作品一覧

  • スウィッシュ!
    4.5
    1巻1,980円 (税込)
    運動音痴のキャプテンと骨折した絶対的エース。 ふたりの絆が奇跡を起こす、号泣の青春バスケ小説。 *********************************** 全力で応援しすぎて(涙)、声が枯れた、と思う。 俳優・坂井真紀 *********************************** 熱くて爽やかで手に汗握る本格青春バスケ小説! 怪我をしたエースの親友との友情物語かつ、 拗れてしまったスポーツドクターの父親との再生物語。 医師作家がスポーツ小説家としてデビューする決意で筆を取った渾身の一作です。 是非お楽しみ下さい!(著者より) 【あらすじ】 スウィッシュはボールがリングにまったく触れない完璧なシュート。 澄んだ音は味方を奮い立たせ、試合の流れを引き寄せる。 息詰まる攻防であるほど、一本のスウィッシュが勝敗を左右する。 しかし、決められる選手はほんのひと握り。 そんなシュートを打ったこともないバスケ部の愛奈は、 骨折をしてしまったエースの羽瑠とともに高校生最後の大会に挑む。 しかし羽瑠は全治四ヶ月。このままだと大会には間に合わない。 愛奈はチームのために、疎遠だったスポーツドクターの父・竜介に相談するが―― 【目次】 ティップオフ   第一Q  折れた足 第二Q  愛奈と羽瑠 第三Q  親子の絆 第四Q  スウィッシュ! 延長戦
  • -196℃のゆりかご
    3.6
    1巻1,485円 (税込)
    母はなぜ、義母だと嘘をついたのか。 明日見つむぎはごく幼い頃に父と母を亡くし、母方の親戚である奈緒に引き取られた。奈緒は心に不調を抱えながらも「義母」としてつむぎを懸命に育てる一方、心の距離を取ることにはこだわり、「母」と呼ばれることをかたくなに拒んでいた。 そんなある日、病院から奈緒が倒れたと連絡が入る。持病の子宮腺筋症が悪化し、大量に出血したのだという。急ぎ病院に駆けつけるつむぎだったが、そこで医師から奈緒の病状だけでなく、奈緒がつむぎの実の母親であることも告げられる。 信じがたい話に愕然とするが、医師が持つカルテには、たしかにこの病院で奈緒がつむぎを出産したことが書かれていて――。 母はなぜ、義母だと嘘をついたのか。18年間隠された出生の謎を追う、現役医師作家が描く圧巻の家族小説。
  • 偽医者がいる村
    4.2
    1巻902円 (税込)
    大学病院での医療事故に関わり、世間から「偽医者」とバッシングを受け職場を追われた産科医の阿比留一馬は、逃げるように北へと向かっていた。途中、雪の中で産気づいた妊婦に出会い、小さな産院に同行する。そこは村唯一の分娩施設・竹下診療所だった。院長の相良の言葉で診療所で働き始めた一馬は、限界集落の産院の実情を目の当たりにする。さらに、彼の医療事故を世間に広めた女性記者が診療所を訪れて……。現役医師が描く、命に向き合う感動の医療小説。
  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)
    4.1
    1巻880円 (税込)
    その眼で患者と病を見つめてきた医師にしか描けないことがある。新米研修医が気づいた真実。引きこもり患者を救うひと癖ある精神科医。無差別殺人犯への緊急手術。友の脳腫瘍に握る電気メス。深夜の出産に奔走する医療チーム――。彼らは考える。決断する。オペを行う。あなたの命を守るために。9名の医師作家が、知識と経験をもとに臨場感あふれる筆致で描く、空前の医学エンターテインメント集。(解説・吉田大助)
  • あの日に亡くなるあなたへ
    3.9
    1巻858円 (税込)
    今なら、過去を変えられる――。 大学病院で産婦人科医として勤務する草壁春翔。 春翔は幼い頃に妊娠中の母が目の前で倒れ、何もできずに亡くなってしまったことをずっと後悔していた。 ある日、春翔は実家の一室で母のPHSが鳴っていることに気づく。不思議に思いながらも出てみると、PHSからは亡くなった母の声が聞こえてきた。 それは雨の日にだけ生前の母と繋がる奇跡の電話だった。さらに春翔は過去を変えることで、未来をも変えることができると突き止める。そしてこの不思議な電話だけを頼りに、今度こそ母を助けてみせると決意するのだが……。 現役医師が描く、時をこえる本格医療・家族ドラマ!
  • まぎわのごはん
    4.0
    1巻858円 (税込)
    現役医師が描く圧巻のデビュー作!  修業先の和食店を追い出された赤坂翔太は、あてもなく町をさまよい「まぎわ」という名の料理店にたどり着く。  店の主人が作る出汁のおいしさに感動した翔太は、店で働かせてほしいと頼み込む。念願かない働きはじめた翔太だが、なぜか店にやってくるのは糖尿病や腎炎など、様々な病気を抱える人ばかり。  それもそのはず、「まぎわ」はどんな病気にも対応し、患者に寄り添った食事を提供する、特別な食事処だったのだ。  塩一つまみ気軽には使えない店の正体に戸惑いを隠せない翔太。そんな中、翔太は末期がんをわずらう元モデル・如月咲良のための料理を作ってほしいと主人に依頼され――。  病と向き合う若き料理人の葛藤と成長を現役医師が描く、圧巻の感動作! (底本 2021年6月発行作品)
  • アンドクター 聖海病院患者相談室
    4.3
    1巻792円 (税込)
    聖海病院で研修医として働く綾瀬凪沙は、患者に寄り添う医者になるという理想と現実とのギャップに戸惑っていた。 ある日の当直中に採血した患者の左腕に痺れが残り、凪沙は患者の恋人から医療ミスだと責め立てられてしまう。 助っ人として現れた患者相談室の事務員・神宮寺の手腕により、激昂する患者たちは宥められたものの、 彼は凪沙に対して「お医者さまの対応のせいで裏方が苦労する」と辛辣で……。 新米医師×医者嫌いの非医師の成長を描く感動の医療ドラマ!
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)
    4.4
    1~3巻781~880円 (税込)
    産婦人科医の北条衛は、伊豆中央病院に異動を命じられた。予期せぬ都落ち、しかも鬼の老教授が医局を支配していると聞く。着任早々、その教授と手術を行うはめになった衛。彼は、地域の命の砦を守る重責を感じつつ、個性ゆたかな先輩医師に学びながら成長してゆく。激務に疲れた衛に活力を与えるのは、伊豆半島の海と山の幸だった。現役医師が描く、興奮と感動の医学エンターテインメント。(解説・杉江松恋)

ユーザーレビュー

  • 夜明けのカルテ―医師作家アンソロジー―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    医師作家9人によるアンソロジー作品。
    どの作品も50頁程なので、スピード感がある。

    研修医 精神科医 救急医療 現場医療 研究者 認知症等 医療1つとってもジャンルが違い、心理描写の加減に手に汗握ってハラハラしたり、淡々と読み進めたり、一冊で何度も美味しい読み応えのある本でした。

    医師(著者)が実際に経験しているであろうリアリティがそこにある。


    認知症対応を生業としている身としては、何度も見た光景で「あーー大変さの中に、いくつも希望が見いだせるんだよ」「怒ったらダメダメ」と逆の意味でハラハラさせられた。


    現代はサービスが揃っているので、抱え込まず使える手段を利用していくのがお互いの

    0
    2025年11月05日
  • スウィッシュ!

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    高校生女子バスケの青春ものでありつつ、スポーツドクター目線の、ケガやリハビリに対して、根性論ではない現実的なアプローチがとてもリアルに描かれていて面白かった。これを読んでプレイヤーだけじゃなくてトレーナーや栄養士なんかの道に憧れる若い子もいるかも、なんて思えた。
    ちなみにリアルな描写だと思ってきたら、作者さんお医者さまでした

    0
    2025年10月30日
  • 偽医者がいる村

    Posted by ブクログ

    医療小説は今まで何冊か読んだけど、今までのものとは少し違った。
    医療ミス?から病院を追われたうえに記事がでたことにより、SNSでの誹謗中傷。追い詰められ逃げ出してしまう。
    一方で記事を書いたジャーナリストも自分の記事で1人の医師の運命を狂わせてしまったと記事が書けなくなっていた。
    そんな2人が村の産院で過ごすうちに自分を取り戻して行くお話。
    産院だけに出産シーンは詳しく書いてあり、いつ何が起こるかも分からない現場の中で最善を尽くしてくれる医療従事者の方には尊敬と感謝しかない。
    ただ、人柱となり病院を守ってきた相良先生の言葉ありがとうは麻薬みたいなものだ
    は考えさせられた。言われたら嬉しいから人

    0
    2025年09月23日
  • あしたの名医3―執刀医・北条衛―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    駅前で珈琲飲みながら読み初めていて ふとモバイルエマージェンシールームを見ようと映画館へ 油断してたのがスリリングだけかと思ったら、めちゃくちゃ泣いてた自分、MERの情報が0でもあった。あの手術舞台が文字になってたのがあしたの名医、伊豆中大忘年会ははちゃめちゃ飲み会だと思いきや1番の過酷な手術が三枝先生で描かれていた。衛の腹腔鏡手術が克明に文字になってたし、自分でも理解できないけど、知らない世界を見るのは勉強になります あっ2を再読せねば

    0
    2025年09月10日
  • 偽医者がいる村

    Posted by ブクログ

    医療ミスをしたとして記事にも書かれ
    いくつもの職場を追われた 産科医の阿比留一馬が
    限界集落にある小さな産婦人科に出会うお話。

    いやあ〜〜〜!とても疾走感があって
    ページをめくる手が止まりませんでした!

    村で小さな産婦人科を医師ひとりで切り盛りする
    相良先生がとても素敵で言葉一つ一つが
    心に響きました。

    医療ミスをした過去を抱える一馬と
    相良先生にもとある過去もみれてとても感動した。

    子どもが産まれることって本当に奇跡で
    神秘的なことでお母さんもそれに携わる人たちも
    言葉では言い表せないぐらいすごいなと思った。

    医療ミステリは好きで色んな作品を
    読んでいるけれど
    実際に産科医をしてい

    0
    2025年08月22日

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