作品一覧

  • レディは恋泥棒【ハーレクイン文庫版】

    レディは恋泥棒【ハーレクイン文庫版】

    小説・文芸

    5.0
    1巻550円 (税込)
    パリサは全身黒い服に身を包み、暗い部屋へ侵入した。結婚を控えた親友がたまたま撮られてしまったヌード写真。ここに住む悪党は、それをねたに親友を脅迫しているのだ。引き出しの中に目的の写真を見つけ、脱出しようと身を翻した瞬間、壁のように頑丈な体に行く手を阻まれて仰向けに組み敷かれた。見覚えのある漆黒の瞳に力強い顎。あれは10年前……まさか、ルク!あなたがゆすり屋だというの?困惑するパリサに、彼は余裕の笑みを浮かべて言った。「警察に突き出されたくなかったら、取引をしようじゃないか」 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 涙から生まれた恋

    涙から生まれた恋

    小説・文芸

    5.0
    1巻550円 (税込)
    シャーロットは空港で呆然と立ちつくしていた。明日、挙式の予定なのに、婚約者が現れなかったのだ。あまりのことに、人目もはばからずにしゃくり上げていると、ダニエルと名乗る男性に声をかけられた。彼はシャーロットの話をひとしきり聞いたあと、食事に誘ってきた。不誠実な男性とは、二度と関わりたくないわ!シャーロットは彼に渡された名刺を突き返すと、くるりと背を向けて歩き去った。翌日、ダニエルと結婚式を挙げることになるとは夢にも思わずに。★ハーレクイン・ロマンスはおかげさまで2100号を迎えました。読者の皆さまに心より感謝いたします。2003年に来日したときのミランダ・リーのコメントもあわせてお楽しみください。★
  • 恋のルールを忘れたら

    恋のルールを忘れたら

    小説・文芸

    5.0
    1巻660円 (税込)
    大家族で幼いきょうだいの世話に追われて育ったトルーディは、ようやく自由を手に入れて、憧れのニューヨークに降り立った。目標は、誰にも縛られずに刺激的な独身生活を謳歌すること。ところが、そんな彼女を心配した親友はお目付役を連れてきて、新しい生活に慣れるまでの間、彼と行動をともにしろと言う。堅物のリンクが横にいたら、恋も冒険もできないじゃない!でもよく考えてみると、彼は洗練された都会の男性そのもの。しかも私と同じく、結婚を毛嫌いしているらしい。思いきり大胆な一夜を過ごすなら、理想的な相手だわ!
  • 失われた世界

    失われた世界

    小説・文芸

    4.5
    1巻1,166円 (税込)
    「描かれた世界は情熱的で、目が眩くらむほど壮大で、 遺伝子レベルで心を揺さぶる魅力を放つ」 解説・角幡唯介(探検家・ノンフィクション作家) 冒険SF小説の金字塔を読みやすい新訳で! ロンドンの若き新聞記者マローンが恋焦がれる才女グラディス。 彼女との結婚の条件は「英雄的な行いを為すこと」。博覧強記で乱暴者の 科学者・チャレンジャー教授が話す「未知の台地と恐竜の存在」。 その真偽を確かめるため、マローンとチャレンジャーはロクストン卿、サマリー教授と船で旅立つ。 たどり着いた台地で彼らを待ち受けるものとは――。 心揺さぶる冒険SF小説の古典的傑作を読みやすい新訳で贈る。
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    小説・文芸

    4.5
    1巻924円 (税込)
    「さあ、ワトスン。出発のときだ」 “エピローグ”は、愛する英国のために。 ホームズが活躍するイギリスにも、世界大戦の不穏な予感が忍び寄る――。 隠退し、田舎で暮らしていたホームズが、最後に手がけた祖国のための一仕事とは?(「最後の挨拶」) 様々な思惑が渦巻く屋敷での奇妙な事件「ウィステリア荘」、 兄のマイクロフト・ホームズも登場、語り継がれるトリック「ブルース・パーティントン設計書」、 姿を見せない下宿人の謎「赤い輪」、 ホームズとワトソンの友情の深さが垣間見える「悪魔の足」や「瀕死の探偵」等、全7篇を収録。
  • シャーロック・ホームズ【5冊 合本版】 『シャーロック・ホームズの冒険』~『バスカヴィル家の犬』

    シャーロック・ホームズ【5冊 合本版】 『シャーロック・ホームズの冒険』~『バスカヴィル家の犬』

    小説・文芸

    4.5
    1巻2,596円 (税込)
    世界中で愛される名探偵ホームズと、相棒ワトスン医師の名コンビの活躍が、最も読みやすい最新訳で蘇る! ※本電子書籍は『シャーロック・ホームズの冒険』『シャーロック・ホームズの回想』『緋色の研究』『四つの署名』『バスカヴィル家の犬』を1冊にまとめた合本版です。
  • シャーロック・ホームズの事件簿
    完結

    シャーロック・ホームズの事件簿

    小説・文芸

    4.4
    全1巻1,045円 (税込)
    ホームズとワトスンの活躍を描く、ミステリの古典にして不朽の名作。 マザリンの宝石/ソア橋の事件/三人のガリデブ/三破風館など全12編―― ホームズとワトスンの熱い友情が描かれる傑作冒険譚!
  • シャーロック・ホームズの帰還

    シャーロック・ホームズの帰還

    小説・文芸

    4.3
    1巻1,221円 (税込)
    名探偵、華麗なる復活。大好評新訳シリーズ! 世界一の名探偵、シャーロック・ホームズが帰ってきた! ロンドン犯罪界を牛耳る宿敵・モリアーティとの格闘の末、滝壺に消えたホームズ。 「空き家の冒険」で再びワトスンの前に姿を現わし、完全復活を見せつける。 その他、華麗な暗号解読を披露する「躍る人形」、稀代の恐喝屋との対決の末にどんでん返しが待ち受ける「恐喝王ミルヴァートン」等、二人の活躍が光る13編を収録。どこから読んでも面白い、不朽のミステリを新訳で!
  • シャーロック・ホームズの回想

    シャーロック・ホームズの回想

    小説・文芸

    4.3
    1巻803円 (税込)
    ホームズとモリアーティ教授との死闘を描いた問題作「最後の事件」を含む第2短編集。ホームズの若き日の冒険など、第1作を超える衝撃作が目白押し。発表当時に削除された「ボール箱」も収録。
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

    シャーロック・ホームズ 絹の家

    小説・文芸

    4.2
    1巻1,155円 (税込)
    ホームズの下を相談に訪れた美術商の男。アメリカである事件に巻き込まれて以来、不審な男の影に怯えていると言う。ホームズは、ベイカー街別働隊の少年達に捜査を手伝わせるが、その中の一人が惨殺死体となって発見される。手がかりは、死体の手首に巻き付けられた絹のリボンと、捜査のうちに浮上する「絹の家」という言葉……。ワトスンが残した新たなホームズの活躍と、戦慄の事件の真相とは? 解説・北原尚彦
  • 緋色の研究

    緋色の研究

    小説・文芸

    4.1
    1巻627円 (税込)
    ロンドンで起こった殺人事件。それは時と場所を超えた悲劇の幕引きだった。クールでニヒルな若き日のホームズとワトスンの出会い、そしてコンビ誕生の秘話を描く記念碑的作品、決定版新訳!
  • 名探偵シャーロック・ホームズ 四つの署名

    名探偵シャーロック・ホームズ 四つの署名

    小説・文芸

    4.0
    1巻671円 (税込)
    世界一の名探偵ホームズとコンビを組むことになったワトスン。二人の前に現れたのは、謎の手紙と真珠を携えた一人の女性、メアリー。彼女との出会いで、名コンビに命の危険が迫る! 恋と財宝と死が絡む、第2巻。【小学上級から ★★★】
  • ザ・リッパー 切り裂きジャックの秘密(上)

    ザ・リッパー 切り裂きジャックの秘密

    小説・文芸

    4.0
    1~2巻825円 (税込)
    ロンドン滞在中の15歳のアメリカ人少女ケイティは、ある日従兄弟のコリン、その友人のトビーとともに、マダム・タッソー蝋人形館へ出かけた。そこで1888年に起きた切り裂きジャック事件の展示を目にした彼女は、自宅に肖像画のある先祖のレディ・ベアトリクスがこの事件の最後の犠牲者であったことを知る。蝋人形館に展示された願い事が叶うという「ロンドン・ストーン」に、事件のことを考えながら触れたケイティは、そのまま1888年、ヴィクトリア朝のロンドンにタイムスリップしてしまう…。B・フランクリン賞新人賞!
  • 名探偵シャーロック・ホームズ 緋色の研究

    名探偵シャーロック・ホームズ 緋色の研究

    小説・文芸

    4.0
    1巻638円 (税込)
    ワトスンがロンドンで出会った不思議な男・ホームズ。ある日わかったのは、彼が「世界一の名探偵」だということ。すると、舞いこんできた難事件を二人で捜査することになって…? 世界最高のコンビが難事件に挑む!【小学上級から ★★★】
  • バスカヴィル家の犬

    バスカヴィル家の犬

    小説・文芸

    4.0
    1巻968円 (税込)
    魔犬伝説により一族は不可解な死を遂げる――恐怖の呪いが伝わるバスカヴィル家。その当主がまたしても不審な最期を迎えた。遺体の傍には巨大な猟犬の足跡が……謎に包まれた一族の呪いに、ホームズが挑む!
  • 嘘のまま愛して

    嘘のまま愛して

    小説・文芸

    4.0
    1巻550円 (税込)
    控えめで有能な会計士サスキア・ロジャーズは、ギリシア人の新社長アンドレアスを前にして、言葉を失った。ゆうべサスキアは、恋人の浮気を疑う親友に泣きつかれ、わざと派手な女を演じて彼を誘惑し、誠実さを試すことにした。後から、声をかけた男性が別人だったことに気づいたのだが、その相手こそ、いま目の前にいるアンドレアスだったのだ。誤解を解こうとするも彼は耳を貸さず、サスキアを蔑むばかり。そして途方に暮れるサスキアに、信じがたい脅しをかけてきた。僕の婚約者のふりをしてほしい――断るなら解雇する、と。
  • 花嫁は大地に輝く キング三兄弟の受難 I

    キング三兄弟の受難

    小説・文芸

    4.0
    1~3巻440~550円 (税込)
    ★もう男なんてうんざり。私のことは放っておいて。★ほかの女性との結婚を決めたうえに、愛人関係を迫るような男を愛していたなんて。恋人だった上司に裏切られたミランダは、過去を断ち切り新しい人生を築くため、奥地での仕事に飛びついた。だが目的地でミランダを待ち受けていたのは、雇い主の長男ネイサンとの運命的な出会いだった。もう恋愛はたくさん。たとえネイサンみたいに魅力的な人が相手でも・・・・・・。そんなミランダの気持などお構いなしに、ネイサンはことあるごとに彼女を誘惑しようとする。そればかりか、彼はミランダをお金で自由になる人間だと思っていた。
  • 恋は立入禁止

    恋は立入禁止

    小説・文芸

    4.0
    1巻550円 (税込)
    オーストリア・アルプスで雪崩が起き、妹のジュスティーンとその恋人キットが行方不明になった。生まれたばかりのかわいい娘を、キットの親戚に預けたままで。エレナはすぐさま、キットの兄ギデオンとともに現地へと向かった。だが妹たちの消息は一向にわからず、キットの遺産を狙う親戚が、赤ん坊を世話しているという事実を楯に権利を主張しはじめた。強欲な親戚から姪を取り戻すには、僕たちが結婚するしかない――ギデオンの驚くべき提案を、彼女は藁にもすがる思いで受け入れた。愛のない結婚がもたらす胸の疼きに、少しも気づかないふりをして。
  • 恐怖の谷

    恐怖の谷

    小説・文芸

    3.9
    1巻880円 (税込)
    ホームズのもとに届いた暗号の手紙。解読するも、時同じくして、サセックス州の小村にある館の主が殺害された!事件の背後にはモリアーティ教授の影。捜査に乗り出したホームズは、過去に事件の鍵を見出す。
  • モリアーティ

    モリアーティ(角川文庫)

    小説・文芸

    3.8
    1巻1,100円 (税込)
    『最後の事件』と呼ばれるホームズとモリアーティの対決から5日後、 現場を訪れた2人の男――ピンカートン探偵社調査員のチェイスとスコットランド・ヤードのジョーンズ警部。 2人は情報交換の末、モリアーティへの接触を試みていたアメリカ裏社会の首領デヴァルーを共に追うことに。 ライヘンバッハ川から上がった死体が隠し持っていた奇妙な紙を手がかりに、捜査が始まる! コナン・ドイル財団公認、再読必至のミステリ大作! 解説「期待に応え、予想を裏切る」有栖川有栖
  • 置き去りの恋

    置き去りの恋

    小説・文芸

    3.8
    1巻550円 (税込)
    アニーがカバーモデルを務める高級モード誌が、世界的な宝飾デザイナー“エダマス”との契約に成功した。だが素顔が謎に包まれた彼は、一つの条件を提示してきた。撮影は彼が指定する地で、極秘裏に行うこと。不安を覚えつつも、アニーは指示どおりに飛行機を乗り継いだ。そうしてたどり着いた孤島には、思わぬ人物が待っていた――先日、あるパーティで怒りに満ちた視線を浴びせてきた謎の男。まさか、あの人が“エダマス”だったなんて! 驚くアニーに、君を呼んだのは復讐のためだ、と彼は告げた。
  • 四つの署名

    四つの署名

    小説・文芸

    3.7
    1巻715円 (税込)
    シャーロック・ホームズの元に現れた、美しい依頼人。彼女の悩みは、ある年から毎年誕生日に大粒の真珠が送られ始め、なんと今年、その真珠の送り主に呼び出されたという奇妙なもので・・・・・・。
  • 白昼の闇

    白昼の闇

    小説・文芸

    3.5
    1巻770円 (税込)
    次世代エネルギーの開発に情熱を注ぐ、美しき科学者サブリナ。ある日、上司のドワイト博士が忽然と姿を消した。貴重品が入った鞄や駐車場に残された車を見て、サブリナは不審を抱く。彼は本当に自ら蒸発したのだろうか?やがて彼女は稼働していないはずの工場で、博士の名前が刻まれた腕時計を発見する。われ知らず“遺体なき殺人”の証拠を握ってしまったサブリナは、恐るべき陰謀に巻き込まれ、運命を翻弄されていく……。圧巻の心理サスペンス!
  • ベイカー街の女たち ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿1

    ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿

    小説・文芸

    3.4
    1~2巻1,100~1,408円 (税込)
    ロンドンの街で秘かに起きている、既婚の女性を狙った薄汚い恐喝事件。名探偵ホームズに依頼を断られ、意気消沈した女性を救うべく、ハドスン夫人とメアリーはホームズとワトスンに内緒で調査に乗り出す!
  • ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密

    ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密

    小説・文芸

    3.3
    1巻1,870円 (税込)
    〈記憶〉シリーズの著者の異色作 犯罪・虐殺を題材に執筆を続けてきたノンフィクション作家のジュリアンが自殺した。最愛の友の死の謎を突き止めるため、文芸評論家のフィリップは取材地を駆け巡り、やがて辿り着いたのは…… /掲出の書影は底本のものです
  • 新シャーロック・ホームズの冒険

    新シャーロック・ホームズの冒険

    小説・文芸

    3.0
    1~2巻1,188~1,408円 (税込)
    初老の男が服毒による変死を遂げたと新聞で報じられた朝、三十代前半の女性がベイカー街221Bへホームズを訪ねてくる。彼女はアビゲイル・ムーンと名乗り、ダミアン・コリンボーンなる男性の筆名で探偵小説を書いている。コリンボーンといえば、相棒ワトスンの本棚にも作品が置いてあるほどの売れっ子作家だ。依頼の内容は、「真犯人に被害者と犯行の手口を盗まれた、自分の無実を証明してほしい」。彼女は次作に向けてストーリーの構想を練っているところだったが、昨日ヴォクスホール公園で死んだ男は、被害者として自分が選んだ人物だった。なぜ変死事件は起きたのか? ホームズとワトスンは調査に乗り出すが……。
  • 禁断の芽ばえ

    禁断の芽ばえ

    小説・文芸

    3.0
    1巻550円 (税込)
    華やかで美しく活発な姉ヘレンの陰で、いつも目立たず地味でおとなしい一方のベスは、常識的で、夫として理想的な幼なじみのトムと婚約した。二人の婚約披露パーティーが開かれた夜、相変わらず派手に着飾ったヘレンが、恋人を連れて現れた。強烈な魅力を発散するイタリア系の男性、ルーク・ヴァッカリだ。ルークはなぜか執拗に熱い視線でベスを追い続け、彼女は経験したことのないいらだちと激しい反発を感じる。すっかり調子を狂わされたベスを、ルークは無理やりダンスに誘った。熱いキスまで奪ったあと、彼は動揺するベスの耳元でささやいた―もっと自分らしく、思いどおりに生きるべきだ、と。そのときから、ベスの人生は何か奇妙に歯車が狂い始めた。
  • レディは恋泥棒

    レディは恋泥棒

    小説・文芸

    3.0
    1巻550円 (税込)
    いくら親友を助けるためでも、あの男の婚約者のふりをするなんて……。■パリサは脅迫された親友モイアを救うため、ゆすり屋のアパートメントに忍び込んだ。有名な南仏のヌーディストビーチで撮られたモイアの写真を取り戻さなければならない。やっと机の中に写真を見つけて、早くここから逃げだそうと、身をひるがえした瞬間、頑丈な壁のような体にぶつかった。「つかまえたぞ」太い腕で腰に組みつかれ、床へ倒れた。転がった懐中電灯の弱い光で、男の顔がかろうじて見える。ルカ・ディマッジ! なんてこと! 本当に彼なの?十年前、私のファーストキスを奪った相手が友人を脅していたとは。しかも、彼はパリサにとんでもない要求をつきつけてきた。「一緒にイタリアへ来て、二日間だけ僕のフィアンセを演じてほしい。そのあとで写真を返そう。それとも窃盗犯として警察に捕まりたいか?」
  • 悲しみの館 忘れえぬ絆 I

    忘れえぬ絆

    小説・文芸

    2.3
    1~2巻550円 (税込)
    幼い時に両親を失ったグレイスは孤児院で育った。十八歳でイギリスを去り、イタリアへ渡った彼女は、名家で大富豪ヴィトーリア家の長男ドナードに見そめられ、十九の時に結婚した。財力、名声、容貌、知力、すべてに最高のものを備えたドナートが、どうしてわたしのような何もないおずおずした少女を妻に?それでも彼は熱愛してくれた。夢のような一年、彼女は身ごもった。玉のような男の子パオロに恵まれたころは、幸せの絶頂だった。しかし、その大切な赤ちゃんに突然の死が襲いかかる。悲しみのどん底に落ちたグレイスの、心の傷が癒える間もなく、夫ドナートの裏切りが。グレイスはイギリスへ逃げ帰った。だが、そのままですむはずもない。
  • さよならの演技 ハーレクイン・ロマンス~伝説の名作選~【ハーレクイン・ロマンス版】

    さよならの演技 ハーレクイン・ロマンス~伝説の名作選~【ハーレクイン・ロマンス版】

    小説・文芸

    -
    1巻740円 (税込)
    昼は秘書、夜は妻として──そんな日々に満足していたはずなのに。 7歳のときに父が蒸発して以来、クレアは病弱な母と二人三脚で暮らしてきた。ところが秘書の資格を取り、実業家ジェイクの秘書として働き始めた矢先、母が重病で倒れてしまう。落ち込む彼女にジェイクは思いがけない提案を切り出した。身の回りの世話を含む個人秘書を探している僕と、お金が必要なきみが契約結婚すれば、すべてが丸く収まると。どちらかに心から愛する人が現れた時点で契約を終了するという条件つきで。複雑な思いを抱えたまま、クレアは偽りの妻となった。2年後、夫と令嬢との噂を耳にした彼女の心は沈んだ。ついにその日が来たのだ──私にできるのは、ジェイクを愛してしまったことを隠し、悪妻を演じることだけ……。 ■王道ロマンスを描く人気作家ダイアナ・ハミルトンの知られざる逸作をお届けします。契約結婚と知りながら、ヒーローを心から愛してしまったヒロイン。傷つくことを恐れるあまり、自分からさよならを告げようとして……。ヒロインの切ない心情が胸に迫ります。 *本書は、ハーレクインSP文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ときめきの丘で【ハーレクイン・ロマンス版】

    ときめきの丘で【ハーレクイン・ロマンス版】

    小説・文芸

    -
    1巻671円 (税込)
    たとえ友情でもかまわない──あなたの隣にいられるのなら。 掃除、洗濯、買い物、料理……すべての家事をこなしながら、セリーナはもう何年も、わがままで気難しい父の世話をしてきた。26歳の誕生日、彼女が休息を求めて近くの丘にのぼると、いつもは誰もいない頂上に、見知らぬハンサムな男性がいた。なぜか初対面の彼に親しみが湧いておしゃべりに興じるが、気づけばセリーナの心はほぐれ、笑顔を取り戻していた。その後すぐ父が心臓発作で倒れ、主治医と共に現れた医師、ファンドーレンを見て、彼女は驚く──丘の上の想い人だった!父の死後に家を失い、仕事もなく追いつめられたセリーナは、ファンドーレンから思いがけず“友情結婚”を申し込まれて……。 ■貧しくとも純粋で気高い心を持つヒロイン。ヒーローと結婚したものの、友情だけでは満たされなくなり、彼を愛し始めていることに気がついて……。大スター作家ベティ・ニールズの真骨頂! 切ないシンデレラ・ロマンスをお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン・ロマンス版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 悲しみの館【ハーレクイン文庫版】

    悲しみの館【ハーレクイン文庫版】

    小説・文芸

    -
    1巻616円 (税込)
    「違いすぎるのよ、わたしたち」「いや、違う。ぼくらは二人で一つなんだ」 児童養護施設で育ち、イギリスからイタリアへ渡ったグレイス。名家の御曹司ドナートに見初められ、19歳の時に結婚した。まるで夢のようだった。財力、名声、容貌、知力、すべてに最高のものを備えた男性の妻になるなんて。彼は熱愛してくれた。1年が過ぎ、玉のような男の子に恵まれ、幸せの絶頂にいたある日しかし、突然息子を亡くしたのだ。そして悲しみの淵で心の傷が癒える間もなく、夫の浮気を知る。絶望したグレイスは家を出た。ドナートに置き手紙を残して。だが夫から返事はこなかった。1年後……。 *本書は、ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊から既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • さよならの演技【ハーレクインSP文庫版】

    さよならの演技【ハーレクインSP文庫版】

    小説・文芸

    -
    1巻495円 (税込)
    偽りの夫を本当に愛したら、終わり。 秘書のクレアは、ボスのジェイクに請われ契約結婚をした。だが迎えた2度目の結婚記念日、彼女の心は沈んでいた。先日、夫とさる令嬢の熱愛が新聞に取りざたされたのだ。ついにその日が来てしまったのかもしれない――どちらかがほかの誰かを真剣に愛し、再婚を望んだときは、契約は解消して離婚するというのが、この結婚の条件だ。密かにジェイクを愛していたクレアの胸は張り裂けそうだった。それなら、彼が楽になるよう、私からさよならを告げよう。夫を愛するがゆえ、クレアは心変わりした妻を演じたが……。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ためらいの夜明け

    ためらいの夜明け

    小説・文芸

    -
    1巻660円 (税込)
    サバンナは、ノックスにけっして近づかないようにしていた。あえて冷たい意地悪な女を演じ、壁を築いてきた。なぜなら新聞社に入った日、一目で彼に惹かれてしまったから。上流階級の御曹子に、孤児のわたしが恋をすれば、傷つけられて終わるとわかりきっている。なのに彼と夫婦のふりをして、潜入取材をするはめになるなんて!しかも行き先は、古代インドの秘儀を伝えるあやしげなクリニック。数日間の官能的なワークショップに、多くのカップルが集まる。そんな親密な空間でも、この思いを秘めておけるだろうか?もしノックスに悟られたら、ガラスの心が砕けてしまう。★栄えあるRITA賞のファイナリスト、期待の新星ロンダ・ネルソンが日本デビュー!孤独なヒロインの姿が切なく胸に迫る作品です。アメリカでひそかなブームになっているという摩訶不思議な世界、古代インドで生まれたタントラの奥義を垣間見ることもできます。★
  • 宿命のルビー

    宿命のルビー

    小説・文芸

    -
    1巻660円 (税込)
    わたしは伯爵に道具扱いされているのだ。ただ婚約者の嫉妬をあおるためだけに。 恋人と別れ、傷心旅行でイタリアへ向かったルーシー。運良く格安の料金で豪華なトスカーナの別荘を借りられた。3日後、町の広場でひったくりに遭ったところを、目が眩むほど高貴でセクシーな男性に助けられた。ジュリオ・ファルコーネ伯爵。噂に高い名門貴族だった。ところが、同じ別荘に泊まった旅行客たちのパーティーの最中、誰あろうファルコーネ伯爵が現れ、みなを追い出した。別荘を貸した男は詐欺師で、本当の持ち主は自分だという。彼は、一行が別荘と調度品に与えた多大な損害をつぐなうために、ルーシーにここに残るようにと冷ややかに命じた。 ■HQロマンスが誇る数々の逸作を厳選してお贈りする、伝説の名作選。この世を去ったあともなお日本人読者の心をとらえて離さず、根強い人気を誇る、サラ・クレイヴンの1990年代のヒット作をお楽しみください。
  • 嘘のまま愛して【ハーレクインSP文庫版】

    嘘のまま愛して【ハーレクインSP文庫版】

    小説・文芸

    -
    1巻440円 (税込)
    愛したくなかった。私を憎み、冷たく蔑むボスだけは…。 控えめで有能な会計士サスキア・ロジャーズは、ギリシア人の新社長アンドレアスを前にして、言葉を失った。ゆうべサスキアは、恋人の浮気を疑う親友に泣きつかれ、わざと派手な女を演じて彼を誘惑し、誠実さを試すことにした。後から、声をかけた男性が別人だったことに気づいたのだが、その相手こそ、いま目の前にいるアンドレアスだったのだ。誤解を解こうとするも彼は耳を貸さず、サスキアを蔑むばかり。そして途方に暮れるサスキアに、信じがたい脅しをかけてきた。僕の婚約者のふりをしてほしい――断るなら解雇する、と。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 涙から生まれた恋

    涙から生まれた恋【ハーレクイン文庫版】

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    シャーロットは空港で呆然と立ちつくしていた。明日、挙式の予定なのに、婚約者が現れなかったのだ。あまりのことに、人目もはばからずしゃくり上げていると、ダニエルと名乗る長身の男性に声をかけられる。彼はシャーロットに事情を聞いたあと、食事に誘ってきた。不誠実な男性とは、二度と関わりたくないわ!シャーロットは彼に渡された名刺を突き返すと、くるりと背を向けて歩き去った。翌日、ダニエルと結婚式を挙げることになるとは夢にも思わず。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件 (角川ebook)

    ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件 (角川ebook)

    小説・文芸

    -
    1巻1,430円 (税込)
    引退後、サセックス・ダウンズで養蜂を営むホームズは、養蜂場で助手の少年が死亡しているのを見つける。手記、日本での過去、イギリスでの現在……3つの事件からホームズの知られざる過去と苦悩を描く。 ※本書は2015年3月27日に配信を開始した単行本「ミスター・ホームズ 名探偵最後の事件」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)
  • ときめきの丘で【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】

    ときめきの丘で【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】

    小説・文芸

    -
    1巻660円 (税込)
    掃除、洗濯、買い物、食事の支度……家事のいっさいをこなしながら、セリーナはこの数年間、病人を決めこむ気難しい父の世話をしている。ある日、少しだけ休息を求めて近くの丘にのぼると、いつもは誰もいない頂上に、見知らぬ男の人がいた。年上の彼は初対面なのになぜか親しみが湧き、つかの間ではあったけれど、セリーナは純粋な幸福感をおぼえた。それからすぐに父が心臓発作で倒れ、主治医の友人として現れたドクター・ファンドーレンを見て、彼女はあっと驚いた――彼こそ、丘の上でセリーナの胸をときめかせた、あの男性だったのだ! ■やがて父の遺言により家が慈善団体に寄付され、身を寄せる場所を失うセリーナ。兄夫婦のもとでこき使われる日々が始まると、そんな彼女を、陰になり日向になり守ろうとする人物が……。けなげなヒロインと大人なヒーローの恋を描く“切ないシンデレラ”企画第3弾! *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 置き去りの恋【ハーレクインSP文庫版】

    置き去りの恋【ハーレクインSP文庫版】

    小説・文芸

    -
    1巻440円 (税込)
    アニーがカバーモデルを務める高級モード誌が、世界的な宝飾デザイナー“エダマス”との契約に成功した。だが素顔が謎に包まれた彼は、一つの条件を提示してきた。撮影は彼が指定する地で、極秘裏に行うこと。不安を覚えつつも、アニーは指示どおりに飛行機を乗り継いだ。そうしてたどり着いた孤島には、思わぬ人物が待っていた――先日、あるパーティで怒りに満ちた視線を浴びせてきた謎の男。まさか、あの人が“エダマス”だったなんて! 驚くアニーに、君を呼んだのは復讐のためだ、と彼は告げた。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 悲しみの館 忘れえぬ絆 I【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】

    忘れえぬ絆【ハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ別冊版】

    小説・文芸

    -
    1~2巻660円 (税込)
    児童養護施設で育ったグレイスは、18歳でイギリスからイタリアへ渡り、名家の御曹司ドナート・ヴィトーリアに見そめられ、19の時に結婚した。財力、名声、容貌、知力、すべてに最高のものを備えたドナートが、どうしてわたしのような何もないおずおずした少女を妻に?それでも彼は熱愛してくれた。夢のような1年が過ぎ、グレイスは身ごもった。玉のような男の子パオロに恵まれたころは、幸せの絶頂だった。しかし、その大切な赤ちゃんに突然の死が襲いかかる。悲しみのどん底に落ちたグレイスの心の傷が癒える間もなく、夫ドナートの裏切りが発覚して……。■敬虔なクリスチャンであるヘレン・ブルックスが描くヒロインたちは、どんな不幸にもめげず、とてもけなげ。そんなすてきなヒロインがゴージャスなイタリア人富豪と結ばれる夢のシンデレラ・ストーリー、2部作〈忘れえぬ絆〉をお楽しみください。 *本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・プレゼンツ作家シリーズ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 虚飾の海

    虚飾の海

    小説・文芸

    -
    1巻660円 (税込)
    ★アメリカ合衆国大統領。その地位のためなら、彼は私を利用するだろうか?実力派作家レイチェル・リー、待望のサスペンス長編。 ★ある夜、フロリダの別々の場所で発見された若いダンサーと老女の遺体。一見無関係に思えた二つの殺人事件をつなぐ鍵は、次期大統領候補の上院議員グラント・ローレンスだった。担当刑事のカレンは、グラントの周辺を探るため、首都ワシントンへ乗りこむ。ハンサムで誠実なグラント――だが本人の魅力とは裏腹に、彼の周囲にはあまりに多くの思惑がうごめいていた。グラントに心惹かれつつも、真実と虚飾の狭間で揺れ動くカレンは、やがて自らもスキャンダルの餌食となってしまう。そんな中、殺人者の触手はさらなる標的へ……。
  • さよならの演技

    さよならの演技

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    ボスのジェイクと契約結婚をした、秘書のクレア。だが迎えた2度目の結婚記念日、クレアの心は沈んでいた。先日、夫と令嬢の熱愛が新聞に取りざたされたのだ。二人は2年前、ある条件を交わしていた――どちらかが誰かを真剣に愛し、再婚を望んだときは、きっぱりと契約を終えて離婚しようと。きっと彼は記念日の今日、わたしに別れを切り出すつもりだわ……クレアの胃はよじれた。なぜならジェイクのことを、心から愛してしまっていたから。 *本書は、初版ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • シークに愛されて I

    シークに愛されて

    小説・文芸

    -
    1巻880円 (税込)
    ●『砂漠の呼び声』―リンダは夢見心地で憧れのスペインに着いた。タクシーで、家庭教師を務める予定の農園へ向かう。一刻一刻、面接の時に会ったドン・ラモスとの再会が近づく。待ち遠しい。とても手の届かない相手だけれど……。その時突然、タクシーが何かに衝突したあげく、崖から転落した。気がつくと、リンダはアラブ系の男の腕に抱かれていた。●『熱砂の誓い』―「離婚は成立していない。君は今でも僕の妻だ」ブリンは、不意に現れたかつての夫カリールの言葉に耳を疑った。たった一年の結婚生活は、まるで悪夢のようだった。中東の王国ズワルと、その国王であるカリールから逃げだし、故郷に戻ってきて三年。王国でのできごとを忘れ、心の傷もようやく癒えたところなのに。
  • 熱砂の誓い

    熱砂の誓い

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    「離婚はまだ成立していない、君は今でも僕の妻だ」かつての夫カリールのその言葉に、ブリンは耳を疑った。中東の王国に君臨する夫のもとを逃げだしてから、すでに3年の歳月が経とうとしている。当時夫はいつも不在で、ブリンは女性差別が残る王国に一人、贅沢ながら悪夢のような結婚生活を送っていた。ようやく新しい人生を取り戻しかけていたのに、今さらなぜ?夫の燃えるような視線に晒され、ブリンは恐怖に震えた――このままでは“あの子”の存在も彼に知られてしまう、と。
  • ときめきの丘で

    ときめきの丘で

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    気難しい父親の世話に明け暮れるセリーナは、つかの間の休息を求めて近くの丘にのぼった。いつもは誰もいない頂上に、見知らぬ男の人がいる。初対面なのになぜか懐かしさと親しみを覚え、彼とおしゃべりを楽しみ、久しぶりに幸せな時間を過ごした。それから間もなく、父が心臓発作で倒れ主治医が家に駆けつけた。驚いたことに、あの丘で会った男性も一緒だ。穏やかな目をした彼は、主治医の友人の医者だった。しかし再会の喜びは、すぐに新たな試練にかき消されてしまう。父の遺言で、家が慈善団体に寄付されることになったのだ。セリーナは追われるように故郷を出て、ロンドンで仕事を探し、安アパートメントに住み始めた。そんな彼女を必死で捜している人物がいるとは知らずに……。
  • 仕組まれた恋心

    仕組まれた恋心

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    カフェでぶつかった男性を見あげたとたん、フラーの胸がきゅんとした。この人は、言葉にできない強いオーラを放っている。ぼうっとしているあいだに、彼はフラーが落とした書類を拾い集めてくれた。「きみのアイデアに興味を持った」いきなり名刺を差しだして言う。まさか行きつけのカフェで、仕事のチャンスが巡ってくるなんて!こうなったら、ぜひ彼に雇ってもらわなくては。フラーはざわめく心を抑えつけた。ボスに惹かれるなんてルール違反だもの。★2005年のデビュー以来、ときめきの再会、契約結婚、情熱あふれるロマンスと、さまざまなテーマに挑んでいるニコラ・マーシュ。今回はオフィスを舞台に、年の離れたカップルのすれ違う恋心を描きます。★
  • 復讐は恋へといざなう

    復讐は恋へといざなう

    小説・文芸

    -
    1巻660円 (税込)
    ケイトが十年ぶりに故郷に帰ってきたのには理由があった。彼女の母は地元の名士ウィンフィールドの愛人だったのだが、彼に弄ばれ捨てられたのだ。ついに復讐の時はきた――そう思ったケイトは最も残忍な方法を選んだ。ウィンフィールドの息子を誘惑し、虜にし、捨て去る。母がされたように。彼女はJ・J・ウィンフィールドという名前の男を捜し始めた。それはよく練られた、周到な計画に思えた……。★The National Reader's Choice Award受賞の名誉に輝く作家レスリー・ケリーがテンプテーションに登場! この作品で彼女はリベンジ物という新境地を開きました。おぞましい復讐の念にとり憑かれたヒロインが欲望の嵐にのみ込まれ苦悩する様が鮮やかに描かれます。怒濤のラブストーリー、必見です!★
  • 砂の迷路

    砂の迷路

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    一年前、フェイは砂漠の国ジュマールの王子タリクと恋に落ちた。イギリスに滞在中だった彼にプロポーズされて結婚したが、彼女の義父の陰謀がもとで、その日のうちに離縁されてしまった。その陰謀に自分はまったく関知していないと弁解できぬまま、今、フェイは君主となったタリクとの謁見に臨もうとしていた。病弱な兄が、ある理由でジュマールの監獄に入れられ、事態を解決するにはタリクに恩赦を願い出るほかなかったのだ。みじめに頭を下げる彼女に、タリクは究極の条件を提示した――君が僕の言いなりになるなら願いを叶えてやろう、と。
  • 恋する週末

    恋する週末

    小説・文芸

    -
    1巻550円 (税込)
    地味なスーツのお堅いエマは、誰もが認める仕事中毒。週末のニューオーリンズ旅行でも、居心地の悪さを味わっていた。ところが突然、タキシード姿のすてきな男性に声をかけられ、ディナーから幻想的な夜の散策へとエスコートされる。彼の笑顔に、エマは生まれて初めてのときめきを感じた。そしてたった一夜の、めくるめく甘美なロマンス……。だが月曜、会社が買収されたと聞いてエマは愕然とした。しかも新しいボスは、なんとあの夜の彼ではないか。ひどいわ。私を誘惑したのは、会社を乗っ取るためだったのね!

ユーザーレビュー

  • シャーロック・ホームズの回想

    Posted by ブクログ

    シャーロック・ホームズのシリーズは、友達の医者ワトスンが自分が同行したりホームズから聞いたりした彼の探偵仕事を記録して発表したとなっている。
    本書は、ワトスンがベイカー街でホームズと共同生活していた頃、結婚して開業医となりたまにホームズの仕事に同行したときのこと、そしてホームズから聞いた事件などが入っている。
    コナン・ドイルは『最後の事件』でシャーロック・ホームズにある結末を与えてシリーズ終了、のはずだったんだけど、熱烈なホームズ復活願い(やら脅迫やら)で約10年後に完全復帰させる。
    『最後の事件』では探偵のホームズと対等の相手として犯罪会の王モリアーティ教授を登場させる。あくまでもホームズ物語を終わらせるための人物なのでいきなりでてきてこれ一作で消えてしまうんだけど、さすがに連続ドラマ(ジェレミー・ブレットのグラナダ版)では数話前から「この事件の裏にはモリアーティ教授が!」とかやってました。


    『シルバー・ブレイズ』
    まだワトスンがベイカー街にいたころかな。退屈なホームズはワトスンが発表しているホームズ事件簿について「君の記録は事件そのものよりも小説としての面白さに重きをおいているではないか!」とかなんとか八つ当たり・笑


    競馬のレース直前に、大本命の名馬シルヴァー・ブレイズ(白銀号)が行方不明となり、調教師ジョン・ストレイカーの死体が見つかった。


    さすがイギリス、競馬は身分の高い人たちも参加するし国中の話題で、賭博も国中で盛んだ!
    今回の事件では、お馬さんが無事だったからまあいいや。(^_^)
    そしてホームズは現場に行く前に仮説を立てたらしいが、行ってみたら細かいところで「自分の考えは間違っていた」と、すぐに推理立て直し。切り替えが早くて柔軟な性格が見えた。


    『ボール箱』
    ※本作はセンセーショナルだとして短編集から削除されることが多かったということです。
    クロイドンのスーザン・クッシングが受け取ったボール箱を開けてみると、そこには塩漬けにされた二人の人間の二つの耳が入っていた。以前追い出した3人の医学生からの嫌がらせか?だがホームズは、切った跡の乱暴さ、ボール紙を結んだ紐の結び方から、犯人は船乗りだろうと検討をつける。
    …ホームズたちが加害者のもとに行くと「あの二人の顔がずっと頭に張り付いている。俺は」
    シャーロック・ホームズでは「人間より上の裁き」ということが示されますが、
    しかし加害者が殺人をした経緯と、その後これだけ罪の意識を持つってこととから彼も気の毒だよなあとは思う…。


    『黄色い顔』
    グラント・マンローは、最初の夫と子供と死別した女性エフィーと結婚し、ノーバリに住んでいた。しかし最近エフィーの様子がおかしい。大金を必要とするようになる。隣に謎の人たちが引っ越してきて、エフィーはその家にこっそりと出入りしているのだ。マンローがその家に挨拶に行くと不機嫌な女性に追い返され、2階からは表情のない黄色い顔が彼を見下ろしていたという。
    こんな感じで刑事事件ではないんだけど摩訶不思議な出来事が起きた時に相談相手として駆け込まれるのがシャーロック・ホームズ。ホームズも奇々怪々な話を聞けて嬉しがる。
    ホームズはマンローを先に帰らせてからワトスンとノーバリに向かうことに。ホームズはワトスンに「隣の人物はエフィーの悪い前夫で彼女を恐喝しているのだろう」と語る。
    ノーバリで合流した彼らは隣の家に行くと、エフィーが必死で夫のマンローに「いつか全部お話するから今はそっとしておいて!」嘆願するが、マンロー、ホームズ、ワトスンは家に乗り込んだ。すると2階に黄色い顔の少女が…、少女?あれ?仮面じゃないか!その仮面を外すとにっこにこした可愛い黒人の少女の顔が現れた。
    秘密を知られたことによりエフィーが打ち明ける。エフィーはアメリカで最初の結婚をしたが彼は黒人だった。夫は死んだが娘は生きていた。エフィーは娘を子守に預け、イギリスに渡りマンローと再婚したが、階級社会・差別のあるこの時代に、黒人の娘がいることを打ち明けられなかったのだ。そして娘をこっそり呼び寄せていた。
    まさに時代背景を考える短篇ですね。黒人の夫は素晴らしい人だった!しかし黒人の娘は欧米階級に認められるのは難しい。しかしそんな階級社会に生きるイギリス人マンローは男気があった。「ぼくは最高の男じゃないがそこまで悪くない男だと思うよ」こうして妻と、前夫との娘を受け入れることを表明する。
    その様子を見てすぐにロンドンに引き返すことにしたホームズは、ベーカー街での自分の推理が完全に全く外れていたことをいたく反省し「ねえ、ワトスン。もし、この先、僕が自分の力を過信したり、事件に対して相当の骨折りを惜しんだりするようなことがあったら、こっそり僕の耳に『ノーバリ』と囁いてくれたまえ。そうしてくれると非常に有難い」と頼むのだった。
    この後ワトスンが「ホームズ!ノーバリだぞ!」って囁いたことはあったのかな・笑


    『株式仲買店員』
    ワトスンがメアリーと結婚して開業医になった頃の話。しばらく会っていなかったホームズが訪ねてきた。
    ワトスンは「隣の医者」ともうまくやってるようだけど、ホームズが個人付き合いしているのはワトスンしかいないもんなあ、会えなくなった相手を訪ねていくのはホームズからだったか。
    ということで、ホームズは「ワトスン、君はまだ推理に興味はあるかい?」と、ある事件捜査のお誘いに来たのだ。
    今回の依頼人は、ロンドンの若い株式仲買人ホール・パイクロフト。最近失業してしまった。苦しい転職活動を行い、業界で信頼の置けるモーソン商会に採用してもらう幸運に恵まれた。
    そんなパイクロフトの住居にバーミンガムの金物会社営業担当ピンナーが訪ねてきて「あなたのような素晴らしい方にはモーソン照会ではなくぜひうちの弟がやっている会社に来てください!」と多額の給料を示される。しかも「モーソン照会はあなたのことを悪しざまに言っていたので、辞退の連絡なんかしないでください」との注意付き。
    ああ、もう!詐欺!詐欺詐欺詐欺!令和8年現在では「闇バイト」「振込詐欺」「個人情報を取られて詐欺に使われる」の典型例ではないか!この時代なんてもっと詐欺が横行していただろうにあっさり引っかからないでくれ、もう見ていられない。
    バイクロフトはバーミンガムに行き、金物会社社長のピンナー弟を尋ねる。金物会社の事務所はチャチだし、仕事内容も意味のなさそうな単調作業。なんか妖しい、でも前払いで大金もらってるし…。数日後、バイクロフトは、住居を訪ねてきたピンナー兄と、社長のピンナー弟が同一人物だと見抜く。なぜ一人二役を!?やっぱり騙されているのか!バイクロフトはロンドンに戻りホームズに意見を求めたのだ。
    …まあ詐欺というか、強盗兄弟がバイクロフトの名を語ってモーソン照会に入り込んでいたって真相ですが、最後に弟が失敗したと分かった時の兄の態度は、(捕まって処罰されるのは当然として)悪人ではあっても兄弟助け合って生きてきたんだねえと思った。


    『グロリア・スコット号』
    ホームズがワトスンに話して聞かせてくれた物語。
    これがホームズが初めて手掛けた事件であり、大学生だったホームズが「将来探偵になろう!」と決意した出来事だった。
    学生時代のホームズもやっぱり変わり者だったので友達はいない。だがたまたまヴィクター・トレヴァーという、ホームズとは正反対の明るく腕っぷしの強い好青年と親しくなった。
    夏の休暇に彼の実家であるノーフォークの屋敷に招かれる。父のトレヴァー氏は鷹揚で地元の名士。だがホームズが特技披露としてトレヴァー氏の過去や人となりを推察してみると、氏は酷く動揺した。
    数日後、屋敷にハドスンという名前の酷い身なりと態度の男が訪ねてきた。ホームズは一度ロンドンに戻った。
    二ヶ月後、ヴィクターから助けを求める知らせが届いた。それによると、トレヴァー氏はハドスンのいいなりになっていたこと、彼が出ていった数日後に手紙が届いて父が酷いショックを受けて死にそうだという。
    ホームズはもう一度ノーフォークの屋敷を訪れ、氏に届いたなんということはない手紙に隠された暗号を読み取る。
    それは、トレヴァー氏の「グロリア・スコット号」に関わる恥の過去の告白だった。


    …ホームズにはワトスン以外にも友達いたじゃないか!と思ったんだけど、この事件を忘れるため?にヴィクターはインドに移住してしまったらしい。彼は統治では成功しているようだ。
    そしてこの時代は身分を偽るだとか過去を隠すことができたぶん、「恥」「名誉」を大切にして自戒としていたんだと感じる。


    『マスグレーヴ家の儀式』
    これもホームズがワトスンに話して聞かせてくれた物語。
    学生時代から「シャーロック・ホームズは変わり者だが、物を見る目は確かだ」みたいに思われていた。そこでホームズが探偵業を始めたころは、学友が表には出しづらいんだとか、警察が解けないだとか、警察に言うまでもない事件だとかを相談に来た。
    今回訪ねてきたのはレジナルド・マスグレーヴ。イギリスでも由緒ある貴族の家柄だ。レジナルドは、屋敷の執事ブラントンが、マスグレーブ家に代々伝わる儀式文を勝手に読んでいたことを知り、一週間の猶予を与えて解雇を言い渡す。
    数日後、ブラントンは失踪した。しかし屋敷から出た形跡はない。レジナルドはホームズに「ブラントンに捨てられた女中のレイチェルがおかしくなったこと、池からガラクタが上がったこと」を伝える。ホームズはレジナルドに、ブラントンが読んでいた儀式文を見せてもらう。なんか場所を示す暗号文みたいなものが書いてあるぞ?ホームズはこの儀式文が示す先に大切なものが隠されているに違いない、ブラントンもそれを探して板に違いない、と推理する。
    暗号解読冒険物語。暗号文が「どこどこから何メートル」という感じではっきりと書かれているのに、マスグレーブ家のみんなは実際に図って探してみようとしなかったのか!?
    まあこれで、イギリス歴史に関わるとても大切なものを発見したホームズは探偵の自信を深めましたとさ。


    『ライゲートの地主たち』
    ホームズは国家を揺るがす大事件に関わって単独行動。解決したんだけどすっかり疲れ切ってしまった。ワトスンは「わたしの古い友人ヘイター大佐の屋敷に静養に行くぞ!探偵業禁止!」と彼を連れ出す。
    しかし事件のほうが彼を放っては置かない・笑
    この近隣の二つの地主、アクトン老人と、カニンガム老人は、土地争いをしていた。数日前にアクトン老人の屋敷に泥棒入り、昨晩はカニンガム老人の屋敷で御者のウィリアムが殺されたという。
    地元警察からも協力を求められたホームズはカニンガム家の現場確認に向かう。
    しかしホームズの様子がおかしい。卒倒で倒れる、基本的な間違いをおかす、テーブルをぶちまける、カニンガム老人とその息子も、警官も呆れ顔。ワトスンはやっぱり弱って探偵の勘を失くしちゃったんだなあといたたまれない。
    しかしそのドジっ子ぶりはもちろんホームズのお芝居です・笑
    ホームズが倒れたり物を倒したりしたのは理由があってわざとでして、結果として見事に殺人の証拠をみつけて犯人逮捕に協力したのでした。
    すっかり元気になったホームズは張り切ってベイカー街に帰りましたとさ。


    『背中の曲がった男』
    ジェームズ・バークレー大佐はインドで手柄を上げたイギリス軍将校だ。妻のナンシーとは結婚30年で仲睦まじい。しかしある晩、鍵のかかった書斎でナンシーが激しく夫を非難する声が聞こえ、使用人たちがなんとか部屋に入ると中ではバークレー大佐が倒れて死んでいた。
    …これはもう、年月は取り返しがつかない、お気の毒…。
    私は子供の頃に児童向けで読んだので、「ダビデ王」を英語で読むと「デイビット」になるということを知った。そして旧約聖書に触れる(絵画とか、映画とか、物語とか)たびにこの小説を思い出すのです。


    『入院患者』
    医学生トレヴェリアンは精神病治療論文で評価されたが、開業するにはお金がなかった。そんな彼に診療所兼住居資金提供を申し出たのがブレシントンという男だった。トレヴェリアンは、プレシントンと同居し主治医になり、診療所収入から支払いをすることになった。
    診療所は繁盛して数年間が過ぎた。
    だが最近、ブレシントンが周辺の治安に怯えるようになった。そしてある日、トレヴェリアンの診察所にロシア人貴族という老患者とその息子がやってきた。しかし患者親子はどうやら住居内に勝手に入り込んだらしい?
    トレヴェリアンに依頼されたホームズは彼の住居兼診療所を訪れ、ブレシントンの様子を見て彼が過去に後ろ暗いことがあり、そのために狙われていると推測する。


    ホームズに影響されたのか、ワトスンも人物を見て背景を推測する目を持ってきました・笑
    しかし本作は、ブレシントンの過去の悪行をホームズは調べ上げるんだけど、どうやってやったんだかは書かれていない・笑


    『ギリシャ語通訳』
    シャーロック・ホームズに、兄のマイクロフトがいることが判明するお話。
    ホームズがいうには「遺伝はあるよ。だって僕も7歳上のマイクロフトも観察力と推理力があるからね、マイクロフトは僕よりも見事なくらいだよ」と言う。
    でも動くのめんどくさい〜という性質のため、「静かに過ごしたい男のクラブ」を立ち上げ安楽椅子探偵で満足している。そのために巨体…っていうか太り過ぎ?笑
    そんな兄から相談が来た。マイクロフトの観察力を知るご近所さんから、数日前の恐ろしく奇妙な経験について相談を受けたのだ。
    相談者はギリシャ語の通訳をしているメラス。二日前の夜に通訳の仕事の依頼なんだけど、ほぼ脅迫されながらある家に連れていかれた。そこへやせ衰えて顔中に絆創膏を貼られたギリシャ人連れてこられて、メラスは通訳を命じられる。通訳しながらギリシャ人から情報を聞いてみると、財産目当ての男たちに誘拐監禁されて財産を受け渡す書類にサインを強要されているようだ。そこへギリシャ人女性が入ってきて、痩せた男をみて驚愕する。
    ここまで見たメラスはたっぷり脅かされてから開放された。
    メラスから相談を受けたマイクロフトは新聞広告を出した。そしてホームズ兄弟は「イギリス人悪漢が資産家ギリシャ人女性を騙して駆け落ち、心配したその兄を監禁している」と推測。
    だがそんな折、再びメラスが攫われてしまう。


    …今回ばかりは流石に「メラスに見張り付けておけば、悪い奴らが口封じに来たんじゃないの…」って思う…。実際にメラスはあっさり捕まっちゃったし(^_^;)
    そしてホームズ兄弟は悪漢の味とは突き止め、メラスを助け出すが、悪漢たちと妹さんは姿を消した跡だった。悪漢が捕まらなかったのは、ホームズは探偵であって追跡や逮捕が仕事ではないからだろう。
    しかし数カ月後、その時の悪漢と思われる男たちの死体が見つかった。おそらく妹さんが兄の敵を取ったんじゃないか?と推測する。
    …妹さんが消えたまでは、コナン・ドイルは女性に冷たいよなーと思ったんだけど、女手一つで二人の男を死なせたんだから大したもんだ。


    『海軍条約文書』
    ワトスンは、学友パーシー・フェルプスから助けを求める手紙を受け取る。フェルプスは名門一家で、現在では外務省でイギリスの命運に関わる重要な仕事を任されていた。
    ある時、イギリスとイタリアで締結した重要な極秘文章である海軍条約文書の写しを書き取る司令を受ける。一人で残業していたフェルプスだが、ちょっと部屋を出た隙に文章が無くなっていたのだ!
    表に出たらイギリス国家を揺るがす大事件になる!
    …世界情勢を揺るがすことになる極秘重要文書を机に出しっぱなしで鍵もかけずに部屋を出るなんて重要文章の管理をもっとちゃんとしなさいよ!と言いたくはなるんだが、フロア全体に誰もいないって分かっていたら自分もうっかりしちゃうかなあ…気をつけよう(^_^;)
    しかしその事件はもう2ヶ月前、つまり表にはでていないってことで、ここまでホームズの物語を読んできた読者としては「じゃあまだ外務省内になるんじゃない?」と考える。
    …私の考えは合っていたような、なかったようなでした。


    『最後の事件』
    「我が友シャーロック・ホームズの才能を記録するのはこれが最後になる」ホームズは2年前に死んだのだとしんみりと始まる。コナン・ドイルが本職にはしたくなかったシャーロック・ホームズ小説を終わらせるための「最後の事件」。


    ワトスンの診療所に、しばらく会っていなかったホームズが訪ねてきた。「狙われている」といって最大の警戒体制を取っている。
    ここで、コナン・ドイルがシャーロック・ホームズを葬るための最大の敵として出したのがジェームズ・モリアーティ教授。数学の天才?で大学教授だったこともあるが、それより犯罪の才能が天下一品だった。その後は長年犯罪者の大ボスツォイ手多数の手下を使い、その網目はイギリスどころかヨーロッパにも広がっている。ホームズが逃がしてしまったり、ホームズが関わらず未解決になっていまった事件のほとんどの黒幕がモリアーティ教授だというのだ。
    これほどの大物なんだけど、あくまでも「ホームズを葬るための一話限りのキャラクター」なので本人の出番はほんの数行です。
    グラナダ版ドラマ(ジェレミー・ブレット主演)では、いくつかの事件の裏に実はモリアーティ教授の影が!という存在が示されていました。
    ということで、ホームズとモリアーティ教授の追いかけっこが繰り広げられ、モリアーティ教授の手下の大半はホームズが逮捕させた。しかし怒り狂ったモリアーティ教授本人がホームズを執拗に追いかけてきている。
    そしてホームズとモリアーティ教授が出会った時、二人は相打ちで死んだのだった。ワトスンはホームズが残した手紙「つねにきみの誠実な友」を思い出に筆を置く。


    …現代の読者としたらホームズが復帰することは分かっているんだけど、ここで止めるのは寂しいのですぐに復活作を読みに行ってきます!

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    2026年10月02日
  • 緋色の研究

    Posted by ブクログ

    シャーロック・ホームズシリーズ一作目。最初に知ったのは小学校の時の児童向けという当時の正しい小学生の読書体験で、学生の頃には完訳を読んだり、英国グラナダTV製作ジェレミー・ブレッドのドラマを見たりもしている。
    でもやっぱり原作読むと違いますよね。
    第一作目は名探偵シャーロック・ホームズと記載者ジョン・ワトスンの出会いから、実際に手掛けた密室での殺人事件解決の顛末へ。
    アフガニスタン戦線で負傷した医学博士のジョン・ワトスンはイギリスで傷病休暇を過ごしていた。節約のためやすい下宿先を探していたら、知り合いからシャーロック・ホームズという人物が同居人を探していると紹介される。彼はワトスンをひと目見て経歴を言い当てるような鋭い面と、大学の科学実験室に籠もってよくわからん実験を行っている珍妙な面があった。それでも二人は割と気が合って、ベーカー街221Bで家賃折半の共同生活を始めることになった。
    ワトスンは、ホームズは何者なのか?仕事は何だ?なぜ一目で人の身元を言い当てるのか?ホームズを訪ねてくる多種多様な人々は何者なのか?と疑問が浮かぶ。
    ここで自分からは聞かないところがイギリス紳士なのかな。
    ワトスンは新聞に載った「人生の書」という記事を見かける。内容は「観察力の鋭い人間なら、日常で目にする事柄を性格に系統立てて吟味して多くの知識を得ることができる」という内容だ。だがワトスンは「一滴の水からでも海や滝について推理できるように、人間も一つの小さい事柄から本質を探ることができる。そのためには研究を重ねて…」という内容に「なんだこりゃ!出鱈目じゃないか!椅子にふんぞり返って一滴の水から海を論じるって?」と反発する。それを聞いたホームズは「その記事は私が書いたんだよ」と笑う。そしてホームズは「私は犯罪捜査に興味があり、探偵をしているのだよ」と改めて自己紹介するのだった。
    第一作目はホームズ紹介も兼ねているので、色々と変人ぶりが書かれます。そういえば「イギリス人紳士」というイメージの彼だけど、自分の趣味しか見えない麻薬中毒者でしたね・笑
    ホームズは犯罪捜査に全てを掛けているので知識にも性格も大いに凸凹がある。なかなか驚いたのが「地動説を知らない」というところ。この時代は19世紀末のヴィクトリア朝時代なのだが、ヨーロッパで地動説は「紳士なら当然知っているが、知らない人がいても不思議ではない」くらいの認知度だったのか!
    まあそんなホームズのところにスコットランド・ヤードのグレグスン刑事(と、ライバルのレストレード刑事)から殺人事件協力依頼があった。ホームズは早速ワトスンを連れて現場に向かう。そこは空き家で、身なりの良い男の死体が見つかったのだ。
    この時代の警察捜査は読んでいてもかなりいい加減っていうか、いわゆる「現場保全」ってのが全く保たれていない。警察が泥足で殺人現場をどたどたと歩き回る・笑
    そこをホームズは、警官の足跡とそれ以外を見抜いて、被害者と犯人が入ってきて、中で何が有り、どうやって出ていったのか、犯人の特徴はどんなものなのか、を見抜いていく。現在からすれば現地調査は当たり前なんだけど、ホームズは時代を先行く目線を持っていたんですね。
    物語は二部構成で、一部は上記ワトスンとホームズの出会いから、殺人事件捜査に加わり、ホームズが鮮やかに解決するまでをロンドンを舞台に語られる。
    そして後半第二部では北アメリカ内陸部の砂漠に舞台が移り、新天地を求めて放浪して死にかけている男と少女が、開拓のために移動中のモルモン教徒の集団に助けられるところから始まる。彼らはソルトレイクシティにモルモン教徒の街を建設する。
    この第二部は、第一部の犯人の告白となっている。モルモン教の厳しい掟と、愛する女性を失った男の長い長い復讐の物語だ。
    第二部の始まりは第一部より20年くらい前かな、それでも同じ時代なのだが、都会のロンドンと、地方で自分たちで開拓して自分たちの掟で暮らす人たちの差が見られます。そして私は子供の頃児童書版で読んで「モルモン教」にこの物語の印象を持ってしまっていたのですが、注意書きで「モルモン教に関しては事実と違うところがあります」との記載がありました。これ読んだだけだとかなり酷い組織だって思っちゃうもんね。

    第一部はホームズの変わり者っぷり、事件と鮮やかな犯人逮捕!で楽しく読んで、第二部では犯人の自白という形で愛と復習の執念の半生を重厚な物語で読む。違った二つの物語が一つに繋がっていきます。

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    2026年09月11日
  • シャーロック・ホームズ 絹の家

    Posted by ブクログ

    面白かった…!
    内容は本家よりもだいぶショッキングな印象だけど、キャラや世界観が違和感なくスイスイ読めてしまった。
    さすがコナン・ドイル財団が認めた作者という感じ。
    モリアーティも面白かったし、この作者のホームズシリーズをもっと読みたい。

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    2026年08月26日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    Posted by ブクログ

    「ブルース・パーティントン設計書」「瀕死の探偵」「最後の挨拶」がよい。未知の毒薬や政府間の争いなどが題材になっていて幅が広がっている。これで短編集はあとは事件簿があるだけだ。

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    2026年06月18日
  • シャーロック・ホームズの帰還

    Posted by ブクログ

    モリアーティ教授とライヘンバッハの滝に転落したホームズが奇跡の復活を遂げ、10年ぶりに読者の前に姿を現したのが「シャーロック・ホームズの帰還」だそうだ。そういう当時の読者へのサービスとかを抜きにしても面白い。

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    2026年06月18日

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