藤井太洋の作品一覧
「藤井太洋」の「小説現代 緊急特集 この災厄に思うこと」「明日が雨でも晴れでも」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「藤井太洋」の「小説現代 緊急特集 この災厄に思うこと」「明日が雨でも晴れでも」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
国際基督教大学中途退学。『Gene Mapper -full build-』などの作品を手がける。
Posted by ブクログ
長らく積んだままになっていた本書に取り掛かってみたが、「誘拐殺人事件」の謎で興味を引っ張りつつ、個人情報照合システムの問題点に切れ込んでいく構成が素晴らしい。
もっと早く読んでおけばよかった、と思う面白さであった。
ギークの生態もよく描写されており、個人情報保護法の問題点の指摘も的確である。
また、IT業界で横行しているといわれる多重請負問題についても、中抜きやブラック労働だけが問題なのではなく、個人情報の取扱いについても問題があることが指摘されている(本書では明示されていないが、政府や企業の秘密情報も同様であろう)。
それにつけても、日本そのものが巨大な虎にのまれることがないように願いたいも
Posted by ブクログ
2010年代に行われた“遺伝子組み換え作物”は既に時代遅れとなり、作物の性質や色・形までも完全に遺伝子設計された“蒸留作物”が食卓の主役となった近未来の世界。
遺伝子デザイナーの林田は、自分が設計した稲が遺伝子崩壊した可能性を告げられ、原因究明のために発注元のエージェント・黒川と共にベトナムへ向かう。
藤井太洋さん、初読。
うわわわ、カッコいい!
めちゃくちゃ面白かった!
仮想現実やアバター同士のやり取りなどが日常としてありながら、ベトナムの蒸し暑さや甘すぎるコーヒー、データが直接送り込まれる感覚の気持ち悪さなどがリアルで、この世界にあっという間に没入して、酔える。
黒川さんの本当の肉