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  • 名月一夜狂言 人形佐七捕物帳ミステリ傑作選
    4.0
    神田・お玉が池に住む岡っ引きの佐七親分。京人形のような色男ぶりから「人形左七」と呼ばれる彼は、明晰な頭脳で多くの事件を解決する名探偵でもあった。羽子板のモデルになった娘が次々に殺される、佐七初登場作「羽子板娘」。隠居した元大身の旗本が主催する、月見の宴で招待客が殺され、四つの証拠品がそれぞれ別の客が犯人だと示唆する「名月一夜狂言」。恋女房のお粂、子分の辰五郎と豆六と共に活躍する、佐七の名推理を描いた17編を収録。ミステリ界の巨匠による人気捕物帳シリーズから、選りすぐりの本格ミステリを収録した決定版!/【目次】羽子板娘/名月一夜狂言/戯作地獄/生きている自来也(じらいや)/出世競べ三人旅/鶴の千番/春色眉(まゆ)かくし/彫物師の娘/春宵(しゅんしょう)とんとんとん/狐の裁判/当り矢/風流女相撲/たぬき汁/遠眼鏡(とおめがね)の殿様/呪いの畳針/ろくろ首の女/初春笑い薬/編者解説=末國善己
  • 名探偵・金田一耕助シリーズ 悪魔が来りて笛を吹く
    4.0
    宝石商「天銀堂」で店員10名が何者かに毒殺され、宝石が奪われる事件が起こった。元子爵の椿英輔はその容疑で取り調べを受け、釈放後に失踪……。その後、椿家でフルートの音色と共に凄惨な連続殺人が…果たしてフルートを吹く怪人の正体は椿元子爵なのか? 椿家の人間たちが恐れる「悪魔の紋章」とは何なのか? 名探偵・金田一耕助が怖ろしくも哀しい事件の謎を解く! 横溝正史の傑作推理小説をJETが漫画化。表題作ほか『雌蛭』を収録。
  • 夜光虫
    3.0
    両国の夜空に咲く花火に脱走囚の姿が浮かび上がった。それは目を奪う美貌と、目を背ける人面瘡を持つ少年。いにしえに遡る、少年の血塗られた秘密とは? 『蝶々殺人事件』等に登場する名探偵・由利麟太郎と花形記者の三津木俊助コンビが奇怪な事件に挑む! 仮面舞踏会、サーカス団、幽霊塔……絢爛たる名場面と共に甦る巨匠、戦前の代表作! 【解説】細谷正充

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  • 夜光亭の一夜 宝引の辰捕者帳ミステリ傑作選
    3.7
    幕末の江戸。神田千両町に暮らす岡っ引の辰親分は、御用のかたわら福引きの一種である“宝引”作りをしていることから、“宝引の辰”と呼ばれていた。親分は不可思議な事件に遭遇する度に、鮮やかに謎を解く! 殺された男と同じ彫物をもつ女捜しの意外な顛末を綴る「鬼女の鱗」。謎の画家が残した吉祥画を専門に狙う、怪盗・自来也の真意を探る「自来也小町」。美貌の女手妻師・夜光亭浮城の芸の最中に起きた、殺人と盗難事件の真相を暴く「夜光亭の一夜」。ミステリ界の魔術師が贈る、それぞれの事件関係者の一人称視点から描かれた傑作13編。【収録作】「鬼女の鱗」/「辰巳菩薩」/「江戸桜小紋」/「自来也小町」/「雪の大菊」/「夜光亭の一夜」/「雛の宵宮」/「墓磨きの怪」/「天狗飛び」/「にっころ河岸」/「雪見船」/「熊谷の馬」/「消えた百両」/編者解説=末國善己
  • 山名耕作の不思議な生活
    4.0
    家並みもまばらな田舎くさい町の片隅に、十度ばかり往来に傾いたみすぼらしい家がある。その家には、天井がわりに設えた奇妙な棚があった。これこそ、あの有名な奇人山名耕作の住まいである。洗いざらしの浴衣によれよれの帯を締めたその装いは、至極この部屋に調和する。だが、頭をきれいに刈り込み、顔もきれいにそり、爪にはマニキュアを施す凄じさ。その彼が恋愛をしているらしく、私は大変興味を持った……。横溝文学の原点を探る初期短編傑作選〈昭和編〉!
  • 山名耕作の不思議な生活
    3.0
    なぜ彼はあんな妙な所に住まうのか。新聞記者の秘密とは?(表題作)。夫がいつの間にか双子の弟と入れ替わっている! 妄想に囚われた夫人の恐怖(双生児)……横溝正史は短篇の名手でもあった。当初、江戸川乱歩名で発表された作品を含む傑作集!

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  • 山本周五郎[未収録]時代小説集成
    -
    「少年少女譚海」、「講談雑誌」、「新少年」などの雑誌に発表された人情譚、怪異譚、冒険譚――。 文豪・山本周五郎による、これまで単行本に収録されなかった作品、流布版との異同の多い作品を一挙集成! 長篇2作品、短篇19作品、幻の作品群が姿を現わす!  山本周五郎が戦前に発表した時代小説は、探偵小説ほど未発見の作品は多くない。それでも散逸が激しい「講談雑誌」や少年雑誌、注目される機会が少ないマイナー雑誌や専門誌などに掲載された作品は、埋もれたままになっている。  本書には、『山本周五郎探偵小説全集』にも、〈周五郎少年文庫〉にも収録されていない、周五郎が戦前に発表した時代小説の中でも特に珍しい作品ばかりを収録した。その多くは単行本未収録で、単行本が底本として流布している作品の初出誌版、逆に初出誌が底本として流布している作品の初単行本版なども収めた。興味のある方は、バージョン違いの作品を比較してみるのも一興である。(「編者解説」より)
  • 誘蛾燈
    -
    「蛾が舞いこんできやがったぞ。誘蛾燈に誘われて」咽喉を鳴らすような声で男が呟いた。だが、男の見つめる先には誘蛾燈などない。青年は不思議に思って男に訊ねた。「向こうに見えるあの灯がそうだよ」男が顎をしゃくって見せた先の、道一つ隔てた坂上に、薔薇色の灯をともした瀟洒な建物が見える。「あの灯が薔薇色に輝く晩は気をつけなきゃいけねえ」それから男が青年に聞かせた話は、屋敷に住む美しい女主人の、世にも恐ろしい物語だった……。表題作ほか9篇を収めた傑作短編集! カバーイラスト/杉本一文
  • 幽霊鉄仮面
    3.0
    重役室にいる折井の耳には、奇妙な口笛が聞こえてきた。不思議に思い窓を開け、身を乗り出した彼はなんと胸をナイフで刺されて殺害された! 同僚を殺害された三津木俊助は怒りもあらわに復讐を誓った……。
  • 雪割草
    4.0
    出生の秘密のせいで嫁ぐ日の直前に破談になった有爲子は、長野県諏訪から単身上京する。戦時下に探偵小説を書くことを禁じられた横溝正史が新聞連載を続けた作品がよみがえる。著者唯一の大河家族小説!
  • 蝶々殺人事件
    3.5
    原さくら歌劇団の主宰者である原さくらが「蝶々夫人」の大阪公演を前に突然、姿を消した……。数日後、数多くの艶聞をまきちらし文字どおりプリマドンナとして君臨していたさくらの死体はバラと砂と共にコントラバスの中から発見された! 次々とおこる殺人事件にはどんな秘密が隠されているのだろうか。好評、金田一耕助ものに続く由利先生シリーズの第一弾! 表題作他「蜘蛛と百合」「薔薇と鬱金香」を収録。
  • 横溝正史集 面影双紙 ―怪奇探偵小説傑作選2
    4.0
    恐しくも美しい怪事件の数々――。蔵の中に隠された秘密、美少年が彩る妖しき世界、人形を愛する女、貴婦人の化粧台に棲むもの、名家にまつわる血ぬられた過去……。横溝正史の膨大な作品のなかから、怪奇探偵小説の名にふさわしい傑作を厳選! 怪異・倒錯・耽美・官能にあふれる横溝ワールドをお楽しみください。
  • 横溝正史翻訳コレクション 鍾乳洞殺人事件/二輪馬車の秘密
    値引きあり
    4.3
    横溝正史は、一流の翻訳者でもあった。雑誌「新青年」編集長時代から積極的に海外作品を自ら翻訳し、紹介しつづけた正史。本書では、これまであまり触れられることのなかった翻訳者・横溝の業績に光を当てる。 「八つ墓村」ほか、一連の創作の発想源ともなったウィップルの「鐘乳洞殺人事件」、19世紀末の一大ベストセラーとして名高いヒュームの「二輪馬車の秘密」の二長篇を収録。後者では、単行本版と結末の異なる雑誌掲載版も併録した。時を経てなお古びない正史の闊達な訳文の妙を、ぜひご堪能あれ。
  • 夜の日本史
    -
    1巻1,144円 (税込)
    日本史を彩った69人の衝撃のセックススキャンダル “嘘”か“真実”か これがもう一つの日本史 月刊小説誌『特選小説』に連載されていた人気コラム「夜の日本史」が待望の書籍化! 「夜の日本史」は、気鋭の文藝評論家・末國善己氏が、毎回歴史上の有名人の性的嗜好・性遍歴などをディープに紹介していくコラムで、書籍化にあたり、69人の有名人を取り上げています。

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