夢中文庫作品一覧

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  • エリート副操縦士の加速する溺甘独占欲
    4.7
    会えない間、恋しくて抱きしめたくて、堪らない──空港の免税店で働く萌音は離発着する飛行機を眺めながら、胸に秘めた夢に思いを馳せている。ある日、国際線で活躍中の皆が注目するイケメンパイロットの郁翔から思いがけず声をかけられ、急接近! 憧れの存在だった郁翔がいつも萌音のことばかりを思って大事に甘やかしてくれる。どんどん勢いが増していく郁翔の独占欲露わな溺愛に、蕩けるほど幸せな毎日。なのに、萌音が高校時代に苦手だった同級生がCAになって現れて……!?
  • お見合い相手はスパダリ系ドクターでした!1
    完結
    3.6
    「まさか、私がこんな風になっちゃうなんて…」10年付き合った恋人・相楽修一にフラれた千加。その上、修一がHが下手だから別れたと話すのを聞いてしまい、深く傷つく。傷心の千加を見かねた親の薦めでお見合いすることになったけれど、相手は高身長高収入のイケメンドクター・相野谷紘司だった。なんでこんな人がお見合いに!?とおじけづく千加だったが、優しく丁寧に接してくれる相野谷にだんだん惹かれていく。けれど、もし交際することになったら、Hは避けては通れない。思い悩む千加に、相野谷は「苦手なら俺が教えてあげる」と手をさしのべ…?
  • 卵のお世話係だったのに、気高い竜公爵さまの寵愛花嫁になりました
    4.0
    ただ一人を生涯愛するがゆえ、竜種の愛は深く激しく、重い。――伝説の竜が眠る『卵』の世話係を引き継いだ伯爵令嬢のリーフェ。憧れの竜の顕現を信じて世話をしながら、竜の研究者ディルクと共に過ごす時間がリーフェの楽しみだった。ディルクは寡黙ながら優しくて、密かに胸をときめかせていたのだが……「君と、もっと深く繋がりたい」ある夜ふと目を覚ますと、自分を愛おしげに見つめるディルクに口づけられていた!?……これは、夢? 触れ合ったところから広がる甘さに身を委ね、夢ならばと蕩けるようなひとときを過ごす。翌朝、彼にあわせる顔がない! と、はしたない夢を見た自分を恥じたのだが……?
  • 【分冊版】白豚辺境伯の身代わり婚約者になったら、噂とぜんぜん違うんだけど(1)
    完結
    3.6
    アリアは宮廷歌劇団の看板女優。恋愛よりも歌劇の彼女は公演のため各地を巡る日々を送る。ある日従姉妹のサリーが「豚のお嫁さんになんてなりたくないの!」と泣きついてきた。サリーの婚約者は白豚辺境伯と噂されるオリバー。サリーを実の妹のように可愛がるアリアは、身代わりとなってオリバーの人柄を見極めてくると提案。何日も馬車に揺られ、たどり着いた辺境の地でアリアを迎えてくれた人物は噂とは全然違っていて――!? 愛おしい宝物を見るような目は本当はサリーに向けられるはずのもの。アリアはただの身代わりなのに……オリバーと過ごした時間を誰にも奪われたくない。そんなアリアには辺境を訪れた目的がもうひとつあって……? ※こちらは【分冊版】です。同タイトル通常版との重複購入にご注意ください。

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  • 白豚辺境伯の身代わり婚約者になったら、噂とぜんぜん違うんだけど
    4.7
    アリアは宮廷歌劇団の看板女優。恋愛よりも歌劇の彼女は公演のため各地を巡る日々を送る。ある日従姉妹のサリーが「豚のお嫁さんになんてなりたくないの!」と泣きついてきた。サリーの婚約者は白豚辺境伯と噂されるオリバー。サリーを実の妹のように可愛がるアリアは、身代わりとなってオリバーの人柄を見極めてくると提案。何日も馬車に揺られ、たどり着いた辺境の地でアリアを迎えてくれた人物は噂とは全然違っていて――!? 愛おしい宝物を見るような目は本当はサリーに向けられるはずのもの。アリアはただの身代わりなのに……オリバーと過ごした時間を誰にも奪われたくない。そんなアリアには辺境を訪れた目的がもうひとつあって……? ※このタイトルには【分冊版】がございます。重複購入にご注意ください。
  • 異世界に召喚された聖女ですが、滅びの魔王(と愛犬)と幸せに暮らしています
    4.3
    気がつくと、魔法陣の中心に座りこんでいたリサ。腕の中には愛犬コットン、そして背後には闇色の長い髪と真紅に輝く瞳、渦巻き状の角を持った男──魔王がいた。召喚と同時に魔王とエンカウントなんて……。魔王を打ち倒す聖女として召喚されたことを魔王本人から聞かされたリサは、コットンだけでも助けてもらえるよう懇願する。しかし彼が告げたのは「ここに……私のそばにいてくれ」──魔王・スピロと城で暮らすことになったリサを待っていたのは拍子抜けするほど平和な毎日。さらに「あなたの特別になりたい」と乞われ、彼と“特別”な関係を結ぶと、翌朝から彼の態度が甘々恋人モードに切り替わって──こんなの想定外なんですけど……!?
  • 完璧なライバル同期は鈍感女子を諦めない
    2.0
    「お前のモチベーションになるなら、俺はお前にどんなに嫌われたっていいよ」──雑貨や文具を企画・開発する会社で働く由恵。自ら志願して商品企画部に異動したものの、企画が採用されたのはたった一度だけ。一方、同期の保志は何度も採用されている。彼は仕事ができるだけでなく、人当たりがよく上司からの信頼も厚い。もちろん同期の活躍はいいことだけど、彼を目の前にすると自分のダメな部分ばかりが見えてしまい、由恵は保志を勝手にライバル視して冷たく接していた。あるとき由恵は取引先の男性からアプローチされ、久々に恋愛について考えるようになる。するとなぜか保志のことを恋愛対象として意識するようになってしまい……?
  • 虜囚の恋~勇猛な騎士団長が捧げる真摯な純愛~
    4.1
    自分と同じく切り捨てられた人間──虜囚として捕えられた隣国の騎士団長テオドールの世話をするオデット。彼に自らの過去を重ね合わせていたオデットは、ある日突然、テオドールを救いにきた隣国へと連れ去られてしまう。隣国の生活で待っていたのは、逆にテオドールから優しく甲斐甲斐しい世話をされる日々。しかし元夫に裏切られた経験をもつオデットは、テオドールを信じ切れずに壁を作ってしまう。そんなオデットの頑なな心をテオドールのひたむきな愛情がとかしていって──「お前の居場所はここだ」 傷つき疲れ、涙も枯れ果てて、孤独に生きていた。そんな二人が愛し合うことで互いに癒され、深い絆を結んでいくラブストーリー!
  • 虜囚の恋~勇猛な騎士団長が捧げる真摯な純愛~【イラスト特典付き】
    4.4
    自分と同じく切り捨てられた人間──虜囚として捕えられた隣国の騎士団長テオドールの世話をするオデット。彼に自らの過去を重ね合わせていたオデットは、ある日突然、テオドールを救いにきた隣国へと連れ去られてしまう。隣国の生活で待っていたのは、逆にテオドールから優しく甲斐甲斐しい世話をされる日々。しかし元夫に裏切られた経験をもつオデットは、テオドールを信じ切れずに壁を作ってしまう。そんなオデットの頑なな心をテオドールのひたむきな愛情がとかしていって──「お前の居場所はここだ」 傷つき疲れ、涙も枯れ果てて、孤独に生きていた。そんな二人が愛し合うことで互いに癒され、深い絆を結んでいくラブストーリー!
  • 英雄騎士団長は『異世界からやってきた』ワケあり妻を愛してやまない
    3.7
    心優しい彼との新婚生活は、私にはじめて訪れた幸せ──親友に巻き込まれ異世界へきてしまった瑠衣は、ならず者に追われていたところを黒衣の騎士に助けられる。しかし彼こそ『異界人』を捕らえる命を受けた騎士団長・ギドゥだった。素性を隠しながら働く瑠衣は逞しく優しいギドゥに強く惹かれていくのだが、ある日突然彼から求婚されて……。『何があっても君を必ず守ってみせる。命が尽きるまで一緒だ』 ギドゥの与えてくれる甘く深い愛情にとかされながらも、抱える秘密の重さに悩み続ける日々。そこへ、瑠衣がこの世界にやってくる原因となった親友そっくりな女性が現れて……!?
  • 糸を噛む~死を待つ王女に捧げる仕立て屋の深愛~
    完結
    4.8
    「ダメだったら、一緒に死んでやる!」――叔父の裏切りにより、婚姻直前で塔に幽閉された王女レオノーラは、密かに想いを寄せる仕立て屋エドガーに『黒衣』の依頼をする。処刑が決まった王族は、指名した職人と共に、最期の衣装を仕立てるしきたりがあるのだ。一方、依頼を受けたエドガーは、死に直面してなお笑みを崩さず本音を見せない王女に言い知れぬ怒りを抱き、その甘く苦い想いを自覚してしまう。隣国の王太子妃になる彼女と自分が結ばれることはない。それでも――生きてくれているのなら、それでいい。 二人きりの塔で口づけを交わし、仕立て屋は王女を助け出す覚悟を決める。一度きり、命がけの恋の行方は――?
  • 従順な御曹司の執着愛~ニセモノ悪女は永遠の恋に囚われつづける~
    完結
    4.5
    「お前が見るのは俺だけ。俺しか見るな」――とある事件をきっかけに、由愛に尽くすようになった幼馴染みの潤。由愛は御曹司である彼の未来を守るため、自らが悪女として振る舞うことで、彼の行き過ぎた従順さを覆い隠してきた。しかし、……自分の存在は彼の枷でしかない。そう思った由愛は、大学卒業と共に彼の前から去ると決め、最後に媚薬の力で潤に抱かれる。伝えられない想いと本能で求め合った夜を忘れられないまま、誰も知らない田舎町でひっそりと暮らしていたのだが――「由愛を探してた」由愛の前に突然潤が現れて……?
  • 今度は、君が愛される番~敏腕上司を一途にさせた耽溺の夜~
    完結
    3.8
    一晩中、彼の虜になった、あの夜──恋人がダメ男になることに懲り恋愛を封印した野花みどり。今後は他人の幸せを応援する〝歩くマッチングアプリ〟として生きようと思っていた。しかしとあるバーで何もかもが好みの男性と出逢い、甘く濃厚な一夜を過ごしてしまう。「お願いだから、体だけ愛してください」 みどりは再び会いたいと熱烈に乞う彼をホテルに置き去りに──あれから2年。勤務先が大手企業に買収され、新たな上司として丘田広樹が現れる。御曹司だが仕事に厳しく紳士な彼になぜか疼いてしまう心と体。みどりは抜擢された業務に奔走するなか丘田と二人きりで出張することになって……「もう絶対に逃がさないからな?」
  • 【分冊版】うちのタマ、見ませんでした?~平凡な私と弱すぎ守護霊のありきたりな非日常~(1)
    完結
    -
    どこにでもいる平凡な大学生の五月には、ちょっと特殊な能力がある。実は、幽霊や妖怪、果ては神社に御座す神様までもが見えるのだ。祖母の教育があって無事成長した五月だが、ある時から祖母の愛猫タマが守護霊となった。タマはいい子だが、弱かった。そりゃもう貧弱だった。道行く猫に驚かされてはどこかに飛ばされ、見知らぬ神社に行けば成仏させられそうになり、道でたゆたう浮遊霊にも弾き飛ばされるほど。五月は今日もまたどこかに飛ばされてしまったタマを捜すのだが──神田明神の御祭神まさかど様とその娘、滝夜叉姫。祓い屋を営む鹿賀地家の兄弟・湊人と信也が加わって、五月の平和な毎日に非日常が歩み寄る……!? ※こちらは【分冊版】です。同タイトル通常版との重複購入にご注意ください。
  • イジワル御曹司の一途で遠回りな愛情表現
    完結
    3.3
    営業部に所属する楠本紗和は、御曹司である課長の大須賀が苦手。男女問わず人気の彼は、なぜか紗和には意地悪だった。それなのにふたりで行った泊まりがけの出張で、なぜか大須賀と情熱的な一夜を過ごしてしまう。苦手なはずの大須賀に戸惑いながらも、熱を湛えた彼の姿に紗和はときめきを抑えきれない。しかし、大須賀はそれきり普段通りに……!?――一夜のつもりで弄んだのなら、困らせたい! 反撃を決意した紗和は二人きりの食事に誘ってみたのだが――「楠本が可愛いのが悪い」予想に反して大須賀はどんどん甘くなって……!?
  • 【分冊版】猫に転生した私、公爵令息を救いたい~もふもふ要員のはずが世界を滅ぼす魔物でした~(1)
    完結
    -
    気がついたら、猫だった。独身アラサーOLだったはずが、小説『光の乙女と漆黒の騎士』のヒロイン・ジェニファーの飼い猫ミスティに転生した私は、週七勤務も永遠に終わらないタスクも無茶ぶりしてくる上司も存在しないこの世界で、大好きなジェニファーと一緒に幸せな毎日を送っていた。ジェニファーがアカデミーに入学すると、猫のミスティは公爵令息のルイス様(モブにしては神々しすぎるルックスとスペックの持ち主)と出会う。とびきり優しい彼のことがミスティは大好きになるけれど、猫である自分は彼とおしゃべりすることもできない……。さらに、ミスティはただのもふもふ要員ではなく〝悪役〟であることを思い出してしまい──!? ※こちらは【分冊版】です。同タイトル通常版との重複購入にご注意ください。
  • 猫に転生した私、公爵令息を救いたい~もふもふ要員のはずが世界を滅ぼす魔物でした~
    完結
    4.0
    気がついたら、猫だった。独身アラサーOLだったはずが、小説『光の乙女と漆黒の騎士』のヒロイン・ジェニファーの飼い猫ミスティに転生した私は、週七勤務も永遠に終わらないタスクも無茶ぶりしてくる上司も存在しないこの世界で、大好きなジェニファーと一緒に幸せな毎日を送っていた。ジェニファーがアカデミーに入学すると、猫のミスティは公爵令息のルイス様(モブにしては神々しすぎるルックスとスペックの持ち主)と出会う。とびきり優しい彼のことがミスティは大好きになるけれど、猫である自分は彼とおしゃべりすることもできない……。さらに、ミスティはただのもふもふ要員ではなく〝悪役〟であることを思い出してしまい──!? ※このタイトルには【分冊版】がございます。重複購入にご注意ください。
  • うちのタマ、見ませんでした?~平凡な私と弱すぎ守護霊のありきたりな非日常~
    完結
    -
    どこにでもいる平凡な大学生の五月には、ちょっと特殊な能力がある。実は、幽霊や妖怪、果ては神社に御座す神様までもが見えるのだ。祖母の教育があって無事成長した五月だが、ある時から祖母の愛猫タマが守護霊となった。タマはいい子だが、弱かった。そりゃもう貧弱だった。道行く猫に驚かされてはどこかに飛ばされ、見知らぬ神社に行けば成仏させられそうになり、道でたゆたう浮遊霊にも弾き飛ばされるほど。五月は今日もまたどこかに飛ばされてしまったタマを捜すのだが──神田明神の御祭神まさかど様とその娘、滝夜叉姫。祓い屋を営む鹿賀地家の兄弟・湊人と信也が加わって、五月の平和な毎日に非日常が歩み寄る……!? ※このタイトルには【分冊版】がございます。重複購入にご注意ください。
  • 夜伽役を命じられた没落令嬢は騎士王子との初恋に殉じたい
    4.4
    どうか一夜でいいから夢を見させて。――「夜伽役」を命じられた元伯爵令嬢シーラは、初恋の相手である元婚約者アランの元を訪れる。今はただの家庭教師でしかないシーラが王族であるアランと結ばれることはない。それならば歪な形でも初恋を成就させたいと夜伽役を引き受けたのだった。しかし、ただの夜伽役であるはずのシーラをアランは毎晩情熱的に求めてくる。「……また、今夜」――まるで恋人との別れを惜しむような甘いキスをアランから贈られ、シーラは瞳を潤ませる。ずっとこんな日々が続けばいいのにと願ってしまうほどの幸せを感じながら、自分は夜伽役でしかないのだと言い聞かせる。けれど、アランへの想いは加速していき……
  • 十年眠っていた魔女は、成長した勇者に重たく愛されています
    3.5
    森でひっそりと暮らしていた魔女のシルヴィアは、訳アリの幼い兄妹、ライルとフィオナを拾い共に生活することに。――愛おしい日々を送ること五年が経ったある日。ライルに突如『勇者の紋章』が表れると、その力を利用しようとした王国にシルヴィアと兄妹は引き離されてしまう。捕らえられたシルヴィアは何とか脱出するも、力を使い果たしそのまま深い眠りについた――十年後。目を覚ました彼女の前には成長した兄妹の姿が。「今日こそ僕と結婚してくれますか」あたたかな日常が戻ったかと思いきや、何故かライルが毎日求婚してくるように!? 世界<<<<魔女な勇者ライルの重めの愛に、魔女シルヴィアは混乱しきりで……!?
  • ポンコツ王子は軍人令嬢の愛がほしい!
    3.9
    「お前は僕の愛の奴隷だ! 永遠に僕に服従し、仕えるがよい!」――王国の兵士である伯爵令嬢のエステルは、この国の第二王子、幼馴染のセドリックに突如求婚(?)される。幼い頃は愛らしかった彼だが、今や横暴な態度で嫌がらせをしてくる日々……この求婚もその一つだろうと、エステルはそれを流した。一方、エステルにフラれ傷心のセドリックは、彼女と他国の貴族が懇意であるという噂を耳にする。二人の進展を阻止せねばと思いついたのは……女装!? そしてまさかのことに、媚薬を使われ襲われかけてしまう。そんな熱に浮かされたセドリックをエステルが介抱することに……「エステル……すきだ」――ポンコツ王子の愛は届くのか……!?
  • セレブ社長の雇われ婚約者
    -
    元彼が残した借金の保証人となってしまい途方に暮れるみよしの前に、とある企業の社長・君津が現れる。去年亡くなったみよしの父が専属運転手を務めていたという彼は「困ったことがあったら娘を頼れと言われた」と話すが、他人の相談に付き合っている余裕はない。こちらは借金の返済に追われているのだ。みよしは君津を追い返すが、数日後に借金取りが職場にまで押しかけてくると、再び彼が現れる。そして、借金を肩代わりすると申し出るのだが──「君は、借金の代わりに僕と結婚するんだ」代わりに課せられたのは婚約者のふり。さらになぜか同居まで!? ※本作品は過去に配信されていた作品を加筆修正したものです。書下ろしエピソード付き。
  • 太陽王と偽りの花嫁候補~初恋と贖罪は甘く淫らに~
    値引きあり
    4.6
    7年前、オールディンソン侯爵家次女マリージェの王太子エセルバートへの初恋は、彼自身に縁談を断られる形で幕を閉じた。「マリーでは駄目だったらしい」父の言葉に、では姉だったら良かったのだろうかと劣等感を募らせるマリージェ。時は経ち、エセルバートが王に即位した今、王妃には姉が最有力と噂されていた。そんな中、マリージェは姉と共に国王から「自ら相手を見つけるまでの間、王妃候補を演じてほしい」と頼まれる。釈然としない思いを抱きながら引き受けることになったマリージェだが彼に会う度、諦めたはずの想いは膨らんでいく。つれない言動をしてしまうマリージェに国王は優しい。しかしどうやら彼には他に真意があるようで……?
  • 溺甘な極上旦那様は愛妻のすべてを守りたい
    3.8
    高瀬香澄は夫に大切にされてる――優しくて仕事もできて、ちょっと心配性な夫の千歌との新婚生活は、情熱的に甘く蕩かされ愛し合う、かけがえのない幸せが詰まった毎日。けれど香澄は千歌に心配をかけたくなくて、とある悩みを打ち明けられずにいる。「俺をもっと頼ってくれ。必ず守るから」 本当の自分を見せ合って、もっと深く愛し合いたい──千歌も香澄のために秘かな努力を続け、最愛の妻にもっと甘えられる男になろうと頑張っていた。そんななか、二人が生活する古民家の売却を親族から迫られるようになって……!?
  • 推しがドMで変態だなんて聞いてません!
    3.7
    推しに会えるかもという浮ついた心から、明日実がテレビ局の珈琲専門店で働き始めて三カ月。推しには未だ会えていない。付き合いで見ていたアニメの二・五次元とやらを視聴したことをきっかけに一番人気の俺様ドSキャラを演じる要くんの沼に落ちて以来、明日実は日々推し事に励んでいる。珈琲専門店での仕事を終え、次に向かうのはSMラウンジ。お金がかかる推し事のため、明日実はS役の女王様としてもバイトをしているのだ。すると、その日来店したM男客は推しの要くんにそっくり!? さらに彼は小学校のクラスメイトだった陰キャの同級生を名乗って……「ずっと、君にキモイと言われ、蔑まれたかった」──まさか要くんが、ドMの変態!?
  • モブ女子ですが、観察していた最推しの上司に攻略されました。
    -
    生産管理部で働く真理の日課は、一日15分、最推しの上司・名倉課長を観察すること。自他ともに認める存在感の薄さをフル活用して、彼の姿をじっくりと目に焼き付け――毎晩、趣味で書いているTL小説に活かしていた。真理の描くヒーローのモデルは、名倉課長。モブ女子として、こっそり観察できるだけで幸せ!――と思っていたのに、ひょんなことから、名倉課長の方から急接近!? 「今からきみを独占しようと思ってる」遠くから見ていた最推しに、甘く強引に迫られて……!?
  • 不器用な副社長は恋しい秘書を独り占めしたい
    5.0
    大手外資系証券会社の副社長秘書として働く立花理緒は、若くして有能さを評価され見た目も完璧で注目を浴びる副社長の矢藤隼斗に恋をしている。けれど彼は手の届かない存在で、まさに雲の上の人。きっとこの恋心を知られたら秘書としての信頼を失ってしまう。だからこの想いは胸に閉じ込めておこうと思っていたのに──「もう悶々と悩みたくない。きみが、欲しい」隼斗からの思いがけない愛の告白。副社長の顔と理緒にだけ見せる恋人の顔。その隼斗のギャップに心は甘く振り回されながら、溺愛ライフがスタート。一方、久しぶりに再会した幼なじみのお兄ちゃんからの猛アプローチに理緒は悩まされて……!?
  • 再会した幼なじみは悪戯なエリート警視~初心な同居がスタートしました~
    4.5
    綾羽がいつものように自宅に帰ると、外に干していた洗濯物の中から下着だけがなくなっている。翌日、ある事件の聞き込みで女性警官が自宅を訪れると、綾羽は咄嗟に下着泥棒のことを相談。するとそこに端正な顔立ちの男性警官が遅れてやってくるのだが、なんと彼は十数年ぶりに再会する幼なじみの海人だった。数日後、自宅に誰かが侵入した形跡があると気づいた綾羽は思わず海人に助けを求める。すると彼は「しばらくうちにいればいい」と言ってきて──か弱かったはずが男らしく成長した幼なじみとの同居がスタート! 意識しないように努めても、悪戯な彼の言動は刺激が強すぎて……「正直に本当のこと言わないと、この唇塞ごうかな」
  • 蘇った国王は最愛の妻にもう一度愛を伝えたい
    3.8
    「私のこと、愛していましたか?」──婚礼式から二年。そして、夫の喪に服して一年。国王だった最愛の夫・グラントの死をようやく受け容れ始めたベルには未だに、一つだけ知りたいことがあった。夫は自分を愛してくれていると思っていた。だが、それならばなぜ指一つ触れなかったのか。いにしえの魔術師の血を引くベルは魂を迎える儀式を行い、グラントと再会を果たす。「……愛している。過去なんかじゃない。死して今もなお、ベル。お前が愛しい」──グラントと二人、甘い生活をやり直すベル。しかし彼と過ごすうち、事故で亡くなったはずのグラントの死に不審な点があることを知り──夫の死に隠された真相。そして、ベルが下した決断は……
  • 豹変した完璧貴公子との破談を阻止します!~わたしを大嫌いな婚約者に恋をしてしまいました~
    2.0
    あなたに睨まれてドキドキしてます──完璧貴公子と名高いレイノルドと婚約した伯爵令嬢のセシリー。五年経っても彼と心を通わせられていないが、貴族同士の結婚と割り切っていた。しかしある日、怪我を負ったレイノルドに異変が……。「今すぐ私の前から消え失せろ!」悪夢を見るようになったレイノルドは強くセシリーを憎むようになり、婚約解消を宣言。初めて彼が見せる激しい拒絶、冷酷で野性味ある素顔に──皮肉にもセシリーは恋に落ちてしまった。邪神に魅入られたレイノルドを悪夢から救うため、彼の心に強く入り込みたいセシリーは身を捧げる覚悟をして……!? 切実な思いは果たしてレイノルドに届くのか──
  • 執愛をくすぶらせた軍人さまは、サキュバスを身も心も堕としたい
    3.0
    淫魔の正体を隠して参加した夜会で、ロニーの童貞を食い散らかしたマリア。ロニーは濃密な夜を過ごした彼女を探し続け――10年後にマリアの正体を知る。とある夜会で二人は再会したが、昔より若い彼女は今度はクロエと名乗り別人を装う。その様子からロニーは自分がただの『食事』だったのだとショックを受け、そんな彼をクロエは再び誘うが――「俺以外から食事をしないように、な」気づけばクロエは、プロポーズで外堀を埋められ、婚約を結ぶことに! おまけに『魅了』の力を封じられ、浮気も禁止された。強い執着、だけど普通の女の子みたいなエスコート。何百年も生きてきたのに初めての経験で、クロエは身も心も乱されていき……?
  • 香深な恋を秘めたる花~切ないキスに忍ばせた熱情~
    4.0
    有名な建築家を父に持つ桂花は、ある設計事務所に勤め、今は亡き父の弟子であり七年前イタリアへ修業に出た匡を恋しんでいた。――そんなある日、職場の隣に越してきた同業アトリエ事務所の所長の姿を見て、桂花は驚く。野性味溢れる美貌。雰囲気は変われど、ずっと恋焦がれていた匡の姿がそこにあった。しばらく冷たい態度をとり続けていた匡だが、変わらない優しさを次第に見せはじめ、二人の距離は縮まっていく。だが匡の中に桂花への恋情はない――振られたあの時から、それは今も変わっていないはず……? 「キスで、今も昔も口にできないものを感じてくれないか」苦しげに告げる匡の真意を探りながら、桂花はキスに酔いしれていくが……?
  • 氷の完璧令嬢×炎のヤンデレ騎士~王国〝最強〟夫婦誕生かと思ったら、執愛ライフに突入します!?~
    2.3
    「極上の快楽を、ともに学ぼう」──頭脳明晰、成績優秀、王立学術院で生徒会長を務める公爵令嬢エステル。完璧さゆえ〝無慈悲な氷の令嬢〟と噂される彼女は、第一王子の婚約者筆頭候補とみられていた。しかし剣術大会で王子を破り優勝、当然のように王子との婚約話は消え、代わりに結婚を命じられたのは〝炎の騎士〟と呼ばれる勇猛果敢なレナウド! 戸惑いつつ二人の生活が始まれば、「君は感じているだけでいい」じっくり愛され媚薬を塗り込まれ、エステルは身体の芯まで疼き昂らせる日々で──。愛の重たい騎士様と美しく気高き優等生令嬢、『王国〝最強〟夫婦』の新婚生活は、意外に蕩けるほど極甘で刺激的!?
  • 甘やかし系社長と溺愛新婚ライフ
    4.0
    とことん甘やかしたいんだよ、あなたのこと──アラサーになって仕事はすっかりベテランの望未。けれど恋愛はうまくいかなくて、周りに急かされ婚活でもしようかと悩んでいた。そんな弱音を普段よく顔を合わせる若手イケメン社長の紘斗にぽろっとこぼしたら──「僕と結婚してくれませんか」突然のプロポーズ!? とことん優しく絶妙なアプローチを紘斗に仕掛けられ、望未は臆病になっていた心をほどかれて……。かわいいわんこで、情熱的な獣で、やさしい旦那様。蕩けるほど愛される激甘な新婚生活!
  • 【分冊版】異世界から聖女を呼べと無茶振りされた神官は、コスパの都合で聖女になる(1)
    完結
    4.5
    「異世界から聖女を呼べ」フィオナをはじめとする神官達は、夢見る国王の無茶な命令に頭を抱えていた。近年災害などもなく平和なこの国で、莫大な予算をかけて聖女を召喚するなど明らかに無駄。思案していたフィオナは、そこであることに気付く。隣国で召喚された聖女は、黒髪。そして今、美貌の王子が(なぜか)愛でているフィオナの髪も――黒。この国では珍しい髪色が役立つ時が来た。「私が聖女ということにしましょう」すべては予算と労働環境を守るため。王子と神官長の協力のもと『コスパの聖女』として国王を騙すことを決意する!! 髪セクハラ常習犯である過保護な王子とともに駆け回る、フィオナの偽(?)聖女ライフの行く末は…!? ※こちらは【分冊版】です。同タイトル通常版との重複購入にご注意ください。
  • 推し活侍女は、ご主人様の溺愛に気づかない
    値引きあり
    3.9
    「別に俺は、おまえがいればいい」「そりゃ、私はずっと坊ちゃんにお仕えしますけれど」マラスカーナ伯爵家に仕える侍女リィンは、嫡男ラーヴィルに舞い込んだ婚約話を断るための偽恋人役を、『推しの舞台切符』に釣られて引き受けてしまった。――婚約は白紙に戻り、無事任務完了!……のはずが、なぜかラーヴィルは恋人のフリをやめず、リィンを『婚約者』と紹介しはじめた!? 嘘がバレるのではとひやひやするリィンだが――「おまえのことが好きなのに、どこまでつれないんだ。鈍感女」主人からの突然のキスで、初めて彼の甘ーい言動の数々に気がつきはじめ……?
  • 異世界から聖女を呼べと無茶振りされた神官は、コスパの都合で聖女になる
    4.5
    「異世界から聖女を呼べ」フィオナをはじめとする神官達は、夢見る国王の無茶な命令に頭を抱えていた。近年災害などもなく平和なこの国で、莫大な予算をかけて聖女を召喚するなど明らかに無駄。思案していたフィオナは、そこであることに気付く。隣国で召喚された聖女は、黒髪。そして今、美貌の王子が(なぜか)愛でているフィオナの髪も――黒。この国では珍しい髪色が役立つ時が来た。「私が聖女ということにしましょう」すべては予算と労働環境を守るため。王子と神官長の協力のもと『コスパの聖女』として国王を騙すことを決意する!! 髪セクハラ常習犯である過保護な王子とともに駆け回る、フィオナの偽(?)聖女ライフの行く末は…!? ※このタイトルには【分冊版】がございます。重複購入にご注意ください。
  • 異国の王子様をお買い上げ!? 畏れ多いので返品してもいいですか!?
    4.0
    「俺はお前への“贈り物”だ」 国一番の貿易商を父にもつルシリアーナ。娘を溺愛する父親は望むものを何でも手に入れてくれていた。ある日いつものように父から何が欲しいか問われたルシリアーナは──「わたしだけの王子さまが欲しいの!」 困惑しながらも愛しい娘のため、その願いをきっと叶えてみせると父親は約束してくれた。それから12年──18歳になったルシリアーナの前に砂漠の国の王子様・サイードが父に連れられ現れた! 一生懸命、彼について知ろうとするうち自然と恋に落ちてしまったルシリアーナ。サイードもまた彼女の初心な反応に心が奪われて……。にぎやかで甘く刺激的な毎日がはじまる!?
  • TL作家聖女は王子様の強すぎる執愛から逃げられない~こんな展開ベタすぎるのに!!~
    3.8
    大学生兼、駆け出しティーンズラブ作家として活動していた相田莉緒は、ある日突然、聖女として異世界に召喚されてしまう。そんな召喚先で待っていたのは――美しすぎる王子、ローレンス。定番すぎる展開に頭を抱えた莉緒だったが、優しい彼の手厚いサポートのもと、泣く泣く異世界で生活することに。……ってローレンス殿下、ちょっと色々と甘すぎませんか!? 彼のそんな態度は自分が「聖女さま」だから。わかっているはずなのに、莉緒はローレンスの溺愛に身も心も翻弄されてしまう――。そして気分転換も兼ね、莉緒はありあまる妄想の糧をもとに執筆活動を始めるが……「――あなたは、私のものだ」まさかそんなことになるなんて!!
  • 型破り令嬢は婚約破棄したい!~冷静沈着な騎士を恋に落とす甘い一撃~
    4.1
    わたくしが天誅食らわせてやる!──前世の記憶を持つリースベットは、少々型破りながらも勇ましく正義感に溢れる伯爵令嬢。彼女は親しい令嬢が傷つけられたと聞き、義侠心を燃やす。勢いよく鉄拳制裁を浴びせたその相手は、眉目秀麗で紳士の中の紳士と名高い近衛騎士マリウス。しかしそれは早とちりで!? その経緯を面白がる国王に命じられふたりは婚約するが、マリウスは不本意だろうと後ろめたさを感じるリースベット。一方、貴族女性には珍しく感情を露わにするリースベットに心を奪われていくマリウス。「……君は罪深い」 どんな彼女も自分が独占したいマリウスは、初心なリースベットを溺愛するようになって!?
  • 騎士が仕掛ける甘くて強引な片恋と素直になれない魔女の理由
    4.3
    「オリヴィア、助けてくれ! また惚れられた!」今日もまた魔女の庵に飛び込んできたのは国一番のプレイボーイであり、ハーフエルフの英雄騎士・エルダー。彼は魔女のオリヴィアが作る薬を使い、自分に言い寄ってくる女性たちの恋を数えきれないほど消してきた。しかし今回の相手は隣国の王女。薬を使うことができず、助けを求めてきたのだ。正当な理由があれば断ることができるようで、オリヴィアは「婚約者のふり」をしてほしいと頼まれる。そんなの無理だと突っぱねるが、自分が作った薬のせいで他に協力してくれる女性は一人もいない。オリヴィアは彼への消せない想いを疼かせながら、一日だけ婚約者のふりをすることになってしまい……?
  • 精霊姫に捧ぐ王太子の一途な純愛~雪解けに芽吹く恋~
    5.0
    「マリー……。僕の、ハイデマリー」――山の聖域に生きる『雪の精』ハイデマリーは、自身に名前を与えてくれた少年、カインハルトと雪山で過ごした日々を想い続けていた。カインと別れ15年が過ぎたある日。成長したカインは、自身の妻“王太子妃”として共に来てほしいとマリーを迎えにくる。彼の手をとったマリーは人間の暮らしを学びながら妃教育を受け、奮闘の日々を送ることに。――「ハイデマリー、俺はそなたに恋をしている」カインを愛おしく思うも、マリーは彼の言う『恋』がわからなかった。想いに応えたいと悩むマリーにカインは、それでもよいとあたたかな愛を注ぐ。……そしてその裏でとある動きが二人を阻もうと蠢いていて……?
  • 平凡な女官が美貌の魔導師様を誘惑なんてできません!
    3.0
    皇妃付きの女官として働くマリッサは真面目な性格が唯一の取り柄。ある日、彼女は女官長から美貌の魔導師・パラディアスを誘惑し、こっぴどく振るように頼まれる。皇帝付き魔導師の彼はどんな女性とも一度の関係なら進んで持ち、しかし二度目はない。それが原因で辞めていく侍女やメイドが後を絶たないのだという。「皇宮の安定的労働力がかかっています! 頼みますよ!」──そんなこと言われても、こんな平凡な私が魔導師様を誘惑なんて無理! しかし反論は黙殺され、パラディアスのそばで働くことになったマリッサだったが、あまりの美貌に直視することもできない。一方、自分に微塵も関心を示さない彼女がパラディアスは気になりはじめ……
  • ハワード夫婦の蜜月事情~きまじめ夫は年下妻の誘惑に我慢の限界です!~
    4.6
    「私を縛ってください!」「縛っ……!?」騎士クリス・ハワードの妻シルフィは、新婚初夜の直前、寝室でえっちな小説を見つけ、まじめな夫の隠れた性癖――緊縛好きであることに気づいてしまった! それなのに、シルフィを押し倒したクリスは、あくまで丁寧に触れてきて縄を持ち出すそぶりもない。それを見たシルフィはピンとくる。――クリスさまは、私を縛る気がないんだわ……! 年下の妻に遠慮していると理解したシルフィは、我慢させたくない一心で『縛ってほしい』と願い出て――「君を、酷く乱暴に抱いてしまいそうになる」勘違いから始まるちょっぴり過激で初々しい夫婦の新婚ラブコメ!
  • くちづけは媚薬~冷徹Dr.の独占欲はズタボロ研修医を甘く癒す~
    4.4
    経営者一族に生まれたお嬢様の雛子。容姿も家柄も恵まれているが、彼女はひたむきに医師を目指す三年目の研修医。忖度なしで厳しい医師たちの指導に食らいつく毎日で、雛子は多忙による不眠に悩まされ、敏腕ドクター四宮の診察を受けていた。彼も厳しい指導医の一人だが、処置も判断も飛び抜けて一流で、雛子は『あんな医師になりたい』と憧れを抱いている。そんなある日、雛子は自分に想いを寄せる先輩医師に絡まれていたところを四宮に助けられ、突然口づけられてしまう。――「誰にでも、簡単にキスをさせる人?」熱を孕んだクールな瞳に、じっと見つめられたら……。
  • 当て馬令嬢は幸せになりたい~公爵閣下の不埒な執愛~
    3.6
    どうして私は、誰にも選ばれないの?──侯爵令嬢のリリーは貴族女性としての幸せである結婚を目標にたゆまぬ努力を続け、花嫁候補としての条件も申し分ないはずだった。なのに社交界デビュー以来振られまくり、恋人を他の令嬢に奪われ……ついたあだ名は『当て馬令嬢』。それを繊細な美貌を持ち女性たちから常に注目を浴びる幼馴染の公爵クリスフォードから揶揄われる日々。昔は優しくて頼りがいがあって大好きだったクリスフォード。なのにある時からリリーに冷たくなり、彼への初恋は今でも胸に燻ったまま。そんななか、偶然知り合った異国の貴族男性と急速に距離が近づくリリー。やっと運命の人と出会えたと喜ぶが──
  • 幼なじみと繋ぐ一途な愛情~大空で叶えた約束~
    4.4
    幼なじみの健と一緒に進んだ高校で優太に出会い、翼は恋に落ちた。三人で過ごす日々は穏やかで幸せだった。けれど高二の終わりも近い三月十一日、あの日から優太は行方不明のまま。『優太に会いたい』翼と健はそう願いながらも、現実を受け入れ始めた高校卒業前。健は翼に決意を告げた。優太と自分の夢を叶えるため、航空自衛隊に入りブルーインパルスのパイロットになりたい──それから十年が経ち、約束を果たして松島基地に戻ってきた健。昔と変わらないけど、逞しく大人になった健が翼には眩しく映り自分の気持ちの変化に気づき始める。優太とずっと一緒にいると約束したのに、他の人を好きになっていいの? 翼は悩み込んで──
  • 【分冊版】狼娘の巻き込まれ妖祓い(1)
    完結
    -
    満(みちる)には人間にあるはずのない特徴が備わっている。頭の上には大きな白い耳、そして腰のあたりには同じ色の大きな尻尾が生まれた時から生えていた。とはいってもそれは普通の人には見えないものらしく、いわゆる霊感体質、幽霊の見える者にだけはっきりと視認できる。ある日、人間に化けて女性を困らせていた妖怪を満が退治したら、その場面を見ていた自称陰陽師・春明から「あやかし祓い」を手伝ってほしいと土下座付きで頼み込まれた。春明は怪異の知識はあるものの、実際にそれらを祓う術(すべ)は何一つ持っていなかった。危険に自ら首を突っ込みそうな彼を放っておくことができず、満はあやかし祓いとやらに協力することになり…… ※こちらは【分冊版】です。同タイトル通常版との重複購入にご注意ください。
  • 狼娘の巻き込まれ妖祓い
    -
    満(みちる)には人間にあるはずのない特徴が備わっている。頭の上には大きな白い耳、そして腰のあたりには同じ色の大きな尻尾が生まれた時から生えていた。とはいってもそれは普通の人には見えないものらしく、いわゆる霊感体質、幽霊の見える者にだけはっきりと視認できる。ある日、人間に化けて女性を困らせていた妖怪を満が退治したら、その場面を見ていた自称陰陽師・春明から「あやかし祓い」を手伝ってほしいと土下座付きで頼み込まれた。春明は怪異の知識はあるものの、実際にそれらを祓う術(すべ)は何一つ持っていなかった。危険に自ら首を突っ込みそうな彼を放っておくことができず、満はあやかし祓いとやらに協力することになり……
  • 契約結婚につき、溺愛はご遠慮いたします。
    3.8
    「驚くべきことだが、どうやら僕は君に恋をしているようなんだ」 伯爵令嬢のアンネは、事故で急逝した両親の遺した事業を成功させるため、どうしても『名ばかりの夫』が必要だった。そこで、見た目は貴公子で気ままな独身主義者、女性と上手に遊ぶ近衛騎士のセオドアに白羽の矢を立て契約結婚を願い出る。あまりに普通ではない条件に驚きつつ、アンネに強く興味をひかれたセオドアは引き受けた。合理的で倹約家、両親の想いを叶えようと努力するアンネがまぶしく、セオドアはもっと彼女を輝かせようとする。一方で『名ばかりの夫』でいいのに!とアンネはモヤモヤ。けれどご褒美のキスや甘い触れあいが増えていって──溺愛は契約違反です!?
  • 弱体化してしまった推しを全力で守ります!
    3.6
    「絶対に私がリオ様を守ってみせますからね!」──パン屋で働く転生者のアーニャが友人に連れられて訓練場を覗きに行くと、そこでひとりの魔術師に一目惚れしてしまう。その瞬間、アーニャの世界は一変! 何の変哲もない毎日は幕を閉じ、若き魔術師・リオがアーニャのすべてになった。推し活のために魔道具を作る魔技師へ転身までしたのだが……「は? 魔道具? 僕にそんなものが必要だとでも?」リオは実に愛想がなく、魔導具にもまったく興味を示さない。ところがある日、アーニャはリオが魔法を使えなくなっていることを知る。リオの魔力が戻るまで彼の仕事を手伝うことになったアーニャは、魔力を取り戻す方法も探ろうとするけれど……?
  • 我が儘な恋情~蠱惑する独占欲~
    4.8
    一年前、義理の叔父で気鋭のファッションデザイナーとして活躍する千里と、一度だけ関係を持ってしまったバイオリニストの紗香。好きだからこそ受け入れ、彼に抱かれてより恋心を自覚してしまった。だが端整で吸い込まれるほどの色気を醸し出す千里は、女なら誰にでも甘い顔をするのにあれから紗香にだけ冷たい。それでもいつか想いが届くことを願い、千里の元に通い続けた紗香だったが、やがて報われない片想いに疲れて彼への想いを絶とうと決意する。しかしそれを聞いた千里は「俺に挽回する機会を与えてほしい」と言い、独占欲を露わにし始めた。これ以上ないほどの彼の優しさに紗香は戸惑い、必死に押し込めてきた想いが揺り起こされて……
  • 腹黒策士社長は没落令嬢に跪きたい
    3.0
    「これで、あなたは私のものね」──裕福な家庭に生まれた礼香がお嬢様と呼ばれ育てられたのは11歳までのこと。父親が起訴されたことをきっかけに今では一般的な庶民の生活を送っていた。しかし突然会社をクビになり、長年住み続けたアパートも立ち退きを言い渡され、立て続けに何もかもを失ってしまう。友人の紹介でとある会社の面接を受けに行くと、そこに現れたのは名前を変えたかつての使用人・棗(なつめ)だった。「お久しぶりですね。お嬢様」──礼香は棗の策に嵌まり、住み込みのハウスキーパーとして働くことになるのだが……「かつてあなたが俺にしたように、プライドも、尊厳も何もかもを奪い、あなたを俺のものにするためですよ」
  • 玉砕覚悟の告白旅行のはずが、なぜだか彼を豹変させまして
    3.6
    仲良しの同期四人。千紘は祥太郎に片思い中。その祥太郎は春香に想いを寄せている模様。切なくてつらいが、そばにいたい一心で今日もいつもの居酒屋で飲んでいる。そんなとき、慎也が夏休みに旅行しようと言い出した。サクサクと予定が決まっていく中、千紘は旅行中に告白しようと決意する。玉砕して、あきらめよう。この旅行は祥太郎への想いを吹っ切るのにいい機会ではないか、と。ところが、いよいよ明日出発という段階にきて、春香と慎也が体調不良で離脱してしまった! 祥太郎と二人きりで旅行に行くことになってしまい焦る千紘だったが、なぜか祥太郎の態度が豹変。千紘のことを好きだと言い出して――
  • 貴族嫌い令嬢は策士な公爵様に振られたい!
    4.7
    「俺をこんな男にしたのは君だ」──大富豪の令嬢・ユステナ。国内で流通している野暮ったいドレスが気に入らない彼女は自らがデザイナーとなり、女性を艶やかに見せるドレスを作っていた。ある日、商談に訪れた娼館で見目麗しい貴族男性が逃げている場面に遭遇。貴族嫌いなユステナだけれど彼を助けることに。狭い場所に身を隠したふたりはぴったり密着! 身じろぎが刺激になり快感に襲われ──彼の足で思わず絶頂を迎えてしまったユステナは悔しさからやり返し、名前も告げずに立ち去った。しかし数日後、彼がユステナの家にやってきた。名前はディードメルス。公爵である彼に交際を申し込まれ、断れずに承諾したけれど……!?
  • 転生したのに、前世の恋人に忘れられています。
    2.0
    「生まれ変わったら、今度こそ幸せになりましょう」一国の姫だったルチアは護衛騎士のレイと身分を越えた禁断の恋に落ちた。敵国に攻め込まれる前の最後の夜、二人は愛し合い、そして命を落とした。ルチアは記憶を残したまま現代の日本に生を受け、レイを探し続けてきたけれど、気づけば28歳。これ以上はもう待てない──そう思い始めた頃、勤務先で一際目立つスーツ姿の男性と出会う。全身の毛が逆立つような感覚。胸の奥が熱くなって身体中が細胞レベルで歓喜する。一目でわかった、レイだ! やっと出会えた。私の運命の人! しかし……「誰だ?」──レイともう一度会うために生まれてきたはずのルチア。それなのに、忘れられてる……!?
  • 推しは殿下じゃございません…!!~悪役令嬢、甘攻め溺愛ルートに突入しました!?~
    3.7
    婚約者である王太子クロヴィスと冷めた関係でいたアリーヌは、ある少女の姿を目にとめ、この世界が乙女ゲームの世界であることを悟る。そしてこの少女は…最推しの『ヒロインちゃん』だった!! ――クロヴィスに長年放置されていたのも当然。この世界でのアリーヌは悪役令嬢であり、推しであるヒロインちゃんと彼が結ばれ、婚約破棄される運命だ。ならばとアリーヌはその立場を駆使し、推しに生きようと意気込んだ……が!! アリーヌに興味ゼロだったはずのクロヴィスが、何かと目の前に現れては甘い言動で心を掻き乱し!? 「お前は、俺の未来の妃だろう」不意打ちの胸キュン……!? ちょっと、こんなのシナリオになかったじゃない!!
  • 騎士様と今宵甘美なおしおきを
    1.3
    この瞬間から君を私のものにする──酒癖の悪い父、それに言いなりの母、という不遇な環境で育ったミランダ。ある夜の仕事帰り、酔った男たちに乱暴されかかったところを騎馬隊隊長のテオドアたちに助けられた。身体の傷から虐待をさとられ、そのままミランダはテオドア邸に保護されることに。寡黙だが心を尽くしてミランダを世話してくれるテオドア。ふたりは不器用に惹かれあい、触れ合ってしまえば止まらず、毎晩のように求め合い快楽の虜になっていく。「君は私だけのものだ」 テオドアの溢れる独占欲はミランダを優しく甘く激しく支配していって……
  • 離縁するはずだった陛下に(媚薬を使って)溺愛されています
    値引きあり
    3.3
    「君と離縁する」──突然、夫のローランに離縁を言い渡されたセシリア。六年前にとある事情から形だけの『白い結婚』をした二人だったが、実はずっとローランを慕っていたセシリアはどうしても別れたくないと媚薬を盛ることを決意する。しかし彼を騙すことはできないと直前になって計画を中止した彼女が媚薬を入れた果実酒を取り戻そうとしたとき、階段から転落し大怪我を負ってしまう。目を覚ますと、そこには心配そうにこちらを見つめるローランの姿が。「そんなに可愛い顔をするな。去りがたくなる」離縁を求めていたはずの彼の態度が甘く豹変していて──!? 愛される幸せを知ったセシリアは媚薬を使ったことを隠し通そうとするけれど……
  • 隻眼の用心棒と癒し姫の秘めたる願い~切なくあたたかな逃避行の果てに~
    4.4
    不思議な力を持つライラは、母の死後、家に帰らなくなった父が引き入れた女と、その娘たちに虐げられながら一人孤独に生きていた。だがある日、町のろくでなし男との縁談をまとめられそうになった彼女は、逃亡を決意する。そしてその夜、幼馴染のサイラスと偶然街で再会を果たすことに。屈強な体に眼帯を着け、用心棒をしているらしい彼は、事情を聞くとライラの護衛を買って出たのだった。渋るライラに彼は「朝晩二回のキスと、ライラを抱きしめて寝ること」を報酬として提案し……? 条件を受け入れ、二人は逃亡の旅に出る。――報酬という名のあたたかで甘いひと時。身を寄せ、抱き合って眠る逃避行の果てに二人が見つけたものは?
  • 【分冊版】生き餌によるモフモフ猛禽飼育記~異世界トリップしたら、姫巫女召喚のおまけでした~(1)
    完結
    4.0
    後輩の姫巫女召喚に巻き込まれ、一緒に異世界トリップしてしまった優月。姫巫女のおまけとして理不尽にも邪魔者扱い。「私にもできる仕事はありませんか」……そう尋ねたのは確かだ。でも、身ぐるみ剥がされ魔獣の生き餌にされるなんて聞いてない!! けれど、猛禽系モフモフ魔獣は優月には懐いてくれた! なんとか命拾いした優月は飼育員に就任し愛情込めて魔獣のお世話にいそしむ。この先どうなるんだろう……そんな不安のなかでも、優月にぬくもりを分け与えてくれる魔獣は美しく、どこまでも優しい。なのに──「ユヅキ。これから先、君のことは俺が守るよ」 まさか魔獣が成人男性だったなんて!? ※こちらは【分冊版】です。同タイトル通常版との重複購入にご注意ください。
  • 再会したイケメンシェフは、幼馴染を甘やかに誘惑する
    完結
    4.6
    俺を恋人にしてくれないかな。他に好きな人ができるまでの、〝繋ぎ〟でもいいから──。22年ぶりに幼馴染の蓮に再会し、その日のうちに彼から告白されたなずな。大人になった蓮は料理人としての才能に溢れ、誰もが振り返るような容姿を持つ魅力的な男性になっていた。元彼との別れ方に根深いトラウマがあり、恋愛に積極的になれないなずなだったが、蓮のペースに巻き込まれて少しずつ彼に心を許していく。やがて流されて蓮と身体の関係を持ったなずなは、蕩けるように優しくされるうち、彼に強い独占欲を抱いていることを自覚した。そんな中、同じ職場に勤める元彼の言動をきっかけに、なずなは社内で理不尽な目に遭い始め……。
  • 生き餌によるモフモフ猛禽飼育記~異世界トリップしたら、姫巫女召喚のおまけでした~
    完結
    4.4
    後輩の姫巫女召喚に巻き込まれ、一緒に異世界トリップしてしまった優月。姫巫女のおまけとして理不尽にも邪魔者扱い。「私にもできる仕事はありませんか」……そう尋ねたのは確かだ。でも、身ぐるみ剥がされ魔獣の生き餌にされるなんて聞いてない!! けれど、猛禽系モフモフ魔獣は優月には懐いてくれた! なんとか命拾いした優月は飼育員に就任し愛情込めて魔獣のお世話にいそしむ。この先どうなるんだろう……そんな不安のなかでも、優月にぬくもりを分け与えてくれる魔獣は美しく、どこまでも優しい。なのに──「ユヅキ。これから先、君のことは俺が守るよ」 まさか魔獣が成人男性だったなんて!? ※このタイトルには【分冊版】がございます。重複購入にご注意ください。
  • 鋼鉄秘書ですが、女嫌いなCEOの恋愛教育係を拝命いたしました!(上)
    完結
    3.5
    目標にまっしぐらに向かう性質の鉢谷まどか。ある日、勤める会社の会長夫人をテキパキと助けたら会長夫妻にまどかのきっちりした性格を気に入られ、子会社のCEOを務める孫の神宮司時生の女嫌いについて相談を持ちかけられた。『時生が女性に慣れるようレッスンしてほしい』事情を鑑みてその心配する気持ちを理解したまどかは、交換条件をのんでもらいその任務を引き受け、時生のもとで第三秘書として働くことに。そんなまどかを渋々受け入れる時生だったが、女性が苦手になるのにはそれ相応の理由があるわけで……。依頼通りレッスンを進めるまどかに少しずつ心を開き始めるが──「俺がすべてを許したと思うなよ」
  • その逃亡姫、仮初の夫の手中
    3.3
    「もう一度教えてほしい。君が、誰を好きなのか」──病に倒れた母の治療と引き換えに、佐橋家の養子となった美月。彼らが営む事業のために結婚を強要された彼女は、常識外れのお見合い相手から逃げ、通りすがりの男性に助けを求める。彼の助けによって何とか事無きを得た美月だったが、母への援助の打ち切りを匂わせられ、結局新しい相手とお見合いすることに。その会場に現れたのは、前のお見合いで逃げた際に助けてくれた男性だった。指一本触れないと約束され、美月は彼との結婚を決める。だが、次第に彼が特別な存在に変わっていってしまう。やがて涙とともに身の上話を打ち明けた美月へ、彼は「約束、破ります」と優しく手を伸ばし……?
  • 寡黙な王太子の最愛政略婚~春を呼ぶ王女と呪われた雪の王国~
    2.8
    常春の国ストランドから、魔女に呪われ雪に閉ざされた冬の国ラヴィネンへ嫁ぐことになった王女シルヴィア。この婚姻は呪われた冬の国に春を呼ぶため、五十年に一度必ず交わされるものだった。夫となった王太子アルベルトがシルヴィアに向けるのは、まるで興味がないような素っ気ない態度。春の国ストランドの王族でありながら、氷のように冷たい銀髪と水底のような青い瞳というシルヴィアの姿にアルベルトもがっかりしたのだろうと落ち込むが──……彼は無愛想に見えただけで実はシルヴィアに一目惚れしていた。しかし二人は互いに嫌われていると思い込んでしまう。さらに、シルヴィアが嫁ぐことで訪れるはずの春は一向に来る気配がなくて……?
  • 竜の専属紅茶師1
    完結
    -
    「どこか遠くに行って、紅茶に囲まれて生きてやる!」――紅茶留学までしてしまうほど大の紅茶好きである茉莉花は、とある事情でイライラMAX! すると突然、車のヘッドライトに照らされて……気が付いたら魔法世界!? 勘違いで召喚されたとわかったものの、元の世界に戻るには三ヶ月かかるらしい。と説明する黒ずくめのイケメンのセルファはなんだか感じが悪い。態度も悪いし、三白眼で睨んでくる彼に苦手意識を持つ茉莉花だが――竜? まさか。どこからどう見ても完璧なイケメンなのに。こんな状態で三ヶ月も無事に過ごせるの? ※本作品は、過去に出版されていた同タイトルの作品に加筆・修正&書き下ろし番外編を加えたものです。
  • 竜の専属紅茶師1【イラスト特典付き】
    完結
    4.0
    「どこか遠くに行って、紅茶に囲まれて生きてやる!」――紅茶留学までしてしまうほど大の紅茶好きである茉莉花は、とある事情でイライラMAX! すると突然、車のヘッドライトに照らされて……気が付いたら魔法世界!? 勘違いで召喚されたとわかったものの、元の世界に戻るには三ヶ月かかるらしい。と説明する黒ずくめのイケメンのセルファはなんだか感じが悪い。態度も悪いし、三白眼で睨んでくる彼に苦手意識を持つ茉莉花だが――竜? まさか。どこからどう見ても完璧なイケメンなのに。こんな状態で三ヶ月も無事に過ごせるの? ※本作品は、過去に出版されていた同タイトルの作品に加筆・修正&書き下ろし番外編を加えたものです。
  • (元)わがままお嬢様はずる甘秘書しか愛せない~あなただけに恋してる~
    -
    一ノ瀬食品、社長令嬢の雅は、その美貌と家柄によりインフルエンサーとして活躍していたが、実態は呆れるほど我儘なお嬢様。それでも一筋、父の秘書の優馬に恋をしていた。「お子様には興味ない」と初告白では振られてしまうも、自身の誕生日に告白し続け、玉砕すること5回。23歳の雅は見た目こそ美しい女性となったが、告白が受け入れられることはなかった。そんな傷心の最中、鬼畜な兄の命により雅は一ノ瀬食品の秘書課で働くことに!?――社会に打ちのめされ、優馬とのオフィスラブを妄想していた浮かれは消え去り、自分の愚かさを思い知る。だが彼女なりに社会に揉まれていくうち、優馬の態度が変わりはじめ――!?「……今のは、反則」
  • 制作者として責任を持ってヤンデレルートを潰します!
    4.2
    公爵令嬢エリシアはある日、『この世界』が前世で自分がシナリオを書いた同人乙女ゲームだと思い出す。しかしメインヒーロー・セドリックの義妹である『エリシア』は病弱で、シナリオ通りなら数年以内に死んでしまう脇役。――いや、死ねない! なぜならこのゲーム、バッドエンドでは攻略対象達はみんな〝ヤンデレ化〟するのだ。妹思いの優しい義兄セドリックも、エリシアの死がきっかけで『監禁ヤンデレ』に……! ヒロインもヒーロー達も我が子同然。彼らを不幸にするわけにはいかない! エリシアはヤンデレルートを潰し、彼らをハッピーエンドに導くと決意するが……?
  • 惚れ薬を作った魔女ですが、ワケアリ依頼主にハメられました!?
    3.8
    王都を追放され森の奥深くに棲む魔女のモニカの元に、ひとりの客人が訪れる。新規の客を得て喜ぶモニカだったが、その青年が依頼したのは「惚れ薬」──こんな美青年、そんなものなくても女なんて選り取り見取りだろう。とても困っているようには見えず、変なことに巻き込まれたくないモニカは依頼を断る。しかし青年はしつこく食い下がり、大好物のぶどう酒を見せられたモニカはまんまと丸め込まれて話を聞くことに。曰く、彼には妻に望む女性がいるのだが、それは許されざる恋。薬がなければ望みはないのだという。「あなたには許せない相手はいないか?」そう尋ねられたモニカが思い出したのは、かつて共に暮らしていた人間の男で……?
  • 私たち、付き合っていませんが……!~不器用な同期の甘い誘惑~
    3.4
    営業成績優秀な瑛斗のアシスタントを務める奈緒。言葉が少なく端的に指示してくる瑛斗と彼の意図を的確に汲み取る奈緒は、パートナー歴一年ながら、『付き合っている』と噂されるほど相性が良い。奈緒はその噂を否定しているが、実は一年前、傷心をきっかけに一夜を共にしてから、瑛斗とはひっそりと関係が続いていた。――「誰だってあるだろ? ひとりで夜を過ごしたくない時」そんな彼の誘いに甘え続け、瑛斗に優しくも情熱的に隅々まで暴かれていく奈緒だったが、ある日、彼に好きな人がいると聞いてしまい……。
  • 社内恋愛を推奨します!?~過保護な社長が私を溺愛しすぎる件~
    3.0
    どうして、ここに社長が!? 朝目覚めて隣に寝ていたのは、勤め先のボスで憧れの人!? しかも処女を捧げちゃった!?──春野すずめは高校卒業後に就職した会社の社長・常磐修平から非常に過保護にされてきた。『合コンと彼氏は二十歳を過ぎてから』などという社訓を掲げられ、出逢いから遠ざけられている。二十二歳になった今もまだ状況は変わらない。なんとか素敵な恋愛がしたい!と隙を狙うすずめ。ある日、やっぱり合コンの邪魔をされて怒るすずめは修平から食事に誘われ、そのまま素敵なバーへ。雰囲気とお酒にフワフワと酔うすずめを修平は熱烈に口説きはじめて…… 「早く、俺に落ちてこい」──社長、その色気、隠してくださいっ!
  • 亡失の森~消えた婚約者と侯爵の深い愛~
    3.5
    「私は、今の君を愛している」──深い森の小屋でたったひとり静かに暮らしていたサスキアは、ある日突然男達に攫われて見知らぬ屋敷へと連れて行かれてしまう。初めて訪れる場所にもかかわらず、屋敷の使用人はまるで以前から自分を知っているかのように振る舞い、サスキア自身もなぜか懐かしいような奇妙な感覚にとらわれる。自分が置かれた状況を理解できず、森から連れ出した理由すら教えてもらえない。そこへ屋敷の主人・侯爵家当主のエイナルが帰ってくると、彼はサスキアを見るなり微笑みを浮かべ、彼女を強く抱きしめてきた。見知らぬ男に拘束されて恐怖を感じたサスキアは思わず逃げ出すが、男は「君は私の婚約者だ」と言ってきて……?
  • 高嶺の花、恋に落つ。~いびつな約束から始まる、私たちの不器用な恋~
    4.0
    社内では「高嶺の花」と囁かれる仁那。しかし、家ではよれよれのルームウェア姿、冷蔵庫の中はほぼアルコールと、私生活はかなり雑。ある日の残業中、不摂生が祟った仁那は眩暈を起こして動けなくなってしまう。そんな彼女に声をかけたのは、総務部の冴えない眼鏡男・四条だった。彼の配慮はありがたい。ありがたいが、まずい。あの部屋を見られたら私のイメージが崩壊する──仁那の焦りなど露知らず、四条は彼女を送り届け、ゴミ箱状態の部屋にも動じず介抱を始める。彼の行動を訝しみ、何が目的なのか問いただすと、「僕の言いなりになってくれませんか」──四条の言葉に身構える仁那。ところが、彼が求めてきたのは……生活習慣の改善?
  • 甘い復讐のしかけ方
    4.9
    悪逆非道な大公に兄を殺されたセレスティア。ナイフ片手に一矢報いようとするが、通りがかりの吟遊詩人ヴァレルに間一髪で止められ、無鉄砲さを叱られる。しかし諦めがつかないセレスティアは、正当な手段での報復を勧めるヴァレルの説得を押し切り、閨で寝首を掻く方法を探り始めた。危なっかしい彼女の姿に折れたヴァレルは、男女のあれこれを教えることに。好色家な大公対策に〝無理矢理・手荒〟を希望するセレスティアだったが……「優位に立ちたいなら、最初に気持ちよさを知って、行為に余裕を持たなきゃだめだろ」ヴァレルに溺れるほどの快感を教え込まれ――?
  • やましい、ふしだら、でも愛しい1
    完結
    3.2
    「やっぱり指じゃもの足りないか?」20歳年上の黒田部長と極秘恋愛中の日菜子。本心を見せず子ども扱いしてくる黒田に不安を覚えながらも、溺れるように肉体関係を続ける日々。そんな中、彼女に想いを寄せる新入社員の和己が現れる。年下の和己の一途な好意に揺らぎながらも、黒田に身も心も支配される悦びから抜け出せない日菜子だったが、黒田が別れた妻と連絡を取り続けていることを知り、衝動的に和己に身を任せてしまい――? 年上男と年下男に愛されて、身も心も乱れて迷う日菜子。しかも、この極秘の三角関係には、さらなる秘密が隠されていて…!?※夢中文庫ゆめ☆こみvol.13~vol.14掲載作品
  • 亡霊王子の策略は攫われ花嫁を淫らに咲かす
    2.0
    侯爵令嬢ディアナは、政略結婚で8つも年下の第二王子に嫁ぐことに。しかし体が弱いという第二王子は結婚式に姿を見せず、初夜もディアナ一人きりで過ごしていた。「幸せになりたかったな」モヤモヤした気持ちを鎮めようとお酒を嗜んだディアナは酩酊してしまう。いつの間にか現れた逞しく麗しい男に組み敷かれ、激しく抱かれ……すべて酔いが見せる夢──そう思いディアナは快感に溺れ乱れてしまうが、目覚めると事実だと思い知らされる。不義密通してしまったことに頭を抱えるディアナ。しかしその男は行方不明になっていた初恋の相手ヴァルトルで── なぜ彼は身を隠すのか。ディアナも彼のたくらみに協力して姿を消すことになって……!?
  • 悪魔な編集と曖昧で不純な関係~ハイスペ王子の仮面を剥がしたい~
    -
    「先生、よく覚えておいてくださいね。ご自分の身体が、快楽に溺れていく感覚を」──書店員・上田花の秘密は有名小説家である兄のゴーストライターをやっていたこと。冷徹な敏腕編集・松岡に秘密を握られ、失踪した兄の代わりに小説を書くことになってしまう。しかし花が書くのは、官能小説!? 引き受けたものの、恋愛経験はゼロ。さっぱり書けない花を相手に松岡は「では、これからしっかり体感してください」──壁ドン、キス、そして……? 曖昧で不純な蜜情を重ねるうちに、松岡のポーカーフェイスに隠された本心と素顔が露わに── ※本作品は過去に配信されていた別タイトルの作品を加筆修正したものです。書下ろし番外編・SS付き。
  • 過保護なドクターのちょっと強引で甘い独占欲
    3.3
    兄の親友・修佑への初恋を忘れられないまま社会人になり、出版社に勤め始めた莉子。将来を嘱望される外科医になった修佑を邪魔したくなくて彼とは疎遠になってしまっていた。けれど医師へのインタビューの仕事を任され、修佑と再会! 彼への恋心が一気に再加速。修佑も昔プレゼントした腕時計を大事にしてくれていたことが嬉しくて、莉子への愛しさが溢れ出していく。仕事が忙しくて一緒に過ごせる時間は限られるけれど、喜ばせようと莉子に一生懸命尽くしてくれる修佑。会いたい、もっと触れたい──強く惹かれあっていくふたり。そして同じ病院の後輩が莉子にちょっかいを出しはじめると、修佑の独占欲に火がついて……!?
  • 幼馴染みを理想の夫に躾けようとしたら逆襲されました
    3.8
    「旦那様を躾ければ良いのよ。上手に、こちらの望みを聞いてくれるように」──とある事情から男嫌いで有名な伯爵令嬢のルルティアは縁談の全てを片っ端から拒否し続けてきた。しかし、ついに両親から「望む相手がいないなら縁談を進める」と言われ咄嗟に幼馴染みの名前を上げてしまう。爵位のない次男のジオレイドとの結婚を両親が許すはずもなく多少の時間稼ぎになるかも──と思った目論見とは裏腹に彼との婚約はトントン拍子に進んでしまう! 後戻りできなくなったルルティアは友人の言葉を思い出し、結婚するなら『理想の夫』としての振る舞いを彼に求めることにしたけれど……あれっ? これって私のほうが『理想の妻』に躾けられてない?
  • 癒やし系社長の無自覚な溺愛~目覚まし係、時々、抱き枕~
    1.0
    実家の飲食店経営を助けるため昼も夜も働いている朱里は、仕事終わりに軽く休もうと入った会社の仮眠室で、社長の桐士に寝ぼけたまま抱き締められる。いつも明るく、年齢問わず社員から慕われている彼には、実は寝起きが悪いという意外な素顔が。そのせいで眠れていないと限界を訴える桐士に「寝起きを管理してほしい」とお願いされ、彼の〝目覚まし係〟として同居することになる。それからの朱里は甘やかされたり、寝ぼけた彼に時々抱き枕にされたり、翻弄されていく。しかし桐士は、もどかしい距離感を保ち、決して一線を越えてくることはなくて……。
  • 冷たい政略結婚 でも豹変されて激愛されてます
    2.0
    足を滑らせ川に落ちてしまったアリゼは偶然通りかかった青年に救われる。呆然とするアリゼに青年は問う。クリスタンヴァル伯爵の屋敷を探している、アリゼ嬢に会いたいのだと。それは私……と答えると、青年はひどく驚いた様子で、でもはっきりとした口調で「俺と結婚してほしい」とプロポーズする。彼はロレシオといい、この国の公爵子息だという。そんな人がどうして私と? 初対面なのに? 大混乱のアリゼ。隣国の公爵家の流れを汲むアリゼとこの国の公爵家のロレシオが結婚することで、二国間に漂う不穏な空気を払拭するための王命による政略結婚なのだ。そしてロレシオはこの結婚に愛を注ぐ気はないときっぱりと言い切り……
  • 恨みます!?憑りつかれた伯爵令嬢の恋の行方
    2.0
    伯爵令嬢のフィオリーナは、魔法を使って空間を歪め、隠れ住んでいたジャンに恋をするが、ジャンは身分の違いからフィオリーナを受け入れようとしない。ただ二人、傍にいて同じ時間を過ごすだけ。それでもフィオリーナは秘めた想いに苦しみながらも通い続ける。そんなある日、女遊びがひどいと有名な国王が視察にやってきてフィオリーナを見初めてしまう。国王命令には背けないと従うものの、嫉妬深い王妃の放った刺客に殺されかける。そこに現れたのは幽霊のベアトリーチェだ。命を救ってくれたのはいいが、彼女は男すべてに恨みを持っていて、フィオリーナの体を使って男達を誑かすと宣言。その最初の相手をジャンにすると言い出し――
  • 寡黙なイケメン主任から甘く愛されまして
    4.7
    諦めてしまった夢にもう一度挑戦したい──大学卒業し就職したけれどハラスメントに遭い人間関係に疲れて退職した鹿野灯里は、学生の頃に追いかけていた絵本作家になる夢を叶えようと再び動き始める。しかし働かないことには生活もままならず、期間限定で派遣の仕事をすることに。派遣先で出会ったのは、寡黙だけれど灯里が困っているとさりげなく手を差し伸べてくれる主任・猪岡陽介。彼と触れ合い灯里はしばらく忘れていた恋心を自覚。芽生えた想いは止められず自然と惹かれあう。彼との時間は穏やかで心地よくて──「声を出せばいい。むしろ、もっと聞かせて」甘い囁きに蕩け、幸せ。けれど、職場で陽介を巻き込む事件が発生して……!?
  • 押しかけ花嫁に捧げられた伯爵の深愛
    3.9
    従順な妻になります。私と結婚をしてくださいませんか──突然の逆プロポーズ。家では虐げられ、辛い未来しかない現状を変えるため子爵令嬢アデラインは祖母が遺してくれた道筋、グレゴリー伯爵ジルベルトとの結婚に縋るしかなかった。そんなアデラインをジルベルトは温かく迎え入れ、彼女の意思を尊重し思いやりを注ぐ日々。「私がどれだけ我慢をしたか、教えたい」 優しく激しい初夜を迎え、アデラインも彼に強く惹かれていくのだが、ジルベルトに面倒をかけてしまっているという負い目が拭いきれず素直に想いを伝えられなくて──過保護な伯爵がみせる独占欲に心がほどかれていくラブストーリー。
  • イケニエ王子に甘く溺愛されて、呪いの魔女は戸惑い中!1
    完結
    3.0
    「私は死ぬまで魔女として孤独でいなければならないの」くらやみの森に住む呪いの魔女・リリィフェオドラ。年に一度の生贄として彼女にささげられたのは、生きた美しい青年・レオニートだった。瀕死だったレオニートは目覚めると記憶を失っており、命を救ってくれた礼にとリリィの身の回りの世話を焼き始める。魔女の掟で人間と深く関わることが禁じられているリリィ。いずれ記憶を消す前提でレオニートと一時の共同生活を始めるが、彼は魔女を恐れるどころか積極的にリリィに接近し、息をするように甘い言葉をささやいて不慣れなリリィをあたふたさせて…!?※夢中文庫ゆめ☆こみvol.13~vol.14掲載作品
  • 気高き公爵の寵愛は男装麗嬢を逃がさない
    4.6
    圧倒的な美貌を持つ男爵令嬢レイシアは、長身のため男性から避けられていた。社交会から足が遠いてしまったが、男装姿で参加してみると一躍大人気に! 楽しくなったレイシアは、レイという偽名で男装生活を満喫する。そんなある日、臣籍降下して公爵になったばかりの王弟エルヴァンダーが社交界に姿を現した。レイシアに負けず劣らず麗しい彼。身長の低さを気にすることなく王族としての威厳に満ち溢れるエルヴァンダーに、レイシアは好感を抱く。レイとして公爵の国内唯一の「男友達」となったレイシアは、彼と親交を深めていった。しかし、男爵令嬢としての自分にエルヴァンダーとの婚約話が持ち上がり……!?
  • 雇ってください、旦那様!~身代わりメイドと黒い白騎士~
    2.7
    求職中のジュリエットは「メイドとして雇いたい」と勧誘され、とある商家の屋敷へ。するといきなり拘束され、その家の娘の代わりに隣国の伯爵邸でメイドを務めてこい!と命じられる。家族を盾に取られ仕方なく商家の令嬢・アイリーンとして伯爵家へ向かうが、当主のコンラードは「見た目は白いが性格が悪い」“黒い白騎士”と呼ばれ、少々性格に難アリの美男子だった。彼から嫌われいびられる日々が続きジュリエットは我慢していたが──「……いい加減にしてください!」 ある日ついに堪忍袋の緒が切れプッツンしてしまう! 激しく後悔するジュリエットだったが、コンラードはこれまでの態度を謝罪し優しく接してくれるようになって……!?
  • 訳あり令嬢の婚前逃亡~庭師に捧げる最後の恋~
    4.0
    伯爵令嬢のディアナは、ある目的をもって舞踏会に参加していた。屋敷にこもりがちな彼女が意を決して参加した舞踏会だったが、自分に向けられる視線や含み笑いに耐え切れず早々と会場を後にする。帰り際、酔っ払いに絡まれ困るディアナを助けてくれたのはダークブルーの瞳が印象的な男性、ジークだった。「決めたわ。あの方にする」──ディアナは書置きを残して家を出ると、ジークが住む屋敷を訪ね、しばらくの間ここにおいてほしいと頼み込む。常識外れの行動に冷たくあしらわれるディアナだったが、めげずに懇願するとやがてジークも耳を傾けてくれた。目的を尋ねられたディアナはにこやかに答える──「あなたと恋がしたいの。一夜だけでも」
  • 染めて、混ざって、愛されて。~御曹司はかりそめ妻のすべてが欲しい~
    4.5
    「これで、少しは俺を意識してくれるかな」――老舗呉服店の一人娘である茉白は、ある日父が祖母の形見を売ってしまった事で実家の深刻な経営難を知る。思い出が詰まった懐中時計だけは取り戻したいと焦る茉白の前に現れたのは、久住グループの御曹司・斗真。彼は、時計を買い戻す代わりに結婚してほしいと契約を持ち掛けてきた。しかも実家の経営も助けてくれると聞き、茉白は結婚を即決。契約結婚ながら優しい彼に安心感を抱いていく茉白だったが――斗真は「君と本当の夫婦になりたい」と告げ、突然口づけてきた! 「離す気はない」と独占欲をにじませてくる斗真に、茉白は真意が分からず戸惑いながらも惹かれていってしまい……?
  • 離婚までの3か月間夫婦協定~夫は妻を手放せない~
    3.6
    「大人になったら解放してあげますから、それまで我慢して僕の妻でいてください」──実家の旅館を守るため、大手ホテルチェーンの副社長・碧人と結婚して6年。梨生は24歳になった今も碧人の妻を演じている。二人の間に夫婦生活はないものの、いつも優しく完璧な夫として振舞う碧人に梨生はいつしか惹かれるようになるのだが、約束の時は着実に近づいていた。しかし、いつになっても碧人は離婚を切り出さない。彼への想いは募り、妻を演じることにつらさを覚え始めた梨生が「女性としての悦びを知らないまま生きるなんて悲しい」と離婚をほのめかすと、碧人は──「女性の悦びを知りたい……その願いなら、僕が叶えてあげられそうです」
  • 生贄にされた聖女ですが、世界平和のため魔王と子作りします
    2.5
    「お前が俺の子を成せば、和平に応じてやる」――人間と魔族との間で200年前に交わされた和平協定。ところが50年に一度の定期会談に魔王は現れず、人間の国の国王は友好の証(生贄)として『聖女』を贈ることに。聖女イレーネは魔王の後継を産むことが出来る唯一の存在として、幼い頃から国王の住まう王宮に幽閉されていた。10年ぶりに許された外出で世界平和を背負ったイレーネだったが……「勝手に友好の証など送られても迷惑だ」魔王は聖女に興味ゼロ! しかし奥の手だった『子作り』を提案したら、予想以上の反応と共に唇を奪われてしまって……? 超ピュア聖女ともふもふ魔王のラブファンタジー!――お前は俺のものなのだから。
  • 愛が重めなオオカミ殿下は運命のつがいを軟禁中
    3.4
    獣人の国で、お城のメイドに採用されたリリは、洗濯物を運んでいると何かにぶつかる。それはやけに首回りがすっきりとした……全裸の王子様!? そして突然、オオカミ獣人の王子、フィルの「番」に認定されてしまう。「ずっと君に会えるのを待っていた。君のためなら、死ねる」――いきなり重い!! まったく気乗りしないが、弟に諭され「妃候補」としてお城に滞在することになってしまったリリ。番が感じられないリリは、自身のことを知らずに愛を告げ、溺愛するフィルの言動が理解できずにいたが、彼の優しさに触れ、絆され始めていることを自覚する……。だが彼女には番を拒む理由が他にあり……?――リリのことは、私が必ず幸せにする。
  • 男装の軍人令嬢は研究者に一途な愛を捧ぐ
    4.2
    中性的な容姿で淑女をときめかせている軍閥貴族の長女アレーナ。ある日、若い未婚女性憧れのしきたり『銀器の誓い』を遂行する任務を受け、我儘お嬢様の婚約相手アースランと出会う。錬金術で作られた培養肢を研究しているという彼は真面目で頭が良く、ひょんなことから定期的な話し相手として望まれたアレーナは、いつしか彼との逢瀬を楽しみにしてしまう。しかし政略結婚とはいえアースランは婚約者のいる身。結ばれることはないと思いながら、何事にも真摯な彼に惹かれていってしまうのだが――この出会いは思いもよらないところでアレーナが処女を失った過去と繋がっていて……?
  • 悪役令嬢はとにかく恋はしたくない!
    4.0
    マルガレータは、かつてプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢であることを思い出す。婚約者である皇太子がヒロインに恋をしたことで嫉妬に狂い、破滅してしまうのだ。悪役回避のため恋をしないことを決めたマルガレータだが、皇太子側近である幼馴染のエッカルトの働きにより、皇太子の婚約者候補となってしまい!? 得意気なエッカルトに怒るも、ハッと閃く。一番ありえなそうなエッカルトと婚約すれば皇太子に恋する確率は低くなる、と……「なぁんだ、僕のことが好きだったの?」――そして彼は、自分の望みは恋愛結婚だということを告げ――幼馴染の顔から変わるエッカルトに、気持ちは揺れ動く……恋なんか、しちゃだめなのに……!!
  • #年下紳士はとろけるほど甘い熱愛系~純なキミの初恋の続き~
    3.0
    SNSで繋がった海外在住の友人“Rio”から初めて食事に誘われた純名。仕事で帰国すると言う彼女に興味を惹かれ指定された高級ダイニングに向かうと、そこに綺麗な男性が現れる。彼は十数年ぶりの幼なじみ・凌介だった。懐かしさから、つい弟のように可愛がっていた距離感で接してしまう純名だったが、焦れた様子の凌介に抱き締められ初恋だと告白される。突然五歳も下の彼の想いを知った純名の混乱をよそに、凌介は「何度でも口説く」と告げ、とろけるほど熱い想いを向けてくる。「誰の目にも触れさせたくない。俺のものにしたい」と独占欲全開な求愛で年上の純名を翻弄してきて……?
  • 計画的に婚約破棄したら年上幼馴染が甘やかしてきます
    3.0
    自分勝手な妹に意に沿わぬ婚約者を押しつけることに成功した綾音。これを機に悠々自適な一人暮らしを始めることに。ところがそこに父の秘書をしている和臣が現れる。きっと父に言われて様子を見に来たのだろうと思いつつも、幼馴染であり初恋の人でもあった和臣を無下にはできない。幼い頃はとても親密だったのに、いつの頃からか冷たくなってしまった……そんな綾音の思いをよそに、和臣は「隣に引っ越してきました」と言い出す。そして事あるごとに綾音を訪ね、あんなことこんなことと超絶甘やかしてくるのだが――『姉の婚約者をNTRった訳ではありません、ハメられたんです』で妹をハメた張本人=姉のその後は一体どうなる!?
  • お狐さまの入れ替わり暮らし~あやかしと過ごす愉快で奇妙な七日間~
    -
    「そ、そんな……困ります!」「それはそうであろうな。しかし、どうしようもない」──狐の妖術に巻き込まれ突如始まった、女子大生の千里と神社に住む狐との奇妙な入れ替わり生活。狐の姿は普通の人間には見えないが、狐が入った千里のほうはおかしな言動をとって奇異な目で見られるわけにいかない。術が解けるまでの間、千里は狐に自分らしい言動を教えながら周りにバレないよう生活していくことを決めたのだが……人間の暮らしを知らない狐は服を脱いで過ごそうとするわ、生の肉を食べようとするわ、内気な性格の千里もさすがに口を出さずにはいられない。千里の平穏な日常は遥か彼方、唐突に始まってしまった波乱の日々……一体どうなる!?
  • 冷徹公爵様のよすが妻~嫌われているはずなのに求婚されました~
    2.5
    「かわいいアデーレ、私と結婚してほしい」――コンラート・フォン・シュナイダーはアデーレ・フォン・マジュラムを嫌っている。ひそやかにささやかれている噂は純然たる事実であり、かつて兄のように慕っていたコンラートは、ある日突然、アデーレを嫌いだしたのだった。……なのに、どうしてこんなことをするの? 周囲の目もあるデビュタントでの求婚の言葉と、その空気にアデーレは応えるしかなかった。――不安な思いで彼の妻となったが、コンラートは今までが嘘みたいに優しく、アデーレを甘やかしてくるように……。昔のように穏やかな時を過ごすうち、アデーレはコンラートの役に立ちたいと思うようになって行動しようとするが……

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