値引き作品
作品一覧
-
-
-
3.7
-
4.0
-
5.0
-
3.5
-
3.9
-
3.0
-
3.0
-
5.0わずか約2500の軍勢で3万8000の徳川大軍を翻弄し退けた知謀の男とは何者だったのか!? 名著者たちの論考でその実態に迫る、「日本一のつわもの」を読み解くためのアンソロジー。 【著者紹介】 江坂彰 (えさか・あきら) 一九三六年、京都府生まれ。京都大学文学部卒業。東急エージェンシー関西支社社長等を経て、八四年に独立し『冬の火花―ある管理職の左遷録』で作家としてデビュー。 白石一郎 (しらいし・いちろう) 一九三一年、釜山生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。五七年『雑兵』で第十回講談社倶楽部賞を受賞して文筆生活に入る。八七年『海狼伝』で第十七回直木賞を受賞。 百瀬明治 (ももせ・めいじ) 一九四一年、長野県生まれ。京都大学文学部卒業。『表象』同人、季刊『歴史と文学』編集長を経て、歴史を主対象とした著述業へ。 土門周平 (どもん・しゅうへい) 一九二〇年、東京都生まれ。陸軍士官学校卒業(第五十五期)。戦車師団中隊長で終戦。防衛研究所戦史編さん官等を経て、著述業へ。 南原幹雄(なんばら・みきお) 一九三八年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。日活に勤務。七五年退社し、作家生活に入る。七三年『女絵地獄』で小説現代新人賞受賞。 滝口康彦 (たきぐち・やすひこ) 一九二四年、長崎県生まれ。高等小学校卒業。以後独学。郵便局集配員、運送会社事務員、兵役約一カ年、炭鉱鉱員などを経て、ラジオドラマ小説の懸賞当選を機に文筆業となる。 新井英生(あらい・ひでを) 一九三三年、大阪府生まれ。早稲田大学文学部中退。文芸通信社記者を経て、文筆活動に入る。 【目次より】 序◆功名心を捨てよ。人はそこについてくる――江坂彰 第一章◆「日本一のつわもの」真田幸村――白石一郎 第二章◆「戦争芸術家」の悲愴なる闘い――百瀬明治 第三章◆「大坂夏の陣」一点集中突破の威力――土門周平 第四章◆「不惜身命」六連銭の気概――南原幹雄 第五章◆「表裏比興の雄」真田昌幸――滝口康彦 第六章◆上田城守備戦と「詭計」「謀略」――新井英生
-
3.8
-
-
-
4.0
ユーザーレビュー
-
購入済み
さすが白石一郎、秀作ぞろい。海や九州を題材にした作品が多いが、本作にも加藤家の
改易や、竜造寺氏と大友氏の覇権争いに巻き込まれる小領主の悲哀、鳥羽港の女郎宿に
現れた変わり者の男の話など、読みごたえのある作品が並んでいる。狭い社会や組織の
中での出世争いや権力闘争、くだらない形式主義や権威主義が幅をきかせるあたり、天
下泰平の時代の武士なんて現代のサラリーマンと殆ど同じ。結局、人間、しがらみを捨
てて好きなことをして暮らすのが一番だと思う。できればの話だが。。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「凡将譚」の感想を。
義統、主人公なのに良い所がひとつもないよ・・・義統・・・。
読み進めるごとに増す「なぜこのひとを武将にした・・・」という絶望感・・・。
戦に意欲たっぷりなのに空回るわ肝心なところで決められないわ・・・駄目なんじゃあないか。
大友家のひとたちは義統をもう少し大事にしてあげるべきじゃないかな!特に宗麟!
何が辛いって宗麟と奈多の間にはさまれて右往左往する義統をふたりがまったく気づいてないことです。一生懸命、両親の希望に答えようとしてるんだよこの人は・・・!気づいてあげてよ!愛してあげて!
お酒で虚しさを慰める義統とか切な過ぎて見ていられない。
家義統が自らに罰を与える