斜する1930年代の日本の歴史についての本だが、満州についての詳細な考察は他にない緻密さと真摯さを持っている良書であると思った。
     本書で、1930年代の軍人が窮乏のどん底にある農村の解決策として、思い切った手段が必要として「左翼の組合は土地の平等分配を要求しており

    0
    2012年06月07日

    Posted by ブクログ

    日中戦争は両国にとってするべき戦争ではなかった。

    歴史に「もし」はないが、日中戦争が起こらなかったら?どうなってただろう。

    0
    2012年06月02日

    Posted by ブクログ

    国際連盟脱退で松岡洋右が会議場を後にするシーンは印象的だが、1932年のジュネーブでの連盟特別総会から帰朝したときには、松岡は脱退は日本のためにならないと齊藤実内閣の外相内田康哉を懸命に説得していたのである。そして、政党も内田外相も連盟脱退を実のところ考えていなかった。 脱退論は専門外交官や国際法学

    0
    2012年01月15日

    Posted by ブクログ

    基本的に満州事変~日中戦争の流れは既に理解していて、当時の背景や外交の詳細について知りたい人向けの本。そういう意味では知らない事実が多く載っていて面白く読めたがメインイベント(?)の部分の記載がアッサリしているので盛り上がりには欠ける。

    0
    2011年04月10日

    Posted by ブクログ

    加藤氏の本を読んで。戦争というのはする理由をちゃんとつくらないとみんながやる気にならないものなんだ、というのがつくづく分かる。そしてその理由の付け方が強引だ。。当時の国際的な関係がものすごく微妙だったこともよく分かる。

    0
    2009年12月09日

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