作品一覧

  • さくらのまち
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    二度と戻らないつもりでいた桜の町に彼を引き戻したのは、一本の電話だった。 「高砂澄香が自殺しました」 澄香――それは彼の青春を彩る少女の名で、彼の心を欺いた少女の名で、彼の故郷を桜の町に変えてしまった少女の名だ。 澄香の死を確かめるべく桜の町に舞い戻った彼は、かつての澄香と瓜二つの分身と出会う。 あの頃と同じことが繰り返されようとしている、と彼は思う。 ただしあの頃と異なるのは、彼が欺く側で、彼女が欺かれる側だということだ。 人の「本当」が見えなくなった現代の、痛く、悲しい罪を描く、圧巻の青春ミステリー!
  • 君の話
    4.4
    1巻946円 (税込)
    架空の青春の記憶を植えつけられた青年は、その夏、実在しないはずの幼馴染と出会う。これは、始まる前に終わっていた恋の物語。『三日間の幸福』や映画化作品『恋する寄生虫』の著者による最新作、待望の文庫化。電子書籍版の限定特典として、単行本版のさい書店で限定配布されたスピンオフ特別掌篇「聖地巡礼」を収録!
  • 君に贈る15ページ
    3.9
    1巻748円 (税込)
    メディアワークス文庫創刊15周年を記念して、三秋縋、時雨沢恵一、高畑京一郎などレーベルを代表する豪華作家が大集合した最強アンソロジー。 トキメキも切なさもほっこりもワクワクも全て網羅した、今届けたい15編を収録。どんな気持ちにも寄り添い、どこから読んでも楽しめる。今をときめく豪華作家陣があなたに贈る、15ページの物語。 図書室で見つけたのは、異なる時が流れる魔法の小部屋?(『余白の隠れ家』)ある日届いた手紙は二十年後の自分から?(『前略 十五の僕へ』)など、15ページとは思えない超濃密な展開に没頭すること間違いなし!  【参加作家一覧】 三秋縋/佐野徹夜/松村涼哉/斜線堂有紀/一条岬/綾崎隼/村瀬健/こがらし輪音/青海野灰/古宮九時/遠野海人/天沢夏月/入間人間/時雨沢恵一/高畑京一郎

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  • いたいのいたいの、とんでゆけ
    4.3
    1巻704円 (税込)
    「私、死んじゃいました。どうしてくれるんですか?」 何もかもに見捨てられて一人きりになった二十二歳の秋、僕は殺人犯になってしまった――はずだった。 僕に殺された少女は、死の瞬間を“先送り”することによって十日間の猶予を得た。彼女はその貴重な十日間を、自分の人生を台無しにした連中への復讐に捧げる決意をする。 「当然あなたにも手伝ってもらいますよ、人殺しさん」 復讐を重ねていく中で、僕たちは知らず知らずのうちに、二人の出会いの裏に隠された真実に近付いていく。それは哀しくも温かい日々の記憶。そしてあの日の「さよなら」。
  • あおぞらとくもりぞら 1
    4.0
    1~2巻693円 (税込)
    SNSで話題のコミック作品、1・2巻同時刊行! 死にたがりの少女と、彼女の「死に甲斐」を奪おうとする殺し屋。 少女にとって、どこまでも幸福で、どこまでも残酷な夏が始まる。
  • 恋する寄生虫
    4.4
    1巻693円 (税込)
    「ねえ、高坂さんは、こんな風に考えたことはない? 自分はこのまま、誰と愛し合うこともなく死んでいくんじゃないか。自分が死んだとき、涙を流してくれる人間は一人もいないんじゃないか」 失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。一見何もかもが噛み合わない二人は、社会復帰に向けてリハビリを共に行う中で惹かれ合い、やがて恋に落ちる。しかし、幸福な日々はそう長くは続かなかった。彼らは知らずにいた。二人の恋が、<虫>によってもたらされた「操り人形の恋」に過ぎないことを――。
  • 君が電話をかけていた場所
    3.8
    1巻682円 (税込)
    「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。しかし、当時のあなたにとって、彼女はあまりに遠い存在でした。『自分には、彼女に恋をする資格はない』。そう考えることで、あなたは初鹿野さんへの想いを抑えつけていたのです。……ですが、同時にこうも考えていました。『この痣さえなければ、ひょっとしたら』と。では、実際に痣を消してみましょう。その結果、初鹿野さんの心を射止めることができれば、賭けはあなたの勝ちです。初鹿野さんの気持ちに変化が起きなければ、賭けは私の勝ちです」
  • 三日間の幸福
    4.5
    1巻682円 (税込)
    どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。 未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。 ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。 (原題:『寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。』)
  • 僕が電話をかけていた場所
    4.0
    1巻660円 (税込)
    ずっと、思っていた。この醜い痣さえなければ、初鹿野唯の心を射止めることができるかもしれないのに、と。「電話の女」の持ちかけた賭けに乗ったことで、僕の顔の痣は消えた。理想の姿を手に入れた僕は、その夜初鹿野と再会を果たす。しかし皮肉なことに、三年ぶりに再会した彼女の顔には、昨日までの僕と瓜二つの醜い痣があった。 初鹿野は痣の消えた僕を妬み、自宅に閉じこもる。途方に暮れる僕に、電話の女は言う。このまま初鹿野の心を動かせなければ賭けは僕の負けとなり、そのとき僕は『人魚姫』と同じ結末を辿ることになるのだ、と。
  • スターティング・オーヴァー
    4.0
    1巻660円 (税込)
    二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。全てをやり直す機会を与えられた僕だったけど、いくら考えても、やり直したいことなんて、何一つなかった。僕の望みは、「一周目の人生を、そっくりそのまま再現すること」だったんだ。 しかし、どんなに正確を期したつもりでも、物事は徐々にずれていく。幸せ過ぎた一周目の付けを払わされるかのように、僕は急速に落ちぶれていく。――そして十八歳の春、僕は「代役」と出会うんだ。変わり果てた二周目の僕の代わりに、一周目の僕を忠実に再現している「代役」と。 ウェブで話題の新人作家、ついにデビュー。
  • 恋する寄生虫 (1)
    完結
    4.6
    全3巻638~682円 (税込)
    失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。一見何もかもが噛み合わない二人は、社会復帰に向けてリハビリを共に行う中で惹かれ合い、やがて恋に落ちる。しかし、幸福な日々はそう長くは続かなかった。
  • 寿命を買い取ってもらった。一年につき、一万円で。 1
    完結
    4.6
    全3巻418円 (税込)
    毎日を無気力に過ごしていた青年クスノキは、ある日寿命を買い取ってくれる不思議な店の噂を耳にする。金に困って寿命の大半を売り払った彼は、余命3か月を「監視員」のミヤギと共に過ごすことになるが…。三秋縋の人気小説「三日間の幸福」を完全コミカライズ。

ユーザーレビュー

  • 三日間の幸福

    Posted by ブクログ

    感動作!人の価値を考えさせる内容でした。最終章でタイトルの三日間の幸福の意味がわかり更に感動しました。

    0
    2026年02月07日
  • さくらのまち

    Posted by ブクログ

    サクラに惑わされ誰を信用すればいいのかわからなくなっていく
    サクラというキーワードが本作ではとても重要になる
    最後まで展開が読めずハラハラしたが面白かったけど、切ない終わり方だ

    0
    2026年02月02日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

    Posted by ブクログ

    光ではなく、影にこそ見いだされる幸福をひそやかに描いた作品。あらすじはSFチックだが、愛と破滅が交錯し、読者の心を激しく揺さぶるダークファンタジーと言えると思う。巧みに張り巡らされた伏線と、胸に静かな残響を響かせるあとがきにも注目していただきたい

    0
    2026年02月01日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    こんな形で、本の題名が回収されるとは。
    とても辛い話だった。なにか救われたのだろうか。
    一体、どこまでが彼らの心に残った出来事だったのだろうか。
    読み進める手が止まってしまうことが多かったけれど、彼らが触れ合った手の温もりを想像せずにはいられなかった。
    とにかく描写が細かくて、とても感情移入できたからこそ、辛かったのだと思う。
    辛い話だったけど、彼らの世界、存在を覗き見できて良かったと思う。三秋縋さんはすごい。
    こんな悲しくて悔しくて、儚い落とし所があるんだ。
    2人の中で幸せならそれでいいと思えた。

    あとがきにあった「落とし穴の中で幸せそうにしている人」がまさにこの本のことだと思った。そして

    0
    2026年02月01日
  • いたいのいたいの、とんでゆけ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文章のクセや、ストーリーや登場人物の役割など村上春樹からの強い影響を感じた。(三部作、それも羊をめぐる冒険的というか。)特に、いなくなった(死んだ)友人である進藤くんはまさに鼠だし、三枝さんは小指のない女の子や色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年の沙羅の用でもある。つまりあのあたりの役割を担っているというように感じる。
    しかし、本作には村上春樹とは似ても似つかないところがある。克明な暴力の描写とどうしようもなさをどうしようもないまま受け入れた後のご褒美がとてつもなく強烈な事である。

    0
    2026年01月31日

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