長谷部恭男の作品一覧
「長谷部恭男」の「日本国憲法」「芦部憲法学 軌跡と今日的課題」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「長谷部恭男」の「日本国憲法」「芦部憲法学 軌跡と今日的課題」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
長谷部教授による憲法の解説部分が本丸。
全体の3分の2程度は、ネットでも読めるような憲法の条文、日米安保条約の条文などが記載されているため、読んでない。
解説部分はページ数は多くないものの、かなりためになる内容だった。
特に、「押しつけ憲法」というイメージが覆されたのがよかった。
確かに現行憲法は、GHQの改正草案が大もとになっている。しかし、当初、GHQも憲法改正は日本政府のイニシアティヴで進められるべきとの態度をとっていたにもかかわらず、日本政府側が天皇主権の維持などを残した保守的な内容の草案しか作れなかったことがその原因であった。
また、GHQの改正草案に対し、9条の文言や基本的人権の
Posted by ブクログ
宮沢俊義は自他ともに認めるケルゼニストである。ケルゼンの根本規範論は、法というものは、その中身がどうあれ「法は従うべきもの」(=根本規範)という前提がなければ成り立たないという、法学の前提としての論理的仮説である。八月革命は天皇主権という根本規範を国民主権という根本規範に取り替えたわけではない。「法は従うべきもの」という前提は天皇主権でも国民主権でも変わりないからだ。こう指摘する長谷部氏は、八月革命説はケルゼンの根本規範論で説明するのは難しいと言う。まさにその通りで、宮沢が依拠したのはケルゼンの根本規範論ではなく、その論敵シュミットの憲法制定権力論であると解するのが一般的である(石川健治氏など
Posted by ブクログ
まず、本書は資格試験等に使われる憲法の入門書としての性格を持ち合わせていないことに注意を要する。
どちらかと言えば周辺の哲学や理論から、憲法の輪郭を探っていく類いの書であると感じた。
また、本書はそのような周辺知識が前提知識はなくとも内容に入っていけるよう、砕けた文章も多く見受けられる。気になった箇所があれば、各章ごとに「文献解題」が設置されており、出典と共に、著者の文献解説が掲載されているので、憲法を研究する方の使用にも耐え得る内容なのではなかろうかと思う。
内容も、興味深いものが多く、ちょっとした法雑学的な気持ちで読みすすめていけるのも嬉しい。
ページ数はやや少なめではあるが、内