シリーズ日本近現代史 7 占領と改革
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シリーズ日本近現代史 7 占領と改革

946円 (税込)

4pt

4.0

新憲法の制定,女性参政権,教育の民主化,農地改革,財閥解体など一連の戦後改革は,占領政策によるものとされてきたが,本当にそうなのだろうか.改革の原点は占領政策ではなく,戦前・戦時の社会から継承したものの中にあった.占領開始からサンフランシスコ講和条約調印までの戦後10年を斬新な視点で描きだす.

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シリーズ日本近現代史 のシリーズ作品

全10巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~10件目 / 10件
  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新
    完結
    1,012円 (税込)
    黒船来航から,明治維新へ──激しく揺れ動いた幕末・維新とはどういう時代だったのか.東アジア世界に視点をすえ,開国から西南戦争までを最新の研究成果に基づいて描く新しい通史.従来から「屈服」したと言われてきた幕末外交システムを再評価し,それが維新政府に継承されていく過程を明らかにする.シリーズ第1冊.
  • シリーズ日本近現代史 2 民権と憲法
    完結
    1,034円 (税込)
    1877(明治10)年の西南戦争終結後,議会開設の要求が強まり,自由民権運動が全国各地でまきおこった.そして1889(明治22)年には,大日本帝国憲法が発布される.国民国家と競争社会が確立した現代の原点ともいえる時代を,政府・民権派・民衆の三極対立という新しい視点で描きだす.シリーズ第2冊.
  • シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争
    完結
    1,100円 (税込)
    立憲国家となった日本は,日清戦争,北清事変,日露戦争とほぼ5年ごとに大きな戦争を繰り返し,台湾と朝鮮という2つの植民地を獲得した.帝国議会が開かれた国内では,藩閥政府と民党のせめぎあいが続く一方,国民統合の動きも見られる.「輝かしい明治」像を問い直しながら,「大日本帝国」が姿を現した世紀転換期の20年を描く.
  • シリーズ日本近現代史 4 大正デモクラシー
    完結
    1,100円 (税込)
    多彩な言論や社会運動が花開き,政党内閣へと結実した大正期.それは,植民地支配が展開する時代でもあった.帝国のもとでのデモクラシーは,どんな可能性と限界をはらんでいたのか.日比谷焼打ち事件から大正政変,米騒動,普通選挙,そして満州事変前夜に至るまでの25年の歩みを,「社会」を主人公にして描き出す.
  • シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ
    完結
    1,100円 (税込)
    1931年の鉄道爆破作戦は,政党内閣の崩壊,国際連盟脱退,2・26事件などへ連なり,中国との長期持久戦体制へと拡大していく.内憂外患を抱え,孤立化する日本.「満蒙の沃野を頂戴せよ」──勇ましいことばの背景に何があったのか.満州とはいったい何だったのか.交錯する思惑を腑分けし,戦争の論理を精緻にたどる.
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争
    完結
    1,100円 (税込)
    マレー半島上陸と真珠湾攻撃によって開始された「アジア・太平洋戦争」.なぜ開戦を回避できず,絶望的な抗戦へと至ったのか.兵士や銃後の人びと,アジアの民衆は,総力戦をいかに生き,死んでいったのか.矛盾を抱えて強行され,日本とアジアに深い傷跡を残した総力戦の様相を描きながら,日米交渉から無条件降伏までの5年間をたどる.
  • シリーズ日本近現代史 7 占領と改革
    完結
    946円 (税込)
    新憲法の制定,女性参政権,教育の民主化,農地改革,財閥解体など一連の戦後改革は,占領政策によるものとされてきたが,本当にそうなのだろうか.改革の原点は占領政策ではなく,戦前・戦時の社会から継承したものの中にあった.占領開始からサンフランシスコ講和条約調印までの戦後10年を斬新な視点で描きだす.
  • シリーズ日本近現代史 8 高度成長
    完結
    1,100円 (税込)
    日本経済の「後進性」が問題にされ,近代化・合理化の必要性が熱心に叫ばれた時代から,「経済大国」としての地位を確立する時代まで.「経済成長への神話」はどのように浸透し,また「ゆがみ」を生じさせていったのか.人々の欲求と政治の思惑はいかに寄り添い,あるいはすれ違い続けたのか.通説に大胆に切り込む意欲作.
  • シリーズ日本近現代史 9 ポスト戦後社会
    完結
    1,056円 (税込)
    バブルの発生と崩壊,深まる政治不信,そして高まる社会不安.列島が酔いしれた高度成長の夢のあと,何が待ち受けていたのか.崩れゆく冷戦構造のなかで,この国は次第に周回遅れのランナーとなっていったのではないか…….60年代半ばから現在まで.政治・経済・社会・家族……すべてが変容し崩壊していく過程をたどる.
  • シリーズ日本近現代史 10 日本の近現代史をどう見るか
    完結
    1,056円 (税込)
    19世紀半ばの黒船来航から,21世紀の現在まで,およそ150年.近現代の日本は何を求め,どのような歩みを進めてきたのか.そしてこれからどこへ行こうとしているのだろうか.通史を描いた執筆者9名が,各時代の日本を理解する上で欠かせない問いを掲げ,それに答えながら,総まとめをおこなう.シリーズへの入り口としても最適.

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シリーズ日本近現代史 7 占領と改革 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    前半は占領行なわれなくても、戦後改革はありえた、とする野心的な論考だったが、後半に勢いがなくなった感がする。GHQは絶えず強権的ではなかったのだな。

    ・無条件降伏モデルは、国家として戦争責任取らせなかったことが致命的。
    ・改革以前に戦前戦時中に学校運営に父母が多大に関わっていた事実。
    ・憲法体制が

    0
    2014年04月07日

    Posted by ブクログ

    総力戦体制と戦後体制を連続したものと捉え、総力戦体制をある意味完成させたのはGHQによる改革であったする、従来の戦中・戦後解釈に一石を投じる内容の研究書。新書ながらも、内容は新鮮であり知的刺激に溢れている。

    0
    2011年12月31日

    Posted by ブクログ

    ▼「あいまいな」私たちや「無責任の構造」を作り出してしまった原因の一つは、「神」を創造してしまったことにあるのではないか。
    このきっかけは1930年代にまで遡らなければならない(世界情勢という観点からは世界恐慌が勃発した1929年とした方が正確かもしらないが)。
    ▼一応の「日本人」が形成された時期は

    0
    2011年09月20日

    Posted by ブクログ

    【『戦後政治史』→政治潮流を俯瞰的に見る】
    『戦後政治史』は事実の羅列で、政治の潮流を大局的に見ることができなかったため、いわば歴史のまとめとしてこの本を読んだ。

    この本は岩波新書の「日本近現代史」というシリーズの1冊だ。シリーズ全体としては明治期から現代まで続いているが、この本は敗戦~サンフラン

    0
    2011年04月14日

    Posted by ブクログ

     岩波新書のシリーズ日本近現代史の7冊目。戦前の総力戦体制研究で知られる獨協大学法学部教授の雨宮昭一が担当。

    【構成】
    第1章 戦後国際体制の形成と日本の敗戦
     1 総力戦体制と敗戦
     2 戦後国際体制の形成
     3 敗戦への道
    第2章 非軍事化と民主化
     1 占領体制の形成
     2 占領改革の実施

    0
    2011年03月30日

    Posted by ブクログ

    読みたい順で読んでいる「シリーズ日本近現代史」の2冊目は、第7巻。第二次世界大戦末期の政治状況から、占領、独立を経て 55年体制の確立まで。

    日本の軍国主義体制を「非日常的な戦時体制」ととらえ、戦争が終わったこと自体によって、戦後体制は大正、昭和初期の民主主義的傾向の強い時代に回帰したはずであると

    0
    2010年04月12日

    Posted by ブクログ

    第二次大戦後から独立回復にかけての日本が書かれています。天皇と天皇制をめぐる日本側とGHQの動きも復習するには手頃です。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学校の歴史では、近代、現代をほとんど教えない。
    過去の失敗を繰り返さないという意味での歴史の役割が断絶している。

    本書は、学校で教えなかった歴史をつなごうという意味で有用だ。

    0
    2012年08月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    [ 内容 ]
    新憲法の制定、婦人参政権、教育の民主化、農地改革、財閥解体など一連の戦後改革は、占領政策によるものとされてきたが、本当にそうなのだろうか。
    改革の原点は占領政策ではなく、総力戦時代の社会から継承したものの中にあった。
    占領開始から五五年体制成立までの戦後一〇年を斬新な視点で描きだす。

    0
    2011年04月28日

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