ウンベルト・エーコの作品一覧
「ウンベルト・エーコ」の「薔薇の名前[完全版]」「ウンベルト・エーコの世界文明講義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「ウンベルト・エーコ」の「薔薇の名前[完全版]」「ウンベルト・エーコの世界文明講義」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
笑いと真理、異端運動、間テキスト、作者の死
理性による絶対的な真理(神)の探究が、真理の存在の否定につながってしまうとしたら、中世のキリスト者はどのように振る舞うのか。ウィリアムは合理的思考と明晰な頭脳を持つがゆえに、信仰の限界に立たされている。ウィリアムは信仰者であり探偵という矛盾する役割を課せられているのである。
これを踏まえると文書館の中心が中庭になっている(なにもない、空)ことにも意味があるように思える。人間は中枢にある真理に近づこうと書物を書き、知識を積み上げてきたが、実は中心には何もないのではないか。この構造は小説の軸である一貫した意志のない連続殺人事件とも一致する。
探偵小説
Posted by ブクログ
薔薇の名前で名高い作者が書いた中世騎士の冒険の物語。農家の子どもバウドリーノが皇帝フリードリヒの養子となり、都の学校で青春を謳歌し、養父の遠征に付き従い、やがて聖杯返還の旅に出て、数々の魔物や種族に会いながら冒険を続け、囚われの身となった後、数少なくなった仲間とようやく帰還したと思ったら、もういっぺん行ってきます!と不帰の旅に出てしまう話です。
読み終わってからなかなか感想が書けなかったのは、私がこの物語を消化しきれなかったからでしょう。そのくらい内容が盛りだくさんでした。
歴史、教養、恋愛、冒険、博物誌、復讐譚…
私は物語をプロットなどで読むと言うよりは、主人公や著者に自分を重ねて書いてある