作品一覧 1~20件目 / 20件<<<1・・・・・・・・・>>> 人気順 新着順 人気順 評価高い順 価格安い順 価格高い順 葦舟、飛んだ - 小説 / 国内小説 1巻880円 (税込) 団塊世代の男女5人。共に子供時代の謎を探るうち、身内の秘密や時代の暗い影が浮き彫りになり・・・。 円熟期を迎えた作家がつむぐ現代の叙事詩。 試し読み フォロー あまりに野蛮な 3.7 小説 / 国内小説 1~2巻2,090円 (税込) 渾身の純文学長篇小説。台湾に暮らした日本女性の愛の手紙・日記。70年の時を経て甦る2人の女性の愛の人生。――女は思わず、海を振り返る。海に戻りたい。女は陸の世界におびえ、つぶやく。わたしは死なない。わたしは生きつづける。 試し読み フォロー 「伊勢物語」「土佐日記」を旅しよう 古典を歩く2 - 小説 / 国内小説 1巻660円 (税込) 王朝びとの都への熱く深い思い。和歌が紡ぐ「歌物語」の典型の2つの古典を道づれに、日本の心を訪ねる! ――和歌が紡ぐ「うたものがたり」の典型、「なにしおはば……」の『伊勢物語』と「男もすなる日記……」の『土佐日記』。2つの古典に浮かび出る王朝びとたちの、「都」への熱く深い思い。けわしい山路や、海の路に、彼らの心をたどる。歌を道づれに、日本の心を訪ねよう。<古典の旅シリーズ『伊勢物語/土佐日記』改題作品> 試し読み フォロー 黄金の夢の歌 4.0 小説 / 国内小説 1巻1,078円 (税込) 口承によってうたい継がれてきた中央アジア・キルギスの英雄マナスは、永遠に年をとらない、とても元気な男の子。その「夢の歌」を聞きたいと旅をする「あなた」。氷河によって削られたジャイロの美しい牧地に心奪われ、その地を駆けめぐった多くの騎馬、狩猟民族の興亡に思いを馳せる。(講談社文庫) 試し読み フォロー 逢魔物語 - 小説 / 国内小説 1巻770円 (税込) 『八犬伝』の伏姫、『番町皿屋敷』のお菊、三ツ目小僧……。物語、伝説、夢、フォークロアなどを鮮やかな媒介として、「秩序」「制度」からはぐれ、はずれた生や、愛たちを問う、「新しい時代」の女性作家・津島佑子の果敢な力業。時代が生んだ「生」の新たな意味を問う、中篇連作集。 試し読み フォロー 狩りの時代 3.0 小説 / 国内小説 1巻880円 (税込) 【逝去直前まで推敲を重ねた津島文学の到達点】 「津島さんはまだこの小説の中に生きていて、読む私たちとともに、奮闘している」――星野智幸(解説) でもあのことばだけは消え去らない。 忘れていたはずなのに、ひどいことばを聞かされたという感触だけは残されていた。 その痛みだけは忘れられなかった。(本文より) 15歳で早逝したダウン症の兄との思い出、ヒトラー・ユーゲントの来日。 「あこがれ」、障害、病気、戦争、差別、「不適格者」……大家族二世代の物語はこの国の未来を照射する。 『火の山―山猿記』で第34回谷崎潤一郎賞・第51回野間文芸賞を受賞した著者による、絶筆長編。 ※この電子書籍は二〇一六年八月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 試し読み フォロー 草の臥所 - 小説 / 国内小説 1巻660円 (税込) 見わたす限り青く深い、草のうねりの中に身をうずめ、別れた男への絶望とたえがたい憧憬を内に焦がす二人の女の、怪しげな交友と亀裂、時にひびわれて暴発する性への傾斜、足を踏みいれた沼地の闇を手探りに探す愛の形を、凄まじい生理感覚で描き出し、津島文学の一転機を画したとされる傑作集。泉鏡花賞受賞作品。 試し読み フォロー ジャッカ・ドフニ 4.0 小説 / 国内小説 1~2巻715~759円 (税込) 2011年、網走。亡き息子との思い出の地を訪れた「わたし」の胸に甦るアイヌの歌。その調べに導かれ、ある少女の波瀾に満ちた物語が繙かれる。キリスト教迫害が進む17世紀、アイヌと和人の子チカップは、聖職者を志す少年ジュリアンと共に、故郷のマツマエから遠く離れたナガサキ、そしてマカウを目指す航海に出る。時を越え海を越え、多層的な物語が壮大に繰り広げられる、遺作にして津島文学の集大成。 試し読み フォロー 寵児 3.9 小説 / 国内小説 1巻1,353円 (税込) ピアノ教室の講師をする女は、離婚して娘と暮している。娘は受験を口実に伯母の家に下宿して母親から離れようとしている。体調の変化から、ある日女は妊娠を確信する。戸惑う女が男たちとの過去を振返り自立を決意した時、妊娠は想像だと診断され、深い衝撃を受ける。自立する女の孤独な日常と危うい精神の深淵を〈想像妊娠〉を背景に鮮やかに描く傑作長篇小説。女流文学賞受賞作品。 試し読み フォロー 堤中納言物語・うつほ物語 4.0 小説 / 国内文学 1巻1,265円 (税込) 『堤中納言物語』は、毛虫を愛する型破りなお姫さまや、片思いに身を焦がす憂愁な貴公子などの登場人物たちが登場する物語で、世界最古の短編小説集。『うつほ物語』は全20巻、日本最古の長編物語。天上の琴を守り伝える芸術一家4代の数奇な物語だ。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。 試し読み フォロー 半減期を祝って 3.4 小説 / 国内小説 1巻1,353円 (税込) 30年後のニホンの未来像を描き絶筆となった表題作ほか、強くしなやかに生きる女性たちの姿を追った「ニューヨーク、ニューヨーク」「オートバイ、あるいは夢の手触り」を収録。女性や弱者、辺境のものたちへの優しい眼差しと現状への異議──。日本を超えて世界規模の視野を切り拓き続けた津島文学のエッセンスがここにある! 試し読み フォロー 光の領分 4.3 小説 / 国内小説 1巻1,353円 (税込) 夫との別居に始まり、離婚に至る若い女と稚い娘の1年間。寄りつかない夫、男との性の夢、娘の不調、出会い頭の情事。夫のいない若い女親のゆれ動き、融け出すような不安を、“短篇連作”という新しい創作上の方法を精妙に駆使し、第1回野間文芸新人賞を受賞した津島佑子の初期代表作。 試し読み フォロー 火の河のほとりで - 小説 / 国内小説 1巻1,298円 (税込) 血の絆、性の葛藤の果てに、生の極致を望む女たち――雪の日にひとりこどもを殺した! ……少女時代の悪夢が、姉妹に遠い影を投げかける。血の絆に惹かれるように、妹の夫と関係を結ぶ姉・牧。抜き差しならない深みに入り込んでいく二人に、気づこうとしない妹・百合。性の地獄にさらわれながら、ついに女たちは生の明るみへと突き抜けていく。長編700枚。 試し読み フォロー 火の山 山猿記 4.0 小説 / 国内小説 1~2巻880~942円 (税込) 火の山――とは富士山のこと。その富士山に寄り添いながら生きた有森家の変遷史。誕生と死、愛と結婚の型。戦中戦後を生きた人たちを描きながら、日本の近代を見つめ直した傑作長編小説。第51回野間文芸賞、第34回谷崎潤一郎賞受賞作。平成18年4月から放送のNHK連続テレビ小説『純情きらり』の原案。(講談社文庫) 試し読み フォロー P+D BOOKS アニの夢 私のイノチ 3.0 小説 / 国内小説 1巻660円 (税込) 中上健次の盟友が模索し続けた文学の可能性。 「それにしても、言い争いばかりしてきたような気もする。そして、私にとって、はじめて出会った時に思い決めた“中上健次”への徹底的大反論はまだ、これから先のことだったのだ。 (中略)いずれにせよ、私の“中上健次”という名の目標は、今更、なにが起ころうと変えようがない。中上さんも、それは承知のうえだ、と私は信じている」 <「“中上健次”という存在」より> アイヌ、プルトン、マオリの言語と文学――急逝した中上健次を読み直し、新しい世紀に向けて文学の可能性を探ったエッセイ集であり、中上とデビュー以来盟友として深く関わった津島佑子の1990年代の文学的軌跡でもある。 試し読み フォロー 変愛小説集 日本作家編 3.6 小説 / 国内小説 1巻792円 (税込) 変てこだったりグロテスクだったり極端だったりする、究極に純度の高い愛のアンソロジー。人気作家勢揃い! ●川上弘美●多和田葉子●本谷有希子●村田沙耶香 ●吉田知子●深堀 骨●安藤桃子●吉田篤弘●小池昌代●星野智幸●津島佑子 試し読み フォロー 本のなかの少女たち 4.0 エッセイ・紀行 / エッセイ 1巻2,299円 (税込) 子供の頃からの読書体験で、心から共感できる少女の少なさを強く感じていた。しかしま時に納得できる「少女」に出会える喜びもあった―― そう回想する著者・津島佑子自身、自らが「少女」だったと確信を持ってはいないのだ。 「少女」とはいったい誰のことなのか? どのように描かれた「少女」なら実在感を感じられるのか? 自らの作品で「少女」に愛着を抱いて描いてきた作家が、「本のなかの少女 たち」を追ってみることを心に決め、「少女」そのものをテーマに新鮮な切り口で古今の名作を再び繙く。 再読を経て得られた新たな発見、洞察、感動を綴った、誰もが楽しめる読書エッセイ。 試し読み フォロー ヤマネコ・ドーム 3.7 小説 / 国内小説 1巻2,090円 (税込) アメリカ兵と日本人女性との間に生まれたミッチとカズは、ママに引き取られて暮らすことに。また、ママのいとこの子であるヨン子とも幼馴染みであった。ある日、オレンジ色のスカートをはいたミキちゃんという子が池で溺死する事件が起こる。彼らは成長し、それぞれの人生を歩み始めるが、数年に一度、オレンジ色の衣服を身につけた若い女性が殺害される事件が起こり、彼らは過去の記憶に苛まれるのだった……。 試し読み フォロー 山を走る女 4.0 小説 / 国内小説 1巻1,562円 (税込) 21歳の多喜子は誰にも祝福されない子を産み、全身全霊で慈しむ。罵声を浴びせる両親に背を向け、子を保育園に預けて働きながら1人で育てる決心をする。そしてある男への心身ともに燃え上がる片恋――。保育園の育児日誌を随所に挿入する日常に即したリアリズムと、山を疾走する太古の女を幻視する奔放な詩的イメージが谺し合う中に、野性的で自由な女性像が呈示される著者の初期野心作。 試し読み フォロー 我が父たち 4.0 小説 / 国内小説 1巻550円 (税込) 血のつながりのやり切れなさを、鋭敏な感性でつづり、独自の文学世界をひらく。不思議な物語の魅力あふれる力作中篇集。(講談社文庫) 試し読み フォロー 1~20件目 / 20件<<<1・・・・・・・・・>>> 津島佑子の詳細検索へ
ユーザーレビュー 一覧 >> 光の領分 小説 / 国内小説 4.3 (4) カート 試し読み Posted by ブクログ とにもかくにもひとつひとつの生活。死を捨て、子を必死に育てる四捨五入の生活。必死になってやりくりするシングルマザーの私で、死が脳裏にやってくることは滅多にないけれど。たとえば人身事故。たとえば子の夜泣き。ためいきのような出来事がふっと死をよぎらせるけれど、ぶんぶん。私ゃこの子を育てねばならぬのだずんずんと進むそれしかないのだ。 0 2025年11月23日 本のなかの少女たち エッセイ・紀行 / エッセイ 4.0 (2) カート 試し読み Posted by ブクログ 『源氏物語』の紫の上、ローマ神話のディアナ女神、『ロミオとジュリエット』のジュリエット、ゲーテ『ファウスト』のグレートヘンといった文学・物語の中の「少女」たちに焦点を当てた読書エッセイ。取り上げられている作品だけでなく、同著者の別作品、類似テーマの別の作品、歴史的背景などを含めた多角的な読み方をしている。 0 2025年06月18日 火の山 山猿記(下) 小説 / 国内小説 4.3 (10) カート 試し読み Posted by ブクログ 6代の物語である。下巻は山梨で空襲にあい、その先祖代々の家がなくなり、東京の江古田やそれ以外の所に移るという家の問題である。記録を書いている勇太郎が妻と一緒に米国に行っているが、そこのところの記録は書かず、米国に旅立つところで記録は終わっている。生まれては死にまた生まれては死にの繰り返しである。 0 2024年05月16日 火の山 山猿記(下) 小説 / 国内小説 4.3 (10) カート 試し読み Posted by ブクログ 凄まじい大作だった。 上巻では、津島佑子らしくない創造力で意外性を見たが、後半は正に女性讃歌の一冊だった。 有森家の女衆の1人、桜子の魅力が物語を牽引している。彼女の顛末に関しては本作はおろかここ最近数作の中のハイライトだと思った。 0 2023年02月25日 寵児 小説 / 国内小説 3.9 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ なんで高子は想像妊娠をしたのか?というなぜを紐解く話。 妊娠を女性の本能の帰結、と位置付けることから実は自分を縛り付けていて、それに気がつき自力で歩いていくために殻を破れた高子の姿が静かにカタルシスだった。後半一気に話が動くのに無理なく読める。 津島祐子さん、お父さんよりもずっと文才があるのでは‥。 0 2021年07月04日