作品一覧

  • 探検隊の栄光
    3.3
    1巻561円 (税込)
    2015年10月公開映画化原作!  80年代。効果音や独特の節回しのナレーションなど、サービス精神に満ちた過剰な演出で秘境の地を探検する人気テレビ番組シリーズの撮影クルーたちは、幻の大蛇・ヤーガを求めて亜熱帯の地を彷徨っていた。もちろん、架空のかたちでしか存在しないヤーガを「登場」させるべく、洞窟にて準備をしていたクルーの一人が、空になった薬莢などを発見。ほどなく、彼の地で現政府の打倒を試みるゲリラたちにより、クルーはあっけなく囚われの身となるが――。 ベストセラー「ちょんまげぷりん」作者がガツンと描く、スリル!笑い!男のロマン!に満ちた目眩く冒険譚。
  • オケ老人!
    3.6
    1巻759円 (税込)
    「ちょんまげぷりん」作者が描く平均年齢世界最高齢(?)のアマオケ交響曲! 老人ばかりで構成された平均年齢おそらく世界最高齢のアマ・オーケストラ「梅が丘交響楽団」(略称・梅響)に、ひとりの高校教師・中島が間違って入り込んでしまったところから物語は始まります。 彼は、全く演奏など論外のはずの土下手くそな「オケ老人」たちのなかで勿論一番若く、力も備わっていると目され、いきなり指揮者になってくれと皆から懇願されます。 その後、彼が本当に門を叩きたかった同じ町にある人気のアマオケ「梅が丘フィル」(略称・梅フィル)との確執、梅フィルの怜悧で完璧主義のコンマス・大沢が熱望するロシアの人気指揮者・ゴルゴンスキーの来日騒動などを経て、日本・ロシアの国家機密の情報漏洩にまで話は大きく展開していきます!

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  • けいどろ
    3.5
    1巻561円 (税込)
    「ちょんまげぷりん」作者の書下ろし最新作。  ノビ(家宅侵入)専門の泥棒として、その名を轟かせていた吉森和宏は、出所直後に突然、刑事・高山清三に声をかけられる。聞けば、自分を死なせてほしいという話だった。老いさらばえて生き恥をさらしたくないから、もし、自分がそうなってしまったら、頃合いを見計らって命を絶ってほしいという依頼だった。  ええかっこしいの高山らしい内容のものだったと思ったが、当然吉森は取り合わなかった。それから一年半後、思わぬ契機から高山の近況を知ることになった吉森は、愕然とすることになる。しかし、それは以後十年近くに及ぶ長き旅路の発端に過ぎなかった。
  • 残業禁止
    3.8
    1巻704円 (税込)
    成瀬和正、46歳。準大手ゼネコンの工事部担当課長。ホテル建設現場を取り仕切る成瀬の元に、残業時間上限規制の指示が舞い込む。綱渡りのスケジュール、急な仕様変更……残業せずに、ホテルは建つのか?
  • 早期退職
    3.7
    1巻704円 (税込)
    辻本壮平、52歳。「エンゼル製菓」営業3課長。妻子あり、住宅ローンは完済ずみ。 ある日突然、早期退職募集が開始される。辞めるべきか、会社にとどまるか、どちらが得かで悩む辻本課長の選択は――。
  • タクシードライバー美食日誌
    3.3
    1巻814円 (税込)
    注文は受けない。いつだって――。都内でタクシードライバーを務める還暦間近の立原啓介には、密かな楽しみがあった。こだわりの食材を武器に、極上の「お家ご飯」を作り出すことに情熱を注いでいるのである。巧みな買い物術と、鋭い審美眼により生み出される料理は、まさに至高のひと皿。一人娘の菜央子も骨抜きにされている。ひと癖もふた癖もある中年オヤジの華麗なる美食の日々を描いた、病みつき必至のグルメ小説!
  • 大脱走
    3.9
    1巻737円 (税込)
    「オケ老人!」作者が描く新しいお仕事小説。 中堅よりやや落ちるレベルの女子大を卒業した片桐いずみは、就活で大苦戦し、ようやく住宅リフォーム会社に内定した。しかし、入社早々、理不尽に怒鳴りまくる部長・大木田の姿を目にして生ぬるい空気が一変する。 それから、3年。なんとか社内でのポジションをキープしながら鬼の飛び込み営業を続けていたある日、片桐に新人の部下が付く。だが、これが、前代未聞のとんでもないやる気のない男だったのだ。連日連夜、超絶無気力新人・俵の教育に骨を折るものの、一向に改善の余地は見られない。業を煮やした大木田はある策に出るのだが――。
  • ちょんまげぷりん
    完結
    3.0
    全1巻484円 (税込)
    シングルマザーのひろ子が出会ったのは、江戸時代からやってきたパティシエ侍だった!遊佐ひろ子・23歳。5歳年上の夫を事故で亡くし、彼が遺してくれたカフェを経営しながら、息子の友也と二人暮らしをしている。そんなある日、友也が連れてきたのは侍姿に刀を持った怪しいヤツ。木島安兵衛と名乗るその男は、「江戸からやってきた」なんて、言うんだけど!?
  • ちょんまげぷりん
    3.8
    1~2巻605~627円 (税込)
    理想のモテ男は、お侍でした。 シングルマザーの遊佐ひろ子は、お侍の格好をした謎の男と遭遇する。男は180年前の江戸時代からやってきたお侍で、木島安兵衛と名乗った。半信半疑のうちにも情が移り、ひろ子は安兵衛を居候として家に置くことに。安兵衛も恩義を感じて、家事の手伝いなどを申し出る。その所作は見事なもので、炊事・洗濯・家事などすべて完璧。仕事で疲れて家に帰ってくるひろ子にとって、それは理想の「主夫」であることに気づく。 安兵衛は料理のレパートリーを増やし、菓子づくりに挑戦。これが評判を呼び、お侍の格好をした「ござる」口調の天才パティシエとして時の人となるが――。

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  • 独裁者ですが、なにか?
    3.3
    緊急出版! こいつは一体何者なのか?  ペックランド人民党中央委員会委員長・ジョンウインは、ミサイル実験の発射ボタンを押す作業に日々勤しんでいた。  そんなある日、ヤップランドから取り寄せたお話しAIロボットが届く。まるで樽のような体型のそれは、いきなりなれなれしい口調で話し出した。聞けば、自分は、暗殺された彼の異母兄、ジョンナム-ルだという。  一体これはなんの冗談か? と怒りを露わにしたジョンウィンだったが、次第に彼との会話を頼みにするようになっていく。  だがもちろん、何事もない日々がそんなに長く続くはずはなかった――。
  • 人質オペラ
    3.0
    1巻1,617円 (税込)
    和田秀樹さん(精神科医)、書店員さん大絶賛。 ------------------------------------------------------- 自己責任社会の不条理と希望を描いた、まさに今読みたい一冊! -------------------------------------------------------
  • PD 検察の犬たち
    4.0
    1巻2,079円 (税込)
    天才か、稀代のペテン師か。  東日新聞社役員の西岡は、会社絡みのある通夜席で、久しぶりに販売局お客様センター窓口の折原と顔を合わせる。折原は、かつて西岡が地検特捜部担当になった頃、他紙を凌駕する存在だった。  彼を中心に据えた東日検察回りの面々は、一連のゼネコン疑獄報道の果てに巨悪に辿り着く。だがその栄華も長くは続かなかった。折原はある出来事を機に記者職を追われてしまう。  空前の東日スキャンダルが、折原を起点に発覚したのは、ふたりが酒を酌み交わしてからまもなくのことだった。
  • ヘビメタ中年!
    3.7
    1巻671円 (税込)
    杏主演原作「オケ老人!」まさかの姉妹作!  梅が岡高校時代にヘヴィメタルバンド・ブラッククローを組んでいたメンバー四人は、三十余年の時を経てバンドを再結成する。当時と比べて、みな外見に変化はあるものの、ヘビメタを愛する気持ちにまったく変わりはないのだ。今は市民病院の医者であるボーカルの江並は、ある日、手術予定の患者・山口から手術を拒まれる。聞けば、ライブハウスで完全ヘビメタ仕様で絶叫する彼のライブ映像を目にしたようだ。代わりに近隣の病院で手術を受けるという山口だったが、その担当医を調べていくうちに、江並はあることに気づく。話は思わぬところまで波及していく――。
  • 骨ん中
    3.0
    1巻781円 (税込)
    「ちょんまげぷりん」作者デビュー作を電子化! バブル崩壊後の94年、日本海に面する東北の地方都市・岩館で大きな影響力を誇る川戸建設会長・川戸英太郎は、ゴルフ場開発に伴う暴力団系企業への多額の不正な債務保証での特別背任容疑の渦中にいた。さらに、逮捕直前には、息子で社長の英介が自殺するという最悪の事態を迎えたが、英太郎は表情を変えることなく、嫌疑をすべて認め、裁判は淡々と進んでいった。 有罪判決が下り、すべてを失ってなお、心に平明を宿しているようにみえた英太郎は、やがて静かに朽ちていった。しかし――。すべてが結末を迎えたに見えた8年後の02年冬、この事件を静かに追い続けていた東日新聞社社会部記者・宮浦弘樹は、英太郎の死亡記事を地方紙の片隅に偶然見つけたことから、物語は大きな転調を迎え、重厚な三代にわたる一族の“血の物語”を呼びさます。

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  • 役職定年
    3.3
    1巻814円 (税込)
    生命保険会社・永和生命では、70歳までの定年延長を目指している。 一方人事部の加納は、高齢者のやる気のなさに手を焼いていた。 彼らは朝早く出社するものの、仕事もせずにふらふらと社内をさまようことから、“妖精さん”と呼ばれていた。 上長に命じられ、“妖精さん絶滅作戦”に乗り出そうとした矢先、会社を揺るがす大問題が発生してしまう。

ユーザーレビュー

  • オケ老人!

    Posted by ブクログ

    とんでもなく感動できるエンタメ文学であると思う。
    老人ばかりのオーケストラの活動を支えることになった主人公と、なぜかロシアのスパイとの話絡み合って、ハラハラとしながらもジーンとするエピソード万歳で一気に読んでしまった!

    0
    2024年12月05日
  • ちょんまげぷりん

    Posted by ブクログ

     江戸時代からタイムスリップしてきたお侍が巻き起こすドタバタスイーツコメディです。

     卒園を控えた男児を育てるシングルマザーの前に現れたのは180年前の江戸時代からタイムスリップしてきたお侍。ひょんなことから居候させることになったそのお侍は、恩返しにと申し出てくれた家事などを任せると意外な才能を発揮して、いつの間にかテレビで一躍時の人に。

     近頃目にする転生物や異世界転移物のご都合主義の多さに辟易していたため、気になっていたけれどなかなか手を出せないでいたお話でした。けれど、読んでみてびっくり。物語の作り込み、テンポ、やりとりが素晴らしく、オーディブルで聴いている間も何度も噴き出して笑って

    0
    2024年05月12日
  • PD 検察の犬たち

    Posted by ブクログ

    2023.07.14
    サイコー!
    登場人物がそれぞれ魅力的で引き込まれた。嬉しかったのは山のシーンである。
    「こうなるんじゃないかなー」と思ったとおりに展開した。
    そのことに限らず、この後どうなるのだろうと興味を惹きつけてやまない一冊。

    0
    2023年07月14日
  • 早期退職

    Posted by ブクログ

    50代の早期退職、経営者の不正、その時の対応について、分かりやすく感情移入して読み進められる面白い本だった。もし、自分だったらという自問自答を行うきっかけになる本。

    0
    2023年06月11日
  • ちょんまげぷりん 2

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    ちょんまげぷりんの続編となる本作では、前作よりも冒険要素が強められ、ハラハラドキドキ、次はどうなる、ページをめくる手が止まらない!

    でもちょんまげぷりんだからね。
    最後はハッピーエンドに収まることは分かっているから、遊園地のジェットコースターのように安心安全な読み心地。

    小学生の子も止められない止まらない。
    親子で楽しませてもらいました!

    あ、表紙誰やねん問題が勃発しました。
    内容からすると友也のはずなんだけど、女形に抜擢されるような線の細い14歳の少年に見えます?
    見えません、というのが親子で一致した見解です。
    そこがちょっと残念でした。

    0
    2023年02月12日

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