幻冬舎メディアコンサルティング作品一覧
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-昔のように聴こえる! 人との会話や映画・音楽鑑賞…… 集音器で、諦めていた聴こえを取り戻す! 難聴のサポートには補聴器というイメージが強く、 補聴器で聴こえるようにならなければ諦めるという難聴者も多くいます。 ですが、実は補聴器には、高価で使いづらい、 不具合が起こりやすいといったデメリットがあります。 補聴器で満足な聴力を得られていない人に、知ってもらいたいのが集音器という選択肢。 本書では、独自の技術により、あらゆる難聴に対応可能な集音器を開発した著者が、 補聴器と集音器の違いや聴覚補助器選びのポイントなどを紹介。 難聴の悩みを解消し、豊かな人生を手に入れるヒントを伝えます。
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-土俵の上で輝けるのは、強い心を持つ者だけ。 戦後、占領軍により男相撲が禁止され、代わりに女相撲が盛り上がるように。 長年人気を支え続けてきた桜田部屋だったが、厳しい稽古のせいで入門者が激減し、廃業の危機に直面していた。 そんな中、女将の養女・咲がとんでもない怪力の持ち主だと発覚! マネージャーの道長や妹弟子の雷子と力を合わせ、宿敵・柊部屋の小式部内侍らを倒し、たちまち最強力士「二代目右近」として成長する。 しかし、そこに至るまでには、初代右近として桜田部屋を率いた女将や、女相撲界を支えた後援者・望月の尽力があった――。 2人の右近を中心に、力士たち、後援者、マスコミが織りなす人間模様と、女相撲界の興隆と衰退を描く物語。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 切り絵で読む、みんなが知っている有名なおはなしの、もうひとつのおはなし いててっ! 深い眠りから覚めると、誰かが「わたし」の髪の毛を強く引っ張ります。 聞こえるのは、大きな声やリズミカルな足音……? さて、「わたし」いったい誰なのでしょうか。 一緒に考えてみましょう。 ★巻末付録「つくってみよう うずうずネコさん」 親子で楽しめる切り絵の作り方。 かわいいネコさんの切り絵に挑戦してみましょう!
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-「命」のあり方を問い直す洞察の書 大変な精神的・肉体的苦悩に苛まれている末期の患者さんたちは、理屈抜きで死にたいと思うことがあるに違いない。 ドイツでは自死幇助について激しい議論が続けられており、著者のミハエル・デ・リダー医師は、この課題と積極的に取り組んでいる自死幇助賛成論者である。 彼は、包括的かつ個人的な内容が記されている本書のなかで、その理由を述べている。 そして「死にゆく人に寄り添う者」としての様々な自験例を駆使して、自死幇助の法的、医療倫理的、そして政治的立ち位置についての考察を加えている。 結果として本書は、重要な啓蒙書であり、自己決定による生と死への感動的な訴えとなっている。 ドイツでメディア出演多数の医師による書籍を邦訳
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-「患者」ではなく「お客様」として対応せよ! 「治療」ではなく「サービス」だからこそ求められる「接遇力」とは? 近年、医療の世界は「かかってから治す」という従来の考え方から「疾患の予防・早期発見・早期治療」が重視されるようになってきました。人生100年時代を迎え、人々の健康意識が高まりを見せる中、多くの医療機関が予防医療としての「健診・検診」業務に力を入れ始めており、国内の健診・検診・保健指導を行う登録施設数も増加の一途をたどっています。 茨城県つくば市で消化器専門病院の理事長を務めている著者は、傷病の治療を目的とした医療では患者が医師や看護師の指示のもと治療を進めていくのに対し、予防医療は「健康な人」が自ら医療サービスを希望して訪れるという点で、性質の大きく異なるものであると述べています。特に人間ドックなどでは自分で費用を負担してまで健康管理を行おうとする意識の高い層が対象となるため、医療者には一般の医療行為とは異なる、より細やかで丁寧な〝接遇力〟が求められるといいます。 著者は自身の医院で健診・検診業務を始めた際に、この考え方を大切にし、医療機関としての専門性を保ちながらもサービス業のような丁寧な対応を目指しました。「接遇」を意識したその姿勢は地域の人たちからも好評を得ており、健診・検診者数は開設から増え続け、現在は年間1万人を超えるまでになっています。 本書では、利用者に選ばれ続ける健診・検診施設であるために必要な「接遇力」について、業務の基本からトラブル対応、スタッフ教育など、著者の取り組みを基に詳しく解説しています。また定期的なアンケートを通じた受診者ニーズの把握や、待ち時間の短縮、分かりやすい説明の仕方などの、具体的な手法についても紹介しています。 医療機関の経営者はもとより、現場で予防医療に携わっているスタッフにもぜひお勧めしたい一冊です。
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-改修か? 建て替えか? 構造物の寿命を工学的に評価し、最適な対策を導き出す! 高度経済成長期に建設された多くの構造物が築50~70年を迎え、耐用年数の限界に直面するなか、その対策は喫緊の課題となっています。特に橋梁やトンネル、官公庁施設などの社会インフラの老朽化は、我々の生活にも直結することから早急な対応が求められています。 これまでは老朽化した構造物は取り壊して建て替えるのが主流でしたが、近年は資源保護や環境問題への配慮から、既存の構造物を修繕し長く使用することが選択肢の一つとして取られることも多くなっています。 しかし、改修するか建て替えるかはコストの面で大きな差があるだけでなく、万一対応を誤った場合には重大な事故につながる可能性もあります。既存構造物の安全性を確保するためにはどのような対策をとるのがベストなのか――。著者は、その判断を下すための科学的根拠として構造物の耐久性調査が不可欠であると言います。 著者は、構造物の検査・調査・診断で50年近くの実績を持ち、新築構造物の品質確保に必要な超音波調査では業界トップシェアを誇る会社の経営者です。近年では超音波に加え、X線、ドローン、3Dレーザースキャナなどを用いた非破壊調査で、既存構造物の耐久性調査にも力を入れています。実際に、100億円以上かかると思われていた市庁舎の建て替えが調査の結果25億円の免震化で済んだり、見た目には問題のなかった水力発電施設の寿命が想定以上に短かったことが判明したりするなど、科学的な分析結果をもとに建造物の耐久性を公正に評価し、社会資源である構造物の安全かつ有効な活用に寄与しています。 本書では、著者の会社での豊富な事例を基に、構造物耐久性調査の基礎知識と具体的な検査方法を分かりやすく解説しています。 また、高所作業や狭小空間での点検を効率化するロボット調査や、従来の方法では検出が難しかった劣化や損傷を詳細に調べることが可能となる中性子を利用した新たな非破壊調査技術など、これからの実用化が期待されている調査技術についても詳しく紹介します。 建設会社や設計事務所、不動産開発業者など、構造物に携わるすべての人にとって、構造物耐久性調査への理解を深め、その重要性を改めて考えるきっかけとなる一冊です。
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-社員が動けば会社が変わる! 「損益計算書」は社員の自主性と経営マインドを引き出す最強のツール! 昨今の物価高や人口減少による市場の縮小、働き手不足など、多くの企業にとって厳しい経営環境が続いています。国税庁が2023年に発表した資料でも国内全企業の65.3%が赤字となっており、なかでも都市部の大企業に対して資金・人材とも乏しい地方中小企業はより苦しい状況におかれています。 岩手県で除雪機械や特殊車両の整備・販売を手がける企業を経営している著者は、市場規模が小さく働き手の確保も難しい地方中小企業が経営を安定させ成長していくためには、人材を含めた今あるリソースを有効活用する必要があると述べています。 そんな著者自身も、父の急逝により経営経験ゼロのまま会社を引き継いだ当初は、業績も落ち込み人材も資金も足りない状況をいかにして打開するか大いに悩んでいたといいます。そして、リソースの限られた中小企業だからこそ、今いる社員一人ひとりのモチベーションを高め、自発的に行動できる環境を整えることで組織の持つ力を最大限に引き出す必要があると考えるようになりました。以来、さまざまな施策を試みるなかで特に有効だったのが、本書で紹介している「損益計算書の活用」です。 著者が取り組んでいる「損益計算書の活用」は、単なる財務諸表の共有ではなく、社員全員が各部門ごとに自分たちで目標を設定してその達成を目指すというものです。 この取り組みにより社員に主体性と経営マインドが生まれ、会社全体の士気が向上したことで、40年以上にわたり黒字経営を維持し、現在も右肩上がりで成長を続けています。 本書では著者の経験をもとに、社員のモチベーションの引き出し方や、社員自らが会社の目標を設定するプロセスなど、損益計算書を活用した組織改革のノウハウを具体的に解説しています。 地方の中小企業に限らず、困難な経営状況に苦しむすべての経営者にとって、経営改善や組織改革のための新たな道しるべとなる一冊です。
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-ベテラン小児科医と先輩ママさんたちの心温まるエピソード クリニックで出会った親子たちとの何気ない会話のなかにある子育てのヒントとは 「夜泣きが続くのは私の育て方が間違っているから?」「同じ月齢の子と比べて発達は遅れていないかしら?」――。子育て中にこんな悩みや不安を抱えてしまうお母さんは少なくありません。ついほかの子どもとわが子を比べてしまったり、発熱やちょっとした体調の変化に気をもんだり――。著者の小児科クリニックにはさまざまな悩みを抱えたお母さんたちが毎日のように訪れてきます。 小児科医として、30年以上にわたり子育てに悩むお母さんたちの姿を見続けてきた著者は、子どもを心配する気持ちは自然なことだが、その不安が強すぎると知らず知らずのうちに子どもの心身の成長にも影響を与えてしまうことがあるといいます。 体調不良はもちろん、食事のこと、発達のこと……。子育てに悩むお母さんたちに対して、著者は「子育てに正解はないのだから、そのままのあなたで大丈夫」と、医師として時には子育ての先輩として温かな励ましの言葉をかけてきました。 本書は、診察室での日々の出会いを四季のエピソードとしてつづった著者の「診察日記」です。赤ちゃんの授乳や夜泣き、ワクチン接種や学校生活での小さな不安まで、著者がクリニックで出会った親子たちとの何気ない会話のなかには、子育てのヒントがたくさん詰まっています。 日々子育てに奮闘するお母さんたちの不安をやわらげ、悩みを軽くしてくれる――。そんなエピソードが満載の一冊です。
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-年に一度の「眼ドック」でいつまでもクリアな視界を保つ! 「目の健康」を守るには 定期健診と日常のケアが重要! 人生100年時代を迎え、ただ長生きするだけでなく、心身ともに充実した人生を送ることが大きなテーマとなっています。その中で多くの人が、生活習慣の改善や定期的な健康診断の受診など、自らの健康について考え積極的に行動するようになりました。 しかし、眼科医として豊富な臨床経験を持ち、最新の治療技術や眼病予防にも精通している著者は、人々の健康意識は年々高まっているものの、私たちの生活の質を大きく左右する「目の健康」については他の器官ほど重要視されていないことに警鐘を鳴らしています。スマートフォンなどのデジタルデバイスの使用があたりまえとなった現代の生活は、「スマホ老眼」という現代病が問題になるほど、私たちの目に大きな負担を強いています。また、加齢とともに誰でもかかる可能性のある白内障については、早期発見と適切な治療によって視力を保てる疾患であるにもかかわらず、失明寸前まで放置されているケースも少なくないといいます。こうしたなか、生涯にわたって良好な視力を維持するために著者が重要視しているのが、眼病に対する知識と生活習慣の改善、そして定期的な眼の検診――「眼ドック」です。 一般的な健康診断では調べない眼底や角膜・水晶体など、目の隅々まで総合的な検査を行う「眼ドック」では、視力低下や失明の原因となる緑内障や白内障、加齢黄斑変性といった深刻な眼病を早期に発見でき、適切な治療につなげることが可能になります。 本書では、目の基本的な構造から代表的な眼病の原因や症状、最新の治療技術などについて、著者の知見を交えながら紹介しています。また、眼病予防のための生活習慣改善や、眼筋トレーニングといった明日から実践できる目のケア、そして早期発見の肝となる「眼ドック」についても詳しく解説しています。 目は私たちの生活の質を大きく左右する重要な器官の一つです。生涯にわたってクリアな視界を保ち、心豊かに暮らしていくために必要な知識が得られる一冊です。
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-たかが水、されど水―― 奇跡の温泉水に魅せられ 半生を捧げた男の物語。 水資源が豊富な日本では、長らく「水を買う」という習慣は一般的ではありませんでした。しかし1980年代後半以降、健康志向の高まりとともに国内外のさまざまなミネラルウォーターが販売されるようになると、産地や含まれるミネラル成分などを意識して水を選ぶという新しい価値観は次第に私たちの生活に浸透していきました。 そうした時代の流れの中、起業家としてそれまでさまざまなビジネスに取り組んできた著者は偶然訪れた展示会で、ある水との運命的な出会いを果たします。そこで目にしたのは鹿児島県・垂水市で湧き出る温泉水で、世界的にみても希少なpH9.9という高いアルカリ性をもつ超軟水でした。それまで水には何の特徴もないと思っていた著者は、その温泉水が持つ整腸作用や美容効果などさまざまな効能に衝撃を受けました。 この水の素晴らしさを確信した著者はその魅力を広めるために、まったく経験のなかった水ビジネスに挑戦することを決意します。しかし、その後の道のりは決して平坦なものではありませんでした。社員からの猛反対、販売が軌道に乗り始めた直後に起きた商品回収騒動、そして経営危機……。それでも決して諦めることなく、「この水の素晴らしさを伝え、必要とする人々に届けたい」という強い信念を胸に、品質管理の徹底や地道なマーケティングを続けてきた結果、著者の販売する「温泉水99」は全国的な知名度を得、大手コンビニチェーンでも販売されるまでになりました。 本書では、垂水の温泉水と出会い魅せられた著者が、それをビジネスとして成功させるまでの挑戦の軌跡を辿っています。 奥の深い温泉水の魅力とともに、普段飲む水が人の健康にとっていかに重要であるかを考えさせてくれる一冊です。
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-本作は、設計・製造・販売を手がける企業が設計不良を大幅に削減し、品質向上を実現するための具体的な開発体制を解説した書籍です。不良品が多発すると、品質不祥事を引き起こすリスクが高まります。実際、2022年10月にはMB電機が22事業所で品質不祥事を発生させ、ISO9000認証が一時的に取り消される事態となり、経営者がテレビで謝罪する場面が報道されました(その後、ISO認証は回復)。私は作成中の本書をMB社常務取締役に届け、感謝のメールをいただきました。なお、MB電機は2023年度に過去最高の収益を記録し、2024年度も回復基調にあるようです。 ここで、製品開発に関わる皆さまに問いかけたいと思います。御社の量産製品にも、設計品質の不良が少なからず発生しているのではないでしょうか。来年度には、御社製品の設計不良によるコストを半減させる自信はありますか? 私は、設計指導の結果、1年後に対象組織の設計不良を6割以上削減し、指導終了時には不良発生額を1/40(97.5%削減)まで激減させることができました。このような設計品質の劇的な改善手法を詳細に解説する書籍や教本は、過去に見たことも学んだこともありません。世の中では、製品の必要な機能を明確にする前に形作りを始める習慣や教育が根強く残っているのが実情のようです。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 誰もが安全安心に運転できる世の中に タクシードライバーの著者が、教習所では教えてくれない安全運転のコツを伝授。 現代のクルマの構造を踏まえた交通事故防止のアイデアも語る、読み応え抜群の一冊。 「今のクルマは、アクセルを少しさわっただけで簡単に発進しますが、この便利さが、交通事故を引き起こしているのではないでしょうか。自動車メーカーは、足に力を入れないとアクセルが作動しないように改良するべきです。不便さの便利。この意識こそが、今のクルマづくりに必要なのです」
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-歴史を紐解くヒントは“地名”にあった! 垣内・貝戸・会津・谷戸…… 「カイト」という音に由来する名を持つ土地は全国各地に存在する。 カイトの意味は何か? いつ、誰が、何の目的で名付けたのか? しばしば縄文遺跡内や付近に存在するのはなぜか? 狩猟採集中心の縄文文化は奈良時代まで存続したのか? 地名に隠された謎を解き、日本文化の源流を探る。 カイト地名は…… ・ 東北・南九州を除く日本各地に広く現存または痕跡がある ・市町村名にはほとんどなく、小字名にのみ存在 ・地方によってはケート、カイチ、カイツ、ヤトなどに変化している ・カイトの分布地域で新たな縄文遺跡が発見される ・弥生遺跡周辺には存在しない 岐阜県郡上市をはじめ全国のカイト地名の分布や特徴を調査。 古代から受け継がれた地名が示す歴史の真実とは。
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-古き物語に、新たな息吹を 「日本昔話」や「グリム童話」など誰もが知る寓話の裏側を描いた異聞集から、 オリジナルのおとぎ話まで。 バラエティ豊かな18 編のおとぎ話集。
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-透析治療は日々進化している! 「これで終わり」と諦めず、ポジティブに生きていこう! 一般的に人工透析と聞くと、厳しい食事制限や時間的な制約を連想して、「これまでの生活が一変してしまう」という不安を抱く人は少なくないでしょう。確かに、週に3回、1回約4時間をかけて行われる透析治療は一度始めると生涯続ける必要があり、身体的・時間的負担は避けては通れないものです。 しかし著者によると透析治療は日々進歩を続けており、適切な治療と生活習慣の改善によって健康な状態にかなり近い生活を送れるようになっているため、人工透析を始めるからといって必要以上に悲観的になる必要はないといいます。 長年にわたり生活習慣病の専門医として透析患者と向き合ってきた著者は、透析治療に関する研究が近年大きく進展し、人工透析が患者の身体や生活に与える負担は大幅に軽減されていると述べています。食事制限は一律の厳しい基準から患者それぞれの状態に合わせた管理へと変わり栄養バランスに注意すれば好きなものを食べることができるようになりました。また、クリームタイプの麻酔薬が登場したことにより穿刺時の痛みも大きく緩和されているといいます。 こうした医療技術の進歩によって、かつて「苦しくつらいもの」とされていた人工透析はそのあり方が大きく変わっており、著者は「むしろ自身の健康を見つめ直す良い機会と、ポジティブにとらえてほしい」と訴えています。 本書では、透析治療の基本的な仕組みから、治療と日常生活を両立させるための具体的な方法を著者の豊富な臨床経験を基に解説しています。 透析治療が必要になるかもしれない人やその家族はもちろん、すでに透析治療を始めている人にもおすすめの一冊です。
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-「今ここ」をより豊かに生きるには? ――哲学と科学の知見が導く、超実践的人生入門! もし「死後」の世界がなく、意識が完全に消え去るだけだとしたら、私たちは人生の拠り所をどこに見出し、何を信じ、どう生きるべきなのか。 生体計測の専門家である著者は「あの世は存在しない」という仮説を前提に、生きがいや人間関係に向き合い、読みやすい対話形式で思索を深めていく。 マインドフルネスやリアルタイムでの生体計測を用いた「介入」方法など、迷走しがちな本能を客観的に把握し制御する最新技術も紹介。 現代人の抱える生きづらさに科学と哲学の両面からアプローチし、〈今より少し楽に、少し幸せに〉生きるための指針づくりに寄り添う一書。
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-不思議な出会いがもたらした、ささやかな喜びに満ちた日々 4年前、足の怪我を治療したことをきっかけに毎日ベランダにやってくるようになった野良ハトのポッポ。 そんなポッポと私と相棒の、豊かな日常を綴ったエッセイ。
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-動乱の世に現れた長州の風雲児には、"天狗の目"があった 鎖国時代、外の世界に目を向けた師匠・吉田松陰に惹かれ、彼の遺志を継いだ松下村塾門下生たち。異端児・晋作もその例に漏れず、上海視察を通じて世界の現状とその真理に到達し、日本の未来を案じて開国を目指した。同時に故郷長州藩のために自らが発起して「奇兵隊」を創設。時代を見抜く力を持った青年がもたらした日本の夜明けを描く。 生まれ持った鋭い洞察力と激しい行動力で周囲を驚かせ、やがてはその求心力で藩の救世主となった高杉晋作。 破天荒な彼の嵐のような生き様と、その裏で紡がれた愛の物語。
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-あなたの脳は大丈夫? 突然死を防ぐには、 「脳ドック」で脳疾患の早期発見と対策を! 日本救急医学会によると、突然死は「急性症状の発現後24時間以内に死亡する、外因死を除いた自然死」と定義されています。突然死は総死亡数の約2割を占めるとされており、決して珍しいものではありません。また、高齢者だけでなく若年層でも多くの死亡例があり、原因の大半は脳疾患と心疾患によるものです。 心疾患はAED(自動体外式除細動器)を使った迅速な処置を行えば蘇生できる可能性がある一方、脳疾患の場合は応急処置が可能な機器がないため、発症時に即座に対応することが難しいといわれています。 救急救命の現場で多くの脳疾患患者と向き合ってきた著者は、この問題の解決にいち早く取り組み、自身の病院に「脳ドック」という検査システムを取り入れました。脳ドックとは、MRIやMRA検査を中心に、頸動脈エコー検査、心電図、血液検査などを組み合わせて、脳の健康状態を総合的にチェックする検査システムです。この検査によって脳の異常をいち早く察知し適切な処置をすることで、脳疾患による突然死のリスクを下げることが可能となります。 本書では、突然死の原因となる脳疾患のメカニズムを解説するとともに、脳ドックの有効性を著者の臨床データを交えて分かりやすく解説しています。自身の脳の状態を把握し、突然死のリスクを下げることの大切さが分かる一冊です。
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-“大麻=すべて悪”という思考停止から脱却せよ! 世界では医療・産業分野での活用が進む大麻 日本もその価値に気づくべき時が来た! 大麻(麻)は古来、日本文化のなかに深く根付いていました。伊勢神宮をはじめとする神社の注連縄(しめなわ)、横綱の土俵入りの綱、衣料品などその用途は多岐にわたります。特に神道では、神前に供える麻織物が重要な神具とされ、皇位継承の際に執り行われる大嘗祭(だいじょうさい)など重要な儀式にも欠かせないものです。一方で1948年の大麻取締法制定以降、大麻は危険な違法薬物とされ、大麻草の栽培には厳しい規制が敷かれています。WHOが有害成分を除去したCBDの医療効果と安全性を認定するなど、世界的に医療用・産業用大麻の活用が進むなか、著者は日本も「大麻=すべて悪」というイメージを捨て、私たちの生活を豊かにし、社会全体にとっても役立つものという認識を持つべきだと訴えています。 著者は、自身が経営する会社でCBDを用いた食用油などの開発・販売を手がける一方、大麻への偏見を払拭するため、メディア出演や講演会を通じて正しい知識の普及に尽力してきました。また、厚生労働省への働きかけや国会議員との対話を重ねるなど、多方面で精力的な啓蒙活動を行っています。 本書では日本で「大麻=悪」というイメージが形成された背景や、厚生労働省による規制の問題点について著者が鋭く切り込んでいきます。また、世界では科学的根拠に基づいて大麻が合法化されている点や、医療用・産業用大麻の規制緩和による経済成長の可能性についても紹介しています。 固定観念にとらわれず大麻を見つめ直すことで、今まで知らなかった新たな一面に気づくことができる一冊です。
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-入院生活が高齢者の寿命を縮める? 100施設超の医療・介護グループを率いる著者が語る 日本の医療制度の問題点とは? 日本の医療体制は、大別すると急性期、回復期、慢性期に分けられており、それぞれが異なる役割を担いながら患者の治療からリハビリ、長期的なケアを行っています。患者の状態に応じた分業制度によって多くの人の命と健康が守られている一方で、著者はこの仕組みが、実は患者、特に高齢者の体力や身体機能の低下を招く要因になっていると警鐘を鳴らしています。 長年にわたり回復期・慢性期医療を専門とした医療・介護グループを運営してきた著者は、これまで急性期病院から自身の病院に転院してくる高齢患者の多くが要介護状態となっていることに疑問を感じてきました。従来の日本の医療制度では、急性期での治療を終えてから、リハビリを行う回復期に移るという仕組みが一般的でしたが、著者はこの仕組みのために、急性期病院に入院している間は高齢者が身体機能の維持を意識したケアを受けられず、その結果、体力や免疫力が落ちて寝たきりになったり新たな病気にかかったりするケースが多いのではないかと考えています。 この問題に対応するため、2024年の診療報酬改定では急性期段階からのリハビリテーションが評価される仕組みが導入されましたが、著者はこの改革をさらに加速させ、急性期病院においても入院早期から十分なケアを実施すべきだと主張しています。 本書では、著者が半世紀にわたり臨床の現場に立ち続けた知見や経験を通じて、日本の医療が抱える構造的な問題について幅広い視点で論じています。医療・介護の現場に携わる人はもちろん、高齢の家族がいる人、誰もが直面するかもしれない入院生活について考えたい人にもおすすめの一冊です。
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-選択に迷わない、「信じる心」を身につける 「正しい選択」を探すのではなく、選択を信じる強さを手に入れる 情報があふれ、価値観が多様化する現代社会のなかで、日常生活の些細な判断から、進学、就職、結婚といった人生の岐路に至るまで、私たちは常に選択を迫られています。しかし、自らの意思で自由な選択ができる一方、その自由さゆえに迷いや悩みが生まれ、時として自分の選択に後悔してしまう人も少なくありません。 しかし著者は、何が「良い選択」だったかなどは、その時に分かるはずもなく、たとえ選択ミスや失敗があったとしても、「あの選択があったからこそ今の自分がある」と思えることが唯一の「正解」であると説いています。そして「信じること」こそ、自分の選択に自信をもち、人生を豊かにしていくために必要なものであると述べています。 北九州で宗教法人を主宰し、長年にわたって多くの人々の苦悩に寄り添ってきた著者は、神佛の教えを通して日々の生活の中で「信じる心」を大切にすることで、人生におけるさまざまな困難に立ち向かう助けになるといいます。その教えは私たちの祖先が日々の生活のなかで蓄え、伝えてきた貴重な知恵に基づいており、これを学ぶことで自信と勇気が育まれ、人生を力強く歩んでいくことができると説いています。 本書では、人間関係の悩みの解消法、仕事や結婚における選択の指針まで、具体的な場面に即した著者の考え方が示されています。また相談者の実体験を多く交えながら、愛や命の本質、より良い「生」のあり方についても考察を深め、日常生活のなかで育むことができる「信じる心」の力を分かりやすく説いています。 著者は「今を生きる私たちに必要なのは、複雑な理論や厳格なルールではなく、シンプルで力強い『信じる心』である」と述べています。すべての人にとって、これからの人生を生きていくうえで自分の判断を信じ、成長していくためのヒントが詰まった一冊です。
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-これからの医療は“予測”から始まる 病気は“治す”のではなく、“防ぐ”時代へ―― 最新の血液解析技術が、未来の健康を守るための最適な選択肢を教えてくれる! 近年、医療の世界では従来の「病気を治す」ことを中心とした考え方から「病気を予測し防ぐ」ことに重点を移して、さまざまな研究が進められています。医学の発展とともに、予防医療が現実味を帯びてくるなか、少量の血液から将来の疾患を予測できる技術が注目を集めています。 この技術は、血液中に存在する約1万5000種類のタンパク質が生活習慣や体調の変化に応じてそのバランスを変化させる特性を利用しています。著者の所属する研究チームはそのタンパク質の構成比を分析することで、現在の健康状態の把握に加えて認知症や心筋梗塞、がんといった重大疾患の発症リスクを予測できる血液解析技術を開発しました。この技術により、将来かかりやすい病気のリスクが分かれば、早いうちから生活習慣の見直しなどの対策を取ることが可能となります。著者は、この技術が「病気になったら医者に診てもらう」というこれまでの健康に対するアプローチが変わっていくきっかけになると述べています。 本書では、約40年にわたり先進医療とヘルスケアの研究・事業化に携わってきた著者が、血中タンパク質を用いた疾病リスク予測の仕組みから具体的な生活改善法までを詳しく解説します。 人生100年時代を迎え、いかに健康で充実した人生を送るかは、誰もが直面する重要な課題となっています。最新の医療技術と科学的知見に基づき、「未来の健康」を守るための確かな道筋を示してくれる一冊です。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 変化をいとわず、新たな日本を切り拓く。 DEI(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を推進し、発展し続ける7の企業事例を大公開。 誰もが公平に、組織の中でさらに輝いていくためのグローバル企業のビジネス戦略とは。
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-「麻薬王」と呼ばれた青年が望んだのは平凡な幸せ。 しかし、家族と未来を守るため、彼は再び闇に挑む――。 代々続くマフィアの家系に生まれた青年、リィド・ブラッドリーは、父の意を受け若くしてファミリーのボスに就任。 アメリカ全土のみならず、中国、ヨーロッパ、中東までもシノギの場を拡げ、激しい抗争を繰り返す。 莫大な財と組織を作り上げ、ついには「麻薬王」と呼ばれるまでになったが、元来心優しく繊細なリィドは黒い稼業を厭い、平凡でも幸福な家庭生活を夢見ていた。 ある日出会った美しい娘・アンナと大恋愛の末結婚、愛らしく利発なひとり息子にも恵まれ、理想の家庭を築いたかに見えたが—— 先代ボスである父・ゴウデンの死をきっかけに、暗躍していたブラッドリーファミリーにいよいよ司法の手が伸びる。 警察きっての頭脳・テイラー刑事は、果たして真相究明の切り札となれるのか。 そしてファミリーとリィドの運命は?
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-自身の“あたりまえ”を疑え! 社長の常識が生産性を下げている? 思い込みを捨て去り、組織の力を引き出そう! 帝国データバンクが実施した「人手不足に対する企業の動向調査(2024年1月)」によると、半数以上の企業が人手不足を感じており、この割合はコロナ禍を除く過去10年間高い水準で推移しています。新たな人材獲得や社員つなぎ留めのため、業績が好調な大手企業は賃上げや待遇の改善などに力を入れている一方、業績の伸びが鈍い中小企業は思うように賃上げができず、人材確保がより一層困難になっています。 人材確保が難しいなか、中小企業が成長していくためには、今いる人材の力を引き出して生産性を向上させていく必要があります。しかし著者は、多くの中小企業経営者が創業当時の“一人親方”的な感覚のまま勘や経験に基づいた“勘違い”マネジメントをしており、そのことが現在の企業規模や体制とのミスマッチを起こし生産性向上の弊害となっているケースが多いと述べています。 実は著者自身も運送会社を起業してしばらくの間は、そんな中小企業経営者の一人でした。従業員を育てるつもりで過度な裁量を与える、社歴が長いという理由だけで管理職に昇進させる、中間管理職を飛び越えて直接指示を出すなど、良かれと思って行っていたこれらのマネジメントは期待した成果を生まず、むしろ組織の不調和を招いていたといいます。しかし著者は、それらの“勘違いマネジメント”を一つひとつ検証して正していくことで組織運営における問題の解消に努め、組織力を向上させ会社を成長に導いてきました。現在では本業のほかに、組織運営の講師としてさまざまな業種の企業を対象に組織構築や人材活用のサポートを精力的に行っています。 本書では、中小企業経営者が陥りがちな勘違いマネジメントを「組織内コミュニケーションの問題」、「社員の育成における問題」、「人材配置の問題」の3つに大きく分類し、その解決策として著者が自社で実践してきたことや経営コンサルタントとして伝えてきた知見を紹介しています。 中小企業経営者が自社のマネジメントを見直し、人材難の時代に競争力を高める助けとなる一冊です。
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-檜舞台を陰から支える脇役の矜持とは? 日本車の躍進とともに成長を続けてきた 部品メーカーの誇りと挑戦の物語 日本の基幹産業として、経済成長を牽引してきた自動車産業――。 1970年代以降は日本車が世界を席巻し、日本が世界有数の経済大国へと上り詰める原動力となりました。その陰には、「Made in JAPAN」ブランドを守るため、世界一ともいえる高い要求に応え続けてきた多くの部品製造企業の存在があります。 2021年の調査によると、トヨタ自動車グループの下請け企業は全国で4万社以上にのぼります。これらの企業は、自動車産業という大舞台を支える「黒子」として重要な役割を果たしているのです。「黒子」は歌舞伎の黒衣に由来する言葉ですが、歌舞伎における黒衣は単なる裏方でなく、舞台進行を熟知し演者を補助する重要な役割を担っています。黒衣が演者とともに舞台全体の成功に責任を負うように、「黒子」である下請け企業も自動車メーカーとともに自動車という製品の品質に責任を負い、ともに作り上げているのです。 著者が経営してきた「メイドー」もそんな自動車産業を支える下請け企業の一つです。同社はトヨタ自動車の創業以来、一次下請けとしてエンジンやブレーキといった重要なパーツに用いるボルトの製造を担い、自動車産業の成長を支えてきました。そして、一次下請けでありながら人材や資本をトヨタ自動車に頼らない自立したメーカーとしてモノづくりに取り組み、ともに歩むという立場で成長を続けてきました。現在ではボルト業界でトップクラスのシェアを誇っています。 同社の作るボルトは、自動車の心臓ともいえる部分を支える部品ですが、もし生産したボルトの中にたった1本でも不良品があり、それが重大な事故につながったとしたら、何千万台の自動車に影響を及ぼしてしまいます。著者は、この責任を負い、魂を込めて最高の品質を追求し続ける姿勢がなければ、今日までの成長も、大手との信頼関係もあり得なかったと話します。 本書では、トヨタ自動車をおよそ100年にわたって支え続け、ともに成長を続けてきた"黒子"の歩みを、「品質管理」「技術」「海外展開」「人材育成」といった切り口から一つひとつ紐解いていきます。 著者は、「“下請け企業だから”といって向上心を失うことなく、黒子であることの矜持をもって研鑽を続けてこそ、企業として成長できる」と訴えます。下請け企業のあるべき姿を見つめ直し、持続的な成長への道筋を探るための示唆に富んだ一冊となっています。
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-世界の人材を日本へ、日本の介護を世界へ―― 日本の介護人材不足を救う外国人人材の育成と 外国の医療介護レベルを向上させる日本の介護ノウハウの伝授で好循環を生み出せ 超高齢社会に突入して久しく、介護を必要とする人は今後も増えつづけると予想されている日本で、介護人材の確保は喫緊の課題です。しかし労働人口の減少や仕事に見合わない賃金の低さが介護業界の人材獲得に歯止めをかけているのが現状です。こうした日本の介護現場における深刻な人材不足解消の手立てとして、外国人介護人材の活用が有効であると著者は考えています。 著者はこれまで複数の病院を開業・経営してきたほか、1995年からは複数の介護福祉施設の運営をし、自身の介護施設でのミャンマー出身技能実習生受け入れや、バングラデシュでの老人ホーム設立に尽力してきました。 こうした国際的な介護福祉への取り組みから「グローバル循環型」介護人材の活用が重要だと著者はいいます。「グローバル循環型」介護人材の活用とは、介護職を目指す外国人を日本国内の介護現場で受け入れて働いてもらい、母国へ帰ったあとも日本で身に付けた介護技術を活かせるような人材に育てる構想を意味します。 この「グローバル循環型」介護人材の育成および活用は、日本の介護現場だけでなく海外にとってもメリットがあるといいます。日本の介護現場では人手不足を解消し、コミュニケーションが活発になるなどの職場環境改善につながります。一方海外にとっては世界最高レベルの日本の医療介護ノウハウを身に付けた人材が帰国後も介護現場で活躍することで、国の福祉レベル向上が期待できます。 また今後、日本では生産年齢人口が減少の一途をたどり、介護業界の存続が危ぶまれるといわれています。介護事業所がこれからの時代を生き残るには、日本で育てた「グローバル循環型」介護人材が帰国後も活躍できる現地の介護施設設立を含めた施設経営が必要だと著者は考えています。 本書では、著者の介護福祉施設で実際におこなわれた外国人介護人材活用の取り組みや受け入れにかかわる具体的な制度について紹介しています。また、外国人介護人材育成が日本の介護現場と海外の医療・介護現場それぞれにもたらしうるメリットについて解説しています。人手不足に悩む医療介護事業者にとって外国人介護人材の受け入れに関する実践的な知見を得られるほか、将来の介護業界の指針となる一冊です。
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-散歩道にて、俳句と出会う 高校時代の友人仲間と、月一度古街道歩きの会を始めてから十数年経つ。(中略)ここで私は度々期待してはいなかったある出会いをした。あちらこちらで目にする句碑である。公園の片隅に、城跡に、建物の陰に、山道の大樹の下に、寺や神社の境内に、田舎道の道祖神の隣に……。日本中の場所に人の詩心がばら撒かれている。世界中のどこに他にこんな国があるだろうか。様々な人々の、様々な年代の句碑と出会い、それぞれの一句の背景に想いを馳せるのも、歩きながらの私の楽しみの一つになった。(本文より) 全国津々浦々に散りばめられた詩心。 土地、自然、そして人。 詩歌の背景に想いを馳せる「町歩きエッセイ」。 「子規庵のガラス窓」「のらぼう菜」「深大寺」など新しいエッセイを加えた、待望の改訂版!
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-現代に生きる人々を導く、はじまりの物語 神仏がたびたび人界に現れ、人々を導いていた時代――。 空海こと弘法大師が弟子や神仏とともに、この世に散った「邪」を滅するべく奔走する。 著者の一大プロジェクト『玄天経典』に通ずる、英雄の苦悩と活躍を描いた物語。
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-思い描いた夢が形になる日はきっと訪れる ミズノ(株)相談役会長 水野正人氏推薦 「東京の環境改善につながる首都高地下化をぜひ実現してほしい」 首都高の地下化事業のきっかけをつくった二人が送る未来へのエール
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-誰もが居場所を探してる。 29歳。何を失ったのかもわからず、会社を辞めた。 18歳の老猫・すずこの家出をきっかけに、迷い多き男女が、走って、逃げて、追われて、追って。東京タワーに見守られ、それぞれの自分らしい生き方と、自分のいるべき場所をみつけていく――。 第2の思春期世代の、疲れた心を軽やかにしてくれる物語。 就職して6年、広告代理店で残業とプレッシャーに疲れ切っていたさくらには、唯一自分を取り戻せる場所があった。芝公園にあるプリンセスホテルの2811号室。窓一面に広がる巨大な東京タワーを眺めながら、ここで七央(なお)さんのマッサージを受けるのだ。初めてこの部屋に足を踏み入れた日、さくらは東京タワーの堂々たる姿に自分が恥ずかしくなり、涙が止まらなかった。仕事を続けられたのは、何度もこの部屋の彼女(東京タワー)の前で悔し涙を流したからだ。7年目、ついに会社を辞めたさくらは、自分の未来に悩みつつもプリンセスホテルでの時間を守っていた。そんなとき、七央が飼っている18歳の老猫すずこが行方不明に! 焦る七央と失業中のさくら、さらにさくらの同級生の千夏(ちなつ)、舞(まい)。自分が一番大切にしているものはなんなんだろう? どうすれば自分らしく生きていけるのだろう? そんな悩みを抱えながら、彼らは全力で駆け回る。
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-糖尿病患者の家族のための一冊 30年以上糖尿病診療を続けてきた専門医が糖尿病患者の家族に送るアドバイス 糖尿病患者を抱える家族のなかには、患者の血糖値が悪化しないよう食事管理に躍起になっている人が多くいます。 糖尿病が進行してしまえば人工透析になったり、足の切断を余儀なくされたり、失明などの合併症を招く可能性もあります。患者の診療に家族が同席した際に、医師から恐ろしいリスクを提示されてしまったのでは、家族が躍起になるのも無理もありません。 しかしそんな家族の想いもむなしく、患者が食事制限を守らない、あるいは守れないことから家族はイライラしたり、口論になったりして挙句の果てに夫婦不和や家庭崩壊に至るケースもあります。 糖尿病専門医として、三十数年にわたり5000人以上の糖尿病患者を診てきた著者は、糖尿病医療の進歩を踏まえつつ、「糖尿病があってもなくても、守るべき生活の注意点や食事内容に大きな差はない。健康的な生活や食事を心がけ、信頼できる医療機関で治療を受けているかぎりにおいては家族の中で糖尿病患者を特別扱いする必要はない」と述べています。 本書では、著者が長年にわたり自らの臨床経験で積み上げてきた知見を基に、糖尿病患者や家族が知っておくべき基礎知識を紹介し、患者に接する際に心がけてほしいことについてアドバイスしています。なかでも、健康的な食生活を段階的に身につけるための具体的な方法(「4段のハシゴ」)や、健康的な生活習慣の目安となる「ブレスロー博士の7つの健康習慣」、糖尿病と腎臓病の関係、信頼できる病院や医師の選び方なども詳しく解説しています。 糖尿病患者に何を食べさせればよいのか、何を食べさせてはいけないのか……さまざまな情報に振り回され、答えを見いだせなくなっている家族や、患者のために協力しようとしているのについ言い争いになったり、そのことで悩んだり、落ち込んでしまったりしている糖尿病患者の家族にとって必読の一冊です。
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-心不全の専門医が解説! 再発を防ぐ治療「心臓リハビリテーション」とは 「運動」「食事」「ストレスマネジメント」 突然死や寝たきりのリスクを抑えて健康寿命を延ばす! 世界でもトップクラスの長寿社会である日本では、健康的で自立した日常生活を送れる期間=健康寿命をいかに延ばすかが大きな関心事になっています。 その健康寿命を脅かす疾患の代表格が心不全です。 心不全は現在ではまだ完治へ導く治療法がなく、改善と悪化を繰り返し徐々に全身の機能低下が進んでしまいます。それにより生活の質が低下するとともに治療や介護の費用が膨らむなど、本人だけでなく家族にとっても大きな負担となります。また、弱った心臓が急に動きを止めてしまう突然死のリスクも抱えることになります。 ひとたび発症すると生涯の付き合いになる心不全においては、「重症化の予防」が健康寿命を延ばすカギになります。そして、その有効な治療法として国内外で高い評価を得ているのが、本書のタイトルになっている「心臓リハビリテーション」(心臓リハビリ)なのです。 リハビリと聞くと、怪我や脳卒中などで不自由になった手や足の運動機能を取り戻すための訓練というイメージが強いかと思いますが、心臓リハビリは少し意味合いが異なります。心臓リハビリは心臓を鍛えるのではなく、体力や血管の機能を高めることで心臓に掛かる負担を軽減し、心不全の重症化を防ぐための治療プログラムです。運動だけでなく食事やストレスマネジメントも重視した、包括的な指導が行われます。 著者は20年以上にわたり多くの心不全患者を診てきた循環器専門医です。心臓リハビリについては日本にその概念が米国から入ってきた1990年代から臨床研究に関わり、国内における有効性の検証に取り組んできました。 心臓リハビリの効果は多くの研究で裏付けられているにもかかわらず、まだ一般にはあまり知られていないと著者はいいます。そして、心不全で苦しむ人を一人でも減らすために、心臓リハビリの重要性を広めたいと考え、本書を執筆しました。 本書では、心臓リハビリの目的や効果、実際に行うことなどを分かりやすく解説しています。心不全やその原因となる心疾患についても触れており、病気の知識を深めるためにも役立つ内容です。 心不全の重症化を防ぐための非常に有効な方法である心臓リハビリについて知ることができ、健康寿命延伸のためのヒントとなる一冊です。
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-就職弱者を採用し、中小企業の未来を切り拓く 採用広告の制作ディレクターが、 人手不足の時代に中小企業が生き残るための採用戦略を解説! 中小企業の多くが労働力不足に直面しています。大手企業が高い知名度や充実した福利厚生などを活かして多くの優秀な人材を集める一方で、魅力的な条件を示せない中小企業は採用難に陥っているのです。求人倍率は中小企業では大手企業の数倍に達し、1人の求職者を複数の企業が奪い合う状況が続いています。 採用活動に十分な予算やリソースを割くことができない中小企業は、従来の方法では優秀な人材を確保できないばかりか、事業の継続すら危ぶまれるケースも少なくありません。このような厳しい状況下で、いかにして効果的な採用戦略を打ち立て、経営基盤を構築するかが課題となっています。 本書の著者は、高校卒業後に引きこもり生活やフリーターを経て採用広告のディレクターとなり、長年にわたって大手企業から中小企業まで幅広い企業の採用活動を支援してきました。その経験から著者は、中小企業は大手企業が敬遠しがちな「就職弱者」と呼ばれる人々を狙った採用戦略を取るべきだと考えています。 「就職弱者」とは、高齢者、フリーター、障がい者、フルタイムで働けない人など、就労困難とされる人たちを指しています。 中小企業は、新卒や高学歴など「就職強者」をターゲットにする採用活動で大手企業に勝つことは困難であるため、「就職弱者」に注目すべきだというのが著者の主張です。彼らのなかには働くモチベーションが高い人や働く機会を渇望している人も少なくないため、多くの企業が気づいていないポテンシャルを引き出すことが、中小企業の成長につながるといいます。 本書では、実際に中小企業が「就職弱者」を採用することで成功した事例も挙げながら、中小企業が大手企業とは異なる視点で採用戦略を立てるための具体的な方法を紹介しています。また、求人広告や面接のポイント、採用後の人材育成方法についても具体的なアドバイスを提供しています。 新たな採用戦略の構築によって中小企業が労働力不足の時代を勝ち抜くために、必読の一冊です。
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-長野県・信濃国の旧郡「更級/更科」歴史考 古く奈良時代にその名を発し、月の名所として芭蕉・一茶などに盛んに詠まれた歌枕の地。歌以外では、木曾義仲や上杉謙信ら強者が爪痕を残した。なぜ、これほどまでにこの地が人々を惹きつけたのか。近年の市町村合併による消滅を惜しむ著者が、その歴史を丹念に繙く――。 「藪野ブルー」で知られる洋画家・藪野健氏の描き下ろしを掲載
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-人間中心主義の世界を破壊する人(ヒト)と猫(ネコ)による文学的爆弾投下!! 自分のことしか考えない「ジミン」、無償の愛をもってイエネコに福音を届けようとする〝シン〟、そして全存在に独自の地位を与えるために戦う《シト》。 9匹の猫を保護する8050問題を抱える坂本家。民間保護猫団体の代表であり日本最強の武術家の娘、高原心。自分自身の生き方を猫を守ることに見出した若者、石田徹。 猫を助けられなかったことを悔いる元ウクライナ義勇兵、中川純也……。 他者の命と自由、尊厳を守るため、邪悪な存在「ジミン」に立ち向かう、心優しき人(ヒト)とテレパシーで会話する猫(ネコ)の史上空前の戦いの物語がはじまる!!
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-学園に隠された秘宝、ライバル校との学園祭闘争、そして天真爛漫な柚子の恋の行方は――!? 名門富檣高校に通う松本柚子は、実行委員長として姉妹校・貴檣高校を打ち負かす学園祭を企画することに。敵情視察に行った先で、柘植くん率いる相手校のメンバーたちと対峙した。いけ好かない彼と通学電車が同じだった柚子は、なにかと世話を焼かれてしまう。 ある時、仲間の一人が持ち込んだ噂話から幻の「平蜘蛛の茶釜」の存在を知り、真相を解き明かすために柘植くんと協力することに! 段々と距離を縮めていく二人だが、柘植ファンクラブの女子たちやかつての親友、柚子の幼馴染の思いなど様々な壁が立ちはだかる。 最後に二人が見る景色とはいったい……。
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-昔は”お医者さま”ではなかった!? 外科がその地位を確立するまでには、数々の苦難と挑戦があった。 太古からの歴史をひとつひとつ辿れば、偉大な革命家たちの足跡が見えてくる――。 ・軟膏は戦時中の苦肉の策から生まれた ・かつて白衣でなく、黒衣を着ていた ・ラブロマンスがきっかけとなった手術用手袋 いまの常識ができるまでの先人たちの闘いと、未来の新常識の芽生えまで。
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-人手不足を解消し、建設業の未来を拓く! 若手人材を集めるためのSNS活用術を解説 建設業界は深刻な人手不足に直面しています。高齢化が進行し、熟練労働者の大量退職が予測される一方で、若者は3K(きつい、汚い、危険)というイメージから建設業界を敬遠しています。その結果、建設業の有効求人倍率は年々上昇し、2024年には5倍を超える状況となりました。建設業界のなかでも特に中小企業は、多額の予算を求人サイトに投入しても十分な成果が得られないという現状に苦しんでいます。 本書の著者は、建設業に特化した経営コンサルタントとして、多くの企業にSNSを活用した採用支援を行ってきた経験をもっています。大学卒業後、建設資材の商社での勤務経験を経て起業し、SNSを活用した企業ブランディング支援を成功させてきました。 その経験から著者は、SNSは建設業の採用において特に有効な手段であると考えています。建設業には「現場」があるため、SNSでそのリアルな様子を発信できるからです。また、職人たちが明るくいきいきと働いている動画や、会社や仕事の魅力を学生に語りかける動画を投稿することで、建設業に興味のない人々にもアピールでき、業界のネガティブなイメージを払拭する効果があるといいます。 本書では、建設業界における採用難の解決策として、YouTube、LINE、Instagram、TikTokという4つの主要SNSを中心に、それぞれの特徴やメリット・デメリット、そしてどのように運用すれば反響を得られるかを詳細に解説しています。また、建設業ならではの「現場」という強力なコンテンツを最大限に活かす方法や、実際にSNSを活用したことで若手人材の獲得に成功した企業の事例も紹介しています。 建設業の経営者や採用担当者が採用戦略を大きく変え、企業を発展させていくための一助となる一冊です。
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-仕事は遊びだ、本気で楽しめ。 常識を覆す経営哲学で成功を掴んだ起業家が語る、新時代の働き方革命! 「仕事は楽しくなければならない」 そう断言する著者は、業界やジャンルを問わずさまざまなアイデア商品を開発してきたファブレスメーカーの経営者です。近年ではユニークな健康器具が話題となり、年間売上は30億円に迫る勢いです。 著者が提唱している「真剣にふざける」とは、常識や既存のビジネスルールにとらわれず、自分が本当に好きなこと、情熱を注げることに全力で取り組む精神のことです。一見ふざけているように見えてもその根底には真剣さがあり、それこそが製造部門を持たないファブレスメーカーだからこそできる自由な発想で、次々とヒット商品を生み出していく原動力となっているのです。 この「真剣にふざける」精神を代表するのが著者の会社で実施している「遊休休暇」制度です。これは単なる休暇ではなく、社員の遊びを積極的に支援し、そこから生まれる創造性を企業の成長に活かそうという取り組みです。さらに、役職の有無に関係なく「言い出しっぺがプロジェクトリーダー制度」や、「越権行為」の推奨など、著者がこれまでに実行してきた制度や施策はどれもビジネスの常識にとらわれないものばかりです。これらの革新的な経営手法は、社員のモチベーション向上や創造性の発揮につながり、結果として会社の成長を加速させています。 本書では、ビジネスでは常識とされているマーケティング理論や経営計画の重要性を否定し、代わりに直感と行動力、そして何より「楽しむこと」の大切さを説いています。「真剣にふざける」という一見矛盾した概念は、実は深い洞察に満ちています。仕事と遊びの境界線を曖昧にし、全身全霊で取り組むことで、想像もつかなかった可能性が開けるのです。起業家や経営者はもちろん、自分らしい生き方や働き方を模索するすべての人に、新たな視点と勇気を与えてくれる一冊です。
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-商品や企業の歴史や伝統から、 オリジナルで強いブランドを作る! 日本各地の銘菓や地酒、名産など、特色ある商品やその作り手を魅力的に輝かせる「ルーツ・ブランディング」とは? バラエティ豊かな7つの実例を通じて、ブランド構築からプロモーション展開まで、分かりやすくまとめた一冊。 地元で愛され続ける銘菓、その土地特有の酒、何世代にもわたり親しまれてきた名産品――これらの商品には、企業が長年培ってきた品質へのこだわりと努力だけでなく、時の流れによって醸成された伝統という価値が本来備わっています。しかし、毎年多くの新商品が市場に登場するなか、かつての看板商品が競争力を失い、売上が低迷している企業も少なくありません。 本書の著者は、全国各地700社以上の菓子、酒、食品メーカーに対して、パッケージデザインや販売促進施策実施を通してブランディング支援を行っている数少ない会社です。歴史や伝統のある会社や商品に対して、自分たちの「ルーツ」に着目したブランドづくり、そのブランドコンセプトに基づいた一貫したプロモーション提案をしています。 ルーツとは「根元」、つまり、その商品の生い立ちや企業の成り立ちを改めて見直し、ルーツを中心としたブランド戦略を構築し、展開していくことで、唯一無二の、力強い訴求力を生み出していきます。このルーツに注目したブランディング手法を体系化したのが本書で解説する「ルーツ・ブランディング」です。 「ルーツ・ブランディング」では、企業の根幹にある理念や歴史、地域性を軸に、商品を時代やニーズに合わせてブランディングしていきます。その商品や企業の背景にある物語(ストーリー)を伝えることで、顧客に高い付加価値を提供します。 本書では、7つの具体的な事例を通じて、この「ルーツ・ブランディング」の実践的なノウハウを詳しく解説します。地域と企業の未来を紡ぐための力強いツールとして、ブランディングやマーケティング担当者はもちろん、経営者にも新たなブランド戦略を知るきっかけとなる一冊です。
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-視力矯正の新たな選択肢! レーシックとの違いから手術の流れ、術後のケアまで ICL手術を徹底解説! 現代社会では、スマートフォンやパソコンの長時間使用による視力低下に悩む人々が増え続けています。文部科学省が発表した「令和4年度学校保健統計」によると、視力1.0未満の割合は幼稚園児で約25%、小学生で約38%、中学生で約61%、高校生で約72%と、過去最高を記録しています。また、成人後に近視を発症する人も増加しており、視力低下が深刻な社会問題となっています。 視力矯正法としては、メガネやコンタクトレンズが一般的でしたが、近年では裸眼で生活できるレーシック手術などの屈折矯正手術が注目を集めています。本書で取り上げるICL手術も、そのような屈折矯正手術の一つです。ICLとは「眼内コンタクトレンズ」のことで、目のなかに人工の専用レンズを挿入し、近視や乱視を矯正する方法です。この手術は適応範囲が広く、高精度の矯正が可能であり、万一の場合にはレンズを取り出して元の状態に戻せるというメリットがあります。また、レーシック手術では改善が困難な強度の近視や乱視に対しても効果的であるため、裸眼での生活を望む多くの人々に支持されています。 本書はICL認定医資格をもつ熟練のインストラクター5人による共著で、ICL手術の基礎知識から、手術に向いている人・向いていない人、手術を受ける医療機関の選び方、手術の流れ、術後のケアまで詳細に解説しています。視力を改善して生活の質を向上させるために、ICL手術を検討している人へ向けて、有益な情報を提供する一冊です。
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-「生きるって、しんどいけど面白いもんやで。」 医療や介護の現場で奮闘する歯科医師の 明るく前向きに生きる姿を描いたエッセイ 本書の舞台は滋賀県の山に囲まれた田舎町です。若者が少なくなった町で、著者は歯科医として働きながら、訪問介護や高齢者向け住宅の運営など、幅広い活動を展開しています。断れない性格ゆえに損をしてしまうこともありますが、その性格が周囲の人々を助け、地域社会に貢献する大きな力となっています。 地域の人々と密接に関わり、患者やその家族と信頼関係を築きながら地域全体の医療・介護環境の改善に取り組むことで、地域共生社会の実現を目指しているのです。 本書では、そんな著者の日常を通じて、医療や介護の現場でのリアルな問題や、それに立ち向かう人々の姿を描いています。 また、単なる仕事の記録にとどまらず、人生のさまざまな局面におけるポジティブな考え方や、困難を乗り越えるための知恵も盛り込まれています。著者が直面する問題は決して軽いものではありませんが、それを「しゃあないやん、まぁえっか」と笑い飛ばしながら前に進む姿は、元気と希望を与えてくれます。 多くのユーモラスなエピソードや心温まるストーリーから、人間関係や仕事の悩みが尽きない日々でも前向きな気持ちで過ごすためのヒントが得られる一冊です。
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-本音で言えない環境が 生産性を低下させる! コミュニケーション不全が組織を蝕む。 その原因と対策とは? 「心理的安全性」とは、組織行動学の研究者エイミー・エドモンドソンによって1999年に提唱された概念です。これが高い組織は、従業員がほかのメンバーから自分の意見を拒絶されたり否定しされたりしないと確信できる、つまり誰に対してでも安心して発言できる状態であるといわれています。自由闊達な意見交換はメンバー間の情報共有をスムーズにし、業務への責任感の醸成にもつながり、組織全体にも好影響をもたらします。 反対に強権的なリーダーシップや風通しの悪い組織体制下では、従業員の「心理的安全性」が下がってしまい、「自分の意見は否定されるのではないか」「自分の考えを述べると笑われるのではないか」といった不安を感じやすく、自由に意見することをためらったり、上司や同僚とのコミュニケーションに不調をきたしたりします。これは、個人のストレスを増大させるだけでなく、離職率の上昇や生産性の低下といった形で組織全体にも悪影響を及ぼします。 こうしたコミュニケーションのずれを解消し、良好な人間関係を構築するために本書の著者が導入したのが「エマジェネティックス(EG)」です。これは、アメリカで開発された脳神経科学と統計学に基づくプロファイリングツールで、100の質問への回答から脳の個性を分析し、行動や思考の特性を数値化します。 著者によれば、EGを用いることで自分と相手の違いを理解し、相手の特性に合わせた伝え方ができるようになります。その結果として、お互いに意見や気持ちを安心して表現できる状態、いわゆる「心理的安全性」が高い組織が自然に形成されるといいます。実際に、アメリカの大手IT企業や全世界で500以上のホテル・リゾートを運営している会社など、世界79カ国の企業でEGが導入され、その効果が実証されています。 本書では、心理的安全性の低下がもたらすデメリットや、それを高めることの重要性を解説しています。また、それを実現するためのツール「EG」の活用例を通して、多様な背景を持つ社員が協力し合える職場づくりの方法を具体的に解説しています。 組織構築や人材マネジメントを担う企業経営層にとって、必読の1冊です。
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-専門医が教える、糖尿病との賢い付き合い方 「楽に無理せず」が治療を続けるカギ 糖尿病を正しく理解し、充実した生活を送る! 日本の成人のうち、約5人に1人が糖尿病か糖尿病予備軍とされ、糖尿病はまさに現代の国民病です。こうしたなか、糖尿病治療や医療技術は日々進化をしており、新しい薬も続々と登場しています。こうした変化は糖尿病をもつ人々にとって喜ばしいことですが、正しい情報が世の中に広まっていないのが現状です。 埼玉県のクリニックで20年近く診療に従事してきた糖尿病専門医の著者によると、医療従事者の間で共有されていることが糖尿病をもつ人には十分に伝わっておらず、情報や意識に大きなギャップが生じているといいます。医学の進歩により糖尿病治療は良い方向に変化しているものの、限られた診療時間のなかで患者にすべてを伝えきるのは難しいため、診察室では伝えきれないことを本書にまとめることで、糖尿病治療の現場でのギャップを小さくしたいと著者は考えています。 本書では糖尿病をもつ人が治療に希望をもてるよう、意外と知られていない糖尿病の知識をまとめています。また、糖尿病に関するスティグマについても触れ、糖尿病をもつ人が直面する社会的な課題や、正しい知識を広めるための取り組みについても紹介しています。 糖尿病をもつ人が正しい情報を得ることで、安心して糖尿病治療に臨めるきっかけとなる一冊です。
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-慢性的な身体の不調…… ひょっとして歯科治療が原因!? 歯の噛み合わせの悪さがもたらす身体への影響とは? 歯科医師×歯科技工士の資格を持つ著者が徹底解説! なかなか取れない疲れ、肩こりや頭痛……、慢性的な体調不良に悩まされている人は少なくありません。これらの症状は一般的に加齢や生活習慣に起因すると考えられがちですが、実は「歯の噛み合わせ」に原因があるとしたら――。 歯の噛み合わせと聞くと、単に食事のときにものがよく噛めるかどうかの問題ととらえられがちですが、著者は全身の健康に大きな影響を与えている可能性があると述べています。 歯科医師と歯科技工士、両方の資格を持つ著者は、歯科医師としての臨床経験に加え歯科技工士としての知識と技術を活かして、歯の噛み合わせを意識した歯科診療に取り組んできました。そして、長年の診療のなかで、患者の訴える不調の原因が噛み合わせの悪さにあったことが明白なケースを数多く見てきたといいます。さらに、不調を訴える患者の多くが過去に他院で歯科治療を受けて歯を削ったりかぶせものなどの人工物を入れたりしており、そのために噛み合わせが悪くなり不調が引き起こされていた可能性が高いと指摘しています。 噛み合わせが悪いと上下の顎の位置関係が崩れ、上部頸椎に歪みが生じて身体のバランスが崩れ、様々な不調につながっていくといいます。しかし著者は、この噛み合わせの重要性が歯科治療の現場で認識されておらず、ただ単に「歯を治療すればよい」という認識の歯科医が多いことに警鐘を鳴らしています。 本書では、噛み合わせが全身に与える影響や、噛み合わせが悪くなる要因を詳しく解説します。さらに、著者が実践している噛み合わせを意識した治療や、著者の父が開発した周囲の歯に負担をかけずに使用できる画期的な部分入れ歯についても紹介しています。 健康で充実した日々を過ごすために、噛み合わせを意識した適切な歯科治療を受けることの重要性が分かる一冊です。
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-看護師が、医療現場の救世主になる! 高齢患者の増加と医師不足、逼迫する医療現場で求められる新しい看護師の役割とそのスキルを徹底解説。 急速に進む超高齢社会と医師不足、医師の偏在という課題に直面する医療現場では、看護師の役割拡大が急務となっています。 これまで看護師の役割は、患者の症状に異変が生じた際に医師の処置を補助するというものでした。しかし現在では、医療行為のなかの特定行為については研修を修了した看護師が単独で行うことができるようになっています。 たとえば人工呼吸が必要になっている患者への鎮静薬の投与の調整など、医師、または歯科医師があらかじめ作成した手順書(プロトコール)に従って、医療的な処置を施すことができるのです。 著者は看護師として働きながら、2015年に東京医療保健大学大学院で看護学修士の学位と診療看護師の資格を取得。その後、医学博士の学位も取得しました。 また、自身が看護師としてステップアップする中で「持てる裁量を最大限に活用し、さらなる専門性を発揮できる看護師」こそが、これからの医療現場には必要不可欠だと考え、全国の“学びたい、学び直したい”看護師に、実践的な知識やスキルをセミナーやオンラインサロン、動画配信で伝え続けています。これまでのセミナー受講者だけでも延べ10万人を超え、その内容は多くの看護師から支持されています。 本書では、超高齢社会の日本が必要とする医療のありかたと現状とのギャップを整理し、これからの看護師に期待される役割と求められる知識やスキルについて解説しています。 これまでの看護師から、看護師2.0という新時代へ。看護に携わるすべての人の “羅針盤”となる一冊です。
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