【感想・ネタバレ】未来のプルードン——資本主義もマルクス主義も超えてのレビュー

あらすじ

カール・マルクスの終生のライバル、ピエール・ジョゼフ・プルードン。

マルクスはプルードンの「所有」の概念に衝撃を受け、経済学に邁進した。
プルードンはさらに変化を遂げ、アソシアシオンという画期的な考え方に到達する。

資本主義システムの限界が露呈しつつある今、社会と市民に不平等を招く「垂直的権力構造」の解体を掲げたプルードン主義を再評価する。

エゴイズムから協同する社会へ——ポスト資本主義への処方箋

現実の変化を柔軟に理解しながら開いた体系を築いていく、プルードンのポスト資本主義のモデルとは?

【目次】
序論 ライバル、そして乗り越えるべき反面教師
第一章 プルードンはいつも再起する——彼がつねに呼び出される理由
第二章 プルードンとは何者か——独創的かつ実践的な思想家
第三章 フランス革命の欠陥——「所有」をめぐるプルードンの画期的論考
第四章 マルクス作品への影響——『経済・哲学草稿』などをめぐって
第五章 大事なのは革命ではなく経済である——実践的社会改革派の思想
第六章 マルクスをプルードンで再生させる道——アソシアシオンとコミューン、相互主義と連邦主義
補論 可能性としてのアソシアシオン

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Posted by ブクログ

プルードンはこれまであまり読んだことがなかったが、今度きちんと読んでみようと思う。そのような気にさせる本であった。

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2021年10月25日

Posted by ブクログ

プルードンは、ユダヤ人の思想ではなくジフシー、ロマ的な思想の枠を持っているのかな。
当然、ポストモダンでもなくハイパーモダンとでも考えればいいのかな。ブルジョアお貴族様は許容してもいるのから、モダンの枠ではあるか。

西部邁に近いのかな。

0
2024年11月08日

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