プロフィール

  • 作者名:市川憂人(イチカワユウト)

公式X

作品一覧

  • 呪詛遊戯

    呪詛遊戯

    小説・文芸

    4.1
    1巻2,200円 (税込)
    《呪詛》とは、太陽神の怒りを買った者がその身に宿す罰である。 奇跡の御子様と呼ばれた《呪詛なし》の壮耶と、相棒のヒカルが訪れた施設。 ここには『視覚』『聴覚』『味覚』『四肢機能』などを喪失する《呪詛》を持った者たちがいた。 翌日、目覚めると、壮耶は視覚を失ってしまう。呪いを受けたのだ。 「これは何かの罰なのか?」 時間ごとに移り変わる《呪詛》と、異様な状況下で殺される人間たち。 太陽神の加護が失われたとき、明らかになるモノとは――。
  • ヴァンプドッグは叫ばない

    ヴァンプドッグは叫ばない

    小説・文芸

    4.0
    1巻1,300円 (税込)
    U国MD州で現金輸送車襲撃事件が発生。襲撃犯一味のワゴン車が乗り捨てられていたのは、遠く離れたA州だった。応援要請を受け、マリアと漣は州都フェニックス市へ向かう。警察と軍の検問や空からの監視が行われるが、真の理由は研究所から脱走した、20年以上前に連続殺人を犯した男『ヴァンプドッグ』を捕らえるためだった。だが、彼の過去の手口と同様の殺人が次々と起きてしまう。一方、フェニックス市内の隠れ家に潜伏中の襲撃犯五人は、厳重な警戒態勢のため留まっていたが、一人が殺され……。/解説=若林踏
  • もつれ星は最果ての夢を見る

    もつれ星は最果ての夢を見る

    小説・文芸

    4.1
    1巻1,899円 (税込)
    地球から十光年離れた未開の星で見つけたのは、銃殺遺体――。量子テレポーテーション通信の開発によって、遠く離れた星同士でも通信が可能になった時代。宇宙開発コンペに参加するため、地球から十光年離れた星に降り立ったエンジニアの零司と相棒のAI・ディセンバーは、別の区域にいるはずの競合相手、ピエールが何者かに銃殺されているのを発見する。ほかの参加者に事態打開の協力を求めるも拒絶され、さらにコンペ運営本部との通信も途絶えてしまい、零司とディセンバーは孤立無援に陥るが――。不穏な侵入者、新たな惨劇……宇宙を駆け巡る壮大なSFミステリ!
  • 灰かぶりの夕海

    灰かぶりの夕海

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    辻堂ゆめ氏 絶賛! 「私はこの作品に、《本格ミステリの向こうにある何か》を見出していた」 波多野千真の前に現れたのは、亡き恋人と瓜二つの顔と声で、同じ名前《夕海》を名乗る少女。 記憶がないという彼女を保護した千真だが、仕事で立ち寄った家で、不可解な事件に巻き込まれる。 それは密室殺人。 しかも被害者は恩師の亡き妻とそっくりな女性で……。 自分は一体、何に巻き込まれているのか? 世界が反転するミステリ。 〈解説〉辻堂ゆめ
  • 東大に名探偵はいない

    東大に名探偵はいない

    小説・文芸

    3.5
    1巻902円 (税込)
    憧憬、嫉妬、期待、失望……あらゆる感情が渦巻く「東大」と いう場所。 憧れの従姉の痕跡を追う新入生。地震研に突然届いた、地震の発生を的中させる予知はがき。 五月祭の準備中にクラスメートの熱烈な初恋を一瞬で冷めさせた「片面」という言葉の意味。 完璧な妻が新居選びで「東大が見えるところ」を条件にした理由。 大学内で起きた奇妙な盗難事件から、法律で裁けない罪まで。 東大出身の6人の推理作家たちがそれぞれの視点で謎を紡ぐ、濃厚で多彩なのミステリアンソロジー。
  • あなたも名探偵

    あなたも名探偵

    小説・文芸

    3.9
    1巻950円 (税込)
    謎を愛し推理を愛する読者の皆様は、ここにある六つの小説の問題編を読んで、真相に辿り着けるでしょうか。事件を解決に導くために必要な手掛かりは、紙上の名探偵たち同様、既に手渡されています。冷静な観察と論理的思考、そしてすこしの想像力を駆使すれば、犯人を、そして小説の向こう側にいる作者をも出し抜くことができるかもしれません。謎を解き明かす愉しさを、どうぞ心ゆくまでご堪能ください。六人の推理作家からの挑戦状は、たった一行──犯人は誰か? 豪華作家陣の犯人当て小説アンソロジー。/【目次】市川憂人「赤鉛筆は要らない」雪の夜の邸宅で起きた殺人/米澤穂信「伯林あげぱんの謎」当たりのお菓子を食べたのはだれ?/東川篤哉「アリバイのある容疑者たち」容疑者全員に犯行不可能/麻耶雄嵩「紅葉の錦」異色にして正統の○○○+犯人当て/法月綸太郎「心理的瑕疵あり」事故物件をめぐって相次ぐ死の真相は/白井智之「尻の青い死体」ホラー映画の撮影中に起きた殺人
  • ボーンヤードは語らない

    ボーンヤードは語らない

    小説・文芸

    3.9
    1巻880円 (税込)
    U国A州の空軍基地にある『飛行機の墓場(ボーンヤード)』で、兵士の変死体が発見された。謎めいた死の状況、浮かび上がる軍用機部品の横流し疑惑。空軍少佐のジョンは、士官候補生時代のある心残りから、フラッグスタッフ署の刑事・マリアと漣へ非公式に事件解決への協力を請う。実は引き受けたマリアたちにも、過去に対峙した事件への苦い後悔があった。高校生の漣が遭遇した雪密室の殺人。ハイスクール時代のマリアが挑んだ、雨の夜の墜落事件の謎。そしてバディを組んだ二人が初めて捜査した、緊急通報があった家庭での悲劇の真相は? シリーズ初短編集。/【目次】ボーンヤードは語らない/赤鉛筆は要らない/レッドデビルは知らない/スケープシープは笑わない/解説=香山二三郎
  • 揺籠のアディポクル

    揺籠のアディポクル

    小説・文芸

    3.5
    1巻913円 (税込)
    孤立した無菌病棟に、少年と少女。 翌朝、一人だけになった。 ☆☆☆ 『ジェリーフィッシュは凍らない』の著者による 甘く切ない青春の痛みをまとった 本格ミステリ ☆☆☆ 無菌病棟、通称《クレイドル》。 タケルと、コノハ、二人だけが入院する施設が、大嵐で貯水槽に通路を寸断され、外界から隔絶される。 不安と焦燥を抱え、日付を越えた深夜──。 コノハは胸をメスで刺され、死んでいた。 二人きりのはずの無菌病棟で、外気にすら触れられない彼女を誰が殺したのか?  震える結末!
  • 神とさざなみの密室(新潮文庫)

    神とさざなみの密室(新潮文庫)

    小説・文芸

    3.3
    1巻825円 (税込)
    ここはどこ!? 女子大生の凛は記憶を辿るが、何も思い出せない。暗い部屋で、両手首を頭上で縛られている。一体誰がこんなことを。恐怖に駆られる凛の前に、突然見知らぬ男が現れる。両者の間に横たわる、顔を焼かれた死体――。破局のタイムリミットが近づく中、対立する政治団体の男女を、疑惑と憎悪、密室と死体の謎が翻弄する。本格ミステリ新世代の旗手による究極の密室監禁サスペンス。(解説・千街晶之)
  • 断罪のネバーモア

    断罪のネバーモア

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,925円 (税込)
    度重なる不祥事から警察の大改革が行われた日本。 変革後の警察にブラックIT企業から転職した新米刑事の藪内唯歩は茨城県つくば警察署の刑事課で警部補の仲城流次をパートナーとし殺人事件の捜査にあたる。 刑事課の同僚たちの隠しごとが唯歩の心を曇らせ、7年前の事件が現在の捜査に影を落とす。 ノルマに追われながらも、持ち前の粘り強さで事件を解決した先に、唯歩を待ち受ける運命は――。 リアル警察小説と本格ミステリの2重螺旋! 白黒が全反転する奇跡の終盤に瞠目せよ!!
  • グラスバードは還らない

    グラスバードは還らない

    小説・文芸

    4.1
    1巻850円 (税込)
    マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを摑む。彼には所有高層ビル最上階の邸宅で、秘蔵の硝子鳥や希少動物を飼っているという噂があった。ビルを訪れた二人だったが、そこで爆破テロに巻き込まれてしまう! 同じ頃、ヒューの所有するガラス製造会社の関係者四人は、知らぬ間に拘束され、窓のない迷宮に軟禁されたことに気づく。「答えはお前たちが知っているはずだ」というヒューの伝言に怯えて過ごしていると、突然壁が透明に変わり、血溜まりに横たわる男の姿が!? 好評シリーズ第3弾!/解説=宇田川拓也
  • ブルーローズは眠らない

    ブルーローズは眠らない

    小説・文芸

    4.0
    1巻799円 (税込)
    両親の虐待に耐えかね逃亡した少年は、遺伝子研究を行うテニエル博士の一家に保護される。彼は博士の助手として暮らし始めるが、屋敷内に潜む「実験体七十二号」の不気味な影に怯えていた。一方、ジェリーフィッシュ事件後、閑職に回されたマリアと漣は、不可能と言われた青いバラを同時期に作出したという、テニエル博士とクリーヴランド牧師を捜査することになる。ところが両者と面談したのち、施錠されバラの蔓が壁と窓を覆った密室状態の温室の中で、切断された首が見つかり……。『ジェリーフィッシュは凍らない』に続くシリーズ第2弾!/解説=福井健太
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    ジェリーフィッシュは凍らない

    小説・文芸

    3.8
    1巻794円 (税込)
    特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者のファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 第26回鮎川哲也賞受賞作にして精緻に描かれた本格ミステリ。/解説=千街晶之

ユーザーレビュー

  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    できるなら、一気読みしたかった(^_^;)

    市川憂人さん著の『ジェリーフィッシュは凍らない』は、アガサ・クリスティ代表作『そして誰もいなくなった』のオマージュと帯で謳われていたようですが、解説にもあるように『十角館の殺人』でしたね(^_^;)

    概要ですが、ある研究開発チームがテスト飛行中に行方不明となり、数日後に他殺体として発見された事件から、女性警部のマリアと刑事の九条漣(レン)が事件の違和感を紐解いていく。

    といったマリア&漣のペアで解決する流れになっています。ただ、冒頭に表現した『十角館の殺人』のように、二人は事件を「事後」に向き合っているため、「最中」と「事後」、そして「過去」の三つの時系列を追いかけるスタイルで、読者に様々なつながりを見せていきます。

    で、衝撃的などんでん返しを読者に突きつける場面が来るのですが、数日かけてチマチマ読み進めていた私は「あれ?誰だっけか?」とフー・アー・ユー状態。大変申し訳ございません。

    エピローグまでいって、ようやく状況を振り返れたので満足でしたが、記憶が薄まったら一気読みしようと思いました!
    (と書いたことも忘れてしまうのだろうな…)

    0
    2026年10月11日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    面白かった。登場人物たちと同じ情報を持ちながらもなかなか真相に辿り着けず、どう考えてもおかしいという違和感を最後まで感じながら読んでいた。与えられた情報の解釈の仕方によって全く違う世界が見えてくることを感じさせられた、

    0
    2026年10月01日
  • 呪詛遊戯

    Posted by ブクログ

    身体に何かしらのハンデが発生しているということを指す「呪詛」という概念が人々の生活を縛っている世界で起きた、特殊設定×クローズド・サークルミステリ
    食い入るように読みいってしまった!状況整理の条件が毎回変わるのが面白い
    最後普通に騙されたので読み直した

    0
    2026年09月27日
  • もつれ星は最果ての夢を見る

    Posted by ブクログ

    宇宙SF×本格ミステリーという組み合わせ自体がかなり新鮮で、凄く良かった。

    特に面白かったのは、各パイロットとAIとの掛け合い。「強いAI」「弱いAI」という違いも単なる性能差ではなく、人との関わり方や距離感の違いとして描かれていて、AIごと、パイロットごとに関係性が違うのが面白い。

    中でもエンデバーとの掛け合いはかなり好きだった。普段は軽口ばかりなのに、必要な場面では様々なことを先読みして動く。軽妙な会話の裏にしっかりとした信頼関係があり、単なる機械ではなく「相棒」として存在している感じが良かった。

    ミステリー部分も、SFやAIという舞台装置をふんだんに活かしていて面白い。SFだからこそ成立する謎でありながら、犯人を論理的に追い詰めていく過程もしっかり楽しめた。

    AIについても、ここまでそれぞれに性格や人との関わり方の違いが描かれていると、「人格らしい人格はある」と言っていいように思う。

    あくまでフィクションとして楽しんだが、AIと人間がこれくらい自然に掛け合い、相棒のような関係になる未来は、ゆくゆく本当に来るのかもしれないとも思った。

    0
    2026年09月23日
  • ジェリーフィッシュは凍らない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    本当に賢い奴が考えたトリックって感じ。

    最近流行りのどんでん返しとは異なり、最後のピースがハマることで抱いていた違和感が消え、物語の全体像がはっきりするという、ミステリのあるべき姿のように思う。

    SFとしてこの作品を認識している方も見受けられたが、その規模感から鑑みれば「特殊設定ミステリ」
    と見るのが正しいだろう。ジェリーフィッシュの設定や一部の状況説明には化学・物理的におかしな部分が存在するが、「そういう設定」の小道具の説明としては必要十分である。

    キャラクターについてはかなり気に入ったところがある。バディ物としては互いになんだコイツと思いつつも認めているところもある、というのは様式美として外せないだろう。リンダについては賛否あると思うが、これもまた「そして誰もいなくなった」「十角館の殺人」と続く様式美である。

    オチも良かった。これだけ賢い犯人なのだから、感情に浸りに墓参りに来るにしても保険の一つくらいは用意していて当然だろう。その方が自然であるとも言える。

    現時点でシリーズとして5作品あるようだから、後の4つも機会があれば読んでみたい。

    0
    2026年09月19日

新規会員限定 70%OFFクーポン 今すぐGET