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-全1巻1,760円 (税込)毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「嘘つきハネムーン」「愛を捨てた理由」「忘れえぬ初恋」「砂漠のナイチンゲール」の4話をまとめて収録。
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-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「伝説の指輪」「仕組まれた一夜」の2話をまとめて収録。
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-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「百万ドルの花嫁」「噂のお相手」の2話をまとめて収録。
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-毎月厳選したタイトルをまとめてお得にお楽しみいただけるハーレクインコミックスのセットです。「許されぬ結婚」「仕組まれた縁組」「弟の花嫁」「世紀のファーストキス」の4話をまとめて収録。
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-16世紀半ば、イングランド貴族令嬢エレナは地中海を航海中に海賊にさらわれてしまう。行き先は奴隷市場。絶望するエレナだが…。「その娘、私が買おう」彼女を買ったのは政府高官の子息、傲慢で危険な魅力に満ちたスレイマン。さらに彼はエレナをハーレムに閉じ込めてしまう!「あの美しい男の慰み者になるなんて!」脱走を決意するエレナだが…。
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3.016世紀、オスマン帝国。ハーレムに売られた令嬢を待っていたのは…… 地中海を渡る途中、イングランド貴族の令嬢エレナの乗った船が海賊に襲われた。父を失い、弟と生き別れて、あろうことか彼女はオスマン帝国のハーレムへ売り飛ばされてしまった!ハーレムの主スレイマンは、イングランド貴族を母に持つ男。異教徒など野蛮だと思っていたエレナから見ても、彼は知的で洗練された美丈夫だった。しかし、国へ帰してほしいと懇願するエレナに、スレイマンは非情にも言い放った。「決してここからは出られない。おまえは私のものだ」 ■巻末に横浜国立大学教授の特別寄稿第4弾! トルコ文化とモーツァルトの楽曲との意外なつながりとは――? 小宮正安先生が綴る、読めば物語が何倍も楽しくなるエッセイ~ヒストリカルへの招待~第4話【後宮からの誘拐】を、どうぞお読み逃しなく。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
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-16世紀半ば、イングランド貴族令嬢エレナは地中海を航海中に海賊にさらわれてしまう。 行き先は奴隷市場。絶望するエレナだが・・・。 「その娘、私が買おう」 彼女を買ったのは政府高官の子息、傲慢で危険な魅力に満ちたスレイマン。さらに彼はエレナをハーレムに閉じ込めてしまう! 「あの美しい男の慰み者になるなんて!」 脱走を決意するエレナだが・・・。
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-愛しているからこそ信じたい……。でも、愛ゆえに真実を知るのが怖い。 弟と暮らすジェインはゆくゆくは独り郊外で生きていくつもりだった。ところが、さる令嬢のつき添い役を務めることになり、令嬢の後見人である富豪貴族ポールと出会って心境が変化し始める。彼は異国の地で巨財を成し、社交界デビューする令嬢を後見するためにイギリスへ帰国したといい、ジェインと過ごす時間は自然と多かった。やがて気づけば、ジェインは優しい彼を愛するようになっていた。しかし募る想いとは裏腹に、彼を信じていいものか迷っていた――ポールは彼女に求婚する一方、婚約のことは内密にと念を押したのだ。これが本物の愛ならば、なぜ秘密にしなければならないの?そんななか風の噂で、異国に彼の妻子がいるのではないかと耳にし……。 ■ポールがジェインのことを令嬢のつき添い役と聞き、どうせ辛辣で口うるさい老女だと思い込んでいたところ、実際の彼女を見てその美しさに一目惚れしたのは確かでした。けれども、世に知られざる彼の過去のしがらみが、ふたりを恋の迷宮へと手招きして……。
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-「リサ、僕だよ。覚えてる?」その呼び名にメリッサは驚いた。自分をそう呼ぶのは子供時代の親友ニックだけ。目の前のたくましい男性が、ひょろりと細く、メガネをかけた内気なニックだとは信じられない! 20年ぶりの再会だが、メリッサは婚約者に捨てられ人生最悪の状態。町の人たちに“みじめなメリッサ”と噂されていることを知ったニックは恋人のふりをすると言いだす。そうすれば誰にも気の毒がられないし、婚約者が戻ってくるかもしれないですって…!?
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3.0イギリス政府の秘密諜報員として働くリチャードは場末の貧民窟で重大情報を手に入れた夜、腹を空かせた浮浪児にそれをかっぱらわれる。すぐに取り戻して事なきを得たが、浮浪児は少年に変装した美少女だった。それもかなり高貴な生まれの。ジョージーと名乗った彼女は語り出す――両親の死後、薄気味悪い男との結婚を無理強いされ逃げ出した。有り金をすられ、浮浪児となって生き延びるほかなかった、と。強烈にジョージーに惹きつけられ、リチャードは彼女を屋敷に連れ帰る。だが暗い秘密を抱えた彼が、ジョージーを妻にすることは不可能だった。
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3.0父が亡くなり、弟はまだ大学に通っているとなれば、所有地を管理するのはジェインの仕事だった。おまけに母の親友の遺言で、十八歳にも満たないアマンダの後見人役を託された。わたしはこのままきっと、恋をすることもなく婚期を逃すのだろう。ある日、ジェインが荒野で乗馬をしていると、銃声が響き、男性が傷を負って倒れていた。マックスというその男性の澄みきった瞳に、ジェインは心を奪われた。しかし、傷の手当てをするために家に連れ帰ると、アマンダを見た彼は恋に落ちたような表情を浮かべた。
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-5年前、冷酷な兄に、結婚を誓ったジェラードとの恋を引き裂かれて以来、アメリアは断ち切れぬ彼への想いを胸に秘め、生きてきた。ある日、友人の屋敷で開かれたパーティで今は伯爵となったジェラードに思いがけず再会する。アメリアのもとを去ったのち、戦地スペインで結婚した彼は、妻を亡くして途方に暮れ、幼い娘を連れてイギリスに帰国したのだった。娘がアメリアになついたのを喜んだ伯爵に、やがて彼女は求婚される。自分の良き伴侶、娘の良き母親になってほしい、と。愛の言葉はひと言もない――これが、待ち焦がれた彼からの求婚なの?絶望を押し隠し、アメリアは求婚を受け入れたが……。■「王子様を夢見て」、「身分違いの花嫁」で友人たちの恋の成就に奮闘したアメリア。5年ぶりにかつて愛した男性と再会し、やっと幸せをつかめると思いきや、2人の前に予期せぬ試練と黒い企みが立ちはだかります。
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-十六世紀オスマン帝国を舞台に、恋が花開く! 王家の血を引くが母親の身分が低いユーリアは、オスマン帝国のハレムに献上されることに。美しき皇太子と、瓜ふたつの身代わり。帝国をめぐる陰謀にユーリアはまきこまれてしまい…!? ※本作品は過去に宙出版から刊行された作品の新装版です。本編に変更はありませんので、重複購入にご注意ください。
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4.0愛を探すレディが恋したのは、 心を見せない放蕩貴族……。 親代わりのおじに未婚の老嬢になることを心配されるサラは、意に染まない相手から執拗な求婚を受け、憂鬱な日々を過ごしていた。そんな折、ある家庭教師の女性と出会い妙案を思いつく――女性から推薦状と服を買い取って家庭教師になりすまし、しばらく身を隠しながら将来についてゆっくり考えたい。首尾よく女性に代わって雇用先の侯爵家に到着したサラは、安堵したのもつかの間、新たな不安に苛まれる。教え子の親戚にあたる貴族のルーパートが教育係として現れ、家庭教師らしからぬ風情のサラに“興味”を示したのだ。正体を暴いてやろうとでもいうように、彼は容赦ない追及を開始した!■アン・ヘリスのリージェンシーの新刊を久々にお届けいたします。 家庭教師になりすまして侯爵家の屋敷で暮らし始めたサラ。高貴な顔立ちのルーパートと目が合うたび、彼女の胸は不安と恍惚に引き裂かれます。やがて、ついに真実を告白せざるを得なくなり……。
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-「結婚しろ、ですって!?」国王ヘンリーに、貴族ブランドンとの結婚を命じられた女城主キャット。不実な亡き夫に苦しめられた過去をもつ彼女は、結婚前に婚約者の人となりを知ろうと一計を案じる。従姉妹と入れ替わり、彼の真の姿を見抜こうというのだ。一方、花婿となるブランドンも同じことを考えていた。ところが、お互いに“婚約者の友人”として出会った二人が、一目で恋に落ちてしまい!?
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1.0「結婚しろ、ですって!?」国王ヘンリーに、貴族ブランドンとの結婚を命じられた女城主キャット。不実な亡き夫に苦しめられた過去をもつ彼女は、結婚前に婚約者の人となりを知ろうと一計を案じる。従姉妹と入れ替わり、彼の真の姿を見抜こうというのだ。一方、花婿となるブランドンも同じことを考えていた。ところが、お互いに"婚約者の友人"として出会った二人が、一目で恋に落ちてしまい!?
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4.2シャーロットは、1度も会ったことのないイギリス人侯爵のもとへ嫁ぐことになった。賭博好きの父が借金のかたに差しだした妹が逃げだし、シャーロットは身代わりの花嫁となったのだ。故郷を離れ、悪名高い年配男性と結婚することになるなんて…。しかし目の前に現れた侯爵は想像とは違い、若く驚くほど美しい男性だった。ところが、彼はシャーロットをひどく蔑んだまなざしで見つめ、嘲りの言葉を浴びせてきた。愛のない契約結婚だけれど、あんまりな仕打ちだわ――!
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3.5賭博好きの父と気ままな双子の妹がパリへ出かけ、心配していたシャーロットは、悪い知らせを受け取った。父がとあるイギリス人の侯爵との賭に大負けし、借金を返す代わりに妹をさしだす約束をしたというのだ。もし契約を守らなければ父は監獄に連れていかれ、一家は住む家も失って、路頭に迷ってしまう……。ところが侯爵と1度顔を合わせた妹は、高慢で冷酷な彼を嫌い、姿を消してしまった。残されたシャーロットに許される選択肢はただひとつ。妹になりすまして、見知らぬ侯爵に嫁ぐことだけだった。■家族のために双子の妹の身代わりになることを選んだシャーロット。初めて会った侯爵は想像以上に端整な顔立ちで、目を奪われますが……。心優しいヒロインの献身的な愛に胸を打たれます。
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-シャーロットは、1度も会ったことのないイギリス人侯爵のもとへ嫁ぐことになった。賭博好きの父が借金のかたに差しだした妹が逃げだし、シャーロットは身代わりの花嫁となったのだ。故郷を離れ、悪名高い年配男性と結婚することになるなんて…。しかし目の前に現れた侯爵は想像とは違い、若く驚くほど美しい男性だった。ところが、彼はシャーロットをひどく蔑んだまなざしで見つめ、嘲りの言葉を浴びせてきた。愛のない契約結婚だけれど、あんまりな仕打ちだわ――!
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-ヘレンは父の死後、母の親友の援助で社交界デビューした。清らかで美しいヘレンは注目の的。そして、マックスというハンサムで親切な貴族に心を奪われた。ところが、母の猛反対に遭う。公爵の息子と身分違いの結婚をして冷遇された過去を思うと、賛成できないというのだ。私の恋は報われないの?ヘレンは悩み、マックスへの想いを封じようとした。そんな折、劇場でヘレンは自分を見つめる上品な老紳士に気づいた。すると、なぜか母が動揺し……。■本作はPHS-11「王子様を夢見て」の関連作。前作と同じ婦人の援助で社交界デビューし、理想の男性に巡り会ったヒロインでしたが、相手が貴族だという理由で結婚は許されず……。
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-自堕落で酒癖の悪い夫が亡くなり1年。アナベラは義母から執拗ないじめを受け、つらい毎日を過ごしていた。そんななか久しぶりに出席した舞踏会で、たくましく魅力的な紳士サー・ウィリアムから声をかけられる。「以前からお近づきになりたいと思っていました」…いったいなぜ? 義母に罵られ、召使いのようにこき使われるみじめな未亡人に関心をもつなんて信じられないわ。戸惑うアナベラだが、夏の海のような青く美しい彼の瞳に見つめられ、胸はときめいて――。
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3.012歳のカサンドラは、大きな木の上で子猫と一緒に降りられなくなっていた。そんな時、ヴィンセントが現れて無事に降ろしてくれた。これがふたりの出会いだった。そして8年の歳月が流れ、ヴィンセントは亡くなってしまった友人との約束を守るために結婚を決意する。友人は亡くなる前に、自分の妹と結婚してくれと彼に頼んでいたのだ。その妹がカサンドラだった。はたして彼女はどんな娘に育っているのだろうか? とりあえず彼は彼女を自分の屋敷に招待したが――!?
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4.0これは男の名誉の問題だ。たとえ不釣り合いな相手であろうと――。ナポレオンとの戦から帰国したヴィンセント・カールトン卿は、親友にして戦友ジャックの妹との結婚を決意した。戦場で死を目前にしながら、ジャックは仲間五人に約束させた。~ぼくが死んだら、このなかの誰かに妹カシーの夫になってほしい~五人は藁くじを引き、ヴィンセントが当たりくじを引いた。カシーとはまだ彼女が少女だったころ、一度だけ会ったことがある。美女に育ったとは思えないが、生き生きした瞳は忘れられない。彼女に事情を明かさず、結婚にこぎつけることが肝心だ。彼は入念に計画を立てて、カシーを田舎の館に招いた。
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-12歳のカサンドラは、大きな木の上で子猫と一緒に降りられなくなっていた。そんな時、ヴィンセントが現れて無事に降ろしてくれた。これがふたりの出会いだった。そして8年の歳月が流れ、ヴィンセントは亡くなってしまった友人との約束を守るために結婚を決意する。友人は亡くなる前に、自分の妹と結婚してくれと彼に頼んでいたのだ。その妹がカサンドラだった。はたして彼女はどんな娘に育っているのだろうか? とりあえず彼は彼女を自分の屋敷に招待したが――!?
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3.0おとぎばなしが好きで夢見がちなルーシーは、姉の屋敷で開かれた宴の喧噪から逃れ、庭の木に登って休んでいた。ところが、そこへ突然犬が現れて吠えはじめ、宴に訪れたハーコート卿に見つかってしまう。3年前からひそかに憧れていた彼に、こんな形で再会するなんて!18歳になり、まもなく社交界へもデビューするというのに、おてんばな子供のように扱われてルーシーは泣きそうになった。望ましい花婿候補のハーコート卿は絶えず美女に取り巻かれ、ルーシーに親切なものの見向きもしない。どうしたら彼に大人の女性として見てもらえるの?■清らかで疑うことを知らないルーシーは、知らぬ間にハーコート卿に見守られて社交界にお目見えします。ルーシーはどのように成長していくのでしょうか。アン・ヘリスらしい心温まる物語です。
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-キャロラインは、裕福な結婚相手を見つけるよう身内にけしかけられその晩も舞踏会に出席していた。美しいキャロラインにはダンスの申し込みが殺到したが、賭事好きな貴族たちの話は退屈でたまらない。ラヴレイスの詩を正確に暗唱できた男性と踊る、と彼女が挑発すると、男性陣はみな口ごもってうつむいてしまった。とそのとき、よく響く低い声がして見事に詩をそらんじてみせた。声の主はまぶしいほどの輝きを放つ、とびきりハンサムな紳士。キャロラインは彼にひと目で心奪われた――放蕩者のフレディが、ある賭のために舞踏会に現れたとも知らず。■社交界デビューしたてのレディたちを眩惑する次期侯爵の放蕩貴族。人気作家アン・ヘリスが、英国摂政期ロンドンの華やかな社交界にあなたを誘います。どうぞお楽しみください。
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4.5英国貴族リチャードがロンドンの貧民街で出会ったのは、ジョージーと名乗る路上の少年。盗みを働こうとしたところを捕らえたが、少年の下町言葉は明らかに偽りで、肌も真珠のように滑らかだった。高貴な出自の家出少年か、誘拐か? そう踏んだリチャードは彼を屋敷に連れ帰るが、湯に入れて洗い清めると薄汚いと思った少年は、なんとも美しい少女だとわかった。両親の死後、伯父の借金のカタに見知らぬ男に嫁がされそうになり、逃げてきたというのだが…?
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-泥だらけの少年服の下には、輝く真珠が隠れていた―― 英国貴族のリチャードはロンドンの場末に足を踏み入れた夜、お腹を空かせた路上の少年に持ち物をかすめ取られた。すかさず捕まえて問いただすと、少年の下町言葉は明らかに偽りとわかり、高貴な生まれと踏んだリチャードは、事情を聞きだすため夕食をおごる。食事を終えてそそくさと去ろうとする少年と揉み合いになった弾みで少年の帽子が脱げたそのとき、長い髪が流れ落ち、繊細な顔を縁取った。なんと、薄汚い少年と思っていたが、美少女だったのか!じつはジョージーという名の彼女は、両親の死後、伯父の借金の形として薄気味悪い男に売られそうになり、家出して路上をさまよう身だった。「お願い、助けて」不安と悲しみの涙が、ジョージーの頬を伝った……。 ■不遇の娘ジョージーに救いの手をさしのべたリチャードは、自分の屋敷に彼女を連れ帰ります。その後、大怪我をしてしまったリチャードのために、今度はジョージーが献身的な看護をして……。リージェンシーの旗手、アン・ヘリスの珠玉の名作をお贈りします。
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3.0キャスリンは風の吹きすさぶ崖の上で水平線に目を凝らした。10年前のあの日、わたしがあんなことを言い出さなければ、愛しいディコンが海賊にさらわれることはなかったのに……。わが家に戻ると、思いがけない知らせがキャスリンを待っていた。ディコンの行方をさがすため、彼の父親とおばとともに、ヴェネチアに向かうことになったのだ。長い船旅の末にヴェネチアにたどり着いたあと、一行は大商人ロレンツォ・サントリーニに協力を求めるべく、運河に面してそびえ立つ壮麗な館を訪ねた。莫大な富を持つ館の主の冷酷な顔を見て、キャスリンは愕然とする。彼がディコンとまったく同じ珍しい瞳の色をしていたからだ。■読者に絶大な人気を誇るアン・ヘリスの待望の新作を、1年ぶりにみなさまにお届けいたします。地中海を舞台に繰り広げられる純愛の物語をお楽しみください。