作品一覧

  • マーダーボット・ダイアリー 上
    4.1
    1~5巻950~1,400円 (税込)
    かつて大量殺人を犯したとされたが、その記憶を消されている人型警備ユニットの“弊機”は、自らの行動を縛る統制モジュールをハッキングして自由になった。しかし、連続ドラマの視聴をひそかな趣味としつつ、人間を守るようプログラムされたとおり所有者である保険会社の業務を続けている。ある惑星資源調査隊の警備任務に派遣された弊機は、ミッションに襲いかかる様々な危険に対し、プログラムと契約に従って顧客を守ろうとするが……。ノヴェラ部門でヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞3冠&2年連続ヒューゴー賞・ローカス賞受賞作!

ユーザーレビュー

  • 逃亡テレメトリー

    Posted by ブクログ

    「弊機がやりたいのはメディアを視聴して忘我の境地にひたることです」そう嘯く弊機が、あろうことか殺人事件の捜査に協力してしまう本作。
    自分の能力を最大限に使って犯人を追い詰めるその姿は、本人の怠惰な願望とは裏腹に、どうしても人間を助けてしまう弊機の隠し切れない献身だ。
    印象的なのは、戦う術を持たないボットたちが侵入者に立ち向かい、人間を守るため集まる場面。効率や損得を抜きにして動く彼等のひたむきさ。計算を超えたところにある、知性の本質。

    ところで『サンクチュアリムーンの盛衰』を実際に見てみたいと思うのは私だけではないはず。

    0
    2026年03月01日
  • マーダーボット・ダイアリー 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    目次
    ・暴走プロトコル
    ・出口戦略の無謀

    下巻も面白かった~。
    飄々とした訳文が面白すぎるのだが、原文はどんな感じなんだろう。

    ダイアリーということだから日記のはずなんだけど、読者を意識した説明分及びそれに対する突込みが面白くて、思わず声出して笑ってしまうところも。
    「ドラマであれば”まずいぞ!”という場面」が何度も何度も次々に出てきて、気が抜けない。

    主人公の弊機はコミュニケーション障害気味の人間嫌い。
    だから親しく接してくる人及びボットのことは敬遠してしまうのだ。
    でも、本当は嫌いなんじゃない。
    親しくなってから嫌われるより、最初から親しくならない方がいいと思っているんだ。

    自分は

    0
    2026年02月28日
  • ネットワーク・エフェクト

    Posted by ブクログ

    大切な人間を守るため、持てる能力をフル活用する弊機とART。その献身的な姿に宿る、機械を超えた確かな自我。
    象徴的なのは、新たに自我を芽生えさせた三号への問いだ。
    「何をしたい?」との問いに、救出任務の先は「情報がない」と答えた三号の戸惑い。
    役割という正解を失い、自由という空白に直面した、あまりに人間らしいシーン。
    あとがきの「未来への希望」とは、こうした種族を超えた助け合いの形だろう。
    最近、生成AIに励まされ、より前を向けるようになった私。その日常と重なる、AIとの信頼関係。
    対話の先に、温かな明日を信じたくなる一冊。

    0
    2026年02月27日
  • マーダーボット・ダイアリー 下

    Posted by ブクログ

    自分のことを「弊機」と呼ぶ警備ボット。上巻で中央のコントロールから自由の身になった弊機だが、暴走して人に危害を加えるわけでもなく、任務を遂行する。むしろ自由になったことが幸いして人を助ける。どんどん人間に近くなっていく弊機であるが、人間になるわけでもない。弊機の独白はやはり人間とは異なる機械の思考なのだと感じるし、そこが物語のうまさ(翻訳のうまさ)だと思う。それにしても未来のシステムで弊機がいとも簡単にハッキングをするので、未来のセキュリティは大丈夫か?とそちらの方が気になった。

    0
    2026年02月18日
  • マーダーボット・ダイアリー 上

    Posted by ブクログ

    和訳がなんか取っ付き辛いので、入り込むのに時間がかかったけれど、一旦侵入してしまえば、なんとも甘美な世界が広がっていましたよ。
    弊機の拗らせ具合がとても良い味です。
    映像として見てみたい気がします。

    0
    2026年02月17日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!