シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争
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シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争

1,100円 (税込)

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立憲国家となった日本は,日清戦争,北清事変,日露戦争とほぼ5年ごとに大きな戦争を繰り返し,台湾と朝鮮という2つの植民地を獲得した.帝国議会が開かれた国内では,藩閥政府と民党のせめぎあいが続く一方,国民統合の動きも見られる.「輝かしい明治」像を問い直しながら,「大日本帝国」が姿を現した世紀転換期の20年を描く.

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シリーズ日本近現代史 のシリーズ作品

全10巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~10件目 / 10件
  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新
    完結
    1,012円 (税込)
    黒船来航から,明治維新へ──激しく揺れ動いた幕末・維新とはどういう時代だったのか.東アジア世界に視点をすえ,開国から西南戦争までを最新の研究成果に基づいて描く新しい通史.従来から「屈服」したと言われてきた幕末外交システムを再評価し,それが維新政府に継承されていく過程を明らかにする.シリーズ第1冊.
  • シリーズ日本近現代史 2 民権と憲法
    完結
    1,034円 (税込)
    1877(明治10)年の西南戦争終結後,議会開設の要求が強まり,自由民権運動が全国各地でまきおこった.そして1889(明治22)年には,大日本帝国憲法が発布される.国民国家と競争社会が確立した現代の原点ともいえる時代を,政府・民権派・民衆の三極対立という新しい視点で描きだす.シリーズ第2冊.
  • シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争
    完結
    1,100円 (税込)
    立憲国家となった日本は,日清戦争,北清事変,日露戦争とほぼ5年ごとに大きな戦争を繰り返し,台湾と朝鮮という2つの植民地を獲得した.帝国議会が開かれた国内では,藩閥政府と民党のせめぎあいが続く一方,国民統合の動きも見られる.「輝かしい明治」像を問い直しながら,「大日本帝国」が姿を現した世紀転換期の20年を描く.
  • シリーズ日本近現代史 4 大正デモクラシー
    完結
    1,100円 (税込)
    多彩な言論や社会運動が花開き,政党内閣へと結実した大正期.それは,植民地支配が展開する時代でもあった.帝国のもとでのデモクラシーは,どんな可能性と限界をはらんでいたのか.日比谷焼打ち事件から大正政変,米騒動,普通選挙,そして満州事変前夜に至るまでの25年の歩みを,「社会」を主人公にして描き出す.
  • シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ
    完結
    1,100円 (税込)
    1931年の鉄道爆破作戦は,政党内閣の崩壊,国際連盟脱退,2・26事件などへ連なり,中国との長期持久戦体制へと拡大していく.内憂外患を抱え,孤立化する日本.「満蒙の沃野を頂戴せよ」──勇ましいことばの背景に何があったのか.満州とはいったい何だったのか.交錯する思惑を腑分けし,戦争の論理を精緻にたどる.
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争
    完結
    1,100円 (税込)
    マレー半島上陸と真珠湾攻撃によって開始された「アジア・太平洋戦争」.なぜ開戦を回避できず,絶望的な抗戦へと至ったのか.兵士や銃後の人びと,アジアの民衆は,総力戦をいかに生き,死んでいったのか.矛盾を抱えて強行され,日本とアジアに深い傷跡を残した総力戦の様相を描きながら,日米交渉から無条件降伏までの5年間をたどる.
  • シリーズ日本近現代史 7 占領と改革
    完結
    946円 (税込)
    新憲法の制定,女性参政権,教育の民主化,農地改革,財閥解体など一連の戦後改革は,占領政策によるものとされてきたが,本当にそうなのだろうか.改革の原点は占領政策ではなく,戦前・戦時の社会から継承したものの中にあった.占領開始からサンフランシスコ講和条約調印までの戦後10年を斬新な視点で描きだす.
  • シリーズ日本近現代史 8 高度成長
    完結
    1,100円 (税込)
    日本経済の「後進性」が問題にされ,近代化・合理化の必要性が熱心に叫ばれた時代から,「経済大国」としての地位を確立する時代まで.「経済成長への神話」はどのように浸透し,また「ゆがみ」を生じさせていったのか.人々の欲求と政治の思惑はいかに寄り添い,あるいはすれ違い続けたのか.通説に大胆に切り込む意欲作.
  • シリーズ日本近現代史 9 ポスト戦後社会
    完結
    1,056円 (税込)
    バブルの発生と崩壊,深まる政治不信,そして高まる社会不安.列島が酔いしれた高度成長の夢のあと,何が待ち受けていたのか.崩れゆく冷戦構造のなかで,この国は次第に周回遅れのランナーとなっていったのではないか…….60年代半ばから現在まで.政治・経済・社会・家族……すべてが変容し崩壊していく過程をたどる.
  • シリーズ日本近現代史 10 日本の近現代史をどう見るか
    完結
    1,056円 (税込)
    19世紀半ばの黒船来航から,21世紀の現在まで,およそ150年.近現代の日本は何を求め,どのような歩みを進めてきたのか.そしてこれからどこへ行こうとしているのだろうか.通史を描いた執筆者9名が,各時代の日本を理解する上で欠かせない問いを掲げ,それに答えながら,総まとめをおこなう.シリーズへの入り口としても最適.

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シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    断絶した個別の戦争史ではなく、一貫した日本の舵取りの難しさを感じた。良心もあったけど、主流にはならない。主流はプラグマティズムときどき奢りである。朝鮮、清の蹂躙ぶりの原因がつぶさに記述されていないのが残念。しかし、やっと日本の歴史がおぼろげながら浮かび上がってきた。天皇の責任は重かったのだな。

    0
    2014年03月28日

    Posted by ブクログ

    自分の知識の乏しさゆえに、読むのがしんどい本でしたが、得るものは多かったように思います。
    とくに、日清戦争後の、日本の文化や社会の変化については、これまで点でしかなかった知識が、自分の頭の中でいろいろとつながったように思います。

    それにしても、当時は、帝国主義が世界に幅を利かせていたとはいえ、日本

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ

    このページ数で二つの戦争を詳細に書くのは難しいだろう。

    流れを追っただけの感じはする。

    しかし5年ごとに戦争をした日本。

    まさに激動の時代だった。

    0
    2012年04月29日

    Posted by ブクログ

    日清戦争・日露戦争が、東アジアの勢力図を塗り替え、大日本帝國が「帝国」と化す原因となったことを明らかにしている。近時の植民地支配正統化論とは全く異なった論調に貫かれた、優れて学術的な内容。

    0
    2011年12月31日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    立憲国家となった日本は、日清戦争、北清事変、日露戦争とほぼ五年ごとに大きな戦争を繰り返し、台湾と朝鮮という二つの植民地を獲得した。
    帝国議会が開かれた国内では、藩閥政府と民党のせめぎあいが続く一方、国民統合の動きも見られる。
    「輝かしい明治」像を問い直しながら、「大日本帝国」が姿を現し

    0
    2011年05月19日

    Posted by ブクログ

    岩波新書が今順次刊行している「シリーズ日本近現代史」の?です。日清・日露戦争の時期、要するに19世紀の終わりから20世紀の初頭にかけての、日本が西洋に追いつき自他共に認める列強の一国として世界に進出していく時代です。著者はこの時代を「戦後が戦前だった時代」つまり、日清戦争終了後は「戦後」であったが、

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    近現代史シリーズの第三弾。日清・日露戦争を中心に韓国併合までの社会の流れと、それに付随する思想界の流れなどが書かれている。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    明治維新が起こってからの内容のため、政治絡みが強くなってしまう。また人物はあまり変わらないのに役職が変わってしまうため、整理するのに時間がかかる気がした。

    個人的に政治よりも民衆の生活や感情について記しているものが興味深かった。

    0
    2024年05月06日

    Posted by ブクログ

    「日本の植民地支配は、台湾や韓国などの「遅れた」地域に最新の科学技術や社会制度を届けたのであり、欧米のような極悪な支配とは異なる、という言い訳が20世紀後半以降の日本に広まりつつあるが、とんでもない間違いである。」
    「憲法の理念と植民地支配という矛盾を抱えた各国が、その思想的課題を解決するため自ら植

    0
    2019年09月21日

    Posted by ブクログ

    <目次>
    はじめに
    第1章  初期議会
    第2章  条約改正
    第3章  日清戦争
    第4章  台湾征服戦争
    第5章  日清戦後と国民統合
    第6章  民友社と平民社
    第7章  日露戦争と韓国併合
    おわりに

    <内容>
    淡々とした記述が進む。与えられたページ数と書きたいことの狭間で著者が悩んだ感じがする。し

    0
    2015年05月31日

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