的場昭弘の作品一覧
「的場昭弘」の「明日を生きるための資本論」「いまこそ「社会主義」 混迷する世界を読み解く補助線」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「的場昭弘」の「明日を生きるための資本論」「いまこそ「社会主義」 混迷する世界を読み解く補助線」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルの通り、資本主義の歴史を辿る一冊。
あるいは資本主義から見た近現代史。
ここで言う資本主義とは、18世紀後半に主にイギリスの産業革命を契機に大きな発展を始めた「あくなき利潤を追及するための社会制度」と定義する。
中央集権的な近代国家の成立、大航海時代を経て蓄積された本源的資産、プロテスタントによってもたらされた"節約と勤勉"の精神をその発展の土壌とし、動力をもった機械の発明(産業革命)及び農民の農地からの切り離し(労働力の確保)を最後のきっかけとして、資本主義の世はイギリスから始まった。
以降、「あくなき利潤を追及する」資本主義が、以下に既存の身分制度を崩し、社会
Posted by ブクログ
やはり池上さんは広く民衆的な範囲で物事を話してくれるから分かり易い。
的場さんは専門的で知識がとても深いから時に「それは何だろう」と思うような単語や文が出てくる。
2人のバランスがとても良く、広くも深くも考えられる本だった。
コロナ禍の日本、世界の今後の社会のあり方を見据えていて、モヤのかかった未来に少しずつ道筋を見せてくれるような本。
ここまで日本や世界の行く末を注視したことが無かったけど、資本主義の限界、社会共通資本のあり方、日本の記録の薄さ、菅政権の現状もよく分かる。
こういう本をどんどん読んで、自分なりに将来を予測出来る人間になりたいと思う。