脇明子の作品一覧
「脇明子」の「雪女 夏の日の夢」「お姫さまとゴブリンの物語」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
イギリスの厳格な身分制度に、アメリカ生まれの7歳の少年セドリックが新たな風を吹き込む。おじいさまは偏見からアメリカ人やアメリカを嫌い、靴磨きのホッブスもイギリス人を忌み嫌っている。しかし、セドリックはまだ7歳なのでそうした偏見はなく、初めて会う人にも優しく心をくだき、人のいいところを見つけようとする。その心ざしが人の心を和ませ、お互いに優しくするきっかけ作りになる。お金持ちの伯爵であるおじいさまが金を出すと人助けがたくさん知ったセドリックは「おじいさまがいるおかげで、世界がよくなってるみたいだ」と言う。おじいさまは「いつでも人のいいところに気がついて、お手本にするようにしなさい」と答える。それはまさにセドリック自身の生き方である。おじいさまはセドリックを心の鏡にしていたのだ。結局、偏見をなくすには、まず相手と腹を割って話し合うことなのだと思う。話してみれば、相手を嫌う理由が実は曖昧な思い込みにすぎないことに気づける。そのことが、おじいさまの態度の変化によく表れていた。これほどまでに素直で親切なセドリックがこのまま成長していけば、伯爵となったあとも良い為政者となることが予想できる。
Posted by ブクログ
2025年 いちばん熱い読書
素晴らしすぎました✨
大好き!
私の人生の一冊と言っても過言でない愛するバレエ漫画『SWAN』を超えてきそうなくらい本物だった。これまで観てきたどんなバレエ映画よりもおもしろい!
ゴッテンのストーリーテリング力をまざまざとありありと?感ずる。バレエだけでなく、家族と子どもを見る本物の目線がある。
クリスタルとヴェッポという姉弟のバレエの物語
しかしこの家族、込み入っています。
ロンドン郊外で八百屋と花屋を営む一家。
若い頃にダンサーのはしくれだった母は、一人娘のクリスタルをバレリーナにするのが夢でそこに猛進してゆこうとしている。
ところが2年後に望まない5人目!の男の子ドゥーンを授かってしまう…
父は仕事に、母はクリスタルに忙しく、
ドゥーンは店の小間使いのベッポに育てられた。それが彼の人生に素晴らしい影響をあたえる。若い頃サーカスにいたヴェッポは、ドゥーンにハーモニカとアクロバットの基礎を教えてくれた。しかしある日、母親の怒りに触れヴェッポは解雇される…
5歳のドゥーンを面倒みる者はなく、しかたなくクリスタルのバレエ教室について行くようになると、ドゥーンは教室の隅っこでバーレッスンのまねをして過ごす。そしてピアノ弾きのフェリクスさんと友達になり、彼からピアノを教わる!
ドゥーンはバレエに夢中になっていて、教室のお手伝いの夫人や先生にも見出されていくけれど、クリスタル上位の母はドゥーンの才能をを認められない。
父は男の子がバレエなんて以ての外。
こんな境遇なのに、ヴェッポやフェリクスさんにたっぷり愛されたドゥーンはまっすぐ育って行く。
そして、ここから王立バレエ団に入りダンサーを目指す、美しい姉と天性の才能を持つ弟とのバレエストーリーなのです〜!
まったく、バレエだけでなく家族のすべてをリアルに感じられます。
うちも娘にバレエを習わせていたので、ママ同士の嫉妬みたいなものは山ほどあったから…懐かしい!
ドゥーンだけでなく、クリスタルの初恋や弟への嫉妬と愛。ラストも素晴らしく、涙なしには読めなかった…
バレエを知らない人も夢中にさせます!
Posted by ブクログ
なにしろ、スクルージときたら、握ったが最後、死んでも離さない男でした。ひっつかみ、もぎ取り、絞りあげ、こそげ取る、欲の皮のつっぱった罪深い男-それがスクルージだったのです!
「いい朝ですなあ!楽しいクリスマスを!」
のちになってスクルージがよく言っていたことですが、世の中には楽しい音はいろいろあるけれども、この言葉ほど楽しく響いた音はまたとなかったそうです。
過去の幽霊、現在の幽霊、そして未来の幽霊。
3人の幽霊に会って変わっていくスクルージの姿はとても美しい人間の姿だった。
クリスマスに、読めてよかった。
神様のお恵みが、みーんなぜんぶにありますように!ティム坊やのこの言葉がかわいすぎる!