高山羽根子の作品一覧
「高山羽根子」の「おかえり台湾 食べて、見て、知って、感じる 一歩ふみ込む二度目の旅案内」「居た場所」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高山羽根子」の「おかえり台湾 食べて、見て、知って、感じる 一歩ふみ込む二度目の旅案内」「居た場所」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
春先になると花粉症で鼻が効かなくなるモトコは、同僚である村崎に彼が飼う、小動物のお世話を頼まれる。職場を辞めて海外へ向かった彼からメールにて送られる、パンダと人類を巡る歴史や、小動物たちのお世話を通して、「命をあずかる」ことの本質が紡がれる———
生き物をペットとして飼うということについて。
ペットとして飼う以上は、飼う側の責任として生き物の命を預かるというのは最低限。そこから愛情であったりを注ぎ込んでいく。村崎さんの家では、いわゆる普遍的なペットのような飼育環境とは異なっており、部屋のインテリアとしての使い方をしていない。水槽を例にすれば、キラキラ光る石や水草などを配置せず、ただただ水を入
Posted by ブクログ
沖縄に関する雑多な情報を蓄積する資料館で整理作業をする未名子は、世界の果ての孤独従事者に対してオンラインで問題を読み上げる、問読者(トイヨミ)として働く。孤独であると自称する彼女は同じく孤独である人との通話によって、互いの一部を共有し合う———
ヒトが抱く、未知に対する恐怖と、その未知を少しでも既知へと変えて行きたいという欲はこれほどまでに上手く混じり得ないのかと悲しい気持ちになった。
人間が、自分とは別の場所で貯め込まれる知識に対して警戒するのが本能なのか? それはすなわち、知識とは武器であり、個人の力をより強固にするものだと認めている。そういった行動をとっている人はもしかすると、世界の
Posted by ブクログ
解説で芥川賞受賞の際のコメントで審査員の方々も仰っていましたがこの作品では孤独について感じる作品だったと思います。孤独な場所にいる人(深海や宇宙、紛争地のシェルター内等)の為にクイズを出す職業の傍ら資料館のボランティアをしている主人公が台風明けの日、馬(琉球馬)を拾うという変わった設定です。この3つを組み合わせ一つの作品にまとめるのは困難だと感じますが作者の奇跡的なバランスによりそれが為されているのが面白いと感じます。クイズ解答者のそれぞれ孤独な場所にいる人が辿り着いた人生哲学の様な或いはこれまでの自分の生い立ちによる自身への向き合い方・考え方には考えさせられるものがあります。
短くて電車の待
Posted by ブクログ
〈あの建物に詰まっていた資料が正確なものかどうかなんて、未名子だけでなく世の中にいるだれにもわからない。ただ、あの建物にいた未名子は、それぞれ瞬間の事実に誠実だった。真実はその瞬間から過去のものになる。ただそれであっても、ある時点でだけ真実だとされている事柄が、情報として必要になる日が来ないとだれがいい切れるんだろう〉
沖縄にある小さな郷土資料館『沖縄及島嶼資料館』。島の資料館とされてはいるが、その実態は持ち主である民俗学者の順さんの私的資料が保管された建物になっている。その資料館の整理を中学生の頃から手伝う未名子は、オンライン上で世界中の孤独な業務従事者と一対一のクイズを使ったコミュニケ