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  • 身代わりのフィアンセ【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】婚外子として生まれ、大富豪の伯父に疎まれていたベッカだが、ある日突然伯父の邸宅に呼び出された。そこにいたのはラリサの婚約者セオ。「君はラリサによく似ている。僕の計画に協力してほしい」愛人に一族の株を譲り渡すと言い出したラリサから株を取り戻すため、ラリサのふりをしろというのだ。つまりあなたの婚約者になれということ? こんなに魅力的な男性の…。考えるまもなく、髪を染められ化粧を施され、セオの婚約者としての生活が始まった――。
  • アンダルシアの花嫁
    完結
    -
    家庭教師マギーの教え子カタリーナはスペインの大公セバスティアンと近々、結婚することになっていた。いくら家同士で決めたこととは言え、まだ若い彼女に愛のない結婚をしいるなんて…。カタリーナに懇願され、マギーはスペインでの結婚式に付き添うことになる。初めて会う大公は確かに威圧的だったが、危険な魅力をもつハンサム。いけないとわかっていながらも男性として意識してしまう。彼に挑発的なキスをされたマギーは血が沸騰するかと思うほど身体が燃えて…!?
  • 美しき幻〈リヌッチ家の息子たちV〉
    完結
    2.0
    ルジェーロはロンドンで謎めいた美女サファイアと出逢い、ひと目で惹かれあう。ところが、情熱的な2週間を過ごしたあと彼女は忽然と姿を消してしまう。運命の恋と信じていたのになぜ…? それ以来、彼は抜けがらも同然だった。ある日、経営する会社が開発した新型バイクのテスト走行をしているとき、サーキットの客席にふとサファイアの姿が見えた。しかし、容姿はそっくりなのに雰囲気はまるで違う。動揺した彼は、あっという間に宙に投げ出されていた。
  • 裁きは終わりぬ
    -
    狭くみすぼらしいアパートメントで暮らすレイは、昼間は会社秘書として働きながら、夜は寝る間を惜しんで学位を取るための勉強に励んでいる。貧しい生活を支えるために、エスコートサービスのアルバイトをしていたある晩、彼女は弁護士のジャイルズ・ブレークと再会する。8年前、レイの父を死に追いやった憎むべき男――ところが成功者となったはずのジャイルズの目に、苦悩の影を見つけて、レイは戸惑いをおぼえた。
  • 傲慢なエスコート
    -
    安心できる男性と、どきどきさせる男。どちらを選べばいいの?■その夜、ジェニファーを迎えに現れたのは、圧倒的な存在感で彼女をたじろがせる、スティーヴンという男だった。恋人のデイヴィッドと喧嘩したジェニファーは、今夜開かれる企業家たちのパーティーに行くため、仕方なくエスコートを雇ったのだ。それでもパーティー会場にデイヴィッドが現れると、ジェニファーは我に返った。彼と仲直りをしなければ。誠実な彼との心安らぐ生活を望むなら……。パーティーの帰り、スティーヴンは強引に彼女の唇を奪って言う。「きみは一週間以内にぼくに連絡してくる。次のキスに賭けよう」いったい彼は何を言っているの? わたしは恋人とよりを戻すのに。ところが翌日の新聞には、スティーヴンとジェニファーの記事が、写真つきで大きく載っていた。大企業の重役と実業家の孫の一大ロマンスとして……。
  • 十年目の初恋
    2.0
    十年前、何より大切にしていたものをあなたは忘れてしまったの?■フェイとガースは、結婚して十年目の夫婦。しかし、二年前から別居している。結婚当時、貧しかったガースは、今では大きな建設会社の経営者だが、仕事に夢中で家庭を顧みないことに、フェイは耐えられなかったのだ。別居後、恋人もできた彼女は、離婚を望んでいた。だが、そんな妻の気持を知って、ガースは取り引きを持ちかけてきた。新しい住宅シリーズの売り出し用の広告に、結婚十周年を迎えた自分たち夫婦を使いたいが、そのためには再び家族で暮らす必要がある、その代わり、PRの仕事が終わりしだい離婚に応じよう、と。フェイは離婚を前提に、子供たちと共に再びガースと暮らしはじめた。そして、改めてガースを身近に観察する機会を得た。離れてしまった家族の気持を取り戻そうと奮闘する彼に、やがてフェイは……。
  • いとしき異邦人
    -
    やせっぽちでそばかすだらけ、引っ込み思案のキャシーは20歳。イギリスの海辺の町に住む医師の娘だ。半年前、父が連れてきたオーストリア人医師ウルフの、いかにもやり手らしい威圧的な態度が気に入らないのだが、たった1人の親友で、すばらしい美人のティファニは、ひと目でウルフに夢中になり“絶対に彼を手に入れる”と息巻く。ところがある日、ウルフに近寄られたキャシーは激しく動揺し、鉛筆を削っていたナイフを、思わず彼の手に突き刺してしまう。以来ますます彼を避けようとするキャシーだが、ウルフのまなざしは、逃がしはしないとでも言うかのように、彼女の心を絡めとって離さないのだった。■思い悩むキャシーを親友ティファニの兄が抱きすくめ、求婚します。 ところがそれをウルフに見られてしまい、彼は嫉妬の炎を燃やし……。 ヴァイオレット・ウィンズピアが描く激しい初恋と、三角関係の愛。
  • 一輪のばらを手に
    完結
    1.0
    元モデルで現在は会社の社長のライザは、ちょっと憂鬱だった。その気は無いのに、財閥の御曹司のブルーノと噂になっていることで…。でも彼は、彼女にぞっこんなのだ。ある日、ライザは別荘に向かう途中、車に追突したが、相手の車から出てきたのは、まるで狼みたいな野性味たっぷりの男性だった。泊まる所がないというので別荘にその男性を泊めたのだが、翌朝その男性はスーツに身を固めた姿で現れた。そして謎の言葉を残して去っていく。果たして彼の正体は――!?
  • 帰らざる日々
    3.5
    彼と愛し合った日々……。あの日々は、もう取り戻せないの?■ジュリーはイギリスの売れっ子クラブ歌手。あるとき、思いがけず、ローマの一流クラブに引き抜かれた。ローマはかつての恋人リコの生まれ故郷だった。ジュリーはリコと深く愛し合い、子供まで身ごもっていながら、銀行家である彼の祖父に結婚を反対され、別れさせられたのだった。その後生まれた息子は七歳になる。でも、リコはそれを知らない……。複雑な思いでローマに到着したジュリーを待っていたのは、人を愛する心を失い、冷酷な人間に変わり果てたリコだった。彼がジュリーを引き抜いたクラブのオーナーだったとは。リコはジュリーに捨てられたと思いこみ、彼女を目にするや冷ややかに宣言した。「君をここに呼んだのは復讐のためだ!」
  • 熱砂にさらわれて〈4姉妹の華燭の典 II〉
    完結
    3.7
    砂漠の国マラバーンの若き国王・ザヒールは意外な報告に驚いていた。彼の前妻のサファイアが、この国に来ていると言うのだ。彼女は5年前に、一方的に離婚を願い出て去っていった。あんなに愛しあっていたのに!! そしてサファイアは突然、宮殿につれ出され監禁されてしまう。途方にくれる彼女の前に現れたのがザヒールだった。再会した瞬間、ふたりの間にはまだ愛が続いているのを認めざるを得なかった。だが彼女には大きな秘密があった!!
  • 甘い冒険
    -
    地味でおしゃれもメイクもしたことがない、本の虫のレベッカ。研究所に勤める彼女の生活には仕事以外何もなく、この10年間は男性とベッドをともにしたこともない。そんな彼女が、誕生日を機に一大決心をした。生活に変化を求めて、冒険をするのだ。ハンサムな上司のケントが保護者顔で止めるのを押し切って、レベッカは手始めに変身キャンペーンに申し込む。見事に美しくなった彼女を同僚たちが我先にデートに誘うなか、ケントだけはなぜか苦い顔で邪魔ばかりして……。
  • サルド家の兄妹
    -
    看護師のアンジーは6年ぶりにバヤルター島へ向かっていた。身寄りのない彼女は10代のころ、よく親友に招待されて、この美しい島で休暇を過ごしたものだ。だが、温かく迎えてくれたサルド一家との楽しい思い出は、先週親友からもたらされた知らせで輝きを失った。親友の兄リックが爆弾の破片をあび、視力を失ったのだ!スペイン名家の跡継ぎで、自信にあふれていたリック――ひそかに愛していた彼の苦悩を思うと、アンジーの胸は痛んだ。わたしがそばにいるわ。この想いが報われなくても。
  • 黒い魔術師
    完結
    2.0
    幼い頃、父を事故で亡くし孤児となったダイナは裕福な未亡人ベラにひき取られた。美しく成長したダイナは、ベラの決めた相手、ベイと婚約する。ベイは上流社会にふさわしい理想的な婚約者だったが、ダイナは彼との間に、愛情をまったく感じることができないでいた。そんなダイナの前に、まるで魔術師のように魅惑的な目をしたイタリア人ラフが現れた。年上で傲慢な彼はダイナを誘惑する。そんなラフにダイナは婚約者にはない熱い何かを感じる。ダイナの心は揺れ動き!?
  • プレイボーイの真実
    完結
    5.0
    F1の世界王者ジェレドにデートに誘われたケイは、世慣れた有名人の彼にすっかり夢中にさせられ、バージンを捧げてしまう。なのに彼は、ケイがバージンだとわかった瞬間、拒絶するそぶりを見せた。ケイの淡い恋心は残酷なまでに踏みにじられたのだ。けれど苦しみはそれで終わらなかった。その一夜で妊娠。その後彼とはまったく連絡がとれなくなったのだから。ケイがひとりで子を産み6年が過ぎたある日、ケイの前にジェレドが現れるが…?
  • 王位をかけた恋
    -
    ロンドンの小さなカフェで働くドティは、店に現れた場違いなほど洗練された客に強引に招待され、エルリア王国へ向かう機中にいた。そこで明かされた彼の正体はプリンス・ランドルフ。出生時の手続きの不備から王位継承権を剥奪されたばかりの“元”王子だ。唖然とするドティに彼は告げた。「きみはプリンセス・ドロテア、エルリアの王位継承者だ。国を救うためにきみが女王になるんだ」驚きながらも、彼のやさしい微笑みに胸がときめき……。
  • 花嫁には秘密
    -
    ウエディング・プランナーのゲイルは、 何人もの花嫁を幸せへと導きながらも、自分の恋には消極的だ。 そんなある日、担当することになった老富豪の結婚式で、 ゲイルは、花婿の長男で敏腕企業家のアレクサンダーに出会う。 彼は父親の再婚に反対で、花嫁は金目当てと難癖をつける始末。 怒って反論するゲイルとのあいだには、火花が散った。 だが、迎えた披露宴――二人でダンスを踊る最中、 不意にアレクサンダーがゲイルの耳元にささやいた。 それは、あまりに傲慢で気まぐれな、愛人契約の提案だった。
  • 五分で恋に落ちて
    -
    ■人を愛するのに、時も場所も関係ない。顔を合わせた瞬間、恋に落ちることもある。■ダニエルとの出会いは、互いの車が衝突したときだった。彼は五分で恋に落ちたと言ってくれたが、リーには男性のそういう言葉をうのみにできない過去があった。十六歳のとき、スコットランドの小さな町に駆け落ちして結婚した。その町では、十代でも親の承諾なしに結婚できるのだ。だが、その結婚は破綻し、それ以来、男性不信に陥ってしまった。男性の言葉を信じて裏切られるのはもうたくさん。ダニエルは女性の見方を売り物にしているコラムニストでありながら、自分の娘がリーの弟と恋人同士になったのを知ったとき、世の父親と変わらない態度で認めようとしなかった。若い二人はかつてのリーのように、北の町に駆け落ちしてしまった。リーは複雑な思いを抱いたままダニエルと一緒にあとを追ったが、それは彼女が、愛する気持を再び取り戻す旅でもあった。
  • ガラスの靴がはけたなら
    完結
    -
    大富豪マックスの主催するパーティーで、慣れない靴を履き足を痛めてしまったセアラは屋敷の主人である彼に介抱された。間近で見る彼はうっとりするくらいセクシーで魅力的。彼の逞しい腕に抱かれながら会場に戻ったセアラは、女性客の羨ましげなまなざしを痛いほど浴びるが、彼は周りの視線など気にかける様子もない。「僕は欲しいものは絶対に手に入れる」彼ほどの富と権力をもっていれば不可能なことはないはずなのに、決意を秘めた視線を私に向けるのはなぜ…!?
  • 純粋すぎる愛人【あとがき付き】〈4姉妹の華燭の典 Ⅰ〉
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】キャッツは小さな宿を営みながら妹たちの面倒をみていた。しかし経営はうまく続かず、ついに宿の権利は人手に渡ってしまう。途方にくれながらも、細々と経営を続けるなか、嵐の最中に訪れた男の客にキャッツは心が揺さぶられた。彼はあまりにもハンサムだったのだ。もちろん彼女の心など気がつかない男は翌日に発っていった。数日後、その男は再び宿を訪れミハイルと名乗る。彼はキャットの宿の権利を手に入れたと言う。そして、彼は彼女に悪魔の提案をしてきた!!
  • かわいい秘書にご用心
    完結
    3.0
    パパが亡くなって私はすべてを失った。ただひとつ残されたのは就職先だけ――ケイトリンは生まれて初めて父のコネで会社に勤め始めた。とは言え、大金持ちのお嬢様だったケイトリンは失敗を繰り返す。社長のジョーは彼女を怒鳴りつけながらも、素直な態度にいつしか好意さえ抱くようになっていた。ある日、頭がからっぽの金髪美人と揶揄されたケイトリンは激怒してジョーに訴えた。「私をバカ扱いしないで!」するとジョーは突然彼女を抱きしめ、キスをしてきたのだ!
  • 双子のドラゴン
    -
    幼なじみとの幸せを夢みていたカラは恋に破れ、打ちひしがれてカリブ海にやって来た。上陸したのはフランス領リュック島。美しく幻想的な島だ。ホテルの部屋を間違えたことから、カラは、ルーカン・サヴィッジという謎めいた男性に出会う。島人の噂によると、ドラゴン・ベイに広大な農園を持つサヴィッジ家の館には、ドラゴンの呪いがかかっているという。ルーカンには車椅子の双子の兄がいるが、その原因となった事故はどうやらルーカンのせいらしい。危険と知りつつも、カラはルーカンの抗い難い魅力に引きつけられ……。

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  • かりそめのガールフレンド〈ファルコン家の獅子たち〉
    完結
    -
    一躍スターダムにのしあがったトラヴィス・ファルコン。しかし彼の事務所は悩んでいた。彼が女性問題でゴシップ誌を賑わせるからだ。そこでボスは「世間体のいい淑女とつきあえ」と命令を下した。そんな時、売れない俳優を追ってスタジオにやって来たシャーリンに白羽の矢が立った。トラヴィスは、彼女と偽装の恋人契約を結ぶ。やがてふたりは互いに兄妹のような強い絆を感じ始めるが、ある夜を境にトラヴィスはシャーリンによからぬ思いを抱くようになり…。
  • 危険な億万長者
    完結
    -
    ロンドンの獣医フェイスは、牧場経営者ラウルについて書かれた記事に感銘を受け、衝動に駆られるまま彼のいるアルゼンチンに向かった。だがそう簡単に会えるはずもなく、異国の牧場でひとり働く日々を送っていた。そんなある日、瀕死の馬の救ったフェイスは思いがけない出会いを果たす。馬をつき添っていたハンサムな男性こそが捜し求めていたラウル本人だったのだ! 驚愕するフェイスに突然彼は「僕に会うためにここに来た。それは愛の告白だ」と強引に唇を奪って…!?
  • 愛の物語の結末は?
    完結
    -
    ドナは、年下のイタリア人の恋人にプロポーズされ、幸せの絶頂にいた。少し頼りない彼だけれど、孤児だったドナの憧れ――家族をもつ夢がようやく叶う。ところが結婚の挨拶に訪れた彼の実家で、ドナは意外な事実を知る。そこは住む世界の違う、由緒正しき名家の大豪邸だったのだ! そして彼の兄リナルドは、傲慢な態度で手切れ金を提示してきた。金目当ての女と思われたのだ。さらにリナルドは、金でドナが追い払えないと知ると今度は誘惑を仕掛けてきて!?
  • パリがくれた最後の恋〈ファルコン家の獅子たち〉
    完結
    4.5
    私は大富豪ファルコン家の次男に弄ばれたの? ――彼、マルセルとキャシーは以前つきあっていたが、その頃彼は、わざわざ貧乏なふりをしていたようだ。そして今、大富豪とその使用人として再会したが、マルセルはキャシーに気づかないふりをしている。確かにキャシーも彼と別れてから変わった。つきあっていた頃は、モデルとして華やかに活躍していたけれど、今はひっつめ髪に眼鏡の地味な会社員だもの。でもだからって、過去をなかったことにしたくはないのに…。
  • お熱い恋はお好き?
    完結
    4.5
    「君にはユーモアとセクシーさが足りない」料理番組で司会者兼シェフを務めるディミは、新しいプロデューサーのミッチにそう言われた。さらに彼は、ディミが魅力的に変貌するためにレッスンが必要だと主張し、一緒に番組に出演することに。セクシーな衣装に、ミッチのきわどいジョーク。きまじめな性格のディミは不本意な演出に戸惑いつつも、魅力的なミッチをつい目で追ってしまう。でも勘違いしてはダメ。このレッスンはあくまでも番組のためなのだから…。
  • 恋する修道女
    3.0
    18年間、俗世間を知らずに修道院で育った孤児のアイリス。いよいよ修道女の誓いをたてる日が近づいてきたあるとき、彼女は院長から突然呼びだされ、驚くべきことを告げられる。ギリシアの大富豪ゾナーの屋敷にしばらく滞在し、彼の息子の家庭教師をするようにというのだ。初めて知る贅沢な暮らしに罪悪感を覚えるアイリスだったが、何より彼女を恐れさせたのは、男らしいゾナーの存在だった。なんて罪深い人。そばにいるだけで私の心はかき乱されてしまう。必死に抗うアイリスを試すかのように神はさらなる試練を与え……。

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  • 波打ち際のシンデレラ〈ファルコン家の獅子たち〉
    完結
    3.5
    冷徹な実業家ダリウス・ファルコンは最近疲れを感じていた。彼が事業の失敗の末に降り立ったのは太陽が輝く自然美しい島。公私ともに人生最悪の日を迎えたはずのダリウスだったが、救命隊のボランティアをつとめるハリエットと出会い、いつしか心が軽くなるのを感じはじめる。島での高揚した空気のなか「恋人になってほしい」と請うダリウスに、喜んで受けるハリエットだったが、実はその願いにはファルコン家の事情が深く絡んでいて…。現代のシンデレラストーリー!
  • 誘われた花嫁 魅惑の兄弟 I
    -
    アレックスは大叔父の葬儀に参列するためにフィレンツェへ飛んだ。大叔父は彼女に債権を遺していた。借金の取り立て先は、この地で農園を営むファルネーゼ家の兄弟だ。葬儀の席で顔を合わせた兄弟は、恨みのこもった目をアレックスに向けてくる。とくに兄のリナルドは憎悪の塊だった。どうして私がこんなに憎まれなければならないの?愕然とするアレックスに、兄弟はある企みをしかける。兄弟のどちらかが彼女をものにして、借金を相殺しようというのだ。コインを投げ、誘惑する役に決まったのはリナルドだった。

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  • シチリアからの誘惑者【あとがき付き】
    完結
    4.2
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】ジャンカルロは、義兄が経営する会社の重役用ルームに入ると、若く美しい赤毛の女性に目を止めた。あれが社長秘書のナタリア・デイトン――義兄の愛人ともっぱらの噂で、僕の姉を苦しめている女か。一方、ナタリアは自分をじっと見据えているジャンカルロの視線に怯えていた。彼は誤解しているわ。私は彼の義兄の愛人ではないもの。でも、それを口に出せない理由があるのよ――ジャンカルロは決めた。金を渡すより愉しい方法で、彼女を問い詰めてやろうと。
  • 月夜の魔法/恋に落ちた天使
    完結
    3.0
    「ブラインド・デートだなんて…」キャサリンは、恋人を紹介しようとする妹のお節介にうんざりしていた。元彼との恋に破れた今は、新しい恋なんてできそうもないのに。だが、気乗りしないまま会った相手の名前を聞き驚いた。ザック・フリーマンですって? 映画のSFX分野では伝説的な有名人だわ。男性としての魅力も才能もあふれる彼に翻弄され、キャサリンは傷つきやすい心を隠したまま、彼とつきあい始めるが?(「月夜の魔法」)。「恋に落ちた天使」も同時収録。
  • ラストダンスはシェフと
    完結
    2.2
    まもなく王位を継ぐメリディア国のセバスチャン王子は、まぶしいほどの美貌でありながら噂どおりのひねくれ者。戴冠式にシェフとして招かれたエマに何かとちょっかいをかけてくる。けれどふたりはいつしか惹かれあいキスを交わす仲となるが、その矢先、戴冠式前の大事なディナーでエマが大失敗をしてしまう。この国で神聖視されている国魚を、よかれと思って調理してしまったのだ。エマを追放せよという声があがるなか、セバスチャン王子は…?
  • 魅惑の億万長者
    完結
    3.0
    モリーが億万長者嫌いになったのには訳があった。かつて、大スターのフランチェスコに恋心を利用され、捨てられた過去があるから。以来、華やかな世界の住人とは距離を置いてきたのに、エコカー開発を手がける億万長者のジョージがモリーの広告の仕事を気に入り、直接指名をして来た。「お断りします!」そう言ってオフィスを飛び出したモリーを追いかけてきた彼は、セクシーな笑顔を浮かべ思いもよらぬ提案をした。「では、きみをデートに誘うのはどうかな」と。
  • アンダルシアにて
    -
    スペインのコルドバの病院で目を覚ましたとき、アラベルはすべての記憶を失っていた。見舞いに来た黒髪の男性コルテスに夫だと言われても、何も思い出せない。地元の名士だというコルテスの尊大そうな顔を見ると、アラベルはなぜかひどく落ち着かない気持ちになった。そんなアラベルに、コルテスは「きみはぼくのものだ」と言って、名実ともに妻となることを要求してくる。でも、私にはほかに深く愛する男性がいたように思えてならない。アラベルは記憶にない“夫”を受け入れることはできなかった。ところがある日、彼の恋人だと名乗る女性が現れ、籠に入った鳥を見せられたアラベルは……。■HQ草創期に活躍した不世出の作家、ヴァイオレット・ウィンズピア。記憶喪失を題材に、謎めいたヒーローと無垢なヒロインの恋を巧みな会話と比喩で綴る、ミステリアスな一作です。

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  • 絆をもう一度
    完結
    3.3
    今日はケリーの8回目の結婚記念日。そして、すれ違いばかりだった著名ジャーナリストの夫ジェイクとの離婚がやっと正式に成立した日でもある。世界中を飛び回る命知らずの夫は、いつも家にいなかった。私が流産した悲しいあの日も…。ケリーは過去を断ち切るため、美しく長かった髪を切り、家で離婚記念日のパーティーを開いた。ところが、突然現れたジェイクはまったく離婚に同意を示さず、パーティーの客を手荒に帰すとケリーの唇を奪ってきた!?
  • 完璧なデート?
    完結
    3.7
    駆け出しのインテリアデザイナーとして張り切るカミには欠点があった。それは頼まれたら嫌と言えないこと。いつも断りきれずブラインドデートに出かけては失敗を繰り返してきた。そんな彼女が知人のタナーは歯がゆくてたまらないらしい。けれど心配されてもなかなか直せない欠点を抱えて、今日もカミはブラインドデートに出かけてしまう。だがその夜、デート相手にひとけのない場所で置き去りにされてしまった! 暗闇のなか、頭をよぎるのはタナーのことばかりで…!?
  • 愛ゆえに別れて
    完結
    -
    アメリカ人大実業家ブレードの妻であるエイミーは、ついに夫と別れる決心をした。彼は彼女をこよなく愛していたし、また彼女はそれ以上に彼を愛していた。エイミーは彼に秘密などなかった。ただ、ある一点を除いて! その、秘密ゆえに、愛しているゆえに、彼女は夫の前から姿を消した。そして、今はとある村のレストランでウエイトレスをしているエイミーの前に、ブレードが現れた。別れた原因を迫る彼だったが、彼女は何も言えなかった。愛するがゆえに!!
  • 結婚の名のもとに
    完結
    4.0
    秘書ブリオニーは、仕事マシーンと名高い社長カーライルの下で働くことになる。至急の仕事をあげた彼女がひと息ついてると、「パパ!」オフィスに、彼がひとりで育てている娘エマが現れる。傲慢なボスの別人のような笑顔に驚くブリオニー。父娘と一緒に遊園地に行くことになるが突然、エマが苦しそうに倒れる。なんと彼女は心臓の病気で余命数か月だというのだ。そして、エマの最後の夢として彼に頼まれたのは――「僕と結婚して、娘の母親になってくれないか?」
  • 情熱はほろ苦く【あとがき付き】
    完結
    4.2
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】クレアは大胆な行動に出ようとしていた。いとこのデインに結婚を申し込もうとしているのだ。実はクレアは、幼少の時に義理の祖父にひき取られ、祖父の介護でこき使われていた。その祖父が亡くなり、莫大な遺産がクレアに残された。ただし、いとこの誰かと結婚しなくてはならないという条件がついていた。長年一緒に祖父に仕えていた老夫婦にはなにも遺されていない。なんとかこの老夫婦に報いたいクレアは、プレイボーイで有名なデインに結婚を申し込むが、彼の態度は!?
  • 愛ゆえの迷宮〈リヌッチ家の息子たちVI〉
    完結
    5.0
    シーリアは盲人というハンデに屈することなく、ダイビングや会社経営に挑戦し、好奇心旺盛に人生を楽しんでいる。恋人のフランチェスコはそんな彼女が心配でならなく、彼なりの愛で縛ろうとする。「わたしは不自由でもかわいそうでもない。どうして生き方まで否定するの?」燃えあがった無防備な情熱はお互いを心底傷つけあい、ふたりは決定的な別れを告げる。愛だけで生涯をともにすることはできないの…? イタリアの名門6人兄弟の大河ロマンスとうとう完結――!!
  • 背徳の花嫁
    3.0
    「きみは自分が何をしたのか、わかっているんだろうな!」激昂したヘラクリオンに体を揺さぶられながら、花嫁の長いベールを脱いだフェニーは罪悪感に苛まれていた。神の前で結婚の誓いを立てた相手が美しい婚約者ペネラではなく、地味でさえないその従妹だったとわかれば、激怒して当然だ。でも、奔放なペネラは恋人とアメリカへ逃げてしまった。そして私は、ひそかにヘラクリオンを愛していたのだ……。フェニーはエーゲ海の島に立つ白亜の館に迎え入れられた。男の子をひとり産み、その子を置いて去れという条件のもとに。
  • 優しいジェラシー
    完結
    2.0
    事故で父を亡くしたフィンは途方に暮れていた。借金のカタに生まれ育った農場を追い出され、遺されたのは馬1頭だけ。行くあてもないのに、大地主タイ・アラダイスは「うちの地所に2度と足を踏み入れるな」と警告してきた。ひどいわ!いくら彼の弟が、私の従姉妹に手ひどく振られたからって私まで目の敵にするなんて。暴君のような彼には2度と会いたくなかったのに、フィンは池で溺れるタイの弟を助けてしまい、そのお礼と称して彼の邸に住むよう命じられ…?
  • 風に吹かれる砂のように
    完結
    4.0
    遠いアラブの国で金融サービスの職についたサディー。だが、雇い主に取引き相手をいかがわしくもてなすよう命じられ、それを断ると突然解雇されてしまう。帰国の旅費もなくさまよっていた彼女を助けたのは、雇い主の家で1度すれ違っただけの男性――ドゥラックス。仕事があると言われ、専用機で強引に連れていかれたところはアラビアン・ナイトのような宮殿…なんと彼は、隣国のシークだった! 夢見心地のサディーだったが、彼は密かに卑劣な計画を立てていて…?
  • 天使のたくらみ
    完結
    -
    クリスマス間近のある日、ジュリーは、有名なIT企業社長ロイ・フレッチャーの車にはねられてしまう。だが彼は「接触などしていない、きみが勝手に転んだんだが訴訟はめんどうだ」などと言って示談金を寄越してきた。納得いかないジュリーがそれをつき返しに行くと、彼は美しい顔にとびきりシニカルな笑顔を浮かべて「金額をつりあげるつもりか?」と言い放った。なんて男なの!激しく反発しながらも、ジュリーはどこか魅力ある彼の存在から目が離せなくなり…?
  • 聖夜の再会
    完結
    -
    クリスマスを間近に、グレッグは絶望していた。すべての銀行に融資を断られてゆきづまり、もうどうなってもいいと雪のなかに倒れこんでいたのだ。すると彼の前に、天使か悪魔か、銀色に輝く存在が現れてふいに尋ねた。「おまえの望みは?」と。これまでの過ちすべてが許されるなら…。妊娠した恋人に金だけ渡し、突きはなした10代。恩人への援助を冷たく断った20代。危篤の母のもとに駆けつけなかった30代。すると天使はただ1度のチャンスをくれて?
  • ヴェネツィアの情事
    完結
    4.0
    「私を財産目当てと決めつけたくせに、どういうつもり!?」亡き夫が遺したヴェネツィアのガラス工房に、単身向かった元モデルのヘレナ。そこで出会ったのは夫の甥サルヴァトーレ。彼は、若く美しい未亡人のヘレナが、金目当てで伯父の工房を相続するのだと思いこみ、阻止すべく待ち構えていたのだ。あさましい女だと罵られ、反発するヘレナ。だが工房をめぐって敵対する一方、彼はその圧倒的な魅力でヘレナを誘惑して!?水の都で繰り広げられる魅惑のロマンス!
  • 愛を忘れた理由【あとがき付き】
    完結
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】初めて大人の男の人の涙を見た――。パーティーで母親にほっておかれた幼いペトラはホテルの屋上から身を投げだそうとする男性リサンドロスを見つけ、ひきとめる。傷ついた彼の横顔が忘れられず、それが彼女の初恋となった。10年たち、今や彼はギリシャ造船業界のトップでペトラの継父のライバル。ゴシップ誌を騒がすプレイボーイとなって彼女のことを忘れているようだった。ペトラは彼に近づくが、あの涙の裏に狂おしいほど悲しい両家の因縁があったことを知り…!?
  • 愛を忘れた花嫁
    完結
    2.0
    突然、夫がこの世を去りひとり残されたリン。葬儀に現れた義兄のソーヤーにリンは動揺する。彼は夫に出会う前に恋していた男性だったのだ。そして、彼に慰められているうちに、いつしかふたりは深い仲になってしまった。そして、ひとりで生きようとしていたリンは、自分が妊娠していることに気がつく。この子供は亡き夫の子なのか?それともソーヤーの子なのだろうか?リンの妊娠を知ったソーヤーは、なんと彼女に結婚を申し出た。でも、この子の父親は誰なの?
  • 終わらない恋〈リヌッチ家の息子たちIV〉
    完結
    2.0
    TVプロデューサーのデラが番組のナビゲーターに選んだのは新進気鋭の考古学者カルロ・リヌッチ。さっそくポンペイで遺跡調査をしている彼に会いに行く。出逢ったとたん情熱的に惹かれあい、結ばれるふたり。でもデラにはわかっていた。私は彼より7歳も年上の子持ち。名家の彼にとって、これはひとときの恋だと。たとえ彼が本気になってプロポーズしてくれたとしても…。私の秘密に巻きこんではいけない。デラは一族の皆の前でわざと彼を傷つけ、別れを告げた。
  • 秘書の変身
    完結
    4.0
    秘書のデイジーはひそかにプレイボーイのボス、アレックスに片思い中。地味で控えめな自分は彼に相手にされないとわかっていたけれど、まさか新しい彼女のためにレストランを予約してほしいと頼まれるなんて…。もう限界だと思ったデイジーは、ついに辞表を提出する。叶わぬ恋を忘れたかった。ところが数日後、アレックスがデイジーをひきとめにやって来た。きみがいなければ仕事がまわらない、新しい契約のため南の島へ一緒に来てほしいと頼まれて…?
  • セニョール・サタン
    -
    スペインで修道女見習いをしている身寄りのないトニは、いわれのない差別を受け、つらい毎日を送っていた。ついに園丁の服を拝借した彼女は修道院からの脱走を企てるが、途中、紛れこんだ祭りの喧噪のなかで盗人に間違われてしまい、美貌の貴族ルークの手によりなんとか救われる。トニは彼の船でスペインからイギリスへ向かうことになり、身の安全のため、少年のふりのままルークや周囲の人々を欺いた。だが一方で、ルークへの思いは日々膨らんでいくばかりだった。そんなある日、彼らを乗せた船が嵐に巻きこまれてしまい……。
  • ぬくもりを求めた夜
    完結
    2.0
    猛烈な雨と風のなか、8人の乗ったボートは木の葉のように揺れていた。エンジンはかからない。周囲の救助ボートも出払っている。状況は絶望的だ。不安に震えるリアの頭上に、突然ヘリコプターが現れた。ワイアットだわ!10年前大げんかをして別れたにもかかわらず助けに来てくれたのだ。リアは同乗の学生たちの救助を優先し、その結果ひとり取り残されることに。だが、ワイアットは言った。「ぼくは降りて彼女と一緒にいる!」
  • 黒い魔術師
    2.0
    幼いころ父が破産、自殺し、孤児となったダイナは、裕福な未亡人ベラに引き取られ、何不自由なく育てられた。美しく成長した今、上流社会にふさわしい結婚をしようとしている。相手は上院議員の息子で、ルックスも家柄も申し分ない。だがダイナが結婚を承諾したのは、養母の恩に報いるため。彼女はまだ、燃えるような激しい恋を知らなかった。そんなある日、ダイナはイタリア人ホテル経営者のラフと出会う。年上で傲慢な彼は、自信たっぷりにダイナをデートに誘い、すっぽかされると今度は彼女の屋敷に忍び込んでくる強引さだ。婚約者にはない熱い何かをラフに感じ、ダイナの心は揺れ始める。■ふたたび大きな注目を集めている往年の人気作家V・ウィンズピア。80年代の初期の作品には、いまも色褪せぬ珠玉のロマンスが数多くあり、HQセレクトからのリバイバル刊行は大好評を頂いています。
  • プリンセスの香り【あとがき付き】〈古城の恋人たち Ⅲ〉
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】モデルのヤコーバは、香水のCM撮影のために深紅のドレスを身にまとい出番を待っていた。だが、相手役が撮影できなくなってしまう。その時、ヤコーバの相手役を申し出た美しい男が現れた。彼の名はイリュリア公国のプリンス・マルコ。複合企業を率いる彼は、このCMの香水のオーナーでもあった。そしてふたりは息がぴったりと合い撮影は終了した。だが、彼女は自分の素性が知られるのを恐れていた。もし知られてしまったら恐しい復讐が始まってしまう!!
  • 恋人が二人
    完結
    -
    エミリーはなつかしさに胸がいっぱいだった。10年前、この伯母の家でひと夏を過ごし、隣家の少年に恋をした。秘密の島、初めてのキス…すべてが輝いていた夏。けれどある日、エミリーは彼にさよならも言えないままそこを去ったのだ。今も彼は私を覚えているかしら?もう1度会いたい!しかし、エミリーは知らなかった。少年にはそっくりな双子の兄がいて、彼らふたりとエミリーが会っていたことを。初恋の相手がふたりいるのも知らぬまま、再会の時は近づいて…。
  • 吹雪の夜に愛して
    完結
    -
    インテリアデザインをしているジュードは、友人のフレディに頼まれていた。フレディはとある店の開店のために、まとまったお金が必要なのだが、彼の兄が承諾しないのだ。だから一緒に兄を説得して欲しいと頼まれた。そして、弟を訪ねてきた兄のセザールを見て、ジュードは納得した。セザールは近寄りがたく、人を凍りつかせる雰囲気があった。端正な顔立ちは魅力的だが、傲慢な人!話しあいを終えて、外に出るとあたりは雪に埋もれて身動きが取れなくなっていた!!
  • 百通りの愛し方
    完結
    3.0
    飛行機事故で助かったダニーは奇跡の女性として有名になった。すると療養中の病院に、ある日見知らぬ男性が訪ねてきた。ランドと名乗る彼は、モナコの大富豪クリーブの使いで彼女をモナコへ招きたいなどと言う。クリーブとは、両親を別れさせた冷酷な祖父のことだ。何を今さらと、ダニーはすぐさま追い返そうとするが、ランドは唯一の肉親に会うチャンスだと説得してきた。彼のゴージャスで誘うようなほほえみに警戒しながら、ダニーはモナコへ旅立つことになるが?
  • 女王が導く恋【あとがき付き】〈古城の恋人たち Ⅱ〉
    完結
    3.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】イリュリア公国のプリンセス・メリッサはニュージーランド南島で経営学を学ぶためにロッジで研修を積んでいた。そんな時、ロイヤルスイートの客に食事を運ぶためにノックをすると、男性の声が返ってきた。その声を聞いた瞬間、メリッサはとある男性を思い出した。この声の主こそ、心の奥に封印したはずのホークだった。兄ゲイブの友人のホークと思わぬ形で再会したメリッサは、1年前のいとこの結婚式の夜のことを思い出していた。忘れようと懸命に努力していたのに!!
  • 結婚の名のもとに
    3.5
    ブリオニーのボス、社長のカーライルは仕事の鬼だ。ハンサムで魅力的なのに、いつも冷淡で厳しい態度を崩さない。だがある日、愛らしい少女がオフィスにやってきたとき、カーライルの表情がこれまで見たこともない温かいものに一変し、ブリオニーは驚くと同時に彼から目が離せなくなった。少女はカーライルの娘エマで、亡き妻の忘れ形見だった。エマがすぐにブリオニーに懐いたのを見て取ったカーライルは、娘が重病にかかっていることを告げたうえで、こう切り出した。「結婚してほしい。余命僅かなあの子の願いを叶えてやるために」
  • 心のなかの小箱
    -
    病院で働くメリーは、珍しい血液型の持ち主だった。あるとき彼女の血液がひとりの急患の手術に役立ち、看護師たちはそのハンサムな患者の話題で持ちきりになった。そんな人と希有な共通点を持っていると思うと、悪い気はしない。数日後、食事の許可が下りた彼の病室にトレイを運んだメリーは、ジュールダン・ラニエという患者の抗いがたい魅力に圧倒された。こんなにも心を乱す男性には、決して近づいてはいけないわ。メリーは担当を替わってもらったが、退院した彼から食事に誘われる。断っても断っても諦めないジュールダンにとうとう屈し、メリーはこちこちになってその夜を迎えた。■ハーレクイン草創期に活躍した作家ヴァイオレット・ウィンズピアが、今また熱い注目を集めています。無垢なヒロインが、謎めいた年上のヒーローに心を奪われていく王道ロマンスが人気の秘密なのでしょう。
  • アリスのめざめ
    3.0
    私の代わりに、婚約を破棄したいと彼に伝えてきて――そう妹に頼み込まれたアリスは、妹の婚約者に会うため、しかたなくひとり異国ギリシアへ赴くこととなった。だが滞在先のホテルで休んでいたところ、あろうことかスタッフに扮した謎の男に誘拐されてしまう。男の名はステファン。妹の婚約者に恨みを持つホテル王で、どうやら妹とアリスを間違え、復讐の道具にするつもりらしい。必死で人違いだと説明するも耳を貸してもらえず、アリスは彼の所有するエーゲ海の孤島へ連れていかれ……。
  • 領主の口づけ
    完結
    3.0
    テッサは5歳のときに家を出た母から連絡を受け、20年ぶりの再会を夢みてフランスの片田舎へやって来た。だが訪ねた家には置き手紙があり、<借金取りから逃げなければならないの。あとはよろしくね>とだけ書かれていた。事情のわからないテッサが、村の領主ギイ・ド・トゥレーヌに話を聞くと、村中の人間から憎まれていたという母の悪評を聞かされてしまう。さらに、身持ちの悪い女の娘として、彼はテッサのことも冷たい瞳でみつめてきて…!?
  • 見出されたとき
    3.0
    飛行機事故で奇跡的に助かった若い女性が、記憶を全く失って、サハラのエル・カディアにある病院に収容されていた。婚約指輪を握りしめていた彼女は、エル・カディアに大農園を持つジェラール家の次男アルマンの婚約者、ロスリンだろうと思われた。2人は結婚の報告のため、アフリカに向かっていたらしい。アルマンの祖母は、ロスリンに農園で療養するように勧め、身寄りのない彼女は、招待をありがたく受けた。祖母もアルマンの兄トリスタンもとても優しかったが、農園の支配人である従兄のデュエインだけは、はじめからロスリンを偽物だと疑ってかかった。■ハーレクイン草創期に活躍した作家V・ウィンズピアが、今再び話題を集めています。アフリカのサハラに広がる大農園とそこに立つ広大な屋敷を舞台にしたこの作品は、記憶を失くしたヒロインが真実の愛に目覚める姿を、壮大なスケールで描いています。
  • 帰らざる日々
    完結
    4.5
    クラブ歌手のジュリーは、一流クラブに呼ばれてローマを訪れた。かつての恋人リコの生まれ故郷だ。激しく愛しあうふたりは、彼の祖父に無理やり別れさせられたのだった。その時の息子がもう7歳になることを、リコは知らない。そしてここローマで、再び彼と会うことになるなんて!8年の月日はリコを冷酷無情な人間に変えていた。そしてジュリーは驚くべき真実を知らされる。ローマに彼女を呼んだのはリコであり、その目的は復讐にほかならないということを!
  • 愛が試される城【あとがき付き】〈古城の恋人たち Ⅰ〉
    完結
    2.8
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】古城の改装の仕事を請けたサラは、現場のイリュリア公国に向かった。この公国の王子のゲイブとサラは、かつて婚約していた。しかし、ゲイブが彼女に貸した家宝のネックレスが紛失してしまい、サラはその犯人と決めつけられて婚約は破棄された。王子と一介のデザイナーではもう会う機会も無いと思っていたサラだったが、彼女を待っていたのは、忘れもしないゲイブだった。そして彼は冷徹な眼をして、紛失したネックレスを返すまで城から出さないと宣言した!
  • 愛されぬ秘書
    完結
    4.0
    秘書のチャーリーは、ボスの心理学者マルコに恋をしている。けれど彼は「愛で結ばれる関係など成立しない」という持論の主。愛がすべてだと信じている私とは釣り合わないわ…。チャーリーは彼への恋心を隠しながら有能な秘書に徹していた。だがある日、彼に出張同行を求められる。どうして私が?彼の真意はわからないけど、彼女は期待に胸を躍らせた。出張先で自らに襲いかかる企みも知らずに…。――ロマンチストの秘書と、愛を期待しない心理学者の恋の行方は!?
  • 王位をかけた恋
    完結
    -
    イギリスで平凡な暮らしをしているドロテアの前に、エルリア王国の皇太子ランドルフが突如現れた!彼女は誘拐同然にさらわれ豪奢な宮殿へ行くことに。そして驚くべき事実を告げられる。「君はこの国の王位継承者だ」と。戸惑いつつも王女として振る舞う中、王位争奪戦に巻き込まれ!?
  • 国王陛下のラブレター
    完結
    -
    歴史研究家リジーの大伯母は、往年の大女優。その彼女とボルタビア王国・前国王との間にはかつて、深い交流があった。「大伯母から聞いていた前国王の話を、一冊の本にまとめたい!!」リジーは、現国王のダニエルに強引にインタビューを申し込むが、断られてしまう。ところが、落胆していたリジーに思いがけずダニエル国王から舞踏会の招待状が届いた。喜び勇んで、舞踏会に乗り込んだリジーだったが、再会した国王ダニエルに突然、唇を奪われてしまい!?
  • あなたの声が聞こえる
    完結
    -
    幼い頃の高熱がもとで聴力を失ったジーナ。人口内耳の助けを借りながら、持ち前の頑張りで事務弁護士として働いていた。そんなある日、事務所の顧客・カースンと出会い、彼が、自分と同じように聴覚障害を持つ息子と意思疎通ができずに苦しんでいることを知る。初めは彼の息子の手助けをできればと面倒を見ることに同意したジーナだったが、いつしか苦悩するカースンの姿に、同情とは異なる感情を抱いてしまい…!?
  • 愛に気づかずに
    完結
    5.0
    父親が多額の借金を残して亡くなり、裕福な生活から一転、すべてを失ったエマ。途方にくれる母親とともに、つつましい生活を始めるけれど、現実は厳しいことばかり…。そんな時、町の診療所の臨時医師・ルーレと出会う。彼の優しさは、疲れきったエマの心を癒してくれるが…。「勘違いしてはだめ!仕事が終われば、彼はこの町を出て行くのだから…!」
  • 不機嫌なプリンセス
    完結
    -
    サッフォン王国の王女タリーは美しい自然が残る王国と国民を心から愛していた。そんな彼女の前にリゾート建設計画が持ち上がって…。やり手の開発業者でプレイボーイのジェイス。彼に近づくのは危険だと知りながら、タリーは彼に会いに行った。そんな二人の姿が、ゴシップ紙のカメラマンに撮られてしまい大波紋が!?
  • ただひとり、あなただけ
    完結
    -
    夜道を運転中、誤って盲導犬をはねてしまったディーリア。懸命に謝るが、相手の男性は見えない漆黒の瞳で心まで見透かすように言った。「君はいつも美貌を武器に許されてきたんだろう?」確かにディーリアは美しく、それが悩みでもあった。うわべの美しさが通じない彼に、ディーリアは心を激しく揺さぶられ…!?
  • 再会は炎のように
    完結
    4.0
    令嬢レベッカはパーティである男性を見た瞬間、息が苦しくなった。彼は若き日に将来を誓い合った恋人ルカ。そして挙式前日、手切れ金と引き換えに彼女を捨てた男…。それ以来、彼女の心は今も閉ざされたままだ。そんな彼女を前に再び彼は甘く囁いた。「また会えるかな?」憎しみと誘惑の炎が彼女の胸を熱くし…!?
  • 愛の勝利
    完結
    3.0
    こんな形であなたと再会することになるなんて---大怪我をしたF1レーサーの元夫・ウエストの治療を行うことになった理学療養士のマディ。マディの胸に、愛していたからこそ彼の元を去った辛い過去が甦る。だが、怪我が治ったら彼はまた危険な世界に戻ってしまう…!!募る想いを隠して看護を続けるマディだったが!?
  • 花嫁を演じて〈シンデレラ・ブライド〉
    完結
    5.0
    「僕のフィアンセになってくれないか?」名門建設会社社長トレイの思いがけない言葉は、入社以来彼を慕う秘書ジェーンにとって最高に嬉しいプロポーズのはずだった。それが会社を救うための“芝居”でさえなければ…。急速な経営改革を行いたいトレイが、先代社長から持ち株を譲り受ける条件は、結婚。仕事のためだけの「フィアンセ役」をジェーンは悩みながらも引き受ける。だが、思わぬトラブルから、本当に結婚するはめになって!?
  • ボスには言えない
    完結
    -
    社長のジョーに片想い中の秘書・クラウディア。一方、ジョーはそんな彼女の気持ちにまったく気づかず、多くの女性と浮名を流すプレイボーイ。--これ以上彼のそばにいるのは辛すぎる…!--ついに退職を決意したクラウディアだけど…。「僕は君なしではやっていけない。結婚してくれ」。筋金入りの独身主義者であるジョーの、信じられない一言にびっくり!--彼が必要としているのは“秘書”だけよ!愛し合ってもいないのに、結婚なんて…--それでも、必死の彼の説得に根負けし、半月だけ彼のもとにとどまることになってしまい…!?
  • 月影の水都
    完結
    -
    「ここなら死に場所にふさわしい…」“復讐”のために訪れたベネチア。真冬の石畳の上で、ジュリアは力尽きようとしていた。そんな時、まるで月影に誘われるように、古びた宮殿に導かれたジュリア。そこで介抱されたジュリアは、宮殿の所有者ビンチェンツォの優しいまなざしに、心が揺らぐ。「だめよ!もう、誰も信用しないと決めたのだから…!」
  • 愛は仮面の奥に 1巻
    完結
    -
    テリーは行方不明の兄を捜しにベネチアへやって来た。ホテルに着いた彼女を出迎えたのは長身でハンサムな、魅力ある男性だった。彼をポーターとして扱ったテリーは、従業員の話で彼がホテルオーナーのマウリツィオと知る。恥ずかしさに赤くなった時、電話が鳴った。それは当の彼からの、ディナーの誘いだった--。
  • 二十九枚の銀貨
    完結
    -
    銀行の跡取りの重圧に耐え、働いてきたジェシカ。彼女は強盗に拉致された事件を契機に、一人田舎に移り住んだ。ある日彼女は郵便局で再び強盗に遭い、一人の男性に助けられる。彼の名はダニエル。彼は怪我を負った彼女を、かいがいしく世話してくれた。次第に二人は魅かれあう。が、彼の目的は別にあって…!
  • プリンセス狂想曲
    完結
    1.7
    ほんのひとときでいい、ひとりの女性としての自由と幸せが欲しい。グリュンベルク公国の王女ナタリアは超箱入り娘。ひょんなことから、おしのびでひとり旅をすることに!!無事アメリカに到着したナタリアは、誰にも王女だと気づかれることなく旅を楽しんでいた。ところが、目を離したスキに大切な荷物を盗まれてしまった。途方に暮れるナタリアの前に現れたのは、ティム--アメリカに向かう途中、揺れる飛行機に怯える彼女の手を握って励ましてくれた、やさしくて魅力的な男性で…。
  • 一本の赤いばら
    完結
    -
    イギリスの小さな町の音楽祭。マギーの歌声は聴衆を魅了した。長くつらい日々を乗り越え、マギーはついにこの日を迎えたのだ。会場ではアンコールの喝采が続いた…。だがその夜、1本の赤い薔薇がマギーの元に届いた。アダムからだった。かつてマギーとアダムのデュオは絶大な人気を博していたが、3年前の不幸な事故のせいで解散。マギーを裏切り捨てたアダムは、世界的エンタテイナーとして大成功を納めていた。なぜ今頃!?マギーは青ざめ、そして怯えていた。
  • ローマの披露宴〈リヌッチ家の息子たちIII〉
    完結
    -
    弁護士のミニーは最愛の夫を亡くして以来、同じアパートで暮らす住人たちとの交流だけを頼りに、心を閉ざして生きていた。だがある日、そのアパートの新しい家主となるルークが視察にやって来る。この居心地のいい古いアパートをまさか取り壊すつもり!?警戒するミニーだったが、ルークは予想外にアパートになじんで住みついてしまう。ミニーがやがて心を開きはじめた矢先、彼の部屋でガス爆発が起きる!愛する人を失うなんて、もう2度と耐えられないのに--。
  • 愛と誇り
    3.7
    今は亡き夫の不義の子テリーを育てているキャロルは、彼の将来のために亡夫の実家を訪ねる決心をする。キャロルとテリーがたどり着いたのは、イタリアの美しい小島に立つ、壮麗な屋敷。屋敷の当主ルドルフを見たとたん、彼女は衝撃を受ける。貴族の血を引き、彫刻のような美貌を持ちながらも、その横顔には人を寄せつけない傷跡がほの見えていたのだ。キャロルはなんとか彼から滞在の許可を得たものの、それと引き替えに提示された条件は驚くべきものだった。
  • 記憶のなかの愛
    完結
    4.5
    グレースには記憶から消してしまいたい過去があった。18の時、結婚式直後に花婿のニックが置手紙だけを残して姿を消したのだ。彼女は残酷にも結婚式の翌日に捨てられたのだった。あれから10年。心の傷も癒えた今、グレースはニックの居場所をつきとめ、正式に離婚しようとする。だが、彼に会いに行く途中、嵐で事故を起こしてしまう。そして、病院で目覚めた彼女からは一切の記憶が失われていた!彼女のベッドのかたわらには、夫と名乗る男性の姿があったが…!?
  • 情熱の予感〈リヌッチ家の息子たちII〉
    完結
    -
    かつて夫に裏切られた経験から、2度と男なんて信じないと誓っているオリンピア。仕事に打ち込み、取締役にまでなるが、ある日会社が買収されることに。社内騒然の朝、彼女のもとにちょうど臨時の秘書がやって来るが--意外なほどに若くてハンサムな彼こそが、実は新しい経営陣で“影の実力者”と恐れられるプリモ・リヌッチその人だった。正体を隠して社内の調査に入ったのだが、何も知らぬオリンピアは彼の前でプリモを悪党だとののしってしまい!?
  • アポロンの誘惑
    完結
    -
    家族想いのエズミは、妹が出会ったばかりのミュージシャンと結婚すると聞き、思い止まらせるためギリシアへと向かった。ところが彼女の前におもわぬ敵が現れた。妹の婚約者の叔父セオは二人の結婚に賛成で、エズミになにかと対立してくる。しかも業を煮やした彼はエズミの気をそらすため彼女を誘惑し始めて!?
  • ビーナスの野望
    完結
    -
    野心的な編集アシスタントのロージーは、ついに大きなチャンスをつかんだ。人気コラムの代筆を頼まれたのだ。ただし、“男性になりきって”読者の悩みに答えることが条件。『この仕事を成功させて、絶対に出世するわ!』はりきるロージーだけど、密かに惹かれていた弁護士のベンから悩み相談の手紙が寄せられ、彼だと知らずに返事をしたためてしまい…。
  • 夜空に赤い薔薇を
    完結
    4.0
    若くして銀行の支店長を務めるジェーンは、ある日、不良な花火師ギルと出会う。彼はトレーラーハウスで旅をしながらイギリス各地で花火のショーをしているという。正反対の生き方をしている彼に反発しながらも、自由な生き方にひかれ、仕事を手伝うようになるジェーン。だが、ギルには大きな秘密があって…!?
  • 聖母の住む島
    完結
    -
    南の島で、カリスは心を閉ざした少年の世話係をしていた。少年に母はなく、裕福な父親は子供を預けっぱなし…。ところがある日、前触れもなく少年の父親が現れた。「一年も子供を放っておいて今更なんの用?」カリスは憤慨したが、彼も怒っていた。「あんなティーンエイジャーに僕の息子を任せているのか?」
  • 伯爵のウエディング〈華麗なる貴公子たちIII〉
    完結
    -
    セレナは誰にも気兼ねすることのない、気ままな旅暮らしの生活をこよなく愛していた。ある日、彼女は旅の途中でイタリア人のレオと知り合い、恋に落ちた。しかし、レオが途方も無い億万長者であるだけでなく、高貴な称号の持ち主であることを知ったのだ。「レオと結婚なんて出来ない…。」セレナは身分違いの恋に苦しんで…!?
  • フィアンセは億万長者〈華麗なる貴公子たちII〉
    完結
    5.0
    ハンサムな億万長者と形だけの結婚!?アンティーク店を経営するハリエットは、信じられない話を持ちかけられた。相手の男性マルコ・カルヴァーニは仕事がすべてで、形式的に妻となる女性を求めているという。彼の妻になれば、経営の傾いた店を救ってもらえるかもしれない。だが、マルコの魅力に惹かれるたびに、愛の無い結婚にハリエットは胸が苦しくなって…!?
  • 謎のプレイボーイ〈華麗なる貴公子たちI〉
    完結
    3.0
    財産目当てで娘に近づいた男について調べてほしいという依頼を受けた女探偵ダルシー。その男はヴェネツィアの運河でゴンドラの船頭をしているが、実は伯爵だとうそぶいているらしい。令嬢のふりをして囮になり、ダルシーは彼に近づくが、その太陽のように輝く笑顔と甘いドン・ファンぶりに、すっかり魅了されてしまう。しかし、彼の正体は…!?
  • かりそめの花嫁〈魅惑の兄弟II〉
    完結
    4.0
    イギリスの、とある町。シングルマザーのローラは、公園にいる美しい男性に目を奪われた。イタリアから来たというその男性ジーノは、娘のニッキの特別な外見に怯む様子もなく、すぐに打ち解けられる温かさと優しさを秘めていた。そして、ニッキの提案でローラの家に下宿することになったジーノの温かい明るさが、ローラの心を包み込むように照らし始め…。
  • 誘われた花嫁〈魅惑の兄弟I〉
    完結
    3.0
    叔父の遺産として大農園の債権を相続し、フィレンツェを訪れたアレックス。そこで彼女が出会ったのは、その大農園の経営者。限りなくゴージャスな兄弟、リナルドとジーノだった。債権について話し合おうとするアレックスに冷たい目を向ける、兄のリナルド。それどころかリナルドは、彼女をホテルからさらって無理やり農園に連れていくという強硬手段に出て!?
  • ニューヨークへ愛をこめて
    完結
    3.8
    富豪の祖母のもと、上流社会で育てられた令嬢リリアン。しかし、祖母はなぜか奔放な妹ばかりをかわいがり、彼女はうとまれてきた。私には何か人に嫌われる要因があるんだわ…。その妹が突然カウボーイと駆け落ちしてしまう!つれ戻すよう祖母に厳命されたリリアンはひとりテキサスへと向かう。空港に降り立った彼女を迎えに来たのは駆け落ち相手の兄ライ。ニューヨークの男性にはない魅力をもつ彼だが、都会の女性は皆ゴーマンで派手好きだと偏見をもっていて…!?
  • 願い星
    完結
    -
    獣医をめざし、住み込みのメイドをしながら大学に通うポーラ。仮装舞踏会で給仕をしながら、音楽に誘われてつい踊りだすと、「ぼくと踊ってもらえるかな?」声をかけてきたのは“ポロの王子様”と呼ばれるハンサムな男性ブラッドだった。甘い恋に落ちていくふたりがキスをかわした瞬間、彼女の耳に12時を知らせる時計の音が響く。メイドの仕事に戻らなきゃ!ポーラが逃げ去ったあと、ブラッドの手には名前も知らない彼女のネックレスだけが残されて…。
  • 花嫁には秘密
    完結
    4.3
    結婚式の総合プロデュース会社の女性社長ゲイルは、自分自身の結婚式の苦い体験をばねに、今日の地位と評判を築いていた。自らプロデュースした大富豪の結婚式会場で、ゲイルは花婿の長男アレックスと初めて顔をあわせた。義母となる女性は財産目当てであり必ず本性をあばく、と言い放つ彼の態度にゲイルは怒りを覚え口論になった。ところが挙式後の披露宴の席で、突然アレックスは、「きみが欲しい、結婚以外はなんでも与えよう」とゲイルに囁いた…!?
  • ベルトルッチ家の花嫁
    完結
    -
    イタリアの高級別荘地に住む祖母を訪ねたナタリーは、到着早々、隣家の美しい男性に気づいた。祖母によれば、彼はかつてのマフィアの一族。すでに力はないものの、地元では避けられており決して近づいてはならないという。けれどナタリーは何度か彼--ディメトリオと言葉を交わすうちに心を奪われてしまう。が、当のディメトリオは、金持ち娘のきまぐれと彼女を相手にしない。度重なる拒絶のすえ希望を失いかけていたとき、ふいに彼から熱いくちづけを受けて…?
  • 夕闇にくちづけ〈リヌッチ家の息子たちI〉
    完結
    4.7
    「ぼくは…ふたりの母親に捨てられたんだ」--1度は生みの母親に、そして2度目は養子先の母親に。傷ついた過去を忘れるため、ジャスティンは自分に新しい名前をつけ、実業家として成功する。しかし、彼の頑なさが周りの人間から彼を遠ざけた。妻も自分と子供を捨て男と逃げた。ぼくは誰からも愛されない…心の奥底に隠していた涙に気づいたのは、なぜか息子の小学校の教師イーヴィーだった。人の家庭に口を出してくるおせっかいな女と反感をもっていたのだが…!?
  • 魔法の瞬間
    完結
    3.0
    太陽あふれる南の国・スペインへと、生まれてはじめての海外旅行に旅立つ日、リサは運悪く車にはねられてしまった。病院まで付き添ってくれた車の持主の名はアンガス・ハミルトン。尊大な態度の彼は、こんな事故でもない限り出会うはずのない上流階級の人間だった。怪我が治ってもなお、1度しか会っていないアンガスの記憶が薄れないことに戸惑うリサの元に、彼からのクルーズの招待が届く。普段なら断る、その招待をリサは衝動的に受けてしまうのだが……!?

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