辞めた作品一覧

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  • 元勇者は静かに暮らしたい
    3.3
    魔王を倒して世界を救ったにもかかわらず、国や仲間の裏切りを受けた勇者ノエル・ビーガー。 「もう全部知るかっ! 俺は俺の人生を生きる!」冒険者登録を抹消し、自分は死んだことにしてまったく新しい人生を始めることにしたノエル。のんびり自由自適な暮らしを送っていたある日、森で倒れていた奴隷エルフを拾って一緒に住むことに。さらには土地の水神である美少女にも気に入られ、荒れ果てた故郷をかつての潤いある土地に復興させていく。そんな中、勇者ノエルに対する国の裏切りが明るみになり、クーデターが発生するなど大問題に!? 勇者を辞めた【真の勇者】の第二の人生が始まる――!!
  • 闇のなかで口づけを
    4.3
    2017年ダフネ・ドゥ・モーリア賞受賞! ホットなサスペンスが話題! J・D・ロブの愛読者は、ザネッティに興味を持つことだろう。/ブックリスト(書評サイト) 心に傷を負って刑事を辞めたマルコムは、あるカルト教団への潜入捜査を打診される。教団の教祖が大規模なテロを計画しているらしい。教祖の妻になる予定だった女性ピッパがマルコムの隣に住んでいるというので、まずは彼女から情報を引き出そうと偶然を装って言葉を交わすが、ピッパは犯罪に関与するような女性とはとても思えなかった。そこでピッパの身の潔白を証明するため、捜査を引き受けるマルコム。互いに惹かれていくが、自分の身分も、なぜピッパに近づいたのかも明かせないマルコムは…… 原題:Hidden
  • 憂鬱なハスビーン
    3.3
    東大卒、有名企業に就職し、弁護士の夫を持つ29歳の私。結婚して仕事は辞めたけれど、優しい夫と安定した生活がある。なのになぜこんなに腹が立つんだろう? ある日再会した、かつて神童と呼ばれた同級生。その話に動揺した私は、まだ自分に何かを期待しているのだろうか。(講談社文庫)
  • 優雅な歌声が最高の復讐である
    5.0
    俺は怪我でサッカーを辞めた。他にやりたいことなんてない。そんな灰色の高校生活で出会ったのが、歌姫の瑠子だった。学校中に注目される瑠子は、夢を失った俺には近寄り難いけど、その瑠子から合唱コンクールで指揮者に指名された。なんで俺が――? 私は歌えなくなってアメリカから帰ってきた。クラスのみんなは歌姫「RUKO」に期待している。でも、本当のことを言えず辛い時、サッカーをやめて無気力になった隼人がいつも助けてくれる。隼人はかつては眩しかった。私のことは覚えていないみたいだけど、また輝きを取り戻して欲しいと思ってる――。
  • 雪のなまえ
    4.3
    「夢の田舎暮らし」を求めて父が突然会社を辞めた。いじめにあい登校できなくなった小学五年生の雪乃は、父とともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始める。仕事を諦めたくない母は東京に残ることになった。胸いっぱいに苦しさを抱えていても、雪乃は思いを吐き出すことができない。そんな雪乃の凍った心を溶かしてくれたのは、長野の大自然、地元の人々、同級生大輝との出会いだった――。
  • ゆとり世代の君が20年後路頭に迷わないために目指すべきキャリアを教えよう!20分で読めるシリーズ
    -
    さっと読めるミニ書籍です(文章量20,000文字以上 24,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の40ページ程度) 【書籍説明】 前回は30代、40代の仕事に悩むサラリーマンの皆様へのメッセージを書かせていただきました。 今回は、「ゆとり世代」と呼ばれる20代の方へ、私の知る知識を『贈る言葉』として届けたいと思います。 私は最近まで教師をしていましたので、辞めた時まで教えていた生徒たちが、「ゆとり教育」に関わっていた世代となります。 ゆとり教育を少しでも受けたことのある世代は、上は30代になるかどうかくらいでしょう。 順調に仕事をし、社会に貢献されている方々も多いと思います。 しかし、一抹の不安を覚えている方も多いのではないでしょうか? また、仕事はしているものの、現状に不満を抱いている方もいらっしゃると思います。 そういった方々へ、20年後路頭に迷わないために目指すべきキャリアについて、学校では教えることのできない話をします。 残念ながら今は仕事につけずにいる方にも、今後の指針として読んでいただければと思います。 また、現在大学生で仕事についたことの無い方々にも、参考になりますので、ぜひご覧ください。 【目次】 一章「なぜ、ゆとり世代は叩かれるのか?」 二章「ゆとり世代の特徴は?」~己を知ることの重要さ! 三章「自分の仕事と将来について考えるには、未来を読み込む必要がある」 四章「ゆとり世代へ贈る言葉~これからどうしたら良いのか?」 【著者紹介】 北影伍朗(キタカゲゴロウ) 元教師。教育現場で培った様々な知識や、生徒指導を通して学んだ、 社会を生き抜くための知識などを基に、生きづらさに苦しむ人の救いになればと執筆を志しました。 私の知識が、苦しむあなたの明日を生きる糧になることを願っています。
  • 夢の木坂分岐点(新潮文庫)
    3.8
    夢の木坂駅で乗り換えて西に向かうと、サラリーマンの小畑重則が住み、東へ向かうと、文学賞を受賞して会社を辞めたばかりの大村常賢が住む。乗り換えないでそのまま行くと、専業作家・大村常昭が住み、改札を出て路面電車に乗り、商店街を抜けると……。夢と虚構と現実を自在に流転し、一人の人間に与えられた、ありうべき幾つもの生を深層心理に遡って描く谷崎潤一郎賞受賞作。
  • 許されなくても愛してる 第1話
    完結
    -
    全29巻165円 (税込)
    「…あれ? 遠野さん?」食堂で仕事中に声をかけてきたのは、中学の同級生だった。戸惑う私に同級生は「…流もここの大学なのよ」と続けた…フラッシュバックする嫌な記憶…私はその日、食堂を辞めた。
  • よこどり婚活~巨乳に盗まれた婚約者~
    完結
    -
    「だって、あたしの方がいい女なんだもん」そう言ってひとみは3年付き合ってやっとプロポーズされた私の彼を寝盗って結婚した――。出世株の同僚・和也との結婚話が出てすぐに、同級生だったひとみが派遣でやって来た。実はその時から嫌な予感はしていたのだ。だって、ひとみは男を誘惑するので有名だったから…。破談になり、会社を辞めた私は、しかし、またひょんなことからひとみと再会することになり――表題作『よこどり婚活』。その他、地方都市の“結婚しろ呪縛”に悩む『ド田舎の婚活』、売れない役者と付き合った女のリアルを描く『貧乏役者と結婚したら』など婚活・結婚をテーマにしたオトナ女子サスペンス!
  • 四年目の呪殺
    -
    1巻770円 (税込)
    警視庁殺人課の刑事・宮浦江利子は、恋人の赤峰真治が自殺したのを機に警察を辞めた。彼は叔母殺しの容疑をかけられた上、江利子と同業の刑事たちに追い詰められて、無念の死を選んだのだった。四年後、その経歴を買われて探偵になった江利子は偶然、真治の事件に関する新たな警察情報を得る。真治はなぜ死ななければならなかったのか? 当時の警察捜査は適正なものだったのか? 手負いの野獣として生きてきた元女刑事は、復讐を誓って真相を追いはじめる……。長篇サスペンス・ミステリ。 ●斎藤澪(さいとう・みお) 1944年、東京生まれ。国学院大学文学部国文科卒業。雑誌編集部、広告代理店勤務を経て作家活動に入る。1981年『この子の七つのお祝いに』で第1回横溝正史賞を受賞して小説家デビュー。『赤いランドセル』『冬かもめ心中』『花のもとにて』など著書多数。
  • 49歳の窓際サラリーマンだった私が会社を辞めて家賃収入だけでラクラク生活を実現した話
    3.0
    この本は単なる資産形成のノウハウ本ではありません。 ごく普通のサラリーマンがワンルーム投資という、 会社の仕事とはまったく異なる世界と出会い、 これを通じて独立を遂げていく実録の書です。 「会社を辞めたあとの最低限の生活費25万円を得るにはワンルーム投資がいい!」――。 この考え方、行動には異論もあるでしょう。 しかし、これを実践したことで、著者は嫌なサラリーマン生活とおさらばし、その後も経済的な不安に追われることはありません。 会社を辞める前に読んでください。
  • Love Silky ハルよこいこいアキと恋~交際ゼロ日婚~ story01
    3.0
    1~6巻110円 (税込)
    式場もドレスも決まり、仕事も辞めた。あとは結婚するだけ―。と思いきや、まさかの婚約破棄!? 彼氏から急に別れを告げられ、幸せから絶望に叩き落された美晴・29歳。居場所をなくした美晴は、ひょんなことから田舎に住むおばあちゃんの「結婚相談所」のお仕事を手伝うことに。はじめてのお客さんは、道中で出会った安芸(アキ)という怪しい男で…。(24P)(※カバーデザインをリニューアルしました。内容に変更はございません。またこの作品はウェブ・マガジン:Love Silky Vol.116に収録されています。重複購入にご注意ください。)
  • REVENGE-リベンジ-完全版
    完結
    3.0
    全1巻825円 (税込)
    誰にも止められないその感情の行く先は…? 社内不倫で会社を辞めたばかりの小田真由美が調査員の名波に依頼したのは、中学卒業以降別れたきりになっている母親の居場所。彼女にとっての母は「バカな女」で、大嫌いだった。だから縁を切っていたのだ。しかし今、彼女にはある事を伝えるため、母に会わなければならなかった。その理由は…!?〈思い出の隣〉、同棲をしている年上の彼の中にいる「誰か」の存在、妊娠に対する過度な拒否反応の秘密は…〈あなたの秘密〉、自分を捨てた男の幸せをぶち壊そうと訪れた町で朝日が出会った少年は実は…?〈聖・コンバット〉など「復讐―リベンジ―」をキーワードに、人間の愛憎、業の深さを描く珠玉の作品集。今回、特別収録に単行本未収録「レサシ・アンナ」、リマスター版「オルゴール」を加え、再編集した完全版で復活。
  • ルリさんの不思議なアパート
    -
    事故で家族を亡くし、会社も辞めたみはるが辿り着いたのは、一軒の古びたアパート。そこには、みはるの遠縁の親せきであるルリオがいた。性別不詳(!?)のルリオは、心を閉ざしたみはるに「演劇ワークショップに参加してみないか」と持ち掛けて--? 小さなアパートで巻き起こる、優しく可笑しい喜劇の始まり!
  • 冷酷紳士が愛したみだらな夜 ~今宵、貴女を美味しくいただこう~
    完結
    3.7
    「今夜、貴女の一番奥に触れる許しを得たい」夢のために仕事を辞めた愛花は、新しいアルバイト先に夜逃げされてしまう。高額なバイト料に目が眩み、豪華客船で行われるパーティのコンパニオンをすることに。雇い主から酒を届けるよう言われ、やり手でイケメンと名高い柳社長の船室を訪ねるが「一服盛っただけでは足りずに潰しに来たのか?」となぜか素性を疑われてしまう。潔白を証明するため届けたグラスの中身――媚薬入りの酒を飲んだ愛花は火照るカラダを慰めとして愛撫され、彼の手で何度も絶頂に追いやられる。船は出港し、柳の提案で愛花の身元がわかるまで恋人として過ごすことに!?“望まないことは無理強いしない”というルールのもと始まったそれは、最悪な出会いから想像できないほど甘く蕩ける時間で……。二人の出会いの真相とは──?
  • 冷徹部長の愛情表現は甘すぎなんです!
    -
    2年間働いていた会社を辞めた紘奈は、親友と飲んでいたバーで酔い潰れて、勢いでバーテンダーの由佐と一夜を共にしてしまう。優しく甘い言葉をささやく由佐とのことが好きになり、なんとかもう一度会いたいと思う紘奈。しかしなんと彼は新たに採用された会社の部長だった!? バーで会ったときとは違い、冷たくて仕事に厳しい由佐にがっかりしてしまうが、時折からかってくる彼のことが次第に気になっていく。ある日、突然デートに誘われ、今まで意地悪してきたお詫びに「恋人扱いする」といって、まさかのキス!? 彼の真意がわからない紘奈は翻弄されっぱなしで…。
  • 恋愛仮免中
    3.6
    人の数だけ、恋の形はある。 奥田英朗、荻原浩、原田マハ、窪美澄という実力派の直木賞・山本賞作家に、新鋭の中江有里を加えた、豪華執筆陣によるアンソロジー。テーマは“恋愛”。 28歳の彩子は、付き合って3年の恋人が相談もなく会社を辞めたことにショックを受ける。女友達は条件のいい男を紹介してくれ、彩子は恋人との別れを考え始めるが……。(奥田英朗「あなたが大好き」) 16歳の僕は、夏を海で過ごすためにばあちゃんの家に来た。夕暮れの砂浜で、その人は子守歌を歌っていた。……とても悲しそうな声で。(窪美澄「銀紙色のアンタレス」) 1969年、中学生だった僕と彼女は50年後に一緒に宇宙に行く約束をした。その年まであと4年のいま、彼女は病院のベッドの上にいる。(荻原浩「アポロ11号はまだ飛んでいるか」) 生まれも育ちも京都の善田は、半年前に妻を亡くし、会社を追われ、タクシー運転手となった。ある日、ボストンから来た老婦人をタクシーに乗せ京都を案内することに……。 (原田マハ「ドライビング・ミス・アンジー」) 両親が離婚したミサトは、クラブを経営する母親行きつけの美容院のシャンプーボーイと、偶然海の家で会うが……。(中江有里「シャンプー」) 人の心が織り成す、甘くせつない物語を集めました。
  • 恋愛の発酵と腐敗について
    値引きあり
    4.0
    太宰治賞作家が描く大人の恋愛群像劇。  人生経験を積んだ大人でも、恋愛だけは不器用なまま。太宰治賞受賞作家・錦見映理子が大人たちの恋愛模様を鮮やかに紡ぎ出す。  不倫の恋に破れ、勤めていた会社を辞めた元OL・万里絵は、知らない町で夢だった喫茶店を開き、ここで穏やかに暮らしていこうと決心する。そんな矢先、店に奇妙な男が現れ、サンドイッチに難癖をつけてきた。その男・虎之介は、商店街の一角にできたパン屋のパン職人。高い技術を誇り職人気質な男だが、こと女に関してはだらしがない。二度と恋はしないと誓った万里絵、夫に先立たれ久方ぶりの恋心に戸惑う早苗、夫の浮気を許し続ける伊都子。虎之介に翻弄された女たちの人生に予想外の転機が訪れる。太宰治賞作家が描く大人の恋愛群像劇。解説は中江有里さん。 Apple Books限定先行配信・有料小説ランキング1位、ブクログデイリーランキング1位、第2回「書店員が選ぶ大人の恋愛小説大賞」ノミネート、朝日新聞、日本経済新聞、NHKでも紹介された話題の小説が待望の文庫化。 ※この作品は単行本版『恋愛の発酵と腐敗について』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 老後マネー戦略家族!
    3.6
    定年が近づく父、専業主婦の母、仕事を辞めた息子に学費のかかる娘……。老後や将来への不安から、山田家は顔を合わせればケンカばかり。しかし勇気を持って踏み出した先には、めくるめく財テクワールドが待っていた! 目標額は三〇〇〇万。崖っぷち中流家族の奮闘がここに始まる!
  • 60代を自由に生きるための 誰も教えてくれなかった「お金と仕事」の話
    3.0
    「老後の資金が足りるか心配」「定年後もお金のためにイヤな仕事を続けなくてはならないの?」「仕事を辞めた後、自分の居場所ってあるんだろうか……」そんな悩みをまとめて一刀両断! 「お金の不安もなく、好きなことをしながら自由気ままな60代を過ごす方法」、教えます。本書は、60歳になる前に「自主定年退職」した大学教授が、「お金の不安」と「仕事の不安」をまとめて解消し、理想的な60代を過ごすための方法を指南するもの。ポイントは、 ●イヤじゃない仕事 ●副業 ●株式投資による運用 の「3本の矢」。この3つを手に入れれば、60代は「第二の青春」どころか、若い時よりもっと楽しい「第一の青春」にもなり得るのだ。実際、著者はこの3つを手にすることにより、「40代で貯金ゼロ」の状況から、「一生お金に困らず、好きな仕事だけをする自由気ままな60代」を実現した。では、どうすればこの3つを手にすることができるのか。本書ではその具体的な方法を余すところなく紹介する。中でも柱となる「運用」については、具体的な方法はもちろん、会計学教授だった著者の長年の研究により導き出された「安全・安心な投資先228銘柄+買っておきたい高配当銘柄TOP10」を収録。ここを読むだけでも1冊分の価値がある。40代、50代はもちろんのこと、60代の人でもまだ間に合う! 単なる精神論ではない「具体的な対策」がわかる1冊。
  • 路地裏バトルプリンセス
    3.0
    「その制服……あなたが相手ですね」 ある夜、路地裏で高校生の日月は、姿を偽り腕を競う路上格闘技≪血闘≫に身を賭す一人の少女と出会う。彼女のその――金のツインテールに改造セーラー服姿は、全ての敵を「一撃」で沈め頂点に至り、そして消えた伝説のランカー≪魔王少女≫のもの。ところが日月は――そんな≪魔王少女≫を「一撃」で沈めてしまう! 「いるもんだな……ニセモノって」 何故なら――!? ――この地には、魔王少女が現れる。そんな噂が流れ出して一年。本物の一撃に憧れる少女が、戦うことを辞めた少年と出会うとき、≪血闘≫に新たな伝説が刻まれる!! 白熱の路上バトルアクション、開幕! ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください
  • ワケアリ結婚相談所 ~しくじり男子が運命のお相手、探します~
    3.0
    イケメンだがヘタレな大和田大輔は、周囲の反対を押し切って結婚したものの色々な“しくじり”により離婚してしまう。 ヤケになって会社を辞めた翌日、結婚詐欺を目撃し、被害者の女性を助けようとするも、これも失敗。そのとき大輔を助けてくれたのが結婚相談所『愛・燦々』の所長、桜沢だった。彼女の強引なスカウトに押し切られてスタッフとなった大輔だが、その相談所は問題のありすぎる依頼人たちの“最後の駆け込み寺”となっていて―。 ワケアリ依頼人たちの成婚率が90%を超える理由とは…? 思わず納得&共感してしまう、ほんわかハッピーストーリー!
  • 私、清掃の仕事してますけど?
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この電子書籍は紙版書籍のページデザインで制作した固定レイアウトです。 20代、女性、ビル清掃員。かつ、イラストレーター。 自他の偏見に悩みながらも夢と生計の二兎を追う、「幸せ」について考えつづけるコミックエッセイ。  イラストレーターを夢みていた著者は、20代半ばにして会社を辞めた。といっても、大人だもの、夢だけを追い求めるわけにもいかない。それで夢と生計を両方成り立たせてくれる職業として、比較的時間の制約が少ない「清掃員」を選んだ。職業というかたちで夢を追いつづけると生計を立てられないと考えた末の決断だった。  清掃員という職業は、著者本人にとってもなじみのないもので、他者が作り上げた偏見だけでなく、自らが作り上げた偏見とも闘わなければならなかった。初めつらいばかりの仕事だったが、経験を重ねてていくうちに成長し、今ではちょっとした話のネタにもできるようになった。また、清掃員として働くと同時に、夢みていたイラストレーターとしての活動も始めた。もちろんすぐにイラストの依頼が舞い込むとはいかないけれど、収入は清掃員として安定していたので、自分のペースで進められた。  この本には過去4年間、清掃員とイラストレーターの二兎を追いながら、著者が経験した人生のいくつもの瞬間が描かれている。他者からのむき出しの偏見に、いやな思いをする場面もたくさんあったことと思う。でも、著者はその時々を思い返しながらこう言うのだった。 「すこし変わった生き方をしてみると、思っていたよりも幸せでした」  「違い」は「間違い」ではないということ、みんなそれぞれ違っていることでいろいろな幸せが生まれるということを、著者は経験を通して語りかける。他の人とすこし違う生き方をしてみて、思っていたよりも幸せだというそのことばのように。
  • わたしを変えた夏
    4.5
    普通すぎる自分がいやで死にたいわたし(『だれか教えて、生きる意味を』汐見夏衛)、部活の人間関係に悩み大好きな吹奏楽を辞めた絃葉(『ラジオネーム、いつかの私へ』六畳のえる)、友達がいると妹に嘘をつき家を飛び出した僕(『あの夏、君が僕を呼んでくれたから』栗世凛)、両親を亡くし、大雨が苦手な葵(『雨と向日葵』麻沢奏)、あることが原因で人間関係を回避してきた理人(『線香花火を見るたび、君のことを思い出す』春田モカ)。さまざまな登場人物が自分の殻をやぶり、一歩踏み出していく姿に心救われる一冊。

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