作品一覧

  • 戦争を展示する 戦争博物館の過去・現在・未来
    -
    1巻4,400円 (税込)
    戦争を可視化し何を伝えようとしているのか 戦争博物館は「何のために、何を、いかに」展示しているのか。世界の博物館から56館を選び、設立の経緯や展示物などの概要を提示。15のテーマと8つのコラムから博物館をとりまく問題や、変化する姿とその意味を考察する。 ※本書は大月書店刊『戦争を展示する:戦争博物館の過去・現在・未来』の電子書籍版です。 【目次】 第Ⅰ部 日本と世界の戦争博物館56選 第Ⅱ部 戦争博物館をめぐるさまざまな視角 第1章 戦争博物館の始まり コラム1 戦後日本の博物館の発展、その現状と課題 第2章 ナショナリズムを克服する歴史博物館 コラム2 東アジアの現状 第3章 戦争博物館の新動向 コラム3 コンピエーニュの客車 第4章 展示と演出 コラム4 「商品化」される戦争? 第5章 軍隊の歴史をいかに展示するか 第6章 国境地域の戦争博物館 第7章 古戦場博物館から見る戦争 コラム5 二つの「遠い昔」の古戦場博物館 第8章 ベルリン 博物館コンプレックス 第9章 市民が作る戦争博物館 コラム6 「反戦」、「平和」を謳うドイツの博物館 第10章 兵士の表象 第11章 戦争を「消費」する コラム7 慰霊・追悼と博物館 第12章 創られる戦争と博物館 第13章 アイデンティティ・ポリティクスと博物館 第14章 惨劇の記憶 コラム8 博物館としての戦跡 第15章 戦後八〇年を迎えて 【著者】 佐々木真 駒澤大学教授。専門は近世・近代のヨーロッパ史・軍事史。 原田敬一 佛教大学名誉教授。専門は日本近現代史・都市史・軍事史。 松本彰 新潟大学名誉教授。専攻はドイツ近現代史。
  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新
    完結
    4.1
    全10巻946~1,100円 (税込)
    黒船来航から,明治維新へ──激しく揺れ動いた幕末・維新とはどういう時代だったのか.東アジア世界に視点をすえ,開国から西南戦争までを最新の研究成果に基づいて描く新しい通史.従来から「屈服」したと言われてきた幕末外交システムを再評価し,それが維新政府に継承されていく過程を明らかにする.シリーズ第1冊.

    試し読み

    フォロー
  • バートルビー/船乗りビリー・バッド
    -
    1巻660円 (税込)
    ウォール街の法律事務所で働くことになったバートルビーは筆耕を仕事にするが、だんだんと「仕事」を断るようになり、あらゆる依頼や命令に対して「わたしはしたくはありません」と言い張るようになる。そして最後には刑務所に送られて、食事を拒んで死にいたる。ビリー・バッドは平凡な水夫だが、不条理で抗いがたい宿命の糸にたぐられて、やがて古参兵曹長を撲殺してしまう。だが、軍法会議では、死刑を宣告されて絞首刑に処される。この作品は孤絶のなかで沈痛な思索の火を絶やさなかったメルヴィルの遺作となった。

ユーザーレビュー

  • シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争

    Posted by ブクログ

    断絶した個別の戦争史ではなく、一貫した日本の舵取りの難しさを感じた。良心もあったけど、主流にはならない。主流はプラグマティズムときどき奢りである。朝鮮、清の蹂躙ぶりの原因がつぶさに記述されていないのが残念。しかし、やっと日本の歴史がおぼろげながら浮かび上がってきた。天皇の責任は重かったのだな。

    ・天皇史上初の神前結婚式
    ・不潔と匂いと優劣と殺戮
    ・十九世紀以降のアジアの危機は日本が呼び起こした。
    ・国語の誕生

    0
    2014年03月28日
  • シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     日本近代史において、初の近代的戦争であった日清戦争。これは朝鮮を巡る戦争であり、そして東アジア内の列強の動きを大きく変えた事項であり、日本国が「大日本帝国」となる大きな転換点であった事を学べる本。
     これを読んでいてどうしても気になったのは、短期決戦志向。太平洋戦争に関する話題を読んでも出てくる、日本軍の死傷者の中の戦闘以外での(病気など)死亡の多さ。。アホか、と本読んでいる今は言えるけれども。現実、何かあった時対応できるだろうか。今の原発事故でもロジスティックをろくに考えない政府対応があったから、どうしても気になってしまうのかな…?

    0
    2011年06月01日
  • シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争

    Posted by ブクログ

    自分の知識の乏しさゆえに、読むのがしんどい本でしたが、得るものは多かったように思います。
    とくに、日清戦争後の、日本の文化や社会の変化については、これまで点でしかなかった知識が、自分の頭の中でいろいろとつながったように思います。

    それにしても、当時は、帝国主義が世界に幅を利かせていたとはいえ、日本は、戦争をしたくてたまらかったのですね。
    とくに日露戦争については、社会状況がもう少し健全であれば避けられたはず(日本は戦わずして、日露関係を有利に進められたはず)、ということを知り、狂った社会の怖さを改めて感じました。

    現代社会でも、「国家はまともだ」とは必ずしもいえないと思いますが、当時に比べ

    0
    2024年11月30日
  • シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争

    Posted by ブクログ

    このページ数で二つの戦争を詳細に書くのは難しいだろう。

    流れを追っただけの感じはする。

    しかし5年ごとに戦争をした日本。

    まさに激動の時代だった。

    0
    2012年04月29日
  • シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争

    Posted by ブクログ

    日清戦争・日露戦争が、東アジアの勢力図を塗り替え、大日本帝國が「帝国」と化す原因となったことを明らかにしている。近時の植民地支配正統化論とは全く異なった論調に貫かれた、優れて学術的な内容。

    0
    2011年12月31日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!