作品一覧 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 評価高い順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 カフェーの帰り道 4.3 小説 / 国内小説 1巻1,799円 (税込) 東京・上野の片隅にある、あまり流行っていない「カフェー西行」。食堂や喫茶も兼ねた近隣住民の憩いの場には、客をもてなす個性豊かな女給がいた。竹久夢二風の化粧で注目を集めるタイ子、小説修業が上手くいかず焦るセイ、嘘つきだが面倒見のいい美登里を、大胆な嘘で驚かせる年上の新米・園子。彼女たちは「西行」で朗らかに働き、それぞれの道を見つけて去って行ったが……。大正から昭和にかけ、女給として働いた“百年前のわたしたちの物語”。/【目次】稲子のカフェー/嘘つき美登里/出戻りセイ/タイ子の昔/幾子のお土産 試し読み フォロー 襷がけの二人 3.9 小説 / 国内小説 1巻1,900円 (税込) オール讀物新人賞で注目を浴びた新鋭、初の長編小説 裕福な家に嫁いだ千代と、その家の女中頭の初衣。 「家」から、そして「普通」から逸れてもそれぞれの道を行く。 「千代。お前、山田の茂一郎君のとこへ行くんでいいね」 親が定めた縁談で、製缶工場を営む山田家に嫁ぐことになった十九歳の千代。 実家よりも裕福な山田家には女中が二人おり、若奥様という立場に。 夫とはいまひとつ上手く関係を築けない千代だったが、 元芸者の女中頭、初衣との間には、仲間のような師弟のような絆が芽生える。 やがて戦火によって離れ離れになった二人だったが、 不思議な縁で、ふたたび巡りあうことに…… 幸田文、有吉佐和子の流れを汲む、女の生き方を描いた感動作! 試し読み フォロー 駐車場のねこ 3.9 小説 / 国内小説 1巻800円 (税込) 「オール讀物」新人賞受賞作「姉といもうと」を含む傑作短篇集。 幸田文の『流れる』に憧れる家政婦の姉と、指がないが活動的でラブホテル受付をする妹。 つぶれたスナックの女性店員たちが開いた競馬場での同窓会。 職人気質のクリーニング店主と常識外れの若い女性客。 駐車場の猫に餌をあげている布団屋の妻と、“役者のような美男子”の夫……。 おもわずほほえんでしまうユーモア。人間観察からあふれでる、生きることへの“姿勢の良さ”がにじみ出る。 解説・森絵都「どんな個性も大らかなユーモアをもって包みこむことで、マイナスをもプラスに転化させる。これぞ嶋津マジックだろう」 何気ないやりとりから生れる違和感がクセになる、オリジナリティ溢れる全7篇。 ※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本『スナック墓場』の文庫版を底本としています。 文庫化にあたり、改題しました。 試し読み フォロー 女ともだち 3.9 小説 / 国内小説 1巻784円 (税込) 敵か味方か? 怖くて温かくて切ない人気女性作家短編小説集 人気女性作家が競作した豪華短編集。衝撃のラスト、細やかな心理描写……名手が繰り出す短編小説の醍醐味をぜひご堪能ください。 目次 COPY 村山由佳 ト・モ・ダ・チ 坂井希久子 卵の殻 千早茜 水底の星 大崎梢 こっちを向いて 額賀澪 ブータンの歌 阿川佐和子 ラインのふたり 嶋津輝 獣の夜 森絵都 試し読み フォロー 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー 3.7 小説 / 国内小説 1巻836円 (税込) 人生の節目で催される行事を総じて冠婚葬祭という言葉があります。冠は成年として認められる成人式を、婚は婚姻の誓約を結ぶ結婚式を、葬は死者の霊を弔う葬式を、祭は先祖の霊を祀る祭事を指します。四つの行事は、人生の始まりから終わりへ、そして当人が死してなおその先まで縁を繋いでいきます。故に冠婚葬祭は多くの物語で描かれてきましたが、連綿と変わりなく続いているように見えながら、私たちの社会や文化と同じように絶えず変化が生まれているはずです。現在の、そしてこれからの私たちと冠婚葬祭をテーマに書かれた六つの短編小説からなる文庫オリジナル・アンソロジー。/【目次】もうすぐ十八歳=飛鳥井千砂/ありふれた特別=寺地はるな/二人という旅=雪舟えま/漂泊の道=嶋津輝/祀りの生きもの=高山羽根子/六年目の弔い=町田そのこ 試し読み フォロー 猫はわかっている 3.7 小説 / 国内小説 1巻750円 (税込) 現代を代表する人気作家たちが、猫への愛をこめて書き下ろす猫の小説集第二弾! 猫が一生に一度だけ、人間の言葉をしゃべる!? 仕事と家事・育児にフル回転の雑誌編集者、九美が余命幾ばくもない猫を引き取ることになり……(村山由佳) 野良出身、いまは堂々の家猫ニャアが野犬に襲われ、まさかの!?(阿部智里) 火事が起きたとき、妻と双子の息子達の明暗が分れた。猫は何を見ていた?(長岡弘樹) 妊娠した姉から預かった猫との生活に、私の人生観が変わりだし……(望月麻衣) ほか、有栖川有栖、嶋津輝、カツセマサヒコらが登場! 話題の前作『猫が見ていた』に続く、謎と企みに満ちたオリジナル・アンソロジー。 試し読み フォロー 続巻入荷 読楽 - 小説 / 国内小説 60~65巻200円 (税込) 【豪華執筆陣!】今野敏 柏井壽 門田泰明 サメマチオ 【特別読み切り】 今野 敏 エス 乱闘騒ぎで暴力団と一緒に検挙された中に、若手の日下部刑事がいて─ 柏井 壽 三日月旅館 上司の東山が民泊に試泊することとなり、はるかは一足先に京都へ戻る 【最終回】 矢月秀作 警視庁特務部逮捕特科アレストマン 2 二人の怪物が対峙し、雨夜に肉と骨の衝突音が響く! 【連載小説 警察&ミステリー】 小路幸也 HOTEL NIGHTHAWKS 中山七里 正義の銃弾 【連載小説 社会派サスペンス】 城山真一 溶かし屋 【連載小説 歴史&時代】 あさのあつこ おもみいたします 参 篠 綾子 反魂香 門田泰明 汝 戟とせば 拵屋銀次郎半畳記 【連載小説 風味絶佳】 吉田篤弘 月とコーヒー 【マンガ】 サメマチオ 追読人間臨終図巻 試し読み フォロー 1~7件目 / 7件<<<1・・・・・・・・・>>> 嶋津輝の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> カフェーの帰り道 小説 / 国内小説 4.3 (3) カート 試し読み Posted by ブクログ 昭和の戦前の情景が目の前に流れるような本です。 カフェーと聞けば大正の頃を想像しますが、戦前、戦中、戦後のお話で、庶民のどうしようもできない無力感を感じました。でもその中で立ち直って行く人間。 特に悲しくも、驚くこともないのですが、淡々と続く日々を綴った良書です。 多分タイ子さんやセイさんは、本当にいたんじゃないでしょうか?ひょっとすると今でも谷中銀座辺りにいそうです。 0 2025年11月27日 猫はわかっている 小説 / 国内小説 3.7 (18) カート 試し読み Posted by ブクログ この本棚に「猫」で検索かけたら17冊も読んでいた。これが18冊目である。 アンソロジーもあるので、ニャンコ好きな作家さんは多いんだなあと感心するニャンコ好きな自分である。 1番バッターの村山由佳さんの作を読みながら、ずっと前から読みたいと思いながらも650ページの大作にためらっていた「風よあらしよ」に、やっぱり挑戦しにゃきゃあと思った。 0 2025年08月03日 駐車場のねこ 小説 / 国内小説 3.9 (13) カート 試し読み Posted by ブクログ 一見普通だけど、ちょっと不思議な人たちの話。 どんな人にも文字通り人生があるのですね。 読んで良かったなーと思わせられました。 嶋津輝さんの他の作品も読んでみようと思います。 なお、「美丈夫」という表現が妙に気に入ってしまい、これから積極的に使っていきたい。 0 2025年01月04日 襷がけの二人 小説 / 国内小説 3.9 (31) カート 試し読み Posted by ブクログ 女性のための女性の物語。 生きて、作って、食べて、 戦中、戦後を生き抜い二人の女性。 年齢も立場も違えど、形を変えながら固い絆で繋がる二人の人生が尊く、愛おしい。 今年最後の本に相応しいので、これにて完! また来年たくさんのよい本と出会えますように。 0 2024年12月25日 襷がけの二人 小説 / 国内小説 3.9 (31) カート 試し読み Posted by ブクログ 大正から戦後を舞台にした 二人の女性の不思議な絆。 本当にどう言ったらいいのだろう。二人の関係。 立場が変わっても仲間の様な、師弟のような。奥様だった千代の優しさ、純粋さが 女中頭だった初にも通じ。きっと二人で戦後を乗り越えていくのだろう。二人なら乗り越えられる。 女性二人の友情の話⁈ 0 2024年12月16日