シリーズ日本近現代史 10 日本の近現代史をどう見るか
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シリーズ日本近現代史 10 日本の近現代史をどう見るか

1,056円 (税込)

5pt

3.8

19世紀半ばの黒船来航から,21世紀の現在まで,およそ150年.近現代の日本は何を求め,どのような歩みを進めてきたのか.そしてこれからどこへ行こうとしているのだろうか.通史を描いた執筆者9名が,各時代の日本を理解する上で欠かせない問いを掲げ,それに答えながら,総まとめをおこなう.シリーズへの入り口としても最適.

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シリーズ日本近現代史 のシリーズ作品

全10巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~10件目 / 10件
  • シリーズ日本近現代史 1 幕末・維新
    完結
    1,012円 (税込)
    黒船来航から,明治維新へ──激しく揺れ動いた幕末・維新とはどういう時代だったのか.東アジア世界に視点をすえ,開国から西南戦争までを最新の研究成果に基づいて描く新しい通史.従来から「屈服」したと言われてきた幕末外交システムを再評価し,それが維新政府に継承されていく過程を明らかにする.シリーズ第1冊.
  • シリーズ日本近現代史 2 民権と憲法
    完結
    1,034円 (税込)
    1877(明治10)年の西南戦争終結後,議会開設の要求が強まり,自由民権運動が全国各地でまきおこった.そして1889(明治22)年には,大日本帝国憲法が発布される.国民国家と競争社会が確立した現代の原点ともいえる時代を,政府・民権派・民衆の三極対立という新しい視点で描きだす.シリーズ第2冊.
  • シリーズ日本近現代史 3 日清・日露戦争
    完結
    1,100円 (税込)
    立憲国家となった日本は,日清戦争,北清事変,日露戦争とほぼ5年ごとに大きな戦争を繰り返し,台湾と朝鮮という2つの植民地を獲得した.帝国議会が開かれた国内では,藩閥政府と民党のせめぎあいが続く一方,国民統合の動きも見られる.「輝かしい明治」像を問い直しながら,「大日本帝国」が姿を現した世紀転換期の20年を描く.
  • シリーズ日本近現代史 4 大正デモクラシー
    完結
    1,100円 (税込)
    多彩な言論や社会運動が花開き,政党内閣へと結実した大正期.それは,植民地支配が展開する時代でもあった.帝国のもとでのデモクラシーは,どんな可能性と限界をはらんでいたのか.日比谷焼打ち事件から大正政変,米騒動,普通選挙,そして満州事変前夜に至るまでの25年の歩みを,「社会」を主人公にして描き出す.
  • シリーズ日本近現代史 5 満州事変から日中戦争へ
    完結
    1,100円 (税込)
    1931年の鉄道爆破作戦は,政党内閣の崩壊,国際連盟脱退,2・26事件などへ連なり,中国との長期持久戦体制へと拡大していく.内憂外患を抱え,孤立化する日本.「満蒙の沃野を頂戴せよ」──勇ましいことばの背景に何があったのか.満州とはいったい何だったのか.交錯する思惑を腑分けし,戦争の論理を精緻にたどる.
  • シリーズ日本近現代史 6 アジア・太平洋戦争
    完結
    1,100円 (税込)
    マレー半島上陸と真珠湾攻撃によって開始された「アジア・太平洋戦争」.なぜ開戦を回避できず,絶望的な抗戦へと至ったのか.兵士や銃後の人びと,アジアの民衆は,総力戦をいかに生き,死んでいったのか.矛盾を抱えて強行され,日本とアジアに深い傷跡を残した総力戦の様相を描きながら,日米交渉から無条件降伏までの5年間をたどる.
  • シリーズ日本近現代史 7 占領と改革
    完結
    946円 (税込)
    新憲法の制定,女性参政権,教育の民主化,農地改革,財閥解体など一連の戦後改革は,占領政策によるものとされてきたが,本当にそうなのだろうか.改革の原点は占領政策ではなく,戦前・戦時の社会から継承したものの中にあった.占領開始からサンフランシスコ講和条約調印までの戦後10年を斬新な視点で描きだす.
  • シリーズ日本近現代史 8 高度成長
    完結
    1,100円 (税込)
    日本経済の「後進性」が問題にされ,近代化・合理化の必要性が熱心に叫ばれた時代から,「経済大国」としての地位を確立する時代まで.「経済成長への神話」はどのように浸透し,また「ゆがみ」を生じさせていったのか.人々の欲求と政治の思惑はいかに寄り添い,あるいはすれ違い続けたのか.通説に大胆に切り込む意欲作.
  • シリーズ日本近現代史 9 ポスト戦後社会
    完結
    1,056円 (税込)
    バブルの発生と崩壊,深まる政治不信,そして高まる社会不安.列島が酔いしれた高度成長の夢のあと,何が待ち受けていたのか.崩れゆく冷戦構造のなかで,この国は次第に周回遅れのランナーとなっていったのではないか…….60年代半ばから現在まで.政治・経済・社会・家族……すべてが変容し崩壊していく過程をたどる.
  • シリーズ日本近現代史 10 日本の近現代史をどう見るか
    完結
    1,056円 (税込)
    19世紀半ばの黒船来航から,21世紀の現在まで,およそ150年.近現代の日本は何を求め,どのような歩みを進めてきたのか.そしてこれからどこへ行こうとしているのだろうか.通史を描いた執筆者9名が,各時代の日本を理解する上で欠かせない問いを掲げ,それに答えながら,総まとめをおこなう.シリーズへの入り口としても最適.

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シリーズ日本近現代史 10 日本の近現代史をどう見るか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    このシリーズの5,6巻を読んだが,この10巻は特に中身が濃い.最も感銘したのは第1章で詳細に述べられた,幕府の外交の再評価だ.よく言われる「不平等条約」について日本側の体制が整っていない状態,裁判制度ができていない点や小国に分かれていたこと,等を加味すると,不平等で良かったとも言える.また,外国人の

    0
    2012年06月02日

    Posted by ブクログ

    シリーズ全体の総括という形で非常に読みやすい。
    市民レベルでの恒久的な平和維持には、戦前の負の歴史的事実に目を向けるべきで、そのための導入に最適な一冊

    0
    2025年04月18日

    Posted by ブクログ



    岩波新書 「日本の近現代史をどう見るか」

    日本近現代史シリーズ全10巻の最終巻。このシリーズは 黒船来航からバブル崩壊までの通史。

    最終巻は各巻の著者が論点を整理し1冊で近現代史全体を一望できる


    近現代史の論点
    *幕末期の日本の自立
    *明治期の天皇の必要性
    *日清日露戦争による日本の変化

    0
    2023年03月02日

    Posted by ブクログ

    シリーズ日本近現代史の総まとめ。各巻著者が平易にその時代の論点を語っている。政治史、外交史の専門の方もいれば、社会史や経済史を専門にされている方もいるので、その時代時代の論点が網羅されているわけでは決してないが、一つの視点提供という意味では大いに参考になった。それにしても、加藤陽子先生のは難しいなぁ

    0
    2010年04月07日

    Posted by ブクログ

    大正デモクラシーとは、1905年の日比谷焼き討ち事件から1931年の満州事変前夜までの、政党政治の実現を目指した動きが盛り上がる時期で、1918年の米騒動と、その結果誕生した政友会による政党内閣(原敬)を境にして、前期の民本主義の時代と後期の改造の時代に分けられる。この間の第一次世界大戦を契機とた経

    0
    2018年10月31日

    Posted by ブクログ

    シリーズのまとめ編。新たな視点もあるが、本編を読んでいれば、まぁ必要ないか。

    ・万世一系神話は、儒教の易姓革命論(君主が徳や仁を失えば、天に見放される)とは相容れない。仏教や儒教は外来思想という認識が根底に。
    ・出雲大社と伊勢神宮の「祭神論争」。伊勢神宮が勝ったから今がある。
    ・津波・火災から御真

    0
    2014年04月15日

    Posted by ブクログ

    終戦記念日を前にして、近代天皇制に対する自分の立場を確認したくて読んでみた。本当は全巻通読すべきだけども、手っ取り早く流すにはちょうどよい。持つべき視点へのキッカケをもらえた気がする。

    列島の周囲の国、列強国との相対的な関係を考えない歴史認識なんてあり得ないよなあ。
    あと、戦争、武力行使って外交の

    0
    2011年08月28日

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    近代の幕開けから一五〇年余、日本は何を求め、どのような歩みを進めてきたのだろうか。
    そしてこれからどこへ行こうとしているのか。
    通史を描いた執筆者九名が、各時代の日本を理解するうえで欠かせない根本的な問いを掲げ、それに答えながら、総まとめをするシリーズ最終巻。
    各章ごとに推薦書を紹介。

    0
    2011年05月19日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【『戦後政治史』→政治潮流を俯瞰的に見る】
    岩波新書のシリーズ「日本近現代史」のまとめ本。各章で、シリーズ各本の筆者が論旨をまとめている。
    時間がなければ、この1冊を読めば各論の内容は理解できると思う。

    じっくり読むなら、この本をまず予習として読んで、各論を読んだあとに復習として論旨を再確認する。

    0
    2011年04月18日

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