学術・語学作品一覧

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  • クリシ・ワルテッグ・システム 実施・スコアリング・解釈のためのマニュアル
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    エーリッヒ・ワルテッグによって作成された「ワルテッグ・テスト(Wartegg Test)」は,ゲシュタルト心理学と精神力動理論を基礎とした,予め措定された刺激図形に被検者が加筆する侵襲性の低いパーソナリティ検査として,ヨーロッパ・南米・北米で広く使用されている。 アレッサンドロ・クリシによる「クリシ・ワルテッグ・システム(CWS)」は,初期スコアリングシステムの統計的不備の改善,検査対象の拡大,実施・スコアリング・解釈の体系化によって,ワルテッグ・テストをよりユーザーフレンドリーな形式へ体系化している。「(1)描画段階,(2)描画ギャラリー(言語による説明),(3)描画選択(選好の説明)」の3ステップで実施される,基礎理論から実践方法までをカバーした包括的実践マニュアル。

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  • 哲学・思想翻訳語事典【増補版】
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    1巻10,450円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 文化的諸領域にわたり、選りすぐった翻訳語204項目について欧語の原意をたどり、包含する概念や語義を徹底的に解剖・科学する。発売から10年、新たに10項目を加えた増補新装版
  • 文心雕龍の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 『文心雕龍』は500年頃、劉キョウによって著わされた中国文学史上稀有な体系的文学理論の書である。儒道仏三思想の混在と思われがちな『文心雕龍』の、背後から支える一貫した論理とは何か。その根本的思考様式を、文学原論である冒頭五篇の検討を中心に解明、内容の充実よりも形式美を追求する六朝期の創作状況を批判した同時代人劉キョウの危機意識の根幹に、文章は現象世界同様に「道」が自ずと表れたものであるとの文章観があったことを描き出し、今後の研究がふまえるべき基礎理解を提供する、わが国初の本格的専著。 【目次より】 はじめに 第一章 奈良・平安時代(七一〇~―一九一) 一 『日本國見在書目録』 二 『懐風藻』 三 『文鏡秘府論』 四 『古今和歌集』眞名序 第二章 鎌倉・室町時代(一―九二~一五七三) 一 書冩本『五行大義』の紙背の引用 第三章 安土・桃山・江戸時代(一五七四~一八六七) 一 藤原惺窩『文章逹徳綱領』 二 日本最初の『文心雕龍』の版本 三 敬首和上『典籍概見』 四 齋藤正謙『拙堂文話』 五 海保漁村『漁村文話』 むすびにかえて あとがき 初出誌一覧 江戸時代以前の日本における『文心雕龍』受容の歴史・略年表 日本における『文心雕龍』関係著書論文目録 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 門脇 廣文 1950年生まれ。慶應義塾大学文学部文学科中国文学専攻卒業。東北大学大学院文学研究科博士後期課程中国学専攻単位取得。博士(文学)。大東文化大学学長。 著書に、『文心雕龍の研究』『洞窟の中の田園』などがある。
  • 日本法制史概説
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 日本法制史を学ぶ上で必要な事項をもれなくとりあげ、各時代におけるその発展と時代間の変遷を叙述した、望みうる最高の概説書。 【目次より】 緒論 本論 第一篇 上代 第一章 序説 第二章 国家組織 第三章 財政制 度附、軍事制度 第四章 司法制度 第五章 刑法 第六章 人法 第七章 財産法 第八章 身分法 第二篇 上世 第一章 序説 第二章 天皇 第三章 統治組織 第四章 財政制度 第五章 軍事、警察及び交通制度 第六章 司法制度 第七章 刑法 第八章 人法 第九章 物権法 第十章 債権法 第十一章 親族法 第十二章 相続法 第三篇 中世 第一章 序説 第二章 天皇及び朝廷 第三章 庄圏及び本所 第四章 武家の棟梁と封建制度 第五章 中央管制 第六章 地方制度 第七章 財政制度 第八章 軍事、警察及び交通制度 第九章 司法制度 第十章 刑法 第十一章 人法 第十二章 物権法 第十三章 債権法 第十四章 親族法 第十五章 相続法 第四篇 近世 第一章 序説 第二章 天皇及び朝廷 第三章 武家の棟梁と封建制度 第四章 中央管制 第五章 地方制度 第六章 財政制度 第七章 軍事、警察及び交通制度 第八章 司法制度 第九章 刑法 第十章 人法 第十一章 物権法 第十二章 債権法 第十三章 商法 第十四章 親族法 第十五章 相続法 索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 石井 良助 1907-1993年。東京帝国大学法学部法律学科卒業。東京大学教授を務めたのち、東京大学名誉教授。専門は日本法制史。 著書に、『中世武家不動産訴訟法の研究』『日本法制史概説』『日本不動産占有論』『天皇 天皇統治の史的解明』『日本史概説』『大化改新と鎌倉幕府の成立』『江戸の刑罰』『江戸の離婚 三行り半と縁切寺』『吉原 江戸の遊廓の実態』『江戸町方の制度』『略説日本国家史』『日本婚姻法史』『日本団体法史』『近世関東の被差別部落』『民法典の編纂』『日本相続法史』『近世取引法史』『天皇』『近世民事訴訟法史 正続』『日本刑事法史』など多数ある。
  • 道教史の研究1:初期の道教(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 二世紀末の太平道と五斗米道の運動を分析、民族宗教としての道教の成立過程を見事に解明したライフワーク。 【目次より】 自序 前篇 中國における民族的宗教の成立 序章 逍教の概念とその始源について 一 道数とは何か 二 道教の始源をどこに求めるか 第一章 黄巾の叛乱と漢中政櫂 A 黄巾の叛乱 一 黄巾の叛乱の背景 二 黄巾の叛乱 B 漢中政權 一 張陵と張衡 二 張脩と張魯 三 張魯と閻圃 四 終焉 第二章 中國における民族的宗教の成立 一 緒言 二 張角の教法(上) 三 張角の数法(下) 太平経との開係 四 五斗米道 五 佛数との関係 六 後漢時代の社會と信仰 七 結語にかえて 第三章 老子想爾注の成立 一 南北朝隋唐の間の想爾注と葛本 二 想爾注に所謂道誡と想爾戒 三 想爾注・想爾戒と大道家令戒 四 結語 第四章 績老子想爾注の成立 一 想爾戒と想爾注と老子五千文 二 九行二十七戒の性質と想爾注の行方 三 注の書写形式について 四 房中術 五 託死復生 六 再論大道家令戒 第五章 五斗米道の教法について 老子想爾注を中心として 一 緒言 二 想爾における「道」の性格 三 道誡について 四 神仙説について 五 房中術について 六 祭祀観について 七 政治観・社會観について 八 邪文偽伎について 九 結語 第六章 後漢末五斗米道の組織について 一 三會日 二 命籍信米制の起源 三 治と祭酒 四 義舎と道民 五 人頭税としての五斗米 六 廚について 七 結語 第七章 道教における三元説の生成と展開 一 はしがき 二 三元品誡経 三 三元説の由来 四 三元玉京玄都大獻経の出現 五 業報因縁経弘救品 六 盂蘭盆経との関係 七 結語 附篇 第一章 初期の僊説 一 史記封禅書の始皇帝に関する記事 二 武帝時代の僊説 「在るもの」から「成るもの」へ 三 倦人と上天 四 結語 第二章 老子化胡説の成立 一 老子浮屠併尊から併祀へ 二 老子化胡説の成立 三 結語 後篇 抱朴子の研究 第一章 葛洪傳 一 学問 二 社會的地位 三 異書探訪への大旅行 四 受爵 五 抱朴子の述作とその所謂俗情について 六 受爵以後 七 系圖と年譜 附 鮑〓傅 第二章 論衡・僭夫論と抱朴子 一 論衡と抱朴子 二 抱朴子と潜夫論 三 結語にかえて 第三章 抱朴子における紳仙思想の性格 一 金丹の大藥とその意味 二 出世間道的仙逍 道家思想との関係 三 仙の目的 四 祭祀否定とその限界 五 貴族主義 六 道徳主義とその意味 七 仙説の綜合とその観念論的性格 八 結語 宗教性の問題 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大淵 忍爾 1912年生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業、岡山大学名誉授、文学愽士。 著書に、『初朞の道教 道教史の研究1』『道教とその経典 道教史の研究2』『敦煌道経 目録篇』『敦煌道経 図録篇』『六朝唐宋の古文献所引 道教典籍目録・索引』(編著)などがある。
  • 帝国と慈善 ビザンツ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 史上初のキリスト教帝国ビザンツ。普遍的なキリスト教ローマ理念は、多様な民族から成る世界に号令をかける皇帝のもと、集権的な富の収奪・再分配機構を構築した。神の恩寵としての慈善を実践する帝権。市民の旺盛な寄進行為。叢生する修道士。古代ポリスの寛厚は、帝国財政に包摂され、救済の摂理(オイコノミア)に基礎付けられた財の再分配原理を定立した。諸民族を包含する統合の範型を創った帝国は、後のキリスト教、イスラム両世界にとって一つの規範となり、現代にも甦る。近代西欧の合わせ鏡として、ネガティブ・イメージのもとに語られたビザンツ。その認識像に潜む近代人の自画像を検証しつつ、今日世界に伏流する帝国の文法を、源流に遡って解きほぐす。帝国とは何か、を考える上で貴重な参照系となろう。日経・経済図書文化賞受賞。 【目次より】 序論 「帝国」の原像ヘ ビザンツ国家の射程 一 歴史の律動のなかで 二 ビザンツ国家の帝国性 三 本書のねらいと構成 第一部 帝国教会の財産形成 第一章 キリスト教帝国と教会 教会の税制特権形成 第二章 教会寄進と国家権力 五・六世紀の法制化 第二部 寄進・慈善・国家権力 第三章 マリアの遺言と帝国役人 貴族の遺言執行と国家機構 第四章 アッタレイアテスの家産政策 慈善施設設立の理念と打算 第五章 ヨハネスニ世と帝国病院 皇帝寄進とコンスタンティノープルの福祉 第六章 ビザンツ国家と慈善施設 皇帝・教会・市民をめぐる救貧制度 第三部 神の資産と皇帝の配慮 第七章 財政問題のなかの修道院 皇帝たちの苦悩と配慮 第八章 教会施設の俗人管理問題 カリスティキアの展開と濫用 第九章 修道院所領と帝国租税システム 神の恩寵・皇帝の管理 結語 注 あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大月 康弘 1962年生まれ。 歴史学者、経済学者。一橋大学大学院経済学研究科教授。専門は、東ローマ帝国史、ヨーロッパ経済史。 一橋大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了、同大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。経済学博士。 著書に、『帝国と慈善 ビザンツ』(日経・経済図書文化賞)『ヨーロッパ 時空の交差点』 『コンスタンティノープル使節記』(リウトプランドの原文全訳+註および論文)など、 訳書に、ピエール・マラヴァル『皇帝ユスティニアヌス』ベルナール・フリューザン『ビザンツ文明』マガリ・クメール/ブリューノ・デュメジル『ヨーロッパとゲルマン部族国家』(共訳)などがある。
  • 中国家族法の原理
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 秦漢時代から清末までの家族のあり方を法理論的・体系的に把握し、中国家族法について明晰、堅実かつ全体的なイメージを提供する労作。日本学士院賞受賞。 【目次より】 目次 省略記号 序説 第一章 基本的諸概念 第一節 親族について 一 宗族と外姻 二 同姓不婚、異姓不養 第二節 家について 一 「家」の語義 二 中国の家と日本の家 三 同居共財と家産分割(分家) 第三節 相続について 一 承継 二 承受 三 父子一体、夫妻一体 第二章 家の法律的構造 第一節 家父長型の家 直系親の同居共財 一問題の所在 二家産の処分をめぐる父の権能 三 家産の分割をめぐる父の権能 四 父の権能の制約 五 理論的総括 第二節 複合型の家 傍系親の同居共財 一 兄弟同居の家における家産の処分 二 兄弟同居の家における家産の分割 三 おじおい・いとこ同居の家 第三節 生前に家産分割を行った父と子の関係 一 法律関係 二 日常生活の様式 第四節 家務の管理 「家長」と「当家」 第三章 実子なき者をめぐる諸問題 第一節 擬制による承継人 「嗣子」 一 嗣子となりうる適格者 二 嗣子の選定 立嗣 三 嗣子の地位 第二節 未成年死亡者 第三節 承継人の不存在 「戸絶」 第四章 婦女の地位 第一節 妻 一 子なき寡妻の地位 二 寡婦の改嫁 三 母子同居の家 第二節 未婚女子 第三節 宗への所属関係 一 女性と祭祀 二 結婚と離婚 第五章 家族員の特有財産 一 官俸その他格別な動労所得 二 妻の持参財産その他無償で取得せられた財産 三 婦女の個人財産 四 まとめ 特有財産の相続 第六章 不正規な家族員 第一節 妾 第二節 義子 一 乞養 二 随母改嫁 第三節 招壻と招夫 一 招壻(贅壻) 二 招夫(接脚夫) 主要な参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 滋賀 秀三 1921~2008年。法学者(東洋法制史)。東京大学名誉教授。東京帝国大学卒。法学博士。 著書に、『中国家族法論』『中国家族法の原理』『清代中国の法と裁判』『中国法制史』(編著)『中国法制史論集』『続・清代中国の法と裁判』など、 訳書に、国際社会問題研究協会編『社会綱領』(共訳)などがある。
  • 秦漢出土文字史料の研究(東洋学叢書) 形態・制度・社会
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 戦国末から魏晋に至る多様な出土文字史料を対象に、文字情報のみならず形状や出土状況をも視野に入れ、史料の形態論に先鞭をつけた研究成果。漢簡の側面に施された刻みを解読し、紙木併用期に特有の木簡の用法を分析することで、木から紙への書写材料の変遷に新たな角度から光を当てる。さらにテクストを読み解いて、地方統治を支えた官吏の姿や、統一法典不在のもとでの司法の実態に迫るとともに、漢の西北辺境という歴史世界の復元を試みる。中国出土文字史料研究の世界的水準を示す待望の一冊。 【目次より】 序章 出土文字史料研究の立場と方法 第一部 素材としての出土文字史料 第一章 刻歯簡牘初探 漢簡形態論のために 第二章 魏晋楼蘭簡の形態 封検を中心として空 第三章 簡牘・〓帛・紙 中国古代における書写材料の変遷 第二部 制度と習俗の復元 第四章 里耶秦簡と移動する吏 第五章 王杖木簡再考 第六章 長沙東牌楼出土木牘と後漢後半期の訴訟 第七章 漢代結〓習俗考 第三部 居延漢簡研究の地平 第八章 漢代エチナ=オアシスにおける開発と防衛線の展開 第九章 日本における居延漢簡研究の回顧と展望 古文書学的研究を中心に 第十章 爵制論の再検討 第十一章 皇帝支配の原像 民爵賜与を手がかりに おわりに コメント あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 籾山 明 1953年生まれ。中国史学者。島根大学、埼玉大学で教授を歴任。 信州大学人文学部卒業、京都大学大学院文学研究科(東洋史)単位取得退学。文学博士。 著書に、『秦の始皇帝 多元世界の統一者』『漢帝国と辺境社会 長城の風景』『中国古代訴訟制度の研究』『秦漢出土文字史料の研究 形態・制度・社会』など、 共編書に、『文献と遺物の境界 中国出土簡牘史料の生態的研究』(共編)『秦帝国の誕生 古代史研究のクロスロード』(共編)などがある。
  • 意味・真理・場所 ハイデガーの思惟の道
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ハイデッガー全集をもとに三つの道しるべの視点より彼の思惟の全体像を提示する本格的研究。「存在と時間」への道、形而上学、存在の真理など「意味-真理-場所」という道しるべに従って、ハイデガーの思想の道を歩み返す。 【目次より】 序 凡例 目次 序章 意味・真理・場所 第一章 ハイデガーの思惟の道 第一節 思惟の道 第二節 転回 第三節 意味ー真理ー場所 第二章 『存在と時間』ヘの道 第四節 存在の問いの始元と展開 第五節 現象学 (a) ハイデガーのフッサールとの対決 (b) フッサールのハイデガーとの対決 第六節 時間への問い 第三章 存在の意味 第七節 基礎的存在論 第八節 存在の意味への問い (a) 解釈学からの由来 (b) 「存在の意味への問い」の意味と射程 第九節 時間と存在 (a) 存在と真理 (b) 三つの差異 (c) 未完 第四章 形而上学 第十節 形而上学構想の成立 第十一節 三部作 (a) 現存在の形而上学 (b) 人間、自然、神 (c) 不安の喚起 第十二節 全体としての存在者 第五章 形而上学と神の死 第十三節 神の死 第十四節 ナチズム 第十五節 ニーチェと形而上学の終末 (a) 永遠回帰 (b) 神の到来への準備 (c)  形而上学 第六章 存在の真理 第十六節 ニーチェ解釈の途上性 第十七節 存在の真理への問い (a) 存在の真理 (b) 性起と転回 第十八節 存在の歴史 第七章 存在の場所 第十九節 存在の場所への問い (a) 存在の場所 (b) 存在の家 第二十節 性起への道 (a) 立て集め (b) 言葉 第二十一節 思惟の道 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 細川 亮一 1947年生まれ。哲学者。九州大学名誉教授。東京大学文学部卒業、同大学院博士課程満期退学。文学博士。 著書に、『意味・真理・場所』『ハイデガー哲学の射程』 『ハイデガー入門』『形而上学者ウィトゲンシュタイン』『ヘーゲル現象学の理念』『アインシュタイン物理学と形而上学』『純化の思想家ルソー』『道化師ツァラトゥストラの黙示録』『要請としてのカント倫理学』など、 訳書に、『ハイデッガー全集 第34巻』(共訳)などがある。
  • ヘーゲル論理学の研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 『大論理学』「小論理学」(『エンチクロペディー』)で大哲学者は何を問うたのか? 多角的な視点から、ヘーゲルの思想の核心に迫る。 【目次より】 まえがき 前編 序論 一 思惟と存在の一致 二 自体 三 現実 (イ) リット (ロ) レヴィット (ハ) 「感覚的現実」 (ニ) 現実論の総括 四 同一ということ 五 生成 六 実体 七 有る 八 完結 九 キリスト教とヘーゲル 一〇 「無」の問題 一一 結び 第一章 カント 一 必然的仮象 二 綜合判断 三 「私は考える」 四 矛盾律 五 N・ハルトマン 六 ハイデッガー 七 マルティン 第二章 フィヒテ 一 事行 二 非我 三 交互規定 四 循環 五 ヘーゲルのフィヒテ批判 六 ギルントの反論 七 一八〇一年の『知識学』 第三章 シェリング 一 自我 二 哲学書簡 三 自然哲学 四 先験的観念論の体系 五 同一哲学 六 哲学と宗教 七 自由意志論 結び 後編 第一章 初まり 第二章 矛盾 一 有、無、成 二 矛盾 (イ) 同一 (ロ) 区別 (ハ) 矛盾 三 エイロネイア(イロニー) (イ) キルケゴールのイロニー論 1 ソクラテス 2 ヘーゲル 3 ロマン主義 (ロ) ヘーゲルのイロニー論 四 非有 (イ) 『パルメニデース』における矛盾 (ロ) 『ソピステース』における矛盾 第三章 媒介 一 モイレンの「媒介」批判 二 グッツォニ、シュルツ、キムメル 第四章 無限 一 『精神現象学』における無限 二 質における無限 三 量における無限 四 飛躍 (イ) 飛躍の意味 (ロ) キルケゴールにおける飛躍と連続 第五章 主語論理 一 述語論理 (イ) リッケルトの述語論理 (ロ) リッケルトのヘーゲル批判 二 主語論理 (イ) 『精神現象学』の場合 (ロ) 「論理学」の場合 1 概念 2 判断 3 推理 第六章 体系 一 本質 (イ) 仮象 (ロ) 反照 (ハ) 根拠 二 交互関係 三 主観的論理学 結論 使用文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 樫山 欽四郎 1907-1977年。哲学者。早稲田大学文学部哲学科卒。文学博士。元早稲田大学文学部教授。専門は、ドイツ近世哲学、実存哲学。 著書に、『ドイツ精神の生成』『論理学』『哲学叙説』『ヘーゲル精神現象学の研究』『哲学概説』『ヘーゲル論理学の研究』『悪』『随想集 あたりまえのこと』『樫山欽四郎哲学論集 哲学の課題』など、訳書に、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ『知識学新序説』フォイエルバッハ『将来の哲学の原理』ヘーゲル『精神現象学』など。
  • カントの実践哲学 その基盤と構造
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 『純粋理性批判』『実践理性批判』『判断力批判』の三批判書を著した18世紀のドイツ哲学の巨人の思想を、実践哲学の視点から読む。 【目次より】 まえがき 凡例 第一章 カントの人格性とエートス 第一節 カントの人格性とエートスの形成 一 生い立ち 二 幼少・大学時代 三 家庭教師時代 四 私講師時代 五 ピエティスムスと啓蒙思想 第二節 人格とエートスの表現 一 生活と人格 二 責務の原則 三 人間本性の美と尊厳の感情 第二章 批判的倫理学への道 第一節 道徳性の原理の探求 一 先人の道徳体系 二 道徳性の原理 第二節 責務と帰責 一 責務と自由 二 帰責 第三節 義務論 一 自己自身に対する義務 二 他人に対する義務 第三章 批判哲学の諸問題 第一節 超越論的哲学の構造 一 『批判』における超越論的哲学 二 『遺稿』における超越論的哲学 三 知恵の学としての超越論的哲学 第二節 物自体の諸相 一 われわれの感性を触発するもの 二 超越論的対象 三 可想的存在 四 超越論的理念 第四章 自由と道徳法則 第一節 超越論的自由 一 第三二律背反とその解決 二 超越論的自由と必然性 第二節 超越論的自由と実践的自由 一 純粋理性の自由 二 帰責可能性の根拠としての自由 第三節 自我と自由 一 自我と実体 二 自我と自由 三 超越論的統覚としての自我 第四節 道徳法則 一 定言命法の根拠 二 定言命法の構造 第五節 技術的命法と定言命法 一 仮言命法の特性 二 技術的命法と定言命法 第五章 人間性尊重の道徳 第一節 人間的義務 一 責務と義務 二 法義務と倫理的義務 三 徳と徳義務 四 自己自身に対する義務と他人に対する義務 第二節 人間性の発展 一 人間観 二 人間本性における根源的素質 三 人間性の理想とその展開 第六章 倫理的価値思想 第一節 善意志の価値 第二節 行為の倫理的価値 第三節 人格的価値 あとがき 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小西 國夫 著書に、『西洋の哲学思想』、『カントの実践哲学』、訳書に『カントの倫理学講義』(共訳)などがある。
  • 改訂 新・心理診断法
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『新・心理診断法』の全面増補改訂版。ロールシャッハ・テストの研究者・初学者のための定本。ロールシャッハ・テストとは何か/ロールシャッハ・テストの適用範囲/施行法/分類の前提/反応領域の分類…など。
  • 治験例を主とした針灸治療の実際〈上巻〉
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    1~2巻10,450円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (上)(下)30年にわたる貴重な治験カルテ570例を各科疾患別に系統的に編集公開、各病気ごとに現代医学的解釈をも付し、治療指導の詳細な総論をもって全般を統括した針灸治療臨床教程。
  • 法と経済学
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【第一人者の手による、もっとも信頼できる教科書[完訳]】  本書は、法と経済学に関する詳細な教科書であり、取り上げられている法分野は、所有権その他の物権法(知的財産権法を含む)、事故法(過失による不法行為に関する法)、契約法、訴訟法および刑事法といった広範な領域に及ぶ。また、本書の最後のパートでは、法と経済学の規範的な基礎となっている厚生経済学について解説しているほか、伝統的な法学において重要視されている道徳あるいは公正の観念についても、興味深い洞察が展開されている。  本書の目的は、法学や経済学の専門知識を持たない者にも、法と経済学の内容を分かりやすく伝えるところにある。そのため、微細な法理論に立ち入ることもないし、高度な数学を用いた分析も(脚注を除けば)登場しない。したがって、本書の内容は、法律の専門家あるいは経済学者だけでなく、法制度や経済学に関心をもつ一般の読者にもお勧めできるものである。また、法制度が個人の行動、ひいては社会全体にどういう影響を及ぼすかをシステマティックに分析する法と経済学の手法は、本書で扱っている基本的な法制度の分析だけでなく、あらゆる政策判断に応用できるものである。その意味で、本書は、立法や政策の立案に携わる人々にも、ぜひ手にとって頂きたい。(「訳者まえがき」より抜粋) 【日本語版の特色】 ●訳注で日本法の内容およびアメリカ法との異同を説明。 ●重要語句は、かっこ内で原語を明示し、索引にも掲げた。 ●原著の膨大な引用文献をすべて掲げた。 ●理解を容易にするため一部で図表を加えた。 ●巻末に「数学の補足」を置き、本書に関連する数学の説明を付け加えた。
  • ローマ皇帝とその時代 元首政期ローマ帝国政治史の研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 1~3世紀前半の皇帝政治を、政治支配層の実態に即して考察した、ローマ帝国の本格的な政治史研究。 はしがき 凡例 目次 序論 ローマ皇帝政治とは何か 第一部 皇帝政治の進展と社会構造の特質 紀元一世紀のローマ帝国 第一章 皇帝政治の進展と政治思潮の様態 一 皇帝政治と自由 二 アウグストゥスと自由 三 恐怖政治の時代の自由 四 対立する二つの自由 第二章 皇帝権力の確立と反皇帝行動の本質 一 哲学者の反皇帝行動 二 反皇帝行動の性格 三 反皇帝行動と弾圧の社会的背景 第三章 ローマ社会の特質と政治支配層の実態 一 ローマ社会の特質 二 政治支配層の性格 三 政治支配層の家族と家系 第二部 皇帝政治の安定と社会変動の進展 紀元二世紀のローマ帝国 第一章 五賢帝時代開幕の真相 一 五賢帝時代の特徴と評価 二 ネルウァ治世の実態 三 トラヤヌス政権成立の真相 第二章 皇帝政治安定の真因 一 「暴君」ドミティアヌスの人と政治 二 「賢帝」ネルウァの人と政治 三 トラヤヌスの政治と内政の安定 四 皇帝政治と自由の「融和」 第三章 皇帝位継承の秘密 一 憎まれた賢帝ハドリアヌス 二 セリヌスの秘密 三 トラヤヌス治世の有力者たち 四 ハドリアヌス政権の成立 五 ハドリアヌスの皇帝位継承策 第三部 社会構造の変動と皇帝政治の変貌 危機に向かうローマ帝国 第一章 対外的危機と政治支配層の変容 一 マルクス・アウレリウス帝とマルコマンニー戦争 二 ローマの戦争目的 三 マルコマンニー戦争の対外的意義 四 戦争の帝国内への影響 五 政治支配層の変容 第二章 皇帝政治の「伝統」とその破綻 一 セプティミウス・セウェルス帝の人と政治 二 皇帝と元老院の対立 三 騎士身分登用の意味 第三章 アリストクラシーとしての皇帝政治の終焉 一 二三八年のローマ帝国 二 アレクサンデル・セウェルス帝の統治 三 二三八年の内乱の意義 結語 ローマ元首政の本質と専制君主政への道 註 あとがき 初出一覧 参考文献目録〔略号一覧・史料・研究文献〕 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 南川 高志 1955年生まれ。歴史学者。京都大学名誉教授。専門は、古代ローマ史。 京都大学文学部西洋史卒業、同大学院博士後期課程研究指導認定退学。文学博士。 著書に、『ローマ皇帝とその時代』『ローマ五賢帝』『海のかなたのローマ帝国』『新・ローマ帝国衰亡史』『ユリアヌス 逸脱のローマ皇帝』『大学で学ぶ西洋史 古代・中世』(共著) 『人文学への接近法 西洋史を学ぶ』(共編)など、 訳書に、アエリウス・スパルティアヌス他『ローマ皇帝群像(1~2)』(共訳)ピーター・サルウェイ『古代のイギリスなどがある。
  • 実践の法理と法理の実践
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は第1部「実践の法理―司法過程における主体性の理論」および第2部「法理の実践―わたくしの少数意見」からなる。第1部中「判例による法形成」は、著者が最高裁判所裁判官退官後に試みた数回の講演を収録、司法のあり方を多角的に掘り下げたもので、わかりやすく語られており、第2部の少数意見の解説にもなっている。著者が世に問う意欲的な労作である。 【目次】 はしがき 第一部 実践の法理――司法過程における主体性の理論 第一章 裁判官論 第一節 裁判官の良心 第二節 学者と裁判官 第一款 学者的良心と裁判官的良心 第二款 裁判官の椅子――学界からの最高裁判所入りをして 第三款 学問の道と裁判の道――この一筋につながる 第四款 裁判官を助ける者――最高裁判所調査官とアメリカのロー・クラーク 第三節 「法と社会」の動態と裁判官の任務 第一款 「アクションとしての法」の理論――ジェロウム・ホール教授の「法学の基礎」 第二款 社会の現実と司法の運用――イタリアにおける状況 第四節 裁判官と少年審判 第一款 少年審判と法の適正な手続――少年法改正の基礎問題 第二款 少年審判における適正手続の理念 第三款 裁判の「感銘力」――少年審判か刑事裁判か 第四款 少年法の基本理念と少年審判の今後のあり方――少年法施行満三十五年にあたって 第二章 判例による法形成 第一節 「判例」というものについて 第二節 裁判における主体性と客観性 第三節 現代社会における判例の任務 第四節 最高裁判所と日本の裁判 第五節 法的安定性と判例の役割 第二部 法理の実践――わたくしの少数意見 第一章 判例の役割 第二章 憲法の諸問題 第一節 平等の原則(憲法一四条) 第二節 政教分離の原則(憲法二〇条・八九条) 第三節 表現の自由(憲法二一条)および罪刑法定主義(憲法三一条・七三条六号) 第四節 公務員・公共企業体職員の労働争議権(憲法二八条) 第五節 裁判を受ける権利(憲法三二条)と迅速な裁判(憲法三七条) 第六節 自白と補強証拠(憲法三八条) 第七節 二重の危険の禁止(憲法三九条) 第三章 刑法の諸問題 第一節 共犯 第二節 個々の犯罪――定型説の適用 第三節 罪数と行為論 第四節 刑の執行猶予言渡の取消をめぐる諸問題 第四章 刑事訴訟法の諸問題 第一節 刑事訴訟法の基礎理論 第二節 強制処分と証拠法 第三節 上訴および非常上告 第四節 少年保護事件 第五章 民事、行政、労働の分野における諸問題 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • エンペドクレス研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ダイモーン・四根対応説という独自の見地からエンペドクレス思想を統一的に把握、初期ギリシア哲学研究の空隙を埋める。学士院賞受賞。 【目次より】 序言 引用方法・省略符号 第一章 『ペリ・ピュセオス』の宇宙円環(予備考察) 第二章 『ペリ・ピュセオス』と『カタルモイ』の関聯1(研究者諸氏の見解) 第三章 三つのイメージの対応 第四章 三人称人称代名詞の正体 付録 四根の分子 第五章 ダイモーンの正体 第六章 霊魂の特性と四根 付録一 アリストテレス『霊魂論』の証言 付録二 『ペリ・ピュセオス』の霊魂 第七章 二つの表現群の連鎖 付録 断片二七・三ー四行の四根‐擬人化の表現 第八章 愛憎の正体 第九章 ダイモーンの転生の円環と四根の転生の円環の対応 付録一 愛の可死者を生成させる性質 付録二 ヒッポリュトス『駁論』の証言 第一〇章 三つの障壁の除去 一 カーンの四根説批判 第一一章 ダイモーンの転生と四根の転生の齟齬 第―二章 『ペリ・ピュセオス』と『カタルモイ』の関聯2(結論) 付録 両作品の関聯の度合 補遺 1 エンペドクレスと血‐認識器官説 2 エンペドクレスと細孔説 3 〓の正体 一 研究者諸氏の見解 4 〓の正体 5 〓の正体 6 断片二六・五行の〓 7 断片一三一~断片一三四の帰属 8 両作品の規模 9 両作品執筆の年代と場所 跋語 引用文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 鈴木 幹也 1934年生まれ。倫理学者。元千葉工大教授。東京大学卒業。著書に、『エンペドクレス研究』(学士院賞受賞)、訳書に、ジャン・ブラン『ソクラテス以前の哲学』など。
  • 第3版 要件事実商法
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    1巻10,010円 (税込)
    商法の要件事実について、商法の条文に沿って簡潔に整理しており、訴訟実務の現場において直接参考になるほか、司法修習、法科大学院での演習にも資する書。平成22年4月1日施行の改正商法に完全対応。

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  • 熱帯デルタの農業発展(東南アジア研究叢書) メナム・デルタの研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 タイのチャオプラヤ・デルタを対象に、農業生産の基盤としての自然、稲作の実態、そしてデルタの開拓の歴史を明らかにした地域研究。気候・地形・水文・稲作技術など多岐に亙る視点からデルタ農業の歴史的発展を辿り、その全体像を解明する。 【目次】 まえがき 1 チャオプラヤ水系概観 1.1 アジアの中でのチャオプラヤ水系 1 地形学的位置づけ 2 気候学的位置づけ 1.2 チャオプラヤ・デルタ  1 デルタとはどんな所か 2 チャオプラヤ流域の構成 2 チャオプラヤ・デルタの農業景観 2.1 稲作区の設定 2.2 各稲作区の農業景観  1 Rangsit 地区 2 Noi・Lopburi 氾濫原 3 Sena 凹地帯 4 West Bank 5 Bang Pakong 氾濫部 6 沿岸湿地 7 瀕海部 8 古デルタ 9 Dan Chang 扇状地 10 Mae Khlong 扇状地 11 Lopburi グルムソル地区 12 Prachinburi ラテライト地区 小結 3 摸式的にみたチャオプラヤ・デルタ 3.1 地形発達史学的にみたデルタ  1 地形 2 地層 3 地形発達史学的にみたデルタ・モデル 3.2 土壌からみたデルタ  1 地形面と土壌 2 新デルタ細分 3 土壌からみたデルタ・モデル 3.3 水文学的にみたデルタ  1 モンスーン 2 洪水 3 水文からみたデルタ・モデル 4 水理工学的にみた洪水 3.4 植生からみたデルタ  1 環境の指示者 2 植生区 3.5 灌漑・排水工事によるデルタの変貌  1 灌漑・排水事業 2 改造された水利 3.6 稲作からみたデルタ  1 伝統的栽培法 2 最近の稲作 小結 4 開拓史 はじめに:三つの核心域 4.1 アユタヤ期  1 アユタヤ王朝とデルタ 4.2 バンコク遷都後19世紀最末期まで  1 バンコクの発展 2 運河掘削 3 土地利用 4 19世紀後半の稲作 4.3 20世紀前半  1 20世紀初期の状態 2 van der Heide の業績 3 1910年より第二次大戦まで 4.4 戦後  1 古デルタにみる大チャオプラヤ・プロジェクト 2 West Bank の変容 3 戦後デルタの発展の方向 小結 稲作文化史的にみたチャオプラヤ・デルタ――むすびにかえて―― 付論 地域区分と各地区の記載 引用文献 あとがき 事項索引 地名索引 高谷 好一 1934~2016年。地理学者。京都大学名誉教授、滋賀県立大学名誉教授。京都大学理学部卒業。専門は、東南アジア地域研究。 著書に、『多文明共存時代の農業』『湖国小宇宙 日本は滋賀から始まった』『〈地域間研究〉の試み 上下巻 世界の中で地域をとらえる』『地域研究から自分学へ』『多文明世界の構図』『世界単位論』『新編・「世界単位」から世界を見る (地域研究叢書)』『地域学の構築―大学改革の基礎』『新世界秩序を求めて―21世紀への生態史観』『東南アジアの自然と土地利用』『熱帯デルタの農業発展』『マングローブに生きる』『コメをどう捉えるの』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 朱熹門人集団形成の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国明清時代の科挙体制の中での体制教学というイメージが強い「朱子学」。歴史的認識に立ち、この学問が「ない」状態から「ある」状態に至った理由と経緯を、朱子の交遊者や門人との思想交渉の現場に戻って探究する試み。 【目次】 凡例 序説 第一篇 朱熹思想形成の場 北宋末南宋初の〓北程学 第一章 北宋末における程学の展開 第一節 程門初伝と二程語録資料 第二節 陳淵の思想 北宋末南宋初における道学継承の一様態 第二章 南宋初の程学と〓北における朱熹 第一節 〓北における朱松と朱熹 程氏語録資料の収集をめぐって 第二節 朱熹の「雑学弁」とその周辺 第二篇 朱熹門人・交遊者の朱熹思想理解 第一章 四十代までの朱熹とその交遊者達 第一節 福建における朱熹の初期交遊者達 第二節 何鎬と朱熹 福建初期交遊者の朱熹説理解 第三節 廖徳明 福建朱熹門人従学の一様態 第二章 乾道・淳煕の学 地域講学と広域講学 第一節 乾道・淳煕における士大夫思想交流 第二節 朱熹・呂祖謙講学論 第三節 浙東陸門袁燮と朱熹 第三章 五、六十代の朱熹とその門人、交遊者達 第一節 朱熹五、六十代の門人、交遊者達 第二節 呂祖倹と朱熹 朱熹広域講学の展開 第三節 陳文蔚における朱熹学説の受容 第四節 朱熹祭祀感格説における「理」 朱門における朱熹思想理解の一様態 第五節 朱熹晩年の朱門における正統意識の萌芽 呂祖倹と朱熹・朱門の講学を事例として 結びに あとがき 市來 津由彦 1951年生まれ。中国思想研究者。二松学舎大学教授。東北大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学(中国学専攻)。文学博士(大阪市立大学)。 著書に、『朱熹門人集団形成の研究』などがある。
  • 聖霊の舌
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    初期キリスト教期に三位一体と教会一元化を進める正統派から疎まれ、4世紀に異端として排除されたモンタノス派の滅亡までをたどる。
  • 炎上させない 介護トラブル対応パーフェクトガイド
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新型コロナが5類に移行し、介護サービスの質が改めて問われています。クレーム・事故対応に漏れはないか、再点検に最適の1冊です。 介護業界では様々な事故やトラブルが起きており、大きな法人であってもかなり痛手を被るような事態も生じています。一方で、近年は利用者・家族からのクレームが増え、対応を誤ってトラブルに発展するケース、ヘビークレーム(理不尽で執拗な要求)によって職員が精神的被害を受けるケースも増えています。本書では、ヘビークレームやカスタマーハラスメントへの対応、介護事故の予防と発生時の対応、虐待を疑われた場合の対応など、様々な経営リスクを最小化するための方策を場面ごとに解説します。 新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、数年ぶりの面会再開とともに、高齢者施設内に外部の目が再び入るようになりました。感染流行期に職員のケアの質やコンプライアンスは低下していないか? そうした確認にも使える1冊です。
  • 現代ケイ素化学
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    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 基礎化学や応用化学の一分野として,活発に研究され,目覚ましい発展を遂げているケイ素化学の基礎と応用および最近の研究成果をまとめた.その体系と広がりを一望できる.専門家だけでなく,大学院学生や多分野の研究者にも役に立つ.(2013年刊).
  • 吉田松陰全集 第一巻
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    1~11巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大和書房版『吉田松陰全集』(昭和四十七年五月刊行)は、昭和初期全国に散逸していた松陰遺文を集大成した「岩波版吉田松陰全集全十巻」(「定本」)を原典とし、それをより平易な表現に改め、必要な註解を施した「岩波普及版全十二巻」を底本として、吉田松陰の遺著、遺文を主に、全十巻別巻一に収録し、各巻に月報を付記したものである。この電子書籍は平成二十四年に新装復刻した大和書房版『吉田松陰全集』を底本とし、月報も当時のものを付した。 松陰述作の原形を保ってその感触香気を失わないように、本文は「底本」に準拠し、漢字は正字に、仮名遣いは歴史的仮名遣いを用いている。 難解漢字の多数に、現代仮名遣いによる読み仮名をふり、註解は表記を改めるとともに、さらに大量に増補している。 「底本」にある人名・地名・書名および故事古典の引用に関する頭注は原則として採り、必要に応じて加筆し、難語句についてはできるだけ註解を加えた。これらの表記は、固有名詞、引用などを除き、原則として新漢字・現代仮名遣いを用いている。 「定本」および「底本」全集編纂行程の後、発見された書簡などの新資料は、「第十巻」に「補遺」として収録している。 各巻のはじめに、重要な松陰関係資料の写真一葉を口絵として収める。 【第一巻 内容】 武教全書講章・未忍焚稿・上書・猛省録・未焚稿
  • 柳宗元研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 柳宗元文学の根幹である寓言を対象に敗北・蘇生の意味を解き明かし、彼の否定への意志とその反語性を考察した力作。 【目次より】 序 第一編 敗者の美学 第一章 左遷の中の文学 一 柳宗元の生涯 二 〈柔外剛中〉と道への希求 三 絣文から古文への転換 四 困窮と文学 第二章 敗北の逆説 寓言論 一 社会への憤激 二 自戒のために 三 愚者の文学 四 理想と敗北 第二編 自然との対峙 第一章 「永州八記」について 一 「永州八記」の源流 二 「永州八記」と『水経注』 三 「永州八記」の構造 四 「滸黄渓記」の誕生 第二章 山水詩 宗教から文学への転回 第一節 永州前期の山水詩 一 不遇な現実と山水遊覧 二 慰めの世界を求めて 三 消えない憂愁 四 高所からの眺め 第二節 永州後期の山水詩 一 表層と深層の逆説 二 孤高の思索者 「寂霙」をめぐって 三 「漁父歌」の系譜 四 宗教感情の変容 五 低所からの眺め 第三章 草木を植えるうたの位相 一 永州時代について 二 柳州時代について 三 草木を植えるうたの変遷(一) 漢魏六朝時代 四 草木を植えるうたの変遷(二) 唐代 五 『楚辞』の継承と超克 第三編 古文家の絆 第一章 文学論のめざすもの 第一節 柳宗元の文学論 一 文学の理念 二 文学の機能 三 文学の効用 「社会教化説」と、芸術性の追求 四 文学の動機 五 文学の地位 「代償行為論」「文学自立論」 六 創作論 七 文学の評価 第二節 唐代古文家の文学論 第二章 韓柳友情論 一 がまを食べるうた 二 師道のあり方 三 ユーモア文学礼讃 四 仏教との関わり 五 韓愈「順宗実録」の成立とその意義 第四編 否定の深層 第一章 「非国語」について 一 「文采」と「大中の道」 思想と文学の本質 二 「非国語」の内容 三 『国語』批判の根拠 四 文学の源泉としての『国語』 五 「非国語」と陸淳『春秋微旨』 第二章 自己処罰の文法 一 柳宗元の弁明(一) 許孟容への手紙 二 受難者の群像 三 柳宗元の弁明(二) 楊憑への手紙ほか 四 自責の文学 五 劉萬錫の弁明 六 柳宗元の設論 第三章 飛べない鳥 一 『詩経」と「楚辞』について 加害者の視点から被害者の視点へ 二 漢魏六朝詩について 三 唐詩について 四 柳詩の飛べない鳥 結 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 松本 肇 1946年生まれ。中国文学者。東京教育大学大学院博士課程。専門は、中国古典文学。元筑波大学大学院教授。 著書に、『柳宗元研究』『唐宋の文学』『春秋戦国の処世術』『唐代文学の視点』などがある。
  • 明清戯曲演劇史論序説(東洋学叢書) 湯顕祖『牡丹亭還魂記』研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 湯顕祖「牡丹亭還魂記」について、先行研究では究明されてこなかった、作品と作者自身、そして受容者との関わりに視座を据え、後代における演変の様相をも視野に入れ、該書を総合的かつ複合的に読み解く試み。才子佳人の夢と現実、生と死を超越した情の結実を描いた萬暦年間の名品『牡丹亭還魂記』。それは湯顕祖の反骨精神から生まれ、古文辞派への反発や李しなどの明末思想に支えられたものであった。執筆意図、創作理念、さらに読書人や一般庶民層における受容史など、総合的視点からその戯曲演劇史上の位置づけを試みた労作。巻末に詳細な索引を付す。 【目次より】 序章 中國近世戯曲演劇史における『牡丹亭還魂記』の位相 第一章 『牡丹亭還魂記』における柳夢梅像の設定 第二章 『牡丹亭還魂記』における梅花の形象 第三章 『牡丹亭還魂記』における杜詩の受容 第四章 『牡丹亭還魂記』における集句詩について 第五章 『牡丹亭還魂記』における真と仮の問題 第六章 『牡丹亭還魂記』版本試探 第七章 馮夢龍『墨〓齋重定三會親風流夢伝奇』における『牡丹亭還魂記』の変改 第八章 清代における『牡丹亭還魂記』の演変 第九章 子弟書における『牡丹亭還魂記』故事の変容 結章 湯顕祖の創作理念とその影響 あとがき(初出誌一覧) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 根ヶ山 徹 1960年生まれ。山口大学人文学部中国文学科卒業、九州大学大学院文学研究科、その後北京大学に留学。山口大学人文学部長。専門は、中国近世戯曲演劇史。 著書に、『明清戯曲演劇史論序説 湯顕祖『牡丹亭還魂記』研究』などがある。
  • 中国哲学の探究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 儒教・道教・仏教の三者が織りなす中国思想の流れを著者30年の研究により集大成した成果。木村中国学の全貌を明らかにする。 【目次より】 論語と孔門 雑考I 一 論語における孔子に対する称呼 子・孔子・夫子・仲尼・君子 二 論語に見える徳目の系統 特にその原点としての〈仁〉について 三 論語に現われた信の概念について 四 論語に見える徳の諸相について 五 子貢について 六 子路についての管見 七 顔淵について 八 孔門の若き秀オたち 子游・子夏・子張・曾子について 荀子より礼記まで 雑考II 一 読荀子二則 書誌學的〓記 二 前漢における礼學の伝受について 三 礼記の大學篇について 附録一 大學と中庸 附録二 ジッテと朱子の學 老荘と道教 雑考III 一 荘子妄言一則 荘子の書の変遷から見た内篇と外・雑篇との関係について 二 荘子の巵言 三 荘周説話を通じて見た荘周の死生観 四 道教と中國の思想 五 馬王堆出土の帛書老子について 中國佛教の周邊 雑考IV 一 老荘の無と佛教の空とについて 二 中國中世思想史上における廬山 三 寒山詩について 四 中國における哲人の詩について 詩と偈との関係より見ての断想 比較思想の試み 提唱V 一 中國思想史學の対象について 二 中國における世界観・人生観 三 中國哲學における中庸思想 あとがき 掲載書誌一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 木村 英一 1906-1981。中国哲学研究者。大阪大学名誉教授。京都帝国大学文学部支那哲学史卒。文学博士。 著書に、『法家思想の研究』『中国民衆の思想と文化』『中国的実在観の研究』『老子の新研究』『孔子と論語』『中国哲学の探究』など、 訳書に、『世界の大思想 第2期 第1 老子』(共訳)『中国古典文学大系 3 論語』(共訳)『論語 全訳注』『老子』などがある。
  • 宋元社会経済史研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 大土地所有形態と佃戸制のあり方に地域差の視点を導入して再検討を試み、宋代以降強大化した専制支配権力の歴史的性格を跡づけた雄篇。 【目次より】 まえがき 第一篇 宋代土地所有制と専制支配 I 宋代土地所有制にみられる二つの型 先進と辺境 II 宋代の地客 III 宋代の雇傭人と奴婢 IV 宋代農家経営と営運 V 宋代地主制と公権力 VI  宋代の官田と形勢戸 VII 宋代官僚と商業行為 VIII 宋代の県尉 土地問題に関連して IX 宋代都市の戸等制 第二篇 宋元史諸論 I 南宋期家産分割における女承分について II 宋代の女戸 III 元代女子の財産継承 IV 元朝治下中国農村社会における回民 第三篇 宋元史研究の動向 I 宮崎史学と近世論 II 周藤吉之著『唐宋社会経済史研究』 III 宋代佃戸制の再検討 最近の草野靖氏の見解をめぐって IV 草野靖著『中国の地主経済 分種制』 V 吉岡義信著『宋代黄河史研究』 VI 中国史研究会編『中国史像の再構成 国家と農民』 VII 谷川道雄著『中国中世社会と共同体』 VIII 愛宕松男著『東洋史学論集』第四巻 元朝史 IX 一九五〇年代の中国における宋代土地制度研究 華山「関于宋代的客戸問題」を中心として X  一九七〇年代の中国における王安石評価をめぐって XI 一九七〇年代の中国における宋代農民戦争研究 方臘起義を中心として ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 柳田 節子 1921~2006年。中国史学者。元学習院大学教授。東京帝国大学文学部東洋史学科卒。専門は、宋・元時代。 著書に、『宋元郷村制の研究』『宋元社会経済史研究』『宋代庶民の女たち』などがある。
  • 英国の私家版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 自らデザインし彫り上げた活字や挿絵の木版を使って自分が書いた文章を自分で組版し手引き印刷機で印刷する。こうして作られた書物を英国では「私家版」(プライヴェット・プレス)と呼ぶ。本書は「私家版」の伝統が今日まで脈々と生き続けている英国において、ウィリアム・モリス、コブデン・サンダスン、セント・ジョン・ホーンビーなど、私家版工房(プライヴェット・プレス)の創設者たちが持っていた社会と芸術に対する理想像を克明に分析し、その歴史的・社会的背景を明らかにした異色の書。240頁におよぶ「書誌」は私家版研究の格好の手引き。 【目次より】 『日本語版』への序文 第二版への覚え書 目次 序文 I 英国の私家版 ダニエル・プレスと一九世紀のオックスフォード ケルムスコット・プレスとウィリアム・モリス アシェンディーンと紳士の素養 エセックス・ハウスとギルド社会主義 ヴェイル、エラニと審美運動との関連 ダヴズ・プレスと高遠な理想主義 グリガノッグ・プレスとゴグマゴッグ・プレス ゴールデン・コッカレル・プレスとシェイクスピア・ヘッド・プレス その他のプレス 蒐集 II 書誌 序文 ダニエル・プレス ケルムスコット・プレス アシェンディーン・プレス エセックス・ハウス・プレス ヴェイル・プレス エラニ・プレス カラドック・プレス ダヴズ・プレス グリガノッグ・プレス ゴールデン・コッカレル・プレス シェイクスピア・ヘッド・プレス ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 フランクリン,コリン 1923~2020年。英国の書誌学者、書籍収集家、古書商。
  • ルターとドイツ神秘主義 ヨーロッパ的霊性の「根底」学説による研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 エックハルトに淵源する「根底」(Grund)概念を辿ることにより、ルターがドイツ神秘主義のみならず、アウグスティヌスや盛期スコラ神秘主義など多様な伝統を受け継ぎ、独自の神秘主義を展開して後世へ巨大な影響を与えたことを明らかにする画期的業績。 キリスト教思想の土台をなす信仰は、世界に向かっては教義の形成と世界観を生み出し、内に向かってはキリストおよび神との交わりを求める霊性として現れる。エックハルトは、精神の最も内奥にある「根底」(Grund)に、神秘経験の場をみたが、著者はこの「根底」概念を辿ることにより、タウラーからルターを経てベーメやシェリングに、さらにはルターからドイツ敬虔主義を経てシュライアーマッハーに至るドイツ神秘主義の流れを解明し、転換期に立つルターのヨーロッパ精神史上の意義を闡明にする。ルターはドイツ神秘主義のみならず、アウグスティヌスや中世神秘主義などの多様な伝統を批判的に継承し、独自の神秘主義を展開して、後世へ巨大な影響を与えた。本書は中世から近代に至る理性の自律化運動の中で、神秘主義が地下水脈のように滔々と流れつづけたことを、多くの原典に即して明らかにした画期的業績である。理性の道具化にともなう技術文明と産業社会の急速な展開によって、精神的にも物理的にも地球規模の困難に直面する現在、近代ヨーロッパの霊性の源流を見極めることはわれわれに汲めども尽きぬ示唆を与えるであろう。 【目次より】 凡例 序論 近代ヨーロッパ的霊性の源流 第一章 ルターと中世神秘主義の伝統 第二章 ルターとノミナリズムの神秘主義 第三章 シュタウピッツとルターの神秘思想 第四章 「根底」(Grund)学説の受容過程 第五章 初期の聖書講解における「霊」(spiritus)概念 第六章 『ローマ書講義』における神秘思想 第七章 ルターの神観における神秘的なるもの 第八章 キリスト神秘主義 第九章 神秘経験の現象学的考察 第一〇章 ルターと霊性主義者たち 第一一章 ヴァイゲルとアルント ルター派の神秘主義I 第一二章 シュペーナーからシュライアーマッハーヘ ルター派の神秘主義II 第一三章 ヤコブ・ベーメとシェリング ルター派の神秘主義III あとがき 初出一覧 資料と参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 金子 晴勇 1932年生まれ。倫理学者。聖学院大学客員教授。京都大学文学部卒。同大学院博士課程中退。文学博士。専攻は、キリスト教思想史専攻。 著書に、『ルターの人間学』(学士院賞)『対話的思考』『宗教改革の精神 ルターとエラスムスとの対決』『アウグスティヌスの人間学』『恥と良心』『ルターとその時代』『対話の構造』『近代自由思想の源流』『キリスト教倫理入門』『倫理学講義』『愛の秩序』『聖なるものの現象学 宗教現象学入門』『マックス・シェーラーの人間学』『ヨーロッパの思想文化』『人間学から見た霊性』『宗教改革者たちの信仰』『霊性の証言 ヨーロッパのプネウマ物語』『ヨーロッパ思想史 理性と信仰のダイナミズム』など、 訳書に、C.F.v.ヴァイツゼカー『科学の射程』(共訳)マルティン・ルター『生と死について 詩篇90篇講解』C.N. コックレン『キリスト教と古典文化 アウグストゥスからアウグスティヌスに至る思想と活動の研究』エラスムス『対話集』など多数。
  • ヘブライズム法思想の源流
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 前6世紀、南ユダ王国滅亡によりバビロン補囚を余儀なくされたイスラエル。その困難な状況下、史家たちは申命記法典を編纂するとともに、列王記までの歴史書を完成させるに至った。モーセの戒めを基にする申命記は、契約という法手続きで神に帰依する契約思想を切り開き、ユダヤ・キリスト教思想の原点をなした。古代メソポタミアとの比較から古代イスラエル法を考察、申命記のヘブライ語テキストと向き合い、その文体の不統一を丹念に繙くことで王ヨシヤによる司法行政改革を分析し、改革の総仕上げであった申命記法典編纂の全容に迫る。さらに、独自の聖戦思想により構想されたイスラエル固有のアイデンティティーを探究、史家の歴史意識に光を当てるとともに、ウェーバーのカリスマ理論から指導者モーセの権威を検証する。従来、旧約聖書学には乏しかった法制史の領域に踏み込んで、古代イスラエルにおける法と宗教の関わりを解明、ヘブライズムの本質を浮彫りにする。法の語り手と聞き手、モーセ的伝統、王国の司法行政の特質という課題を論じ、古代イスラエル社会における法と宗教の関わり及び文化史的意義を解明する画期作。 【目次より】 序 なぜ申命記が重要なのか 序章 旧約聖書の中心をめぐる諸考察とヘブライズム法思想 第一部 ヘブライズムの文化的・法的環境世界 第一章 古代メソポタミアの法秩序と古代イスラエル法の独自性 第二章 古代イスラエル人が生きていた罪と罰の世界 第三章 古代イスラエルにおける法共同体の成立 第二部 ヘブライズム法思想における申命記の意義 第一章 旧約聖書における申命記の位置とその特質 第二章 申命記をめぐる文献学的研究の現在・未来 第三章 申命記改革における王国の司法行政 第四章 ヨシヤ王による占領政策と同化政策 第五章 申命記における聖戦思想の復活と聖絶観念の成立 第三部 ヘブライズムにおける歴史意識と申命記の遺産 第一章 歴史書編纂における申命記史家の歴史意識 第二章 申命記史家によるイスラエル理解の虚構とその創造性 第三章 ヘブライズムから見た聖戦論の思想史的意義 終章 モーセ像をめぐる伝承史的考察から見たヘブライズム法思想の特質 結び なぜモーセ的伝統が重要なのか 後書き 年表 地図 注 申命記関連文献表 略記号一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 鈴木 佳秀 1944年生まれ。聖書学者。新潟大学名誉教授。国際基督教大学卒。クレアモント大学院でPh.D.取得。専門は、旧約聖書学・古代イスラエル宗教文化史。 著書に、『申命記の文献学的研究』『旧約聖書の女性たち』『アブラハム 約束を背負わされた父と子』『ヘブライズム法思想の源流』など、 訳書に、H.J.ベッカー『古代オリエントの法と社会 旧約聖書とハンムラピ法典』『旧約聖書 4 ヨシュア記・士師記』『旧約聖書 10 十二小預言書』『旧約聖書 3 民数記・申命記』(共訳)ゲルハルト・フォン・ラート『申命記』マーク・リラ『神と国家の政治哲学 政教分離をめぐる戦いの歴史』『VTJ旧約聖書注解 出エジプト記 1~18章』『VTJ旧約聖書注解 出エジプト記 19~40章』などがある。
  • ドイツ封建社会の構造
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 11~13世紀における中部ライン河領域とモーゼル河流域の計34の城塞を取り上げ、城塞とその周囲に横たわる支配領域・支配権を考察。原典史料を博捜し、シャテルニーを示す用語を検出するとともに城塞支配権の実態的内実を究明することで、ドイツにも、公権力的機能を果たし封建社会の機軸をなしたフランス型シャテルニーが存在したことを明示する。フランス史学とは対照的に、従来シャテルニーに関心が希薄であったドイツ史学に一石を投じる業績。 【目次より】 凡例 序 第一章 研究動向の概観 第二章 城塞と支配 第三章 問題設定 第四章 中部ライン河流域・モーゼル河流域の城塞とシャテルニー 第五章 モンクレール城塞 第六章 レムベルク城塞 第七章 マールベルク城塞とキュルブルク城塞 第八章 マンダーシャイトの二つの城塞とケルペン城塞 第一節 オーバーブルク(上手の城塞、トリール大司教の城塞) 第二節 ニーダーブルク(下手の城塞、ヘレン・フォン・マンダーシャイトの城塞) 第三節 ケルペン城塞 第九章 ブリースカステル城塞とベルンカステル城塞 第一〇章 フーノルシュタイン城塞とベルンカステル城塞 第一一章 コッヘム城塞 第一二章 トライス城塞 第一三章 コーベルン城塞 第一四章 モンタバウアー城塞 第一五章 ナッサウ城塞 第一六章 フォン・ファルケンシュタイン=ミュンツェンベルクの城塞 第一節 カウプ(グーテンフェルス)城塞 第二節 ファルケンシュタイン城塞、ミュンツェンベルク城塞、アッセンハイム城塞、ドライアイヘンハイン城塞、ケーニヒシュタイン城塞、バーベンハウゼン城塞 (a) ヘルシャフト・ミュンツェンベルク (b) ヘルシャフト・アッセンハイム (c) ヘルシャフト・ケーニヒシュタイン (d) ヘルシャフト・ドライアイヘンハイン (e) ヘルシャフト・バーベンハウゼン 第一七章 ヘレン・フォン・エプシュタインの城塞 第一節 ハインハウゼン城塞とシュタインハイム城塞 第二節 エプシュタイン城塞 第三節 ホムブルク城塞 第四節 シュヴァールハイム城塞 第五節 ブラウバッハ(マルクスブルク)城塞 第六節 シュヴァープスブルク城塞 第七節 ヴィート城塞、オルブリュック城塞 第八節 クレーベルク城塞 第九節 ホイゼンシュタム城塞 終章 あとがき 地図 註 史料と文献 略記法 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 櫻井 利夫 法学研究者。元金沢大学教授。東北大学法学部卒業、同大学院郷学研究科博士課程修了。法学博士。専門は西洋中世の法学史。 著書に、『ドイツ封建社会の城塞支配権』 『ドイツ封建社会の構造』 『中世ドイツの領邦国家と城塞』などがある。
  • キルケゴールと「キリスト教界」
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 70年代における実存主義の退潮後も、なお様々に語られ多くの者が思想を構築する際に陰に陽に参照点として活用するキルケゴール。これまで数多のキルケゴールが語られてきたが、渦中のキルケゴール自身はいったい何を考えていたのであろうか。本書はテクストを詳細に読み解き、「キリスト教界」をキーワードに「一九世紀デンマークの改革者」という実像に迫る画期作。キリスト教信仰を堅持しつつ哲学者や神学者の形而上学を鋭く批判したキルケゴール思想の輪郭を確定するとともに、イエスを倣って卑賤の実存を志向する、そのキリスト教倫理がもつ現代的意義を展望する。 【目次より】 序論 第一部 前期キルケゴールのキリスト教人間学 第一章 実存弁証法と形而上学批判 第一節 主体性の発展 第二節 インコグニト、諸段階の関係 第三節 形而上学を拒む実存 第四節 伝達、人格、ネガティビティ 第二章 キリスト教主義の思想 第一節 第二倫理 第二節 反復 第三節 前期仮名著作の「詐術」 第四節 前提としての信仰 第二部 キルケゴールと「キリスト教界」 第三章 後期キルケゴール思想の展開 第一節 近世デンマーク史 第二節 隣人愛 第三節 大勢と単独者 第四節 卑賤論の提示をめぐる煩悶 第五節 義務と恩寵 第四章 フォイエルバッハと人間主義の問題 第一節 フォイエルバッハのヘーゲル理解 第二節 投影論と卑賤論 第三節 フォイエルバッハの「新しい哲学」 第四節 投影論を超克する論理 第五節 キリスト教主義と人間主義 第五章 キルケゴールと「キリスト教界」 第一節 キルケゴールのキリスト教史理解 第二節 キルケゴールの自己理解 第三節 教会との関わり 第四節 宗教と政治 第三部 キリスト教界内の思想家としてのキルケゴール 第六章 「キリスト教界」批判とキリスト教主義 第一節 現象としての「キリスト教界」と理念としてのキリスト教 第二節 実定宗教としてのキリスト教 第三節 信仰と演繹 第四節 キリスト教界とその外部 第七章 素朴性の問題 第一節 信仰主義の反省性と素朴性 第二節 「哲学」批判の現代性 第三節 歴史と永遠 第四節 「キリスト教界」という文脈 第八章 キルケゴールと現代 第一節 世俗化 第二節 形而上学批判の射程 第三節 哲学と歴史学 結論 あとがき 引用文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 須藤 孝也 1974年生まれ。一橋大学、立教大学、法政大学などで非常勤講師を務める。専門は、思想史、倫理学、宗教、哲学。一橋大学社会学部(社会学専攻)卒業。デンマーク、コペンハーゲン大学主体性研究センターにて客員研究員。一橋大学大学院社会学研究科博士課程社会学専攻修了。 著書に『キルケゴールと「キリスト教界」』『人間になるということ』、訳書にマーク・C・テイラー『神の後に 上・下』などがある。
  • LPガス販売店のための法律Q&A第6版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 編集内容は、LPガス販売事業者が保安関連法令以外の分野で基礎知識として知っておくべき法律知識をまとめることを目的に、顧客切替トラブルだけでなく、販売事業者の営業活動や経営において想定されるトラブルや現場のさまざまな「質問(Q)」に、弁護士ら専門家がわかりやすく「回答(A)」する形式としました。 もちろん、個別トラブルでの法律的な解決をめざすには、最終的には弁護士ら専門家に相談し、場合によっては裁判所の判断を仰ぐことになります。本書は、その前段階の“ 紙上相談所" を目指したものです。 さらに今回の改定では、1995年(平成7年)以降の顧客切替をめぐる裁判例の要点解説も掲載することとしました。裁判例の掲載は、同様案件で相反する判決が出ている現状を整理し、顧客切替の「あるべき姿」=ルール化を模索する上での情報提供が目的です。
  • 日本の地衣類 日本産地衣類の全国産地総目録
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    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 長年の研究から各都道府県別の種別産地リストをまとめた最新産地目録。 レッドリスト作成や環境調査に大いに活用してほしい。
  • ゲルの科学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高分子ゲル(以下,単に「ゲル」)は不溶性の高分子網目(ネットワーク)と溶媒とからなる二成分系で,しかもその高分子網目は不均一な三次元構造をもつという特異な物質系です。ゲルは,現代においても未解明の部分が多い一方で,大きな可能性を秘めています。本書はゲルについて,その生成機構,構造,熱力学的性質,粘弾性的性質(レオロジー),材料科学的性質をふまえつつ,総合的・統合的にゲルという物質の本性まで迫って解説し,論述した専門書です。 本書は全9章構成です。 「第1章 高分子ゲルとは」では,そもそもゲルとは何なのか,ゲルの定義とゲル科学の歴史・分類,そしてゲル研究の重要性について解説しています。 「第2章 ゲルの基本的性質」では,ゲルの一般的な性質と特性について解説しています。 「第3章 ゲルの形成」では,ゲルの詳細な分類,一般的な高分子網目の形成法と不均一性,および分岐形成の理論について解説しています。 「第4章 ゲルの熱力学」では,基本となる膨潤理論と熱力学,理論モデルの発展,体積相転移の理論について,詳細に解説しています。 「第5章 膨潤と収縮の速度論」では,溶媒の拡散と網目の拡大に基づく膨潤の速度論およびさまざまな形態のゲルについて解説しています。 「第6章 ゲルの力学とレオロジー」では,ゲルの変形と力学応答,ゾル-ゲル転移について,実験結果を踏まえ理論的に解説しています。 「第7章 ゲルの構造解析」では,光および中性子散乱による構造解析を主とする理論と実験について解説しています。 「第8章 生物におけるゲル」では,生物におけるゲルを生物組織の階層性に沿って解説しています。 「第9章 ゲルの生物模倣機能と応用」では,合成ゲルが目指す生物機能と応用についての成果と動向について解説しています。 ゲルは生物を構成する主要な物質でもあります。生物組織をゲルの立場から理解することは,将来のゲル科学の重要な課題の一つであり,ゲル科学は将来,医学・薬学分野へ大きな貢献をしていくことが予想されます。そのような観点から,本書では生物に関する第8章,第9章を設けました。 ゲル科学の奥深さが味わえる超大作です。すでにゲル研究をしている学生・研究者だけでなく,これからゲル研究を始めようと考えている方にもお薦めの1冊です。ぜひ座右の書としてください。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 地球の生きものたち〔決定版〕
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    長いあいだ入手困難だった、現代最高の生物映像作家による古典的名作が、原著40周年を機に大幅リニューアル。生きものたちの真の姿をとらえた絢爛かつ高精度の写真に新たに彩られた、唯一無二の「見る進化史」、最新学説のアップデートもなされた改訂決定版登場!
  • セジウィック:アルゴリズムC 第1~4部:基礎・データ構造・整列・探索
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2004年に刊行した『アルゴリズムC 新版』の復刊である。  本書は、世界の標準教科書として大変高い評価を得ている。直感的でわかりやすい説明、アルゴリズムの振舞いを示す数多くの見事な図、簡潔で具体的なコード、最新の研究成果に基づく実用的アルゴリズムの選択、難解な理論的結果のほどよい説明などがその特長である。  アルゴリズムに係わる研究者、技術者、大学院生、学生必携必読の書である。
  • 世界標準MIT教科書 ストラング:微分方程式と線形代数
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 微分方程式と線形代数を縦横無尽に学べる!!  MITの名物教授ストラング先生の最新書籍の邦訳。大学数学の基本である微分方程式、線形代数を、今までのセオリー通り独立して学ぶことはもちろん、交互にどのように関連付いているのかを、具体的事例を提示しつつ基礎から学べるよう工夫してある。また、実際に利用する際にどのように考えればよいかを記述しているので、工学を学ぶ読者にも大変適している。
  • 診断の近道  チャートで示す症状から診断まで
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    症状や徴候から最も効率的に診断にたどり着くためのアルゴリズムを紹介 症状や徴候から最も効率的に診断にたどり着くためのアルゴリズムを紹介する本。日常診療で遭遇する機会が多い腹痛から喘鳴まで、約300のアルゴリズムを掲載する。 患者が受診したときに、問診で必ず確認すべき事柄、診察で押さえるべき身体所見、初回にオーダーすべき検査、専門医に紹介すべきタイミング--などを図解入りで見やすくまとめる。著者が選ぶ、医師の時間と患者の費用を最も節約できる検査の組み合わせも推奨している。 この本を読めば、経験が浅い医師も無駄のない効率的な診療が可能に。一般診療を手掛けるベテラン医師にとっても、自らの診療の在り方を見直すきっかけになる。 ■主な内容 Part1 問診と身体診察を最大限に活用する Part2 症状と徴候のアルゴリズム(500ページにわたり、腹痛から喘鳴まで約300のアルゴリズムを図解入りで見やすく掲載) Part3 他の疾患の症状である疾患 付録A 一般的な症状を精査するための推奨検査オーダー 付録B 精査のための臨床検査
  • ストラング:計算理工学:世界標準MIT教科書
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 この本は工学と理学の学部学生を対象として,応用数学や計算数学の立場から,研究から開発まで一生涯携わっていく仕事の基礎となる事項について非常に興味深くかつ体系的に導入を行っている教科書あるいは参考書である.  理工学を学ぶには,物理あるいは数学を中心として,すべてを見渡す方法があるが,本書は計算の数理を中心として理工学全般を学ぶのに適している.  著者のストラング教授は,優れた研究業績に加えて,MITにおいて非常によく準備されて学生に分かり易く非常に充実した講義をすることで有名である.  本書も,読み始めると息もつかせぬほど面白いと感じさせる迫力があり,その力で理工学全般の考え方を道案内している.(監訳者序文より)
  • 海後宗臣 教育改革論集
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    近代教育を築いた海後宗臣の新発掘論文集。戦前・戦中・戦後期の教育改革論が現代のカリキュラムや教育実践につながる貴重な論文集。戦後教育改革、カリキュラム改革運動、東大附属学校創立の意味、極東軍事裁判速記録など、今なお貴重な資料が初めて明かされる。教育学の第一人者である寺崎昌男らによる、充実した解題、解説付き。

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  • 初期統合失調症 新版
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    著者がオリジナルに提唱した「初期統合失調症」の臨床単位は、最初の発表から四半世紀を過ぎた現在も、統合失調症臨床の客観的診断基準としてその重要性は増すばかりである。旧版をはるかに上回る内容量と、講義形式に刷新された記述スタイルは、「初期統合失調症」概念を基本から学びなおし、精神科臨床とはどうあるべきかを知るために最適である。著者が臨床経験のすべてを語りつくした総決算の書。
  • 江戸の翻訳空間 新訂版
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    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オランダ語、中国から流入した唐話(白話・近世俗語)などさまざまな異文化言語との交流の実態を精密に解析し、日本文化の基底と日本語の特性を究明する。
  • 和刻本資治通鑑1
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    1~4巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宋司馬光撰/山名留三郎訓点/鳳文館本影印 中国の史書を代表する編年体史書として有名な通鑑の訓点本。本書につけられた元胡三省の注は、前後三十年を費やした苦心の結晶で、史学的注釈の模範とされている。三国志以下の正史には殆ど注釈が付けられていないので、正史を読む際の必携の書であり、唐末五代に関する部分は本文・注ともに根本史料として高い価値を有する。佐伯富編「資治通鑑索引」との併用を考慮し、山名本を底本に採用した。
  • 高橋新吉全集 第1巻
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大正10年発行の幻の詩集「まくはうり詩集」から、欧米で先に「アフター・イメジス」として刊行され、禅の詩人シンキチ・タカハシの名を世界的にした「残像」にいたる20冊の詩集と、未収録の作品を「拾遺篇」として収録する決定版全詩集。

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  • 国字の位相と展開
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    1巻9,801円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本で創出された漢字である国字について、日本・中国・韓国などの資料を渉猟し、その原初の姿や歴史的な展開の実態を地域・社会・個人という観点を加え、初めて体系的に明らかにした画期的な書。巻末に詳細な索引(46頁)。
  • 滝沢正先生古稀記念論文集 いのち、裁判と法 比較法の新たな潮流
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    1巻9,799円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 滝沢正教授の古稀を祝して捧げられる論文集。滝沢教授の主要研究テーマであるフランス法・比較法の観点から,生と死をめぐる法的問題と裁判と法をめぐる諸問題について,学恩を受けた気鋭の学者が執筆した。
  • 中・近世ドイツ都市の統治構造と変質 帝国自由都市から領邦都市へ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、帝国自由都市から領邦都市へとドラスティックに地位を変えたマインツ市の統治構造とその展開を、刊行・未刊行史料を駆使して考察、それを通して広くドイツ統治構造史における中世後期から近世への変質を明らかにした労作。「自由と自治の牙城」中世都市に都市君主制論、「絶対主義的統治の場」近世都市に中間権力論を導入して両時代の統治構造把握に努め、支配契約に基づく統治は、上位の君主支配機構と下位の市民自治機構からなる前近代的な「重層的二元主義」構造であり、中世では双務的二元主義、近世では片務的重層性がより特質的であったことを鮮やかに解明する。 【目次より】 序篇 序 第一章 研究史的考察 第一節 中世都市をめぐる研究史 第二節 近世都市をめぐる研究史 第三節 時代区分論 第二章 マインツ市の社会=経済史 第一節 全般的動向 第二節 社会構成 「長老」門閥とツンフト員 第三章 ツンフト 平民闘争 その統治構造史的考察 第一節 第一次ツンフト 平民闘争 一四世紀 第二節 第二次~第四次ツンフト 平民闘争 一五世紀 第一篇 帝国自由都市マインツの統治構造 序 第一章 一四世紀における都市参事会の支配構造 第一節 主要史料 第二節 都市参事会構成 第三節 都市参事会権限 第四節 「家」 第二章 一五世紀における都市参事会体制 展開と限界 第一節 主要史料 第二節 都市参事会構成 第三節 都市参事会権限 第四節 「家」 第五節 都市財政の危機と行政権 第三章 統合的権力としてのツンフト 第一節 ツンフトの形成 第二節 統治構造におけるツンフト 第三節 都市財政におけるツンフト 第四章 帝国自由都市マインツにおける都市君主権の構造 第一節 市民共同体の世襲的誠実宣誓(Erbhuldigung) 第二節 直接市民支配権 第三節 都市参事会に対する支配権 第四節 マインツ市の地位 「帝国自由都市」か、それとも「大司教都市」か 第二篇 近世領邦都市マインツの統治構造 序 第一章 基本構造 第一節 市民の誠実宣誓 第二節 「特権状」(一四六九年五月二五日) 第二章 大司教の直接的都市統治機構 第一節 総督 第二節 ゲヴァルトボーテ(Gewaltbote) 第三節 「世俗裁判所」 第四節 直接税徴収役・チンス徴収役・建築役 第三章 領邦都市マインツの中間的諸権力 第一節  第二節 同職組合:「兄弟団」ないしツンフト 第三節 近世法の諸類型 総括 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 神寶 秀夫 1948年生まれ。西洋史学者。九州大学名誉教授。専門は、ドイツ史。 東北大学文学部卒、同大学院博士課程満期退学。文学博士。 著書、『近世ドイツ絶対主義の構造』『中・近世ドイツ都市の統治構造と変質 』『中・近世ドイツ統治構造史論』などがある。
  • 特高警察体制史(増補新装版) 社会運動抑圧取締の構造と実態
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    1巻9,790円 (税込)
    戦前・戦中期に存在した「特高警察」といえば、拷問やスパイによる共産主義思想の弾圧がすぐに想起される。そして、大本教やキリスト教などに対する宗教弾圧や自由主義・民主主義に対する弾圧もよく知られている。それらの弾圧を遂行する特高警察はどのような機構(組織)を持ち、どのように拡充整備されていったのか、また特高警察は各段階の社会運動の状況に応じてどのような抑圧取締の態勢や方針をとり、実際にどのように抑圧取締を遂行したのか。本書は、特高警察の構造を歴史的・実態的に明らかにし、さらに社会運動から国民生活全般に及んだ特高警察による抑圧取締の実際を明らかにする。また本書は、1984年刊行の初版から、第二章の2頁分を書き改め、さらに数か所で簡単な修正・追加を行い、新たな史料の存在を知ったことから得た知見を、各章末に補注として付け加えた。また2編を補論として収録した。*本書は『特高警察体制史―社会運動抑圧取締の構造と実態』(増補版、せきた書房、1988年)を底本とし、今回研究成果の更新として「補記」を加えると共に用字用語の見直しを行いました。

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  • アニマル・スタディーズ 29の基本概念
    4.0
    「生政治」「倫理」「絶滅」「痛み」「ヴィーガン」など29のキー概念から、脱人間中心主義的思想の現在と未来を展望する必読基本書
  • 思想課題としてのアジア 基軸・連鎖・投企
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    1巻9,680円 (税込)
    近代世界の同時形成の中で,東アジアもまた近代への道を歩み始めた.国民国家日本は,そのなかでどのような役割を果たしたのか.また,近代日本にとってアジアとはなんだったのか.思想の連鎖,人の移動,戦争と植民地化の複雑にからまりあった歴史を掘り起こし,近代アジアが形成されて行く過程をヴィヴィッドに分析する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 決定版 MRI完全解説 第2版
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    1巻9,680円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新しい情報はよりわかりやすく、これまでの解説はより使いやすく、大幅に改訂!新しいIEC規格に対応した内容となり、MRIの用語(各社対応)一覧や略語集も追加されて、さらに便利になりました。MRIに携わる人に必ず役立つ1冊!!
  • 和刻本正史 明史藁1
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    1~5巻9,611円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国の歴史・文化を研究・理解する上に、「正史」の存在は欠くべからざるものであることはいうまでもない。遠く奈良・平安時代の昔から我々日本人は中国の優れた文化を吸収し、日本独自の文化を創造してきたが、異民族の文化を一般に普及し血肉とする上で、我々の祖先は「漢文を返り点送り仮名をもって読む」という方法をとった。「正史」訓点本は江戸幕府の命により各藩が荻生徂徠ら当代一流の学者を動員し、藩の名誉をかけて板行したものである。本書は、中国研究者のみならず国史・国文・美術史など各分野の研究に必備の書である。
  • 改訂15版 労働保険徴収法 ー労働法コンメンタール11ー
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    1巻9,570円 (税込)
    労働保険徴収法の逐条解説の決定版。労働行政の実務でも使用。労災保険率の設定に当たって考慮する対象として「複数業務要因災害」を含めることとする改正等に対応。令和5年4月1日現在の内容で解説。

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  • 他者の原トポス 存在と他者をめぐるヘブライ・教父・中世の思索から
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 哲学とは自己を探求することであり、自己は他者との出会いを契機に、はじめて成立する。アウシュヴィッツに象徴される他者の抹殺と崩壊(ショアー)という20世紀の負の遺産は、われわれに「他者とは何か」という痛切な問を投げかける。著者は今日に至るまでヨーロッパ思想の基底に流れる“存在‐神‐論”の視点から、他者への思索の生成と展開の原トポスともいうべき聖書や哲学、神学など広範なテキストに聴従し、他者概念の真相を見極める。存在、神、そしてロゴスとは何か。これら思想基盤を支える概念が、他者論といかに関わってきたのか、自己と他者との共生は可能か。現代における他者忘却の意味とそれを克服する方向性を示して、現代の思想的課題に正面から答えた問題作。 【目次より】 序論 他者と存在-神-論 本論 存在と他者のトポスへ 第一部 原トポスの哲学 教父・中世哲学と他者 第一章 ニュッサのグレゴリオス(三三〇頃-三九四頃) I 一期一会 『雅歌講話』に即して II 出会いの解釈学 第二章 アウグスティヌス(三五四-四三〇) I ロゴスの転位と他者の拓け 『告白』に即して II 汝の近みゆえに我在り 第三章 トマス・アクイナス(一二二五--七四) I 他者のトポス・存在判断 II 「存在-神-論」の彼方 第四章 マイスター・エックハルト(一二六〇-一三二八) 第二部 原トポスの神学 ヘブライ・新約思潮 第五章 他者の誕生と喪失 『創世記』に即して 第六章 ハーヤー存在論と他者のエチカ 『ルカ』の「善きサマリア人の譬え」より 第七章 死と甦り 『マルコ』の空虚の墓の物語より 第八章 プネウマ言語と他者の記憶 『ヨハネ』十三-十七章 むすびとひらき あとがき 初出一覧 註 文献表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 宮本 久雄 1945年生まれ。神学者、哲学者。東京大学名誉教授。専門は、古代・中世のキリスト教思想。東京大学文学部哲学科卒、同大学院修士課程修了。東京大学博士(学術)。和辻哲郎文化賞受賞。 著書に、『教父と愛智』『宗教言語の可能性』『「関わる」ということ』『福音書の言語宇宙』『他者の原トポス』『存在の季節』『愛の言語の誕生』『恨と十字架』『「ヨブ記」物語の今日的問いかけ』『いのちの記憶』『他者の甦り』『身体を張って生きた愚かしいパウロ』『旅人の脱在論』『ヘブライ的脱在論』『他者の風来』『出会いの他者性』『隠れキリシタン』など、 訳書に、V.ロースキィ『キリスト教東方の神秘思想』など多数ある。
  • ヤスパースにおける絶対的意識の構造と展開
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ヤスパース哲学に一貫して流れる実存の絶対的意識の構造の中核に位置する「愛の性格」を鮮かに浮き彫りにした問題作である。 【目次より】 目次 緒言 第一篇 絶対的意識とその構造関連 第一章 絶対的意識の意義 第一節 哲学する根源 第二節 絶対的意識の意味 第二章 愛 第一節 愛の性格 第二節 包括者の諸様式における愛と絶対的意識としての愛 第三章 信仰と空想 第一節 信仰 第二節 空想 第三節 充実せる絶対的意識の構造関連 第四章 根源における運動 第一節 無知 第二節 目まいと戦慄 第三節 不安 第四節 良心 第五節 「根源における運動」と「充実せる絶対的意識」との関係 第五章 現存在における絶対的意識の保証 第一節 皮肉(アイロニー) 第二節 遊戯 第三節 羞恥 第四節 平静(自若) 第五節 「現存在における絶対的意識の保証」と「充実せる絶対的意識」及び「根源における運動」との構造関連 第二篇 絶対的意識の展開 序説 第一節 「展開」の意味 第二節 「展開」の内実の概観 第一章 絶対的意識と理性 第一節 「理性と実存」における理性と絶対的意識 第二節 理性と愛 第三節 信仰と理性 第四節 空想と理性 第五節 根源における運動と理性 第六節 現存在における絶対的意識の保証と理性 第二章 絶対的意識と包括者 第一節 意識と存在 第二節 包括者の意味と考え方 第三節 包括者の分節と絶対的意識 第四節 包括者の諸様式の包括者存在と絶対的意識 第三章 絶対的意識と哲学的信仰 第一節 包括者思想と哲学的信仰 第二節 哲学的信仰内実の空間と絶対的意識 第三節 哲学的信仰の内実と絶対的意識 第四節 哲学的信仰の性格と絶対的意識 結語 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 斎藤 武雄 1904 - 1995年。哲学研究者。東京文理科大学哲学科卒。文学博士。弘前大学学長を歴任、同大学名誉教授。 著書に、『現代人の幸福と道徳』『ヤスパースにおける絶対的意識の構造と展開』『ヤスパース研究』『実存をめざして』『実存と実践』『実存と教育』『実存の真理を求めて』『ヤスパースの教育哲学』『ヤスパースの政治哲学』などがある。
  • 漢代五言詩歌史の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 従来、古詩を中心とする漢代五言詩の成立は、建安文壇に隣接する後漢時代後期と目されてきたが、本書はこれまで見過ごされてきた資料や、文献上に現れている微細な徴候に目を留め、新たな説を導き出す。数ある古詩の中に埋もれた特別な一群の存在を指摘して、その特定の古詩の成立年代を後漢初頭以前と推定するとともに、古詩の生まれた場を考察、さらにはその後の古詩の展開経緯を、近接ジャンルである古楽府との関連性も含めて明らかにする。漢代五言詩歌の清華である古詩という作品群の生成展開の経緯を解明し、研究史に新たな一頁を加える画期的業績。著者の明快で細やかな論述により、読者は自ずと古詩誕生の場面へと引きこまれるであろう。 【目次より】 序章 一 本書の目指すところと基本姿勢 二 考察の概要 三 各章の要点と初出一覧 第一章 古詩の成立年代 はじめに 第一節 第一古詩群の存在 第二節 第一古詩群の成立時期 第三節 五言詩の成立時期に関する先行研究 結び 第二章 原初的古詩の成立 はじめに 第一節 第一古詩群の成り立ち 第二節 古詩誕生の場 第三節 古詩の始原的性格 結び 第三章 原初的古詩の展開 はじめに 第一節 前漢宴席文化の広がりと古詩の流布 第二節 宴席に言及する古詩の成立 第三節 古詩の展開と死後の世界 結び 第四章 後漢時代における古詩の伝播とその展開 はじめに 第一節 第一古詩群の編成時期に関する仮説 第二節 後漢前期における五言詩の文学的位置 班固の傅毅に対する対抗意識を通して 第三節 後漢中期における古詩流伝の一系譜 古詩「凛凛歳云暮」を手がかりとして 第四節 漢代五言詩史上に占める蘇李詩の位置 第五節 後漢中期以降における五言詩の展開 結び 第五章 古詩と古楽府との関係性 はじめに 第一節 『宋書』楽志と『楽府詩集』 古楽府研究において拠るべき資料 第二節 古楽府の歴史的性格 第三節 古楽府と古詩との交渉 結び 第六章 建安文壇の歴史的位置 はじめに 第一節 曹操の楽府詩を通して見る漢末士人社会の一側面 第二節 貴族制の萌芽と建安文壇 結び 第七章 呉の文学風土と陸機の「擬古詩」 呉人から見た五言詩歌史 はじめに 第一節 呉の文学風土 第二節 cにおける「擬古詩」制作の動機 第三節 「擬古詩」に読み取れる陸機の思い 古詩との狭間に見えるもの 結び 終章 結びにかえて 遊戯的宴席文芸から個人的詠懐詩へ あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 柳川 順子 1959年生まれ。中国文学者。県立広島大学教授。 九州大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科(中国学専攻)博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。 著書に、『漢代五言詩歌研究』などがある。
  • カール・シュミットとカトリシズム 政治的終末論の悲劇
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 “政治神学”“友と敵”“決断”“例外状況”“代表”。本書は、カール・シュミットの政治思想の特質を、彼の諸著作の徹底的な検証や他のカトリック知識人との比較考察を通して明らかにしたものである。近代合理主義・個人主義をプロテスタンティズムの産物と見做し、カトリシズムの教会論や終末論に依拠して痛烈に批判しつつも、遂に世俗化の犠牲となり、超越の契機を失い、ナショナリズムそしてナチズムと妥協していくシュミットの思考のプロセスが、克明かつ鮮やかに描き出される。 【目次より】 序 第一章 初期シュミットの終末論 シュミットの歴史観 シュミットの人間観 シュミット教会論 シュミット国家論 第二章 ドノソ・コルテスの政治神学 ドノソ・コルテスの生涯 歴史観 人間観 教会論 政治神学 ドノソの政治思想 第三章 シュミットの政治神学の展開 カール・シュミットとドノソ・コルテス シュミットのドノソ継承 独裁論 自由主義批判 カトリック自然法論とシュミット ドノソとシュミットの相違点 第四章 シュミットの教会論 ヴァイマール期におけるカトリシズムの教会論 シュミットの教会論 シュミットの教会論に対する賛美 シュミットの教会論に対する批判 代表原理の衰退 第五章 ドイツ・カトリシズムにおける二つの道 カール・シュミットとフーゴ・バル 表現主義をめぐるシュミットとバル カトリシズムをめぐるシュミットとバル ナショナリズムと国家主義をめぐるシュミットとバルの対立 バルの禁欲的カトリシズム シュミットのバル評価 第六章 カトリシズムと世俗化 カール・シュミットとヴァルデマール・グゥリアン 決断主義と反自由主義 「世俗化されたカトリシズム」批判 ファシズムに対する態度 第三帝国におけるグゥリアンのシュミット批判 第七章 シュミットと政治的カトリシズム カトリシズム・ナショナリズム・国家 保守的カトリシズム ナショナリズム 国家主義 シュミットと中央党との対立 第八章 カトリシズムとナチズム K・エッシュヴァイラー、H・バリオン、W・グゥリアンの選択 K・エッシュヴァイラー H・バリオン W・グゥリアン 第九章 二つの終末論 カール・シュミットとエーリック・ペーターゾン E・ペーターゾンの生涯 シュミットとペーターゾンの思想的関係 ライヒ・イデオロギー ペーターゾンの政治神学批判 ペーターゾンの終末論の展開 政治神学をめぐるシュミットとペーターゾン 第十章 シュミットの反ユダヤ主義 シュミットの反ユダヤ主義の展開カトリシズムと反ユダヤ主義 おわりに シュミットの生涯と著作 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 古賀 敬太 1952年生まれ。政治学者。大阪国際大学現代社会学部教授。早稲田大学大学院政治学研究科修士課程を経て、京都大学大学院法学研究科修了。専門は、政治思想、とくにカール・シュミットの研究。 著書に、『ヴァイマール自由主義の悲劇』『カール・シュミットとカトリシズム』『近代政治思想における自由の伝統 ルターからミルまで』『シュミット・ルネッサンス』『激動するヨーロッパ』(共著)など、 訳書に、H・クヴァーリチュ『カール・シュミットの立場と概念』カール・シュミット『カール・シュミット時事論文集』ロバート・P・エリクセン『第三帝国と宗教』シャンタル・ムフ編『カール・シュミットの挑戦』などがある。
  • 敦煌資料による中国語史の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国語学者にして敦煌の専門家である著者が、9~10世紀の中国語を、敦煌で発見された経典などの写本資料によって、再現する。 【目次】 第一章 序説 第一節 九・十世紀河西の歴史情勢と河西方言 第二節 河西方言研究小史 第二章 資料の解説 第一節 蔵漢対音資料 1 千字文 2 金剛経  3 阿彌陀経  4 大乗中宗見解 5 天地八陽神呪経  6 法華経普門品 7 南天竺国菩提逹磨禅師観門 8 道安法師念佛讃 9 般若波羅蜜多心経  10 法華経普門品 11 寒食篇 12 雑抄 13 九九表 14 唐蕃会盟碑 第二節 コータン文字転写資料 金剛経  第三節 音注資料 1 開蒙要訓 2 諸雑難字 3 難字音注(仮題 4 佛書音注(仮題) 5 難字音注(仮題) 第四節 その他の資料 1 敦煌写本中に見える別字,異文 2 ソグド文字で書かれた漢語数詞 第三章 音韻 第一節 声母 0 切韻及び唐代の声母体系 1 無声無気音の系列:見,端,知,精,章,荘母 2 無声出気音の系列:渓,透,徹,清,昌,初母 3 有声音の系列:群,定,並,澄,従,船,崇母 4 喉音:暁母,匣母 5 歯音摩擦音1:心母,邪母 6 歯音摩擦音2:書母,生母,母 7 鼻音:疑母,泥母,嬢母,明母 8 軽脣音:非母,敷母,奉母,微母 9 来母 10 日母 11 影母,喩母三・四等(云・以) 12 河西方言の声母体系 第二節 韻母 0 切韻及び慧琳音義の韻母体系 1 果仮摂 2 遇摂 3 蟹摂 4 止摂 (附)重紐の反映 5 効摂 6 流摂 7 咸摂 8 深摂 9 山摂 10 臻摂 11 宕摂 12 江摂 13 曾摂 14 梗摂 15 通摂 16 河西方言の韻母体系 第三節 声調 第四節 河西方言の性格と現代西北方言 第四章 語法 第一節 資料 1 蔵漢対訳語彙文例集 2 コータン・漢対訳文例集  第二節 語法概要 1 人称代名詞 2 疑問詞 3 接尾辞 4 句末助詞 5 否定辞 6 反復疑問文 7 禁止構文 8 詞序 (附)河西方言語彙索引 附録一 資料の転写テキスト 1 千字文 2 金剛経 3 阿彌陀経 4 大乗中宗見解 5 天地八陽神呪経 6 法華経普門品 7 南天竺国菩提逹磨禅師観門 8 道安法師念佛讚 9 般若波羅蜜多心経 10 法華経普門品 11 寒食篇 12 雑抄 13 九九表 14 唐蕃会盟碑 附録二 「開蒙要訓」音注通用表 1 声母通用表 2 韻母通用表 附録三 資料対音表 附録四 資料写真 引用文獣目録 高田 時雄 1949年生まれ。中国学者。京都大学名誉教授。中国復旦大学特聘教授。京都大学文学部卒業、同文学研究科修了。専門は、中国文献学、とくに敦煌学。 著書に、『橋川時雄 民國期の學術界』 (編著)『内藤湖南 敦煌遺書調査記録』(共編著)など、 訳書に、『よみがえる古文書 敦煌遺書』(共訳) 『敦煌の飲食文化 敦煌歴史文化絵巻』(共訳)『敦煌の民族と東西交流 』(共訳)など多数ある。
  • 四書学史の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 南宋から清に至る思想史を四書学の継承とその批判克服を意図する新四書学の形成過程と捉え、新資料をも駆使して新生面を開いた力作。 【目次より】 序章 一 四書学史の概況 二 明代人と経書 一 朱子学的学習法の確立 二 明人の読書記誦 三 読書記誦による人格の陶冶 四 晩明における記誦 第一章 四書学の成立 朱子における経書学の構造 一 表裏精粗至らざるは無し 二 朱子学の論理 三 経書註繹の方法 四 四書学の構想 第二章 宋元代の四書学をめぐる政治的思想的状況 一 党禁から従祀に至る朱子学の黜陟 二 宋元思想界における四書学の位置 第三章 朱子以降における『大学』観の変遷 一 朱子の『大学』観 二 朱子以後の『大学』改訂 三 王陽明の『大学』観 四 明代末期の『大学』論議における二三の問題 五 清代の『大学』評価 第四章 四書註釈書の歴史 一 章句集注のテキストについて 二 註釈書の続成 集成書について 第五章 『四書評』の歴史 一 『四書評』について 二 『青雲堂四書評』について 三 『四書評』の余韻 第六章 晩明の四書学 一 周汝登の四書学 二 晩明の四書学 三 四書学の展開と方向性 第七章 科畢と四書学 一 講章の四書学 沿溟四書説をめぐって 二 八股文の四書学 附録 『四書正新録』姓氏・書目 『四書増補微言』新増姓氏・書目 『刪補微言』・『皇明百方家問答』引用書目 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐野 公治 1936年生まれ。中国哲学研究者。名古屋大学名誉教授。名古屋大学文学部卒業。文学博士。 著書に、『四書学史の研究』『王心斎』など、 訳書に、『西湖夢尋』などがある。
  • 経典釈文論語音義の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 『経典釈文』「論語音義」は、何晏『論語集解』を軸として、『論語集解』諸本、『論語鄭玄注』など異本間の字句の異同、難解字への音釈、漢魏六朝間の論語説家の注釈を集成し、より正しいテキストと字音を示す目的で、六朝末に陸徳明(550-630)によって撰述された。中国では唐・開成2年(837)に建立された開成石経以後、論語本文はすべて開成石経に従うようになり、その結果、「論語音義」の記述とずれが生じ、「論語音義」修改の遠因となった。一方、日本には開成石経以前の論語古写本が伝存し、しかもそれら古写本には現在通行する「論語音義」に見えない多くの条目が書き入れられている。本書は、日本に伝わる鎌倉時代の論語古写本と開成石経系統の論語テキスト、さらに論語古写本から輯佚した「論語音義」と通行本「論語音義」を対比検討して、「論語音義」に関わる諸問題を解明する。日本古代における中国古典の学び方を知る上でも、多くの示唆を与える画期的業績。 【目次より】 凡例 序章 『経典釈文』「論語音義」研究の試み 一 陸徳明と『経典釈文』 二 『経典釈文』「論語音義」研究の目的と本書の構成 第一章 『経典釈文』「論語音義」の成書 一 「序録」に見える「論語』注釈書についての疑問 二 「序録」に見える『論語』注釈書の検討 三 「論語音義」の依拠した『論語』注釈書 四 「論語音義」所引の論語説と皇侃『論語義疏』 第二章 『経典釈文』「論語音義」を通じてみた『論語鄭玄注』 一 鄭玄による「魯論読正」記事 二 「論語音義」所引の『論語鄭玄注』 第三章 『経典釈文』「論語音義」を通じてみた『論語集解』 一 「論語音義」所引『論語集解』と『論語』諸本比校 二 「論語音義」が依拠した『論語集解』の分析 第四章 『経典釈文』「論語音義」の修改 一 「論語音義」に見える「本今作(無)」「今本」「今注」と『論語』諸本との比校 二 「論語音義」に見える「本今」とは 三 集解に「本今」が用いられる場合と用いられない場合 四 経に「本今」が用いられる場合と用いられない場合 五 「論語音義」の所引句が依拠した底本の解明 六 古抄本『論語集解』書き人れの「論語音義」より「本今」を考える 第五章 日本における経書研究と『経典釈文』の受容 (一) 藤原頼長の経書研究 (二)『経典釈文』と『全経大意』 (三) 鎌倉時代写『論語集解』断簡とその書き入れ 附論一 定州漢墓竹簡『論語』試探 附論二 『論語鄭玄注』は日本に伝来したのか まとめ あとがき 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 高橋 均 1936年生まれ。中国文献学者。東京外国語大学名誉教授。 東京教育大学文学部漢文学科卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。 著書に、 『中国語解釈の基礎』『論語義疏の研究(東洋学叢書) 』『経典釈文論語音義の研究(東洋学叢書)』など、 訳書に、趙紀彬『論語新探 論語とその時代』温端政『諺語のはなし 中国のことわざ』 (共編訳)などがある。
  • ヨハネ福音書研究 「人の子」句を含む記事単元の伝承批判的・編集史的研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「人の子」句を含む記事単元の伝承批判的・編集史的研究 語句の精緻な分析を通して伝承と編集を選別した、世界的水準の業績。 【目次より】 はしがき 文献略号 序論 本論 13の「人の子」句を含む記事単元の伝承批判的・編集史的分析 第2章 ニコデモ伝承と「人の子」句 ヨハネ福音甚2章23節ー3章21節における伝承と編集 第3章 ベテスダにおける治癒奇跡物語伝承と「人の子」句 ヨハネ福音書5章1-47節における伝承と編集 第4章 生命のパンの講話伝承と「人の子」句 ヨハネ福音書6章1-71節における伝承と紺集 第5章 世の光としてのイエス伝承と「人の子」句 ヨハネ福音甚8章12-30節における伝承と編集 第6章 盲人の治癒奇跡物語伝承と「人の子」句 ヨハネ福音書9章1-41節における伝承と編集 第7章 ベタニアにおける塗油物語伝承をめぐる問題 ヨハネ福音書11章55節ー12章11節における伝承と編集 第8章 エルサレム入都物語伝承をめぐる問題 ヨハネ福音甚12章12-19節における伝承と編集 第9章 ギリシア人の来訪物語伝承と「人の子」句 ヨハネ福音書12章20-24節における伝承と編集 第10章 光と闇の講話伝承と「人の子」句 ヨハネ福音書12章25-36節における伝承と編集 第11章 ヨハネ福音書12章の結論の記事単元をめぐる問題 ヨハネ福音書12章37-50節における伝承と編集 第12章 洗足物語伝承と「人の子」句 ヨハネ福音書13章1-38節における伝承と編集 結論 補論 ヨハネ福音書の神学と編集の座をめぐる問題 1世紀のユダヤ人共同体とキリスト教徒 注 参考文献 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 土戸 清 1933年生まれ。聖書学者。東北学院大学名誉教授。 東京薬科大学卒業。東京神学大学大学院修士課程修了。文学博士。ユニオン神学大学大学院(コロンビア大学大学院)留学(STM)。京都大学博士(文学)。 著書に、『私たちの「使徒行伝」 中高生のための「使徒行伝」研究』『現代新約聖書入門』『現代新約聖書講解 聖書への招き24講』 『大学教育とカウンセリング・マインド』 『人間教育とカウンセリングのこころ』『聖書のこころ その理解24講』 『ヨハネ福音書研究』 『規範なき時代の宗教 聖書と現代』『初期キリスト教とユダヤ教』 『ヨハネ福音書のこころと思想 全7巻』 『なぜキリスト教か 規範なき時代のキリスト教』『ヨハネの世界 福音書・手紙・黙示録の歴史と神学思想』 『人間性の崩壊を救うもの 現代の教育と宗教の役割』 『人の「優しさ」と「強さ」 現代教育の荒廃を救うもの』 『使徒言行録 現代へのメッセージ』などがある。
  • ヘーゲル精神現象学の研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ドイツ観念論の巨人ヘーゲルの処女作にして主著『精神現象学』に真正面から取り組んだ哲学的注解書。 【目次より】 まえがき 目次 前編 序論 一 実体‐主観理説 二 自然的意識と実在的知識の弁証法 三 生起 四 ニイチェとヘーゲル 五 自己疎外 六 個 七 無限判断 八 歴史 九 神 十 結び 後編 一 意識 第一章 感覚的確信 第二章 知覚 第三章 力と悟性、現象と超感覚的世界 二 自己意識 第四章 自己確信の真理 第一節 主人と奴隷 第二節 ストア主義、懐疑主義、不幸な意識 三 理性 第五章 理性の確信と真理 第一節 観察的理性 1) 自然の観察 2) 論理学法則と心理学的法則 3) 人相術と頭蓋論 第二節 理性的自己意識の自己自身による実現 人倫の国 1) 快楽と必然性 2) こころの法則と自負の狂気 3) 徳と世の中 第三節 それ自身において自覚して実在的であるような個人性 1) 精神的な動物の国とだまし、ことそのもの 2) 立法的理性 3) 査法的理性 四 精神 第六章 真実の精神、人倫 第一節 人倫的世界 第二節 人倫的行為、罪と運命 第三節 法状態 第七章 自己疎外的精神、教養(形成) 第一節 自己疎外的精神の国 1) 教養 2) 信仰と純粋知見 第二節 啓蒙 1) 啓蒙と迷信の戦い 2) 啓蒙の真理 第三節 絶対自由と恐怖 第八章 自己自身を確信している精神、道徳性 第一節 道徳的世界観 第二節 おきかえ 第三節 良心、美しい魂、悪とそのゆるし 1) 良心 2) 美しい魂 3) 悪とそのゆるし 五 宗教 六 絶対知 七 結論 参考文献 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 樫山 欽四郎 1907-1977年。哲学者。早稲田大学文学部哲学科卒。文学博士。元早稲田大学文学部教授。専門は、ドイツ近世哲学、実存哲学。 著書に、『ドイツ精神の生成』『論理学』『哲学叙説』『ヘーゲル精神現象学の研究』『哲学概説』『ヘーゲル論理学の研究』『悪』『随想集 あたりまえのこと』『樫山欽四郎哲学論集 哲学の課題』など、訳書に、ヨハン・ゴットリープ・フィヒテ『知識学新序説』フォイエルバッハ『将来の哲学の原理』ヘーゲル『精神現象学』など。
  • ジョナサン・エドワーズ研究 アメリカ・ピューリタニズムの存在論と救済論
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 現代アメリカの思想的源泉である18世紀の思想家に光をあてた、初めての本格的研究。アメリカを代表する神学者、ピューリタニズムの精髄とされるジョナサン・エドワーズ。単に18世紀のピューリタン・アメリカでの役割だけでなく、根本的な人間性の変革のヴィジョンを提示しようとした神学者としてのエドワーズ像をとらえる。 【目次より】 序章 エドワーズの思想史的位置 第一章 傾向的存在論 一 存在論的慣性論の歴史 1 アリストテレス 2 トマス・アクィナス 3 トマス以降エドワーズの思想的周辺まで 二 エドワーズの傾向的存在論 1 初期エドワーズの思想的発展 2 傾向的存在論の展開 第二章 回心 注入の恩恵 一 「注入」と「照明」 1 カルヴァン 2 エイムズ 3 「助力」論争 4 エドワーズ 二 傾向性の変化としての回心 三 注入の諸相 1 注入と人間的準備 2 注入と内住 3 注入と可感性 第三章 回心 新しい内的原理 一 注入の賜物 1 新しい傾向性 2 「造られざる恵み」 3 内在的原理 二 テュレティーニにおける注入の賜物 三 エドワーズにおける注入の賜物 1 プロテスタント原理 2 カトリック実質 第四章 義認 神の賜物の冠 一 エドワーズにおける義認論の位置 二 アルミニウス主義の義認論 三 法廷的義認論 四 転嫁とその存在論的な基礎づけ 1 アダム論的転嫁(原罪論) 2 キリスト論的転嫁(義認論) 五 エドワーズ義認論の特質 1 信仰の能動性 2 神の先行的受容 3 義認に先立つ人間的善 4 「自らの賜物に冠を授け給う神」 第五章 義認 体系的比較 一 成義的注入論と宣義的転嫁論 1 義認論における「注入」 2 対立構造の前提 二 義認と聖化の救済論的秩序 1 プロテスタント的視点 2 カトリック的視点 三 「形相づけられた信仰」 1 術語の相違 2 文脈の相違 第六章 聖化 回心と義認の継続 一 再生と聖化 二 キリスト教的実践 三 堅忍の賜物 第七章 栄化 創造の究極目的 一 個人終末論 二 流出と還流 1 三位一体の神の傾向性 2 人間の神への参与 付論 エドワーズ的な「神化」の概念について 結章 エキュメニカルな救済論の構築にむけて あとがき 注 引用文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 森本 あんり 1956年生まれ。神学者。国際基督教大学教授。 国際基督教大学人文科学科卒業、東京神学大学大学院組織神学修士課程修了。プリンストン神学大学院博士課程修了(組織神学)、Ph.D。 著書に、『使徒信条』『ジョナサン・エドワーズ研究』『現代に語りかけるキリスト教』『アジア神学講義』『キリスト教でたどるアメリカ史』『アメリカ的理念の身体』『反知性主義』『宗教国家アメリカのふしぎな論理』『異端の時代』『不寛容論』など、 訳書に、H.ミューラー『福音主義神学概説』(共訳)G.デコスタ編『キリスト教は他宗教をどう考えるか』ジェフリー・S.サイカー編『キリスト教は同性愛を受け入れられるか』(監訳)エミール・ブルンナー『出会いとしての真理』(共訳)ピーター・L.バーガー『現代人はキリスト教を信じられるか』(共訳)J.P.バード『はじめてのジョナサン・エドワーズ』など多数ある。
  • キリスト教における殉教研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 16~17世紀、世界を震撼させた日本殉教者たち。彼らを導いた殉教録や殉教者伝などの文書成立過程、そして中世から近世に及ぶ殉教者崇拝の発展過程を追跡することで、キリスト教誕生から密接不可分な殉教の思想構造の歴史的解明を試みる。日本キリシタン、古代キリスト教、そして宗教改革後の西欧近世敬虔思想のつながりをたぐりながら、殉教の本質を追究した神学思想史の労作。 【目次より】 序論 第I部 殉教とは何か 第一章 通俗概念の混乱とその使用範囲の広がり 第二章 日本キリシタンにおける殉教問題 第II部 殉教録・殉教者行伝の成立と殉教者崇拝 第一章 古代教会における殉教者崇拝文書の成立とその宗教的役割 第二章 古代教会典礼の視点から見た殉教者崇拝 第III部 古代教会に出現した迫害・殉教の研究とその史観 第一章 古代キリスト教殉教研究のあらたな検討課題 第二章 倫理行為としての殉教史観 第三章 古代キリスト教社会における女性殉教者と教会指導者たち 第四章 古代教会における殉教希求の分析 第IV部 古代教会における「棄教論」の再考察 第一章 キプリアヌスの『棄教論』に関する歴史的課題 第二章 『棄教論』の執筆背景 第三章 『棄教論』の内容分析 第V部 アンティオキアのイグナティオスにおける殉教思想 第一章 イグナティオスの殉教 第二章 イグナティオスにおける殉教思想の分析とその検証 第三章 イグナティオスの殉教思想研究における史的展開と課題分析 付録 原典訳一 キプリアヌス『棄教論(棄教者について)』 原典訳二 テルトリアヌス『殉教者たちへ』 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐藤 吉昭 1927年生まれ。神学者。京都産業大学名誉教授。京都大学文学部哲学科基督教学専攻課程(旧制)終了、同大学院研究科を経て、スイス連邦共和国フリブール大学、ドイツ連邦共和国ミュンヘン大学神学部で学ぶ。 著書に、『キリスト教における殉教研究』などがある。
  • エネルゲイアと光の神学 グレゴリオス・パラマス研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 14世紀の後期ビザンティンの神学者グレゴリオス・パラマス(1296―1359)の思想を神学の領域を超えて、人間の普遍的な神認識の問題として考察したわが国初の本格的研究。パラマスの神認識と彼の修道霊性を重視する態度から東方神学の特質を浮かび上がらせるとともに東方キリスト教に特徴的な霊的感覚を一種の認識論として捉え、霊と身体との調和をはかるパラマス思想の中に、反グノーシス的な身体・感覚の復権があることを明らかにする。 【目次より】 凡例 まえがき 序論 グレゴリオス・パラマスの生涯と著作 第一部 東方神学の特質 第一章 パラマスの「神認識」をめぐって 第二章 パラマスと哲学 ヘシカズムの伝統との関連において 第三章 ギリシア教父の遺産 人間の神化 第四章 光と闇の神学(変容の光とシナイの神の闇) 第二部 エネルゲイア論 第一章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(一) 第二章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(二) 第三章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(三) 第四章 エネルゲイア、ヒュポスタシス、エンヒュポスタトス 第五章 エネルゲイアとウーシアの区別の哲学的源泉 第三部 人間の神化と光の神学 第一章 ヘシカズムにおける神化の思想 第二章 「霊的感覚」 第三章 身体もまた祈る パラマスの身体観への試み 第四章 光の神学と否定神学 第四部 神のエネルゲイアと光の神学 東方の論理に向けて 第二章 光としての神 第三章 神化の神学 第四章 超否定神学 東方の論理 あとがき 初出一覧 参考文献 欧文要旨 欧文目次 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大森 正樹 1945年生まれ。神学者。文学博士。元南山大学教授。京都大学医学部、同大学院文学研究科西洋哲学博士課程満期退。著書に、『エネルゲイアと光の神学 グレゴリオス・パラマス研究』『東方憧憬 キリスト教東方の精神を求めて』『観想の文法と言語 東方キリスト教における神体験の記述と語り』などがある。
  • アリストテレス政治哲学の重層性
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 前4Cの古代ギリシア哲学の巨人は、自然学、論理学、形而上学そして政治学についても物した。その著作の深い洞察を改めて読み解く。 【目次より】 はじめに 序章 アリストテレス政治哲学研究の諸前提 伝記的素描、『政治学』の構成、研究の方法 一 伝記的素描 二 『政治学』の構成 三 研究の方法 分節・統合的言分析 第一章 「統治(アルケー)」の二重性 E・バーカー、H・アレントの「アルケー(統治)」理解との対比において 一 はじめに 二 E・バーカーのアリストテレス理解 三 H・アレントのアルケー理解 四 アリストテレスにおけるアルケー把握 五 結びにかえて 第二章 「公的なるもの(ト・コイノン)」の重層性 一 問題の所在 二 「コイノン」の用例の検討 三 国家と家 四 市民規定の二重性 五 結びにかえて 第三章 「正(ディカイオン)」の重層性 一 問題の所在 二 訳語の問題 三 「正」の構造 タクシス(整序づけ)論の視角から 四 「正」の構造 エートス論の視角から 五 「正」の二重性 倫理学から政治学へ 六 拡張的転用としてのディカイオン 奴隷に対して 七 結びにかえて 第四章 所有論の位相 一 問題の所在 二 所有、富、規定の二重性 三 財産の獲得をめぐる方法の二重性 四 蓄財術への実用的対応 五 理想的国家体制における所有の原理 六 結びにかえて いわゆる人間中心主義をめぐって 第五章 知慮(フロネーシス)の重層性 一 問題の所在 二 『政治学』における知慮(フロネーシス)、観想知(テオーリアー)、直知(ヌース) 三 『政治学』『ニコマコス倫理学』における哲学と政治 四 直知(ヌース)の四つの位相 五 知慮の構造 六 知慮の定義と知慮が働く場 七 実践概念の新たな地平 八 結びにかえて 第六章 国家論の構造 一 問題の所在 二 いわゆる自然的国家論について 三 アリストテレスにおける国家の定義 四 現実的国家体制論 五 理想的国家体制論 六 結びにかえて 第七章 アリストテレス政治学における国内的・国際的秩序観について 一 序 二つのアリストテレス観 二 アリストテレス政治学における秩序 三 アリストテレス政治学における個人と共同 四 アリストテレスにおける国家 五 アリストテレス政治学における国際的秩序観 六 結びにかえて 終章 展望あるいはアリストテレス政治哲学の現代的意義 一 直知論 二 意志論と感性論 三 音楽教育論と直知 補論一 アリストテレス政治学における「コイノーニアー 」と家と王の統治 補論二 アリストテレス政治学の基本用語「ポリーテウマ」について 註 あとがき 文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 荒木 勝 1949年生まれ。岡山大学副学長。専門は、西洋政治史。名古屋大学法学部卒業、名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位修得退学。国際基督教大学博士(学術)取得。 著書に、『アリストテレス政治哲学の重層性』『現代公共政策のフロンティア』『ポーランド年代記と国家伝承』など、 訳書に、アリストテレス『政治学』『匿名のガル年代記―中世ポーランドの年代記』などがある。
  • ロールシャッハ法による精神病現象の査定 理論的・概念的・実証的発展
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    ロールシャッハ法は、医療現場で用いられることの多い心理検査のひとつ。そんなロールシャッハ法によく求められるのが、精神病者の鑑別診断への協力だ。本書は、ロールシャッハ法の王道でありながらも非常に困難だとされている精神病の査定について、さまざまな角度から詳しく解説した専門家必携の一冊。膨大な研究知見がわかりやすくまとめられており、各理論や技法の信頼性だけでなく、その限界についても丁寧に検討されている。
  • 核酸科学ハンドブック
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「この1冊だけ持っていれば、核酸科学分野について基礎から最先端の研究まで十分」という核酸科学に関する定番書が本書である。研究者にとって必要な情報を網羅したまさにハンドブックである。 本書は2部構成である。「第I部 核酸科学の基盤概念・理論・手法」では核酸科学における基礎をそれぞれの第一人者が教科書的に解説している。物理化学、有機化学、分析化学といった基礎から、イメージング・医科学・農工学・生物学といった応用まで幅広く扱っている。 「第II部 核酸科学の最前線」では、マイクロRNAや遺伝子チップ、リボスイッチをはじめとした合計44のトピックについて、1テーマ4-5頁で簡潔にまとめている。 核酸科学分野の研究者はもちろん、他の分野でも核酸を利用する研究者や生命科学系の研究者は必ず手元に置いておくべき1冊である。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 思考活動の障害とロールシャッハ法 理論・研究・鑑別診断の実際
    5.0
    心理検査の一つロールシャッハ法は、統合失調症の鑑別診断やパーソナリティ理解を目的として幅広く使われている。そして本書は、臨床家に求められかつ苦労している「思考の歪みの捉え方」をめぐって、とくに、現場で困惑しがちな微妙な判定をどのように克服するかについて、焦点化された稀有な書である。精神分析的視点と包括システムを軸にしてまとめられており、医療現場で活躍する全ての心理臨床家にとって、必携の一冊となる。
  • 語史と方言
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 語彙の歴史を考えるには、多角的な考察が行わなければならない。和語・漢語・方言について、注意するべき言葉をとりあげ、研究する書。
  • 歴史物語論考
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    1巻9,350円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 栄花物語、大鏡、今鏡、増鏡。歴史物語の特色や伝統などの本質を究明する書。
  • 和刻本正史 宋書1
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    1~2巻9,350円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中国の歴史・文化を研究・理解する上に、「正史」の存在は欠くべからざるものであることはいうまでもない。遠く奈良・平安時代の昔から我々日本人は中国の優れた文化を吸収し、日本独自の文化を創造してきたが、異民族の文化を一般に普及し血肉とする上で、我々の祖先は「漢文を返り点送り仮名をもって読む」という方法をとった。「正史」訓点本は江戸幕府の命により各藩が荻生徂徠ら当代一流の学者を動員し、藩の名誉をかけて板行したものである。本書は、中国研究者のみならず国史・国文・美術史など各分野の研究に必備の書である。
  • 漢唐法制史研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 秦漢帝国においてすでに相当なレベルに達していた中国の法律・刑罰制度は、三国時代、南北朝時代を経て八世紀の唐王朝でいっそう完成度を高め、東アジア、朝鮮、日本の法制に計り知れない影響を及ぼした。本書は、漢の法制が魏晋南北朝時代に継承されつつ改変され、唐の法制度に至る経緯を法・刑・罪という三つの要素から辿り、その変遷と意味を考察。中国前近代法制度の特徴と展開、中国古代法制と中世法制の相違を明らかにして、中国法制史の体系に独自の視点を提示する。中国律を母法とする日本の律・令の法思想を解明するとともに、日中の法文化の相違、さらには西洋と東洋との相違をも視野において、読者を広い歴史世界へと導く画期的業績。 【目次より】 凡例 序論 第一部 法典 第一章 晉泰始律令への道 I 令と令典 II 漢律の諸問題 III 曹魏の法令 IV 晉泰始律令の成立 第二章 漢律から唐律へ 裁判規範と行為規範 I 出土漢簡に見える漢律とその適用 II 唐律の引用とその実効性 III 漢律から唐律への編文化 第二部 刑罰 第一章 究極の肉刑から生命刑へ 漠~唐死刑考 I 漢代の死刑 その執行様態 II  魏晉の刑罰 棄市刑 III 北朝の死刑 絞殺刑の登場 第二章 徒遷刑から流刑 I 唐の流刑 II 秦漢の「流刑」 III 漢代徒邊刑の刑罰原理 IV 流刑の登場 第三章 笞杖の変遷 漢の督笞から唐の笞杖刑 I 秦漢の笞刑 II 魏晉の笞杖刑 III 北朝の笞杖 第四章 腐刑と宮刑 I 腐刑の新出資料 II 腐刑は反映刑か III 腐刑の位置 IV 腐刑は、死刑に次ぐ刑罰か V  肉刑の背景と放果 VI 腐刑、宮刑、淫刑 VII 宮刑の消滅と宦官 第三部 犯罪 第一章 儀礼と犯罪のはざま 賄賂罪をめぐって I 賄賂罪に隅する唐律の規定 II 漢律に見える賄賂罪 III 漢ー唐における賄賂罪の変遷 IV 賄賂はなぜ罪になるのか 礼物と賄賂の間 第二章 男女間の性的犯罪 姦罪について I 秦漢律にみえる姦・淫 II 「姦」「淫」の語義 III 分界の変化 IV 禽獣の別 第三箪 「正義」の殺人 I 復讐譚「彼は義士なり」 刺客豫譲の話 II 以後の復贄讀 歴代正史が伝える復讐事件 III 経典と復讐 IV 中国的復讐観の特徴 V 復讐の禁止 儀礼と刑罰 あとがき 英文要旨 英文目次 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 冨谷 至 1952年生まれ。古代中国史学者。京都大学人文科学研究所名誉教授。京都大学文学部東洋史を卒業、同大学院博士課程中退。文学博士。専門は、中国法制史、簡牘学。 著書に、『ゴビに生きた男たち 李陵と蘇武』『古代中国の刑罰 髑髏が語るもの』『秦漢刑罰制度の研究』『韓非子 不信と打算の現実主義』『木簡・竹簡の語る中国古代 書記の文化史〈世界歴史選書〉』『教科書では読めない中国史 中国がよくわかる50の話』『文書行政の漢帝国 木簡・竹簡の時代』『中国義士伝 節義に殉ず』『四字熟語の中国史』『中華帝国のジレンマ 礼的思想と法的秩序』『漢唐法制史研究』『漢倭奴国王から日本国天皇へ 国号「日本」と称号「天皇」の誕生』など、 訳注書に、班固『漢書五行志』(共訳注)狩谷掖齋『本朝度量権衡攷(全2巻)』などがある。
  • エッセンシャル遺伝学・ゲノム科学 原著第7版
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 遺伝学の教科書として名高い“Essential Genetics:A Genomics Perspective SEVENTH EDITION”の翻訳本.初学者でも読み進められる平易な記述でありながら,現代遺伝学を概観できる教科書となっている.改訂のポイントは,(1)遺伝子とは何か,何をするか,どのように変化し進化するかなど,遺伝子の広範な概要を提供する序論をさらに充実,(2) 難しさとやる気,観察と理論,原理と具体例の間のバランスをとった,(3) 動物と植物,とくにモデル生物の例をふんだんに取り入れた.
  • 詳解 同期モータのベクトル制御技術
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    1巻9,240円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 交流電源の磁界で回る同期モータは、電気自動車をはじめとしたEV機器には欠かすことのできない主要素であり、その制御においても特殊な制御技術が用いられている。同期モータの制御に用いられる各種制御手法に関して、理論の解説から、モータとシステムのモデル化、設計、応答特性までを網羅的に解説。この一冊で基礎理論から実際に動かすところまで学習可能。
  • ルター神学とその社会教説の基礎構造 二世界統治説の研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ルターの二世界統治説は救済論と救済史観により構築されているという独自の見解を提出し、両者の構造的連関を明らかにした労作。 【目次】 凡例 緒言 第一部 序説――二〇世紀初頭以降の当該問題の研究史 第一章 一九三三年以前 第二章 ナチズムの時代 第三章 第二次世界大戦後 第二部 二世界統治説 序章 研究課題と方法論的反省 第一章 二世界統治説の展開史的考察 一 展開史的考察のための条件 a 発想 b 考察の視点 二 二世界統治説の成立に至るまでのルター的対の展開と二つの統治・国 a 諸聖書注釈を資料にして b 諸討論を資料にして c 諸文書を資料にして d 諸説教を資料にして 第二章 二世界統治説の展開 一 農民戦争期とその前後 二 後期ルター 第三章 ルター神学における二世界統治説の位置 一 教会論との関連 二 公権力と反抗権の理解 第三部 ルターの二世界統治説の歴史的位置 第一章 中世の二権説、特に教皇絶対権への批判 第二章 熱狂主義批判 一 ミュンツァー 二 カールシュタット 後記  人名索引 参考文献 倉松 功 1928~2020年。神学者・キリスト教学者。東北学院大学名誉教授日本基督教神学専門学校卒業、ハイデルベルク大学神学部修了。文学博士(広島大学)。 著書に、『ルターと現代』『ルターにおける改革と形成』『ルター、ミュンツァー、カールシュタット その生涯と神学思想の比較』『ルター神学とその社会教説の基礎構造 二世界統治説の研究』『宗教改革、教育、キリスト教学校』『ルターとバルト』『キリスト教信仰概説 「日本キリスト教団信仰告白」解説』『ルター神学の再検討』『私学としてのキリスト教大学 教育の祝福と改革』『自由に生きる愛を生きる 若い人たちに贈る小説教集』など、 訳書に、『たとい我死の蔭の谷を歩むとも ボンヘッファーの手紙』キェルケゴール『神への思い 祈りと断章』バックハウス『現代の神学 シュライエルマッヘルから世界教会運動まで』『ボンヘッファー選集 第5 抵抗と信従』(共訳)R.M.グラント『聖書解釈の歴史』(共訳) B.A.ゲリッシュ『恩寵と理性 ルター神学の研究』(共訳)などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • マイスター・エックハルト 生涯と著作
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書描くのは、最新の研究成果をもとに書き下ろされた新しいマイスター・エックハルト像である。 20世紀末から21世紀の初頭にかけて、エックハルト研究は劇的に変化した。それは全集がほぼ完結したことを受けて、文献学的に信頼できるテクストの精読と、社会史的な視点からのドイツ神秘思想の定位が可能になったからである。 神秘家の思想形成に大きな役割を担ったエルフト時代についての本書での考察は、修道院長であり、思索家であった初期活動をあますところなく明らかにし、また最も活動的であったシュトラスブルク時代の教会史的考察は、彼を晩年襲った異端疑惑の真相を明らかにした。 さらに、パリ大学でのアリストテレスをめぐる議論や、ケルン高等神学院でのアルベルトゥス主義が神秘思想と綾なすスリリングなコラボレーションは、中世思想の醍醐味を感じさせる。 【目次より】 目次 第一章 序論 研究のための予備考察 一 エックハルト研究の四つのパラダイム 二 ドイツ神秘思想と言語 三 神秘的言語 第二章 故郷タムバッハとエルフルト――就学地ケルンとパリ 一 エックハルトの故郷 二 大学と托鉢 三 ハインリヒ・ゾイゼの幻想神学校 四 マイスター・エックハルトの修行時代 第三章 エルフルトにおける修道院長時代 一 都市エルフルトとマインツ大司教座 二 テューリンゲンのドミニコ会 三 『教導講話』成立の背 四 修道院長エックハルト 五 教育者エックハルト 六 聖餐論争 七 『教導講話』 八 エルフルトのベギン 九 行いと存在 一〇 離脱とハビトゥス 第四章 パリ大学教授時代 一 第一回パリ教授時代 二 『第一討論』 三 サクソニア管区長時代 四 第二回パリ教授時代 第五章 シュトラースブルク 神秘思想家の誕生 一 シュトラースブルクのドミニコ会 二 シュトラースブルクのベギン 三 開かれた説教 第六章 ケルン高等神学院院長時代 一 告発前夜 二 ケルンでの審理 第七章 アヴィニョン――異端者 一 異端者宣告勅書『主の耕地にて』 第八章 エックハルト以後 一 ケルンのエックハルト信奉者 二 エルフルトのエックハルト信奉者 註 年譜(エックハルトの生涯/関連事項) あとがき 資料出典 文献目録 索引(人名/用語) 香田 芳樹 1959年生まれ。ドイツ文学者、慶應義塾大学教授。信州大学人文学部ドイツ文学科卒業、金沢大学文学研究科修士課程ドイツ文学専攻修了、広島大学文学研究科博士課程ドイツ語学文学専攻修了。文学博士(広島大学)、Ph.D.(スイス・フライブルク大学)。 著書に、『魂深き人びと』『マイスター・エックハルト 生涯と著作』 訳書に、マクデブルクのメヒティルト著『神性の流れる光(ドイツ神秘主義叢書1)』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 世界と自我
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 数学、科学の分野でも大きな実績を残した17世紀の大哲学者は、「私」と「世界」の関係をどう捉えたかを徹底的に探究する重要著作。 【目次】 凡例 略記法 序論 「力」概念への主題的着眼 第I部 主観と自発性 「世界と自我」の問いへの準備的考察 序 第一章 「自発性」概念の準備的分析 第二章 知覚 第三章 表出 第四章 宇宙の活ける鏡 第II部 世界 序 第一章 世界の可知性 第二章 「世界」の定義 第三章 位置、物体、連続 第四章 関係としての世界 第五章 関係の多様性 第六章 世界における〈事物の多様性〉 第七章 予定調和 第八章 世界の集中 第III部 自我 序 問題の所在 個体概念の必然性 第一章 個体 個体一般についての基礎的考察 第二章 個体概念における主語と述語の結合 第三章 個体の形而上学と論理学 『概念と真理との分析についての一般研究』(一六八六年) 第四章 個体の創造における神の自由とオプティミスム 第五章 自我 第六章 概念の構造 自我はなぜ「概念」なのか 結語 付論 一 経験的統覚と超越論的統覚 ライプニッツからカントヘ 二 ライプニッツにおける「受動的力」(vis passiva)の概念 あとがき 使用文献表 索引 ドイツ語要旨 ドイツ語目次 酒井 潔 1950年生まれ。哲学者。哲学史家。学習院大学文名誉教授。 京都大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了、同大学院文学研究科哲学専攻博士課程修了。 著書に、『ライプニッツの正義論』『ライプニッツのモナド論とその射程』『ライプニッツ』『自我の哲学史『世界と自我 ライプニッツ形而上学論攷』『三宅剛一』(編著)などがある。
  • インド史の社会構造 カースト制度をめぐる歴史社会学
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 カースト制度をめぐる歴史社会学複雑で混乱にみち近代の尺度では計り難いインドとは何か。この問題に野心的に挑戦する書。 【目次より】 序章 前編 第一章 カースト制度とその諸前提 第一節 カーストの普遍性と特殊性 第二節 カースト意識の生成 第三節 カースト社会のメカニズム 第二章 イデオロギーとしてのヒンドゥーイズム 第一節 人間不平等の弁証法 第二節 平等意識のインド的展開 後編 第三章 アジア的専制の背景と意味 第一節 前提としてのマルクス=エンゲルスの所説 第二節 その批判的検討 第三節 土侯権力の特質 第四節 アジア的専制権力の意味 インドの内発的近代化の可能性をめぐって 第四章 イギリスのインド支配とその結果 第一節 イギリス支配の成立 第二節 イギリス支配の合理化 第三節 インド社会の反応 寄生地主制の成立をめぐって 第四節 その背景 第五章 非階級社会としてのインド社会 第一節 階級対立と身分対立 第二節 近代インドにおけるサンスクリティゼイション 第三節 その意味 インドの近代化との関連における 第四節 その比較史的背景 第六章 インド・デモクラシィの安定と不安定 第一節 多元的社会 第二節 腐敗と対立の激化 第三節 展望 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 木村 雅昭 1942年生まれ。政治学者。京都大学名誉教授。京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科政治学専攻修士課程修了。法学博士。専門は、比較政治学、インド政治。 著書に、『インド史の社会構造』『国家と文明システム』『ユートピア以後の政治』『インド現代政治』『「大転換」の歴史社会学』『帝国・国家・ナショナリズム』など、 訳書に、ユージン・カメンカ『マルクス主義と倫理学』などがある。
  • 和刻本明清資料集1
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    1~6巻9,077~11,000円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明代から太平天国に至る貴重な歴史・文化資料集。清国失伝のもの、未刊の資料など少なくない。なかでも、「武備志」は倭寇研究の重要資料であり、「神器譜」は、本国にも伝本が稀である。中国史全般を知る重要資料を提供する。
  • ドイツ観念論における超越論的自我論 大文字の〈私〉
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「私」という考えの有効性を論証することに向けて、この考えの持ち得る深さ、豊かさを、ドイツ観念論でなされた超越論的自我論の再構成を通じて見積もる。〈知る主体〉としての〈私=Ich〉。ドイツ観念論において「超越論的統覚」論、「自我」論として注目すべき展開を見た〈私〉論を、カント・フィヒテ・ヘーゲルらのテキストに即して再構成するとともに、それが現代哲学にとってもいかに有効であるかを示した画期作。 【目次より】 凡例 略記号表 序言 本書の方法、意図、概要 第一章 〈超越論的自我〉概念の提出 第一節 大文字の〈私〉 観念論擁護 第二節 カントにおける心と知 大文字の〈私〉の在処 一 前批判期における〈心〉についての議論 二 批判期における心と知 第二章 〈超越論的自我〉概念の深耕 第一節 ラインホルトの「意識律」とは何だったのか? 第二節 フィヒテ知識学の「事行」概念 第三節 『全知識学の基礎』の体系形式と知識学の要求 第四節 超越論的演繹という視点からの本章総括 第三章 フィヒテとヘーゲル 第一節 ヘーゲル対フィヒテ 第二節 ヘーゲルにおけるフィヒテ批判の諸側面 第三節 ヘーゲルにおけるフィヒテ批判の射程 第四節 ヘーゲルとフィヒテの思想性対照 第四章 〈超越論的自我〉概念の究極的展開 ヘーゲルにおいて 第一節 超越論的論理学としてのヘーゲル「論理学」 第二節 「実体」から「概念」ヘ ヘーゲル「論理学」における「形而上学的演繹」の第一側面 第三節 「絶対的形式」 ヘーゲル「論理学」における「形而上学的演繹」の第二側面 第五章 〈超越論的自我〉概念の究極的展開 フィヒテにおいて 第一節 後期フィヒテの「像」論概観 第二節 超越論的論理学講義(一) 純粋統覚から経験的「注意」へ 一 序論 講義の課題、あるいは超越論的論理学の研究領域について 二 自我形式、あるいは統覚の導出 第三節 超越論的論理学講義(二) 統覚と事実的知 本章の終わりに 第六章 超越論的自我の機能する場所 「表象」という考え方 結語 要旨と総括 初出について あとがき 典拠註 文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 松本 正男 1946年生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程終了。文学博士。元山口大学人文学部教授。
  • 東西医学の接点に立つ マッサージ・指圧法の実際 オンデマンド版
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    1巻9,020円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マッサージはフランスから輸入された西洋の治療術、指圧法は日本古来の按摩術から発展した独得な経験療術。これらの全体を包含し、各々手技と効果、応用、臨床治療まで解説。
  • 生体の歪みを正す オンデマンド版 橋本敬三論想集
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    1巻9,020円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人体のメカニズムと生活の基本をなす食・息・動・思の法則との相互連関の中に疾病と治療の根本原理を把握、全てを生命の自然法則と人間の営みとの関係に帰して健康を論じる。
  • 儒教と道教(名著翻訳叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 20世紀を代表する社会学者のウェーバーによる、儒教と道教をめぐる考察。都市、王、神と社会の関係について考察した興味深い一冊。 【目次】  凡例 第一章 社会学的基礎――その一 都市、君侯、および神 一 貨幣制度 二 都市とギルド 三 近東との比較からみた君侯の行政と神の観念 四 中央君主のカリスマ的司祭的地位 第二章 社会学的基礎――その二 封建的国家と俸禄的国家 一 レーエン制の世襲カリスマ的性格 二 官僚制統一国家の復興 三 中央政府と地方官吏 四 公共の負担――徭役国家と租税国家 五 官吏階級の徴税の一括化 第三章 社会学的基礎――その三 行政と農業制度 一 封建制度と財政制度 二 軍隊制度と王安石の改革の試み 三 国庫的農民保護と、農業に対するその成果 第四章 社会学的基礎――その四 自治、法律、および資本主義 一 資本主義的依存関係の欠如 二 氏族組織 三 村落の自治 四 経済関係の氏族的拘束 五 法の家産性的構造 第五章 読書人身分 一 中国的ヒューマニズムの儀礼偏重主義的、行政技術傾向的性格。平和主義への転化 二 孔子 三 試験制度の発展 四 社会学的な教育類型のうちにおける儒教的教育の地位 五 読書人階級の身分的性格。封建的名誉と学生的名誉 六 君子理想 七 官吏の威信 八 経済政策的見解 九 読書人階級の政敵、スルタン制と宦官 第六章 儒教的生活指針 一 官僚制と教権制 二 自然法と形式的法論理との欠如 三 自然科学的思惟の欠如 四 儒教の本質  五 形而上学の無いことと儒教の内現世的性格 六 『礼節』の中央概念 七 恭順の念(孝) 八 経済心情と、専門家精神の拒否 九 君子理想 十 古典の意味 十一 正統説の史的展開 十二 初期の儒教の悲壮 十三 儒教の平和主義的傾向 第七章 正統と異端(道教) 一 中国における教義と儀礼 二 隠逸と老子 三 道と神秘主義 四 神秘主義の実際的帰結 五 正統と異端との学派対立 六 道教的長寿法 七 道教の教権制 八 中国における仏教の一般的地位 九 呪術の合理的体系化 十 道教の倫理 十一 中国の正統的および異端的倫理の伝統主義的性格 十二 中国における宗派と異端迫害 十三 太平[天国]の乱 十四 発展の結果 第八章 結論――儒教とピューリタニズム 世界宗教の経済倫理 序言 あとがき ウェーバー、M 1864-1920年。西洋近代について考察したドイツの法学者・経済学者・社会学者。代表作は『仕事としての学問』『仕事としての政治』『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 哲学の道 初期哲学論集
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 思索の核心部を形成する16編の論考を厳選、瑞々しい論述と強靱な知性に支えられた営みは知を愛する端初へと収斂する。 【目次より】 一 ホドスとメトドス 哲学の道について 1 メトドスという語とホドスという語 2 プラトンの哲学の道 3 パルメニデスの道 4 哲学の道について 二 ヘラス・フマニタス・自我 ギリシアのヒューマニズムをめぐる考察 三 肉体 自己認識の問題点 1 真理への途で 問題の提示 2 肉体についてのさまざまな思いなし 問題の展開 3 肉体についての思索 本論 IV 結び factumからfactorへ 四 身体論素描 身体性のAnalytik 1 直立態(stasis) 2 仰臥態(anaklesis)3 着坐態(kathedpa) 五 外・内・外と内を越えるもの 1 奥行きと深み ontische Dimension と ontologische Dimension 2 外なる人(exterior homo)と内なる人(interior homo) 六 何がよいか 1 「何がxか」「xとは何か」 2 「何がよいか」「よいとは何か」 3 「よい」の本性 七 「何かのために」と「誰かのために」 1 目的連関の三型 2 アリストテレスの目的論倫理学 八 プラトンの神学 晩年の哲学体系 1 神学の問題 2 『ノモイ』の神学 3 『ノモイ』の神学の成立 九 書かれた言葉と書かれぬ言葉 プラトン『パイドロス』274cー278bの解釈 十 アリストテレスの矛盾律について 1 論証の原理としての矛盾律 2 対話の成立と矛盾律 3 実体の成立と矛盾律 十一 『分析論後書』における「普遍(katholou)」の把握について 1 問題の呈示 2 科学的知識(episteme)の成立 3 第一のもの(ta prsta) 4 探求の構造 5 科学的知識と排中律 十二 『ニコマコス倫理学』の冒頭箇所の解釈をめぐって 1 冒頭の一文 2 四語の解釈 十三 アリストテレスにおける超越価値の諸相 kalon, dikaion, agathon 1 問題の呈示 2 kalonと agathon 3 選択の対象 4 目的論的倫理学 十四 自己と超越 プロティノスの問題 1 序 2 「われわれ」とは何か 3 「われわれ」の同一性 4 自己意識と自己認識 5 魂の自己認識 6 超越について 十五 白鳥の歌序説 『パイドン』解釈のための一つの試論 1 詩人は何を歌うか 2 哲学者は何を想うか 十六 形の現象 存在の美をめぐる省察 1 存在と形 2 現象と存在 3 形の美 補註 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 加藤 信朗 1926年生まれ。哲学者。東京都立大学名誉教授。東京大学文学部哲学科卒業。専門は、古代ギリシア哲学・神学。 著書に、 『初期プラトン哲学』『ギリシア哲学史』『哲学の道 初期哲学論集』『アウグスティヌス『告白録』講義』『平和なる共生の世界秩序を求めて 政治哲学の原点』など、 訳書に、『「ニコマコス倫理学」アリストテレス全集 13』などがある。
  • 西洋中世法の理念と現実
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 生涯を通じて追究しつづけられた西洋中世法の観念と性格をめぐる全論文および書評・学会報告を集成し、「世良法史学」の歩みを辿る。 【目次より】 目次 一 西洋封建法の基本的性格 二 法の歴史 三 西洋中世法の性格 四 封建社会の法思想 五 国家権力と法 西洋封建社会を中心として 六 法と権力 七 封建社会の法・社会思想 八 中世法の理念と現実 九 オットー・ブルンナーの「ランデスヘルシャフト」観について 身分制社会研究ノート 一〇 「良き古き法」と中世的法観念 一一 西洋中世における法と倫理 一二 中世的法観念をめぐる―つの問題 K・クレッシェルの考え方の検討 一三 書評一:石川武「ドイツ中世の平和運動における『公共性の理念』」、堀米庸三「自由と保護」 一四 書評二:オットー・ブルンナー著『ヨーロッパ その歴史と精神』 一五 学会報告:成瀬論文におけるブルンナー理論 一六 書評三:堀米庸三著『ヨーロッパ中世世界の構造』 一七 書評四:吉岡昭彦 成瀬治編『近代国家形成の諸問題』 一八 書評五:西川洋一「古代末期 中世初期における流血刑 ガリア・ゲルマーニアを中心として」 世良晃志郎先生略歴 世良晃志郎先生業績目録 編者あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 世良 晃志郎 1917~1989年。歴史学者。専攻は中世西洋法制史。東京帝国大学法学部卒業。東北大学名誉教授。 著書に、『西洋中世法の理念と現実』『法と権力の史的考察』『封建制社会の法的構造』『ヨーロッパ身分制社会の歴史と構造』『封建制成立史序説』『バイエルン部族法典』『歴史学方法論の諸問題』など、 訳書に、マックス・ウェーバー『支配の社会学 1 (経済と社会)』マックス・ウェーバー『支配の諸類型』マックス・ウェーバー『古ゲルマンの社会組織』マックス・ウェーバー『法社会学 (経済と社会)』マックス・ウェーバー『都市の類型学』フリッツ・ケルン『中世の法と国制』ハインリヒ・ミッタイス『ドイツ法制史概説』ハインリヒ・ミッタイス『ドイツ私法概説』などがある。
  • グレゴリウス改革の研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 グレゴリウス改革とは、ヨーロッパ中世における最大の教会改革である。教皇レオ9世の登位(1049)から第1回ラテラン公会議(1123)までの教皇による教会改革のことである。グレゴリウス7世がその中心的な役割を果たした。 その改革の全容を解明する。 序説 一 課題と対象 二 名称をめぐる問題 三 研究史概観 第一章 グレゴリウス改革の対象 教会の危機 一 ローマ教皇座の危機 二 教会の変質と聖職者の倫理的堕落 三 王権の教会支配 四 教会の王権に対する態度 第二章 グレゴリウス改革の起原 一 グレゴリウス改革とクリュニー 二 改革教皇座成立までの教会改革 第三章 グレゴリウス改革の出現とその展開 一 改革教皇座の成立と改革の基礎づけ 二 教皇座をめぐる状勢の変化と改革の進展 三 アレクサンデル二世の在位期 第四章 グレゴリウス時代初期(一〇七三~七五年)における諸問題 第一節 聖職者の倫理的改革 第二節 教皇権威の浸透 第三節 世俗権との関係 第四節 東方計画 第五章 教皇首位権と《Dictatus papae》 第六章 改革の進展(一)教会の解放 第一節 ハインリヒ四世との闘争と教権の俗権に対する優越 一 一〇七五年の俗人叙任禁令 二 公会議後における教皇座とドイツ王との関係 三 闘争の開始とその本質 四 教皇の破門宜言の性格とその目的 五 トリブール オッペンハイム カノッサ 六 対立王の選出と教皇の中立的態度 七 ハインリヒに対する二回目の破門廃位とルードルフの承認 八 一〇八〇年以後の闘争 第二節 俗人叙任の問題 第七章 改革の進展(二)聖職者の倫理的改革 第八章 改革の進展(三)教会の中央集権 第九章 改革の進展(四)教皇座への世俗諸君主の結合と従属 第十章 グレゴリウス七世と十一世紀の諸教会改革の動き 第一節 グレゴリウス七世とクリュニー 第二節 聖堂参事会改革運動とグレゴリウス七世 結語 付論一 ヒルデブラント 付論二 グレゴリウス七世の教皇選出 あとがき 主要参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 野口 洋二 1933年生まれ。西洋史学者。早稲田大学名誉教授。専門は西洋中世史。 早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。 著書に、『グレゴリウス改革の研究』『中世ヨーロッパの教会と民衆の世界』『中世ヨーロッパの異教・迷信・魔術』『西洋の歴史<古代・中世編>』(編著)など、 訳書に、オーギュスタン・フリシュ『叙任権闘争』チャールズ・ハスキンズ『十二世紀ルネサンス』クリストファー・ドーソン『中世ヨーロッパ文化史』ジャック・ヴェルジェ『入門 十二世紀ルネサンス』ジャック・ヴェルジェ『ヨーロッパ中世末期の学識者』などがある。
  • イギリス荘園の成立(補訂版)(名著翻訳叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書ははげしい論争がくりかえされてきたイギリス封建制の起源および性格にかんして、巨大なスケールと緻密な実証を兼ね備えた名著として名高く、二十世紀史学がいまなお乗り越えられない十九世紀古典学説の金字塔である。すなわち、著者は荘園の起源をアングロ・サクソン文明の伝統に求めるゲルマニストの立場に立ちながら、荘園のもつ共同体的性格と近代個人主義との差異をあざやかに描き出している。巨匠の名にふさわしくヴィノグラードフの中世像の全容をあますところなく示している書である。 【目次より】 序文 第一篇 サクソン以前の時代 第一章 ケルトの種族制度 第一節 血族制 第二節 土地保有 第二章 ローマの影響 第一節 ローマ人とブリタニアのケルト人 第二節 土地の私有と課税 第三節 領地 第一篇への註 第二篇 古サクソン時代 第一章 サクソンの征服 第一節 サクソンの定住に関する一般的見解 第二節 身分と階級 第二章 人民の集団 第一節 血族 第二節 聚落 第三章 聚落における分前 第一節 賦課単位としてのハイド 第二節 耕地単位としてのハイド 第四章 開放耕地制 第一節 農耕上の諸制度 第二節 聚落の機構 第五章 保有の歴史 第六章 マナーの起源 第二篇への註 第三篇 封建時代 第一章 ドゥームズデイ調査の諸原理 第二章 所有権と農耕 第三章 社会階級 第三篇への註 ヴィノグラードフの略歴・著作目録   鈴木利章 あとがき   富沢霊岸 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ウィルソン外交と日本 理想と現実の間1913―1921
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 アメリカ合衆国大統領ウッドロウ・ウィルソン(1913-1921)に淵源する世界平和の実現のための外交方針。1918年1月には、「十四か条の平和原則」を発表された。侵略戦争を終わらせるための機関として、「国際連盟」を提唱した。 ウィルソン外交の最たる特徴は、「自由主義的・民主主義的・国際主義」を標榜し、国内外の政治体制の変革を追求することがアメリカの使命であると見なすことであり、今日では一般に「ウィルソン主義」と呼ばれている。本書は、日米英の外交史料を駆使して、20世紀アメリカ外交に理念的裏づけを与えたウッドロー・ウィルソン政権による対日政策を、アメリカの東アジア政策史の系譜に位置づけながら、4つの重要問題の再検証を通じて、その特質と実態を明らかにしたものである。ウィルソンの対日外交の分析を通じて、現代アメリカ外交の理念的原点である「ウィルソン主義」の可能性と限界を描き出す。 【目次】 目次 序論 研究動向と問題提起 「ウィルソン主義」をめぐる諸見解 第一節 先行研究の整理 第二節 本書の課題 第三節 アメリカの東アジア政策の伝統 第四節 二〇世紀初頭のアメリカの東アジア政策――ウィルソン政権期に至る歴史的背景 第一章 対華二一箇条要求への対応 第一節 対華二一箇条要求とアメリカ政府内政策方針の相違 第二節 ブライアンの対日宥和的方針 第三節 対日イメージの悪化とウィルソンの対日強硬方針 第二章 石井・ランシング協定への対応 第一節 前史 第二節 交渉の開始とその展開 第三節 石井・ランシング協定の成立 第三章 シベリア出兵への対応 第一節 日米共同出兵への道程 第二節 アメリカ政府の対日抗議と共同出兵の有名無実化 第三節 シベリア撤兵をめぐる諸問題 第四章 パリ講和会議をめぐる日米関係――ウィルソン構想の展開と挫折 第一節 アメリカによる戦後東アジア・太平洋秩序構想 第二節 ウィルソン整形と山東問題 第三節 ウィルソン政権と旧ドイツ領南洋諸島委任統治問題 第四節 ウィルソン政権と人種差別撤廃問題 結論 ウィルソンの対日政策――アメリカの東アジアの政策の中で 第一節 ウィルソン政権の対日政策に見られる振幅の実体 第二節 ウィルソン政権内部における政策潮流 第三節 対外政策における三つの基本要素との関係 第四節 ウィルソンの対日政策に見られる特質 第五節 ウィルソン外交の現代的意義とその東アジアへの適用に見られる限界 あとがき 注 参考文献 人名・事項索引 高原 秀介 1968年生まれ。政治学者。京都産業大学教授。関西学院大学文学部卒業、神戸大学大学院法学研究科博士前期課程修了。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。 著書に、『ウィルソン外交と日本 理想と現実の間 1913-1921』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 皮膚病理イラストレイテッド1炎症性疾患
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    1巻8,905円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 月刊ヴィジュアルダーマトロジーの人気連載を単行本化。皮膚科医が知っておくべき病理所見用語の定義と本当の意味を知り、使いこなすための教書。著者自身が描く、理解を大幅に助ける、美麗かつ詳細なイラストにも注目。
  • 老子傳説の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 老子思想の宗教的展開を道徳経の注解と老子伝承との両面から考察し、中国文化の基層をなす道教思想の形成に光を当てた意欲作。 【目次より】 再版に当って 緒言 凡例 前篇 老子河上公注の研究 序章 先人の研究と私見 第一章 老子河上公注の二側面 序 第一節 道家の養生説 第二節 道家思想と河上公注 第三節 道家的養生と道教的養生 第二章 河上公注の特殊相 序 第一節 六章注と五蔵神説 第二節 五十九章注と『國身同也』説 第三節 治國・治身並記の注解 第三章 河上公注の成立 序 第一節 六朝隋唐初の資料から見た河上公注 第二節 現行本の成立 第三節 原本河上公注 結語 第四章 河上公説話の形成 序 第一節 河上公説話の構成 第二節 道教の不敬王者論 第三節 河上公説話と不敬王者論 余論 第五章 老子節解考 序 第一節 流伝の状況 第二節 節解の佚文 第三節 節解の思想 第四節 節解の成立 第五節 節解と河上公注 結語 附 老子内解考 第六章 老子想爾注考 序 第一節 想爾注と想爾戒 第二節 世間偽伎の意義 第三節 想爾注と河上公注 後篇 老君伝の研究 序章 展望と論点 第一章 老子神化の発祥 序 第一節 邊韶の老子銘 第二節 王阜の聖母碑 第三節 老子変化経 第四節 老子神化の諸相 第二章 歴代化現説考 第三章 老君伝とその年代 第四章 函関における老君と尹喜 太上混元真録を中心として 序 第一節 去周入関の物語 第二節 道徳経及び節解伝授の物語 第三節 西昇経と老君昇天の物語 結語 第五章 青羊肆説話の検討 第六章 化胡説話の諸相 序 第一節 〓賓王教化の物語 第二節 于〓國説法の物語 第三節 化胡説話の推移 結語 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 楠山 春樹 1922年生まれ。中国古典研究者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学文学部東洋哲学科卒業。文学博士。 著書に、『老子伝説の研究』『老子 柔よく剛を制す』『老子入門』『淮南子』『道家思想と道教』『老子の人と思想』『「老子」を読む』『老子のことば』などがある。
  • 目安箱の研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 江戸時代・明治初期、政治の困難・危機に際し、為政者はその克服のため強い指導力を発揮して改革を断行した。その際広く民意を聴き、改革政治の参考に資せんとしてしばしば利用されたのが目安箱である。「請願」・「行政改革」・「内部告発」諸制度の前史をなし、官僚統制による統治に大きな役割を果たした目安箱の実態を解明し、その歴史的意義を浮き彫りにした画期的業績。 【目次より】 第一章 江戸時代の目安 「訴えの保障」とその意義 第一節 序 第二節 目安箱の設置状況 第一項 幕府 第二項 藩 第三項 小括 第三節 目安箱に投書して訴えることが認められた事項 第一項 政治に対する提言・意見 第二項 役人の違法・不当な行為・措置についての訴え 第三項 犯罪の申告 第四項 人物についての情報提供 第五項 小括 第四節 目安箱による「訴えの保障」の仕方 第一項 投書して訴えることを認められた者 第二項 投書する場所 第三項 投書可能日、訴状点検日 第四項 記名 第五項 投書して訴えることが認められなかった事項 第六項 小括 第五節 目安箱に投書された訴えの処理 第一項 幕府 第二項 藩 第三項 小括 第六項 目安箱による「訴えの保障」の実態 第一項 広範な人々による投書 第二項 かんばしくない投書状況 第三項 訴えが受けいれられた投書 第四項 訴えの効果 第五項 小括 第七節 目安箱による「訴えの保障」の意図 第一項 目安箱による「訴えの保障」の背景 第二項 困難・危機打開、新政展開と目安箱による「訴えの保障」の意図 第三項 小括 帰服と包摂による挙国一致 第八節 結び 第二章 田原藩の目安箱制度 紛争処理手続の考察 第一節 序 第二節 田原藩の目安箱 第一項 目安箱の設闘、投書を認められた事項 第二項 目安箱の運営 第三項 目安箱設置の背景 第四項 目安箱の廃止と復活 第三節 箱訴の処理手続 第一項 序 第二項 元文四年加治村百姓の箱訴 第三項 天明七年下野田村百姓の箱訴 第四節 結びにかえて 第三章 明治初期の目安箱 京都を中心にして 第一節 序 第二節 目安箱の設置 第三節 目安箱の役割 第一項 序 第二項 建言上書の奨励 第三項 告訴・告発の受理 第四項 役人の統制 第五項 人民救済 第六項 情報の収集 第四節 目安箱の実態 第一項 投書数 第二項 投書の内容 第三項 投書人 第四項 投書の処理 第五項 投書の実効性 第六項 小括 第五節 目安箱の廃止 第一項 目安箱廃止の経緯 第二項 目安箱廃止の理由 第六節 結び 第四章 結語 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大平 祐一 1946年生。法政史学者。東北大学法学部卒。同助手、立命館大学法学部助教授、同教授を経て、立命館大学法学部特別任用教授。専攻、日本法制史。 著書に、『「日本型社会」論の射程』(共著)『目安箱の研究』『近世日本の訴訟と法』『近世の非合法的訴訟』などがある。
  • 説文以前小学書の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 始皇帝による文字統一の一環として李斯らによって作成された『蒼頡篇』は、1977年の阜陽漢簡の出土により、初めて本格的な研究の糸口がもたらされた。本書は、『蒼頡編』から『急就篇』などの西漢小学書を経て、部首法による最初の体系的字書『説文解字』(100年成立)へと至る説文前史を、漢代簡牘資料など出土文字資料をもとに初めて解明。古代史研究にも寄与する先駆的業績。 【目次より】 凡例 第一篇 序論 第一章 『説文』以前の小学書 第二章 『説文』以前小学書研究序説 第二篇 阜陽漢簡『蒼頡篇』研究 第一章 阜陽漢簡『蒼頡篇』の出土とその文献的性格 第二章 『蒼頡篇』の内容と構造 第三篇 敦煌・居延漢簡小学書研究 第一章 敦煌・居延漢簡『蒼頡篇』『急就篇』の集成 第二章 新獲敦坦漢簡に見出される不明小学書の検討 第三章 敦煌・居延漢簡小学書とその形制 第四篇 『急就篇』諸本の研究 序章 第一章 『急就篇』皇象本系諸本の系統的検討 第二章 吐魯番出土『急就篇』古注本考 北魏における『急就篇』の受容 第三章 漢簡『急就篇』論考 第五篇 『説文』以前小学書の系統とその展開 序章 第一章 『蒼頡篇』改編書系統の小学書 第二章 『蒼頡篇』績成書系統の小学書 第三章 『蒼頡篇』注釈書系統の小学書 第四章 『説文』以前小学書と『説文』の成立 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 福田 哲之 1959年生まれ。中国文学者。島根大学教育学部教授島根大学教育学部卒業。兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。博士(文学 大阪大学)。専門は、中国文字学、書法史。 著書に、『文字の発見が歴史をゆるがす』『説文以前小学書の研究』などがある。
  • 人権の普遍性と歴史性 フランス人権宣言と現代憲法
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 1789年人権宣言の歴史的・憲法理論的位置づけを検討し、日本の憲法論にとっての意義を提供する労作。 【目次より】 はしがき 第一章 フランス革命と憲法学 歴史学と憲法学の対話をめざして 第一節 革命史学と憲法学 「八九年」へのコンセンサスと“derapage”論 第二節 フランス革命史研究の展開i法史研究にとっての意味 第三節 フランス憲法研究の展開 第二章 一七八九年人権宣言の「普遍性」 その史的起源を求めて 第一節 一七八九年人権宣言の制定と意義 第二節 人権宣言の構造と人権の「普遍性」 第三節 人権宣言と女性の権利 一七八九年人権宣言の「人(homme)」と「女性(femme)」 第四節 人権宣言に対する批判論の展開 第三章 フランスの憲法伝統と人権宣言 二つの「自由」論と二つの「デモクラシー」論の交錯 第一節 フランスの憲法伝統と憲法学 第二節 人権論をめぐる憲法伝統の展開 自由主義法制の確立と二つの「自由」の対抗第三節 主権論・国家論をめぐる憲法伝統の展開 「議会中心主義」の確立と二つの「デモクラシー」の対抗 第四章 人権宣言と日本の憲法 第一節 自由民権運動と人権宣言 第二節 日本国憲法と人権宣言 第三節 人権宣言の意義と日本憲法学の諸課題 むすびにかえて 資料 〔欧文〕 一 一七八九年人権宣言(「人および市民の権利宣言」)〈一七八九・八・二六〉 二 一七八九年の主要人権宣言草案 三 女権宣言 オランプ・ドゥ・グージュ「女性および女性市民の権利宣言」〈一七九一〉 四 一七九三年宣言および一七九三年の主要人権宣言草案 五 日本憲法史とフランス人権宣言 主要文献解題 I 一七八九年人権宣言二〇〇周年に関連する文献・雑誌特集号 II フランス革命二〇〇周年に関連する基本的な文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 辻村 みよ子 1949年生まれ。法学者、弁護士。東北大学名誉教授。法学博士(一橋大学・論文博士)。 一橋大学法学部卒業、同大学院法学研究科憲法学専攻博士課程単位取得満期退学。 著書に、 『フランス革命の憲法原理』『「権利」としての選挙権』『人権の普遍性と歴史性』『女性と人権』『憲法』『市民主権の可能性』『比較憲法』『ジェンダーと法』『自治体と男女共同参画』『ジェンダーと人権』『フランス憲法と現代立憲主義の挑戦』『ジェンダーと法〔第2版〕』『憲法から世界を診る』『ポジティヴ・アクション』『代理母問題を考える』『概説 ジェンダーと法』『人権をめぐる十五講』『比較のなかの改憲論』『選挙権と国民主権』『憲法と家族』 訳書に、オリヴィエ・ブラン『女の人権宣言――フランス革命とオランプ・ドゥ・グージュの生涯』などがある。
  • 十九世紀英国の基金立文法学校 チャリティの伝統と変容
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 有名パブリック・スクールの多くは、チャリティ(市民公益活動)によって創設された基金立学校である。19世紀教育改革期、国民教育全体の原資として再編が期待されたにも拘わらず、基金立学校はなぜ中流階級の中等教育機関として、国家統制を回避し独立セクターの中にその公益性を閉じ込めることになったのか。その過程を階層統合の挫折として捉える本書は、王立委員会報告書など公文書からその実態を解明する。教育理念・教育内容を巡る問題を、従来看過されてきた財政基盤との関わりで法制史的に論じた教育史の労作。 【目次より】 はしがき 序論 問題の所在と研究課題の設定 第I部 一九世紀初期基金立学校の実態と再編課題 第一章 基金立学校の基本的形態 第二章 基金立文法学校における「エルドン判決」の意義 第三章 基本財産(endowment)をめぐる論争 第II部 チャリティの監督機関の創設と基金立学校の改組構想 第四章 産業社会におけるリベラル・エデュケーション論争 第五章 チャリティ監督機関の設立と中流階級教育の高揚 第六章 基金立学校の改革構想 第III部 基金立学校の再編過程と二元的セクターの形成 第七章 基金立学校委員会(一八六九─七四年)の政策執行とその性格 第八章 基金立学校への公費補助 第九章 中等教育における公的セクターの成立 結論 あとがき 年表 文献一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 宮腰 英一 教育学者。東北大学名誉教授。東北大学教育学部卒業。専門は、教育学、教育社会学。 著書に、『比較教育学事典』(共編者)『学校と大学のガバナンス改革』(共著)『比較教育制度論』(共著)『19世紀英国の基金立文法学校』『地方教育行政の研究』(共著)『イギリスにおけるIB校と多文化教育に関する調査研究』『校舎が変わる』『国境を越える子どもたち』『国際バカロレア』『地方教育行政と学校事務』『国際的学力の探究』(共著)『現代日本の教育と国際化』(共著)などがある。
  • 近世日本の訴訟と法
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は、新発見の幕府評定所民事判例集を素材にして享保改革期における金銭債権保護の特質を明らかにするとともに、「〈伺・指令型〉司法」、「秘密法・問答法・くり返し法など法の特殊な存在形態」、「民事司法における金銭債権の特異な取扱い・内済に対する江戸人の評価・裁判機関に持ち込まれた民事紛争の終わり方」、「刑事司法における〈無罪〉の多発・日本的特質の連続性論」、「行政庁への訴願の訴状・手続」など、多方面に亙り江戸時代の訴訟と法の実態に迫った著者渾身の作。 【目次より】 目次 序論 第一編 総論編 第一章 伺・指令型司法 第二章 法が生まれるとき 第二編 民事編 第一章 江戸幕府評定所民事判例集と相対済令 第二章 「金公事」債権の保護 第三章 内済と裁判 第四章 「出入」の終了 第五章 判決が出たあと 付論 書評・神保文夫著「江戸幕府出入筋の裁判における本公事・金公事の分化について」 第三編 刑事編 第一章 刑事裁判と「無罪」 第二章 「精密司法」と江戸幕府の刑事手続 付論 書評・山田勉著「延岡藩の刑事内済」 第四編 訴願編 第一章 訴願と訴状 第二章 訴願の手続 結論 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大平 祐一 1946年生。法政史学者。東北大学法学部卒。同助手、立命館大学法学部助教授、同教授を経て、立命館大学法学部特別任用教授。専攻、日本法制史。 著書に、『「日本型社会」論の射程』(共著)『目安箱の研究』『近世日本の訴訟と法』『近世の非合法的訴訟』などがある。
  • 宮田光雄思想史論集1:平和思想史研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 本書は古代より現代まで、キリスト教を軸とする平和思想の流れをたどり、近代の代表的思想家の《平和と戦争の論理の交錯》を通じて、永続的平和の前提条件を明らかにした平和の思想史。《秩序と安寧》という従来の平和概念を超えて、《不公正な社会構造の解体》にこそ真の平和の確立があるとする今日的視点がみごとに展開される。旧著『平和の思想史的研究』から二論考を差し替え、あらたに五論考を増補した決定版。 【目次より】 I 1 神の平和と地の平和 《平和》の原型 2 キリスト教平和運動の思想 付論 社会主義社会の宗教と平和 平和と暴力との見方について II 3 近代思想史の平和構想 付論 グローバリゼーションの只中で 《文明の衝突》から《世界エートス》へ 4 カントの平和論と現代 5 クラウゼヴィッツの戦争論と現代 6 政治における敵味方の論理 7 平和倫理としての生への畏敬 アルバート・シュヴァイツァーの平和思想 III 8 核の迷信からの脱却 9 非武装国民抵抗の構想 10 国を守るとは何か あとがき 解説と解題に代えて ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 宮田 光雄 宮田 光雄 (みやた みつお) 1928年生まれ。政治学者・思想史家。東北大学法学部名誉教授。専門は、政治学、ヨーロッパ政治思想史。東京大学法学部政治学科卒。 二つの著作集がある。 『宮田光雄集 「聖書の信仰」』(全7巻 岩波書店) 「信仰案内」「聖書に聞く 説教選」「聖書を読む 解釈と展開」「国家と宗教」「平和の福音」 「解放の福音」「信仰と芸術」 『宮田光雄思想史論集』(全7巻+別巻 創文社) 「平和思想史研究」「キリスト教思想史研究」「日本キリスト教思想史研究」「カール・バルトとその時代」「近代ドイツ政治思想史研究」「現代ドイツ政治思想史研究」 7巻「同時代史論」「ヨーロッパ思想史の旅」。 訳書に、E・カッシーラー『國家の神話』A・ケーベルレ『キリスト教的人間像』K・フォルレンダー『マキァヴェリからレーニンまで 近代の国家=社会理論』(監訳)エーバハルト・ベートゲ, レナーテ・ベートゲ『ディートリヒ・ボンヘッファー』アードルフ・ケーベルレ『信仰の豊かさを生きる』ディーター・ゼンクハース『諸文明の内なる衝突』などがある。
  • 欧陽脩 その生涯と宗族
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 唐宋八大家の一人で宋代中期に活躍した欧陽脩の、栄光と挫折の波乱に富んだ生涯の全体像を提示した本格的業績。さまざまな政治的課題と格闘し、国家や士大夫のあるべき姿を追求して多くの政治的著作や歴史的叙述を残した欧陽脩が、時代と切り結びながらしだいに自己の生きてある理由を宗族に見出していく六十数年に亙る軌跡を考察する。彼の編纂した族譜『欧陽氏譜図』は、族譜編纂のうえで後世に多大な影響を与えたが、彼の多彩な活動を日常性や宗族との関わりをとおして描いて、人間欧陽脩の姿を浮き彫りにする。 【目次より】 はしがき 序章 問題の所在 第一章 欧陽脩小伝 第二章 宋代吉州の欧陽氏一族 第三章 慶暦の新政の源流 「原弊」を手掛かりに 第四章 欧陽脩における歴史叙述と慶暦の新政 第五章 欧陽脩における諫諍と輿論 第六章 濮議論争 あるべき国家像を求めて 第七章 欧陽脩の生平と疾病 第八章 壮年期の蹉跌と宗族 第九章 欧陽脩における族譜編纂の意義 第十章 北宋中期における宗族の再認識について 終章 附篇 第一章 欧陽修か欧陽脩か 第二章 馮道論 欧陽脩と司馬光 第三章 「桑懌伝」と『五代史記』士人論 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小林 義廣 1950年生まれ。名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了。歴史学博士。専門は、宋代史。 著書に、『欧陽脩 その生涯と宗族』『王安石』『欧陽脩 11世紀のユマニスト』『宋代地方官の民衆善導論』『南宋江西吉州の士大夫と宗族・地域社会』などがある。

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