検索結果

  • 雇われたプリンセス
    完結
    3.0
    カスタリア公国で石工として働くペニーローズは、王妃に呼び出された。「皇太子と1年間だけ結婚して欲しい」。皇位継承権を得るためには“純潔の花嫁”が必要だというのだ。突然の申し出に困惑しながらも引き受けた彼女は、皇太子の本当の婚約者の存在を知りつつも、彼の魅力に惹かれ、次第に恋心を募らせて…!?
  • ラベルは“妻”
    4.0
    ある朝秘書のエリスが出社すると、社内の状況が一変していた。頼りにしていた上司は昇進争いに破れて左遷され、彼女の居場所はなくなっていたのだ。打ちひしがれるエリスに声をかけ、慰留する人物がいた──次期社長のマシュー・カニングだ。驚いたことに、彼は自分の秘書として働かないかと言う。自ら蹴落としたライバルの秘書を雇おうとするなんて、いったいどういうつもり? 困惑しながらも、エリスは抗えない力に押されるように申し出を受け入れていた。
  • 愛を知らない恋人 愛に戸惑う娘たち I
    3.5
    トスカーナの田舎で伯母と暮らしていた二十歳のミアは、一週間前に、自分の父親がイギリスの大富豪オスカー・バルフォアだと知らされた。オスカーには三度の結婚で七人の娘がいる。愛人の子ミアは八人目だ。彼女は初めて父親に会うため、広い私道を屋敷に向かって歩いていた。ところが猛スピードで走ってきた車に危うく轢かれそうになる。運転していた魅力的な男性は一方的にミアを非難し、その場を去った。それから三カ月後、新しい生活になじめないミアのために、オスカーは生活全般の教育係としてある男性に娘を託すことにした。男性に会ったミアは呆然とする。わたしを轢き殺そうとした人だわ!冷笑を浮かべる彼ニコスは、ギリシアの億万長者だというが……。■おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2600号を迎えることができました。記念作品はベテラン作家のミシェル・リード。バルフォア家の娘たちの物語は今月から八カ月連続刊行いたします。
  • 薔薇のレディと醜聞
    3.0
    うら若きグレースは愛し合って結婚することを夢見て、後見人の公爵夫妻とともに社交シーズンのロンドンに向かっていた。道中の宿屋で居合わせたのは、ルシアン・セントクレア卿。あまたの浮き名を流す放蕩者にふさわしい美男子だ。そのルシアンが夜遅く、彼女の部屋に間違えて入ってきた。しかもあわてて逃げ出しもせず、寝乱れた彼女を熱っぽく眺めると、キスを求めてきたのだ。そして唇を奪われたまさにそのとき、公爵夫人が扉を開けた!夫人に誤解され青ざめたグレースにルシアンは告げた。こうなった以上、結婚するしかない、と。■スキャンダルを防ぐために、愛なき結婚を迫られるグレース。前作で新たな魅力を披露したC・モーティマーが贈る、セントクレア家の恋物語、第2話は涙と笑いがあふれる珠玉の一作です。
  • 渚のノクターン
    完結
    -
    人気歌手のセリーナは新聞記事を見て言葉を失った。“旅客機墜落、全員死亡”そこには3年前に離別した大富豪の夫アシュレイの死が報じられていた。愛と傷心の狭間で苦しんだ結婚生活。思い出に涙を拭い、ステージに立つセリーナ。だが、客席には彼の姿が!激しく動揺する彼女に、彼は残酷な取り引きを迫った。
  • 情熱を戒めて
    3.0
    理学療法士のステファニーはさる大富豪に見こまれ、大けがを負った弟を住みこみで世話してほしいと頼まれる。さっそく療養先を訪ねた彼女は、相手の顔を見て言葉を失った。世界が称賛する超一流俳優、ジョーダン・シンプソンだったのだ!セクシーな彼はステファニーの秘めやかな夢にも何度となく登場した。憧れの気持ちは押し隠して、仕事に徹さなければだめよ。ところが、絶望に心がすさむジョーダンは彼女を追い返そうとする。「家政婦などいらない! さっさと出ていってくれ!」罵りにもめげないステファニーを見て、彼はさらなる傲慢な態度に出た。まじめな彼女を怖じ気づかせるため、戯れの誘惑を開始したのだ――■9月刊HQヒストリカル・スペシャル『鷹の公爵とシンデレラ』にはじまる、セントクレア一族を描いた4部作シリーズの関連作を、今月からHQロマンスより3カ月連続でお贈りします。華やかなる公爵家の末裔3兄弟がくりひろげる波瀾万丈のラブストーリーです。
  • 氷のようなシャナ
    4.0
    F1レーサーの夫の死から半年間心に傷を負ったシャナに、強引にアプローチしてくる男性が現れた。やり手の実業家リックだ。魅力的で冷酷で女の噂の耐えない彼…。はねつけるシャナはパーティ会場でリックと衝突する。だが翌日シャナの会社にリックが来る。会社の買収で、彼が新しいボスになるというのだ!!
  • 一日だけの花嫁【あとがき付き】
    3.7
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】挙式したまさにその夜、モリーの夫ショルト・クリスタルディは、花嫁を置いてパンドラという女性のもとに駆けつけた。国際金融市場の頂点に立ち、社交界のスターでもある彼のスキャンダルは新聞にスクープされ、大騒動となる。まだ19歳だったモリーは憧れの男性に裏切られた失意のまま逃げ去り、ふたりの婚姻は解消された。4年後、ショルトと再会した彼女は荒れ狂う嵐の屋敷に閉じこめられ、彼と一夜をともにしてしまう。彼の心は依然、パンドラのものなのに…。
  • クリスマスプレゼントは私〈テキサスの恋〉
    -
    8年前、18歳だったドリーは恋人・コリガンから逃げるように故郷のテキサスを去った。お堅い牧師の家庭に育った彼女は独身主義でありながら体の関係を求める彼の激しい欲望が怖かったのだ。8年ぶりの帰郷で、ドリーは彼と再会するが彼は以前とはちがう、落ちついた優しさで故郷に戻った彼女の新生活を応援する。そんな彼と接するうちに、ドリーはいまだに彼に強く惹かれていることを思い知らされて…!?
  • 秘めた愛の行方
    1.0
    パーティの夜、フェイスは資産家の次男コールと熱い一夜を過ごした。しかし翌日、コールは突然彼女の前から姿を消してしまっていた。コールの子を身ごもったことに気づいたフェイスは途方にくれ彼の兄テッドとの結婚を決意するが…。9年後、テッドが交通事故で亡くなるとコールが再び彼女の前に姿を現して…!?
  • せつない秘密
    4.0
    大女優レイチェルから、自分の伝記を書いてほしいと依頼されたレオニー。伝記を出版した実績はあるものの、なぜレイチェルが自分を選んだのかさっぱりわからない。そしてその迷いをさらに深めるのは、レイチェルの息子ルークの存在だ。大女優が結婚せずに出産したと、当時はまさに一大スキャンダルだったのだ。ルークはなぜかレオニーの妨害ばかりする。反発を覚えながらも、その冷たいグリーンの瞳に惹きつけられたレオニーは、ついに仕事をひき受けることにしたが…?
  • いつわりの結婚式
    5.0
    「起きろ、ここを出るんだ」午前3時。内乱の起きているヨーロッパの小国ダルマティア。ジャーナリストのケイティはホテルで休みをとっていた。グレアム…あなたが何故ここに?突然、銃声、爆発音が響く。彼に助けられたのはもう何度目になるだろう。彼は何者なの?その上、偽の結婚式を挙げる事になるなんて!?
  • 夢のウエディング
    完結
    3.0
    ブライダル・コンサルタント会社を経営するシン。ある日、仕事でレベッカ・ハーコートの家を訪ねたシンは、かつての恋人ウルフと再会する。“彼がレベッカの婚約者なの!?”何食わぬ顔で式の相談をするウルフだが、何か言いたげな様子。彼から逃げ出そうとするシン。しかし二人の運命は回り出して…。
  • 侯爵と見た夢
    -
    「僕の元を去ってから、きみが新しい恋人によってどれくらい経験を積んだのか、大いに興味がある」ネクタイを緩め、私に覆いかぶさりながらサンドロが言う。あの頃よりずっと魅力的になった彼――でも、このまま流されてまた過ちを繰り返すのは絶対にいや!ポリーはサンドロをはねのけた。3年前、添乗員のポリーはイタリアで恋に落ち、ある日突然、彼の代理人を名乗る男に別れを告げられたのだ。2度と会いたくないと思っていたのに、こんな形で再会するなんて!
  • 恋の砂漠
    3.0
    “古代神秘の世界へ旅をしませんか?”そんな旅行パンフレットの謳い文句に誘われて、令嬢マリーはモロッコへとやってきた。だがいざ来てみれば、せっかくの神秘的な砂漠を前に、危険だからと何一つ自由行動は許されない。ホテルもヨーロッパの贅沢なものと少しも変わらず、マリーは暇を持てあまし、ホテルの庭を散策していた。そのときだった。目の前に突然男が飛び出してくると、おののくマリーの頭に何やらかぶせ、軽々と抱え上げた。謎の男は、そのままマリーを砂漠へと連れ去り……。
  • アイリスの花は揺れて
    -
    カトリンは見慣れない部屋で目を覚ました。頭は割れるように痛み、体中がずきずきする。そうだ。ゆうべ私のフラットで火事があったんだわ。ここは病院?カトリンは診察に来た背の高い医師を見て、目を疑った。アッシュ! 十年前、初めての恋に舞い上がる私を騙し、裏切った男。当時十八歳だった私はペンブルックシャーに住んでいた。そこに休暇で訪れたアッシュと恋に落ち、二人は激しい情熱で結ばれた。幼かった私は、この愛が永遠に続くものと思っていた。だがある日、彼はいつもの待ち合わせ場所に現れず、それきり姿を消したのだ。彼が既婚者だったという事実を私が知ったのは、そのあとだった……。二度と会うことはないと思っていた彼が今、目の前にいる。彼は私に気づくだろうか。気づいたらなんと言うだろう?そのとき、アッシュの目がカトリンの目と合った。アッシュは息をのみ、その場に凍りついた……。
  • 愛を知らなかった花嫁
    2.7
    次代を担う大スターと期待されるピアニストのレイチェルは、幼い頃から母の従順な人形だった。著名な指揮者との婚約さえ受け入れるが、結婚式当日の朝、墓地で黒い天使と見まがう美しい男性オーランドに出会う。「君に必要なのは勇気だ」。その言葉に背中を押され、花嫁衣装を脱ぎ捨てて逃げだす。どこか陰のある彼の屋敷にかくまわれ、今まで知らなかった本当の自分に気がついた彼女は彼に初めての恋をする。しかし、彼が視力を失う病に冒されていることを知り…!?
  • 罪深き誘惑
    -
    ロンドン郊外の会社に勤めるリジー。4年前、彼女は憧れの男性フィリップとベッドをともにしたことから誰にも言えない秘密を抱えていた。そんなある日、音信不通だったフィリップが突然現れこう告げた。「君ともう一度ベッドをともにしたい」と。彼の熱い瞳の前ではリジーは逆らうことはできなかった…。
  • 許されない愛〈宿命の指輪〉
    -
    “二つの指輪が再び一緒になるまでコベリ一族の愛に至る道のりはけわしい”。愛する人を亡くして以来、アンジェリナ・コベリは、仕事に生きている。しかし、仕事で出会ったハンサムな大企業のCEOジョン・ロッシによって、かたくなだった心がときほぐれていくのを感じていた。彼が、コベリ家に呪いをかけた一族の子孫であることを知りもせず。
  • 天使と恋と億万長者〈宿命の指輪〉
    3.0
    “二つの指輪が再び一緒になるまでコベリ一族の愛に至る道のりはけわしい”。石油事業で成功し、億万長者となったリック・コベリは、先祖伝来の指輪にかけられた呪いなど信じていない。たしかに父親の事故死など、悪いことが続いているが・・・。ひさしぶりに帰ってきた故郷テキサスでリックは青い瞳のジルと再会し、二人は磁石のようにひかれあうが・・・!?
  • みじめな愛人
    4.1
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】新聞記者のイーデンが取材するのはカリスマ・レーサーとして名高いラファエロ・サンティーニ。波打つ黒髪の“イタリア一セクシーな男性”と称賛される彼は4年前までイーデンの恋人だった。そう、名家に生まれた彼をとりまくあの忌まわしい陰謀に巻き込まれるまでは――…。あの時彼は私の言葉をまったく信じず、裏切り者の娼婦呼ばわりをして私を国から追いだした。それなのになぜ、今目の前にいる男の瞳には、隠しきれない欲望が浮かんでいるのだろう…。
  • 鷹の公爵とシンデレラ
    3.0
    幼いころに親を亡くしたジェーンは、後見人の母娘に疎まれ、使用人同然の生活を送ってきた。みじめな将来を思って悲嘆に暮れていたとき、屋敷に公爵を招いてハウスパーティーが開かれることになる。現れたスタワーブリッジ公爵はこのうえなく優雅で、ジェーンは遠くから眺めるだけで満足をおぼえるが、なぜか公爵は彼女に興味を示してきた。それが後見人の不興を招き、ジェーンは屋敷を追われてしまう。頼る人もいないのに、どうやって生きていけばいいの……?困り果てた彼女は、ある計画を胸に秘めて公爵を訪ねた。■華麗なるセントクレア家の4兄妹の恋を描く第1話は、堅物の長男ホークの傲慢な恋模様。10/20刊のハーレクイン・ロマンスでは、現代の同一族の物語を3カ月連続刊行でお届けします。
  • いつしか求愛 独身男に乾杯 I
    4.0
    一大レジャー産業をひきいる実業家ジャレット・ハンターは、高級ホテル買収のため、カナダのスキーリゾート地に乗りこんだ。目的のホテルの女経営者サビーナ・サザランドがスキーに来ているという確かな情報を得たからだ。彼はそこで新婚ほやほやの友人夫妻に出会い、食事に誘われる。どうやらディナーの席には彼らの知り合いの女性が同席するらしい。新婚カップルの邪魔をするなんて、ろくでもない女性に決まっている。彼はそう言って断るが、アビーという元モデルの美人が現れるや、今まで恋などしたことはないのに、ひと目で心を奪われてしまう。しかしアビーなる女性の正体がわからないことから、ジャレットはいらだち、いかがわしい職業の女だろうと目星をつける。アビーこそサビーナその人だとは夢にも思わず、ジャレットは……。
  • 水車小屋の恋
    5.0
    村はずれの水車小屋には、不思議な時間が流れているかのようだった。美人だけれど、偏屈で人をよせつけない芸術家のヘンリエッタが、大型犬のマーフィーだけを友として、ふたりきりで住んでいる――。水車小屋のもち主で地元の名家の当主ジェイリドは、謎に満ちたヘンリエッタのことが気になって仕方ない。11月のある夜、水車小屋近くで落馬した彼はヘンリエッタに助けを求めるが、突然の訪問は、彼女の警戒心を強めただけのようで…?
  • 木曜日の情事
    -
    ルーク・ガンブレリ――才能豊かな映画プロデューサーであり、それと同じくらいプレイボーイとして有名なシチリア人。長身のゴージャスな体とまばゆい美貌で、盗んだハートは数知れず――その実物を初めて目にし、ダーシーはかつてない危険を感じた。捨てられた親友のためとはいえ、彼を誘惑するなんてとても無理だわ! けれどそのためにコネをたぐって今夜のパーティーにもぐり込んだのだ。誘惑に屈しそうな心を抑えつけ、ダーシーは強烈な魅力を発する獲物に近づいた。
  • 地中海をわたる風〈ニローリ・ルールズIV〉
    4.5
    イザベラは地中海の島国、ニローリ王国の王女。彼女の愛するニローリでは今、世界トップレベルのリゾート開発プロジェクトがもちあがっていた。実現すれば国は豊かになる。イザベラはどうしてもその交渉をまとめたかったが、プロジェクトの責任者ドメニクは、美しいだけのお姫様の話につきあうつもりはなかった。あきらめない彼女に彼はある提案をもちかけた。「1週間だけ、僕の故郷の島で過ごしてほしい」と。正統なる王族ロマンス<ニローリ・ルールズ>第4話。
  • いつしか求愛〈独身男に乾杯I〉
    5.0
    実業家のジャレットは、買収事業のためにカナダのリゾート地を訪れた。そこで新婚の友人夫婦と偶然再会し、一緒に食事をすることに。 彼らの友人だと紹介されたのは元モデルのアビー。ジャレットは一目で心を奪われたが、謎の言動が多い彼女に対し「彼女は高級娼婦に違いない」と目星をつける。しかしその正体は!?
  • 愛なきプロポーズ〈愛へのステップ2〉
    5.0
    事故で婚約者を亡くし、自身も大ケガを負ったキャンディ。 二度と恋はしないと、転機をはかった新しい地イギリスで獣医クインに出会う。 過去に大きな傷を持つ者同士、心よせあうようになる二人。キャンディは彼から便宜上のプロポーズを受けるが、その優しさと真摯な態度に、徐々に惹かれていってしまう・・・・・・。 決して愛されることはないのに・・・。
  • 熱い敗北
    -
    映画監督のゾーイは、何より仕事第一。恋愛に支配される生活など想像もできなかった。あの男に会うまでは・・・。ある嵐の日、見知らぬ男性がゾーイの家のドアを叩いた。彼はコーネル。この嵐で車が故障してしまったという・・・。警戒心をあらわにするゾーイに、彼は言った。「思ったとおりの冷酷な女だな。ゾーイ」。 『なぜ、私のことを知っているの!?』
  • 潮風のラプソディー
    -
    ギリシャの名家ステファニデス財閥の御曹司アレックス・ステファニデス。親の決めた相手とはいえ、憧れの男性との結婚に幸せな未来を予感していたアンバーだったが、始まった新婚生活は17歳の花嫁にとってあまりにも過酷なものだった。それは夫のもとを逃れたいと思わせるほどに・・・。――あれから9年。ニュージーランドの小さな島に移り住んだアンバーは、息子のニックといとこのマットに支えられながら平穏な日々を送っていた。しかしとうとう、恐れていた悪魔が現れた! 「迎えにきたよ、君を地獄に招くために・・・!」誇り高いギリシャの男は、自分を裏切った妻を許さなかった!島を買い取り、アンバーを捕らえた彼は、情熱的で残酷な「復讐」を彼女に告げる・・・。
  • 氷炎
    2.0
    ベッドのなかでヘレンが見つけたのは夫と――見知らぬ女性。もうこれで何度目になるだろう。夫の浮気癖は治らず、亡き両親の遺産さえ使い尽くされた。心を冷たく閉ざしたヘレンを夫は無理やりに抱く。「お前の冷めた瞳を、俺を欲しがる熱い瞳にしてやる。…君の体は俺に応えてるよ」。そんなある日、夫の勤める会社の社長マークに秘書として働かないかともちかけられ、不安ながらもヘレンは承諾する。その日から、彼女の人生は花が咲きほころぶように変わっていき…!?
  • 過ちと呼ばないで
    4.3
    ベラは友人に誘われ、F1レースの王者ガブリエル・ダンティの自宅パーティーへやって来た。壮麗なロンドン郊外の屋敷だがパーティーは騒がしいだけ。本人の姿もなく、がっかりしながら化粧室を探していると、偶然ガブリエル本人に出くわした。本物だわ! 世界中の誰もが憧れる有名人と本当に会えるなんて…。しかもゴージャスな彼に誘いをかけられ、ベラは夢心地のままベッドをともにしてしまう。まさか、そのあと彼といっさい連絡がとれないとは思いもせずに…。
  • 地上に降りた天使
    3.0
    地上に派遣された天上の天使ベス。彼女の仕事は、迷える人を導くこと。今回は、悲しい誤解から親友と妻に裏切られたと思い込むニックの心を救済することになった。彼の氷の心を溶かし、子供達とのスキマを埋めるため、ベスは奔走するが・・・!!
  • 愛と復讐の女神〈R-1125〉
    -
    ファッション・モデルとして業界のトップを極めたダイアナには、忘れられない暗い過去があった。彼女が9歳の時、愛する父がとある男のせいで自殺してしまったのだ!!その男とは、事業家リース・ファルコン。 ある日、彼の息子クリスに出会ったダイアナは、復讐を思いついた。「リースの心を奪う」という計画を・・・。
  • ハリケーンの夜
    3.6
    夫を交通事故で亡くし、会計士の仕事をして暮らしているハニーは、ある晩、退屈なパーティに出かけた。途中で帰ろうとした彼女の車に、一人の女の子が置き去りにされていた。ハニーが女の子のカバンについていたメモを頼りに父親に連絡をとったところ、彼はどうもテレビで活躍中の二枚目スターらしいのだが…。
  • 入れ替わった恋人
    4.5
    ハリエットは名門女子高の同窓会で、血もつながっていないのになぜかうりふたつの容姿をもっているローザと再会する。まるで双子のようなふたりは気が合い、悩みをうちあけあう。そして、お互いの問題の解決のためになされたのが、奇妙な替え玉計画だった! トスカーナで開かれるローザの祖母の誕生祝いに、彼女になりすまして出席するハリエット。大丈夫。ローザがかつて心を寄せていたという彼女のいとこで、名家の当主レオに正体を気がつかれさえしなければ…!
  • 素足の花嫁
    3.7
    アイフォード侯爵の令嬢アンナは、南仏のお屋敷「シャトー・ベル-エデン」の整理に来ていた。経済的事情で、手放さなければならなくなったからだ。買い手は、非情なイタリア人開発業者アンジェロ・エミリアーニらしい。彼の手に渡れば、壮麗なお屋敷だけでなく、あたりの美しい自然も壊滅状態になるに違いない。なんとか阻止できないかしら。アンナは不動産会社の友人フリスになりすまし、アンジェロに対面した。彼は険しく冷たい眼を光らせアンナを食事に誘った…!?
  • 出会いは真夜中に
    4.7
    研究者のエリザベスは、コーンウォールの由緒ある屋敷で蔵書の目録作りをしていた。だが年老いた主が突然亡くなり、遺族に連絡はしたものの、彼女は途方に暮れていた。そんなある晩、屋敷に見知らぬ侵入者が! 黒づくめの服に、セクシーすぎる身のこなし。なんてこと、まるで愛読しているロマンス小説のヒーローのようだわ。エリザベスはつい見とれるが、ハッと我に返り侵入者に攻撃をしかけた。が、あっという間に取り押さえられてしまい…?
  • 初恋のゆくえ
    3.0
    5年前の事件がもとで人目を避け、海辺の町で暮らすステファニー。 誠実な恋人ユーアンとの結婚を望む彼女の前に、 当時の恋人で事件をしる人物ジェラードが現れた!! 過去が知れ渡ることを恐れるステファニーにジェラードは、 危険な取引を持ちかける。 それは秘密を守る代わりに彼の所有物になるというもので・・・・・・。
  • 嫉妬
    4.0
    学校を出て以来、病気の母の世話をしているローラは、20歳の女性らしい、華やかで楽しい生活とは無縁だった。そんなある日、めずらしく知人につき添って外出したとき、道で出会ったハンサムな男性にいきなり唇を奪われる。無礼さに怒りつつも、生まれて初めて情熱をかきたてられ、ローラは思わずはしたない気持ちを抱いた自分を責めた。もう彼に会うことはないから、このことは忘れてしまおう。ところが、父が勤める会社のパーティーで彼女は愕然とする――まさか先日のあの不埒な男が、社長のランドールだったなんて!
  • 愛の闇、夜のささやき
    完結
    2.0
    故郷に戻ったメグは、スティーヴンと再会する。会社社長、兄の親友で婚約者だった彼・・・。バレリーナの夢と多くの誤解から、逃げるように彼の元を去って4年。彼を忘れた事はなかった。一方、別れに傷ついたスティーヴンも、未だにメグを愛していた。だからこそ憎かった。彼女に復讐したい。それも彼女を抱くことで・・・。
  • 結婚コンプレックス
    完結
    -
    結婚生活7年の間、1度でも幸せだったことはない。それにもかかわらずジェシカが夫アンドリューと別れなかったのは、たったひとりの娘ペニーのためだった。けれどもあるパーティの夜、突然夫はジェシカに離婚したいと切り出した。ショックに打ちのめされたジェシカ。そこへ、長身の魅力的な男性が近づいてきた……。
  • 罪という名の誘惑
    完結
    -
    ルーシーは広告写真のカメラマン。ホテルのレストランで雑誌社の重役に執拗に言い寄られ、とっさに通りかかったゴージャスな男性に助けを求めた。その救世主の男性もブランデーでもどうかと誘ったが、ルーシーは彼の放つ強烈な魅力に抗えず、思わず誘いを受けてしまう…。それが3日後に再会するなんて。彼は巨大企業のトップで、ルーシーが契約している化粧品会社のオーナーでもあった。君の狙いはわかっている、と彼は猜疑心の塊と化し、面会は打ち切られて!?
  • 終わりなきシナリオ
    4.3
    高校で1番のハンサム、ジョーイと秘密の恋に落ちた上院議員の娘ヘザー。しかし思いがけない妊娠により、ふたりの仲はバレ、両親によってひき裂かれてしまう。成長し、婚約者がいる身でありながらいつまでも胸の奥にくすぶる悲痛な初恋の思い出…。しかし、アカデミー賞授賞式をテレビで見ていたヘザーは驚愕する。ジョーイが世界一セクシーな映画スターとなって主演男優賞を受賞したからだ。しかも、壇上のコメントは――「ヘザー、君のことが忘れられない」
  • 償いの結婚式
    完結
    2.0
    複雑な家庭環境に育ち、誰の子供か断じていえない幼子をかかえるクリッシー。まさに困窮のどん底で、因縁の貴族・ブレイズと再会する。美人の姉に比べ不器量だった少女時代、クリッシーの心を深く傷つけたこの男。クリッシーは屈辱を覚えながらも、生活のためにブレイズの屋敷で家政婦として働くことになるが・・・。
  • 禁断の夢
    完結
    2.5
    ローラは父の訃報を聞き、10年ぶりに故郷ウェールズに帰る。そこで待っていたのは義兄オリヴァー、かつて禁断の恋に身を焦がした相手だった。「二度と同じ過ちを繰り返したくないのに…」。いまだに彼への愛は消えていないと気づいて悩むローラ。だが彼女は知らなかった。二人の破局と、父の死には義母ステラが関わっていたことを…!!
  • 別れの曲
    完結
    -
    アテネに旅行に来たアニスは1枚のポスターを目にした瞬間愕然とした。彼女の元婚約者ラファエルが指揮をするオーケストラの演奏会が開催されるというのだ。不安を抱えながらホテルへ戻ると、偶然にもラファエルと再会。彼は彼女を見つけるなり、激しく詰め寄り言い放った。「僕から逃げられるとは思うな――」と。
  • 恋の砂漠
    完結
    -
    何不自由ない毎日を送る財閥令嬢のマリー。未知への興味を胸にモロッコ旅行に参加、そして誘われるようにホテルの庭へ立つ…。と、突然目の前が真っ暗になり逞しい腕に抱き上げられてしまう!驚くマリー。だが恐怖感はなかった。延々と広がる砂漠世界。その向こうにある何かを、彼が教えてくれるような気がして。
  • フィレンツェは永遠に
    完結
    4.0
    3年前に夫を亡くし、英国で幼い息子と暮らす調理師ニコラ。夕食を任されて訪れた家で、一人の男性客の刺すような視線に胸騒ぎを覚える。翌日不安は的中し、再び現れた男・亡き夫のいとこドメニコは、名家の血を引くニコラの息子を後継者として連れ戻しに来たという。不安を抱えてイタリアヘ向かうニコラだが!?
  • 朝、あなたのそばで
    完結
    -
    生活のため秘書をしながら小説家を目指すテオドラ。小説の主人公ジェイソンのモデルは堅物の秘書に厳しい社長のジェイムズ。でも似ているのは外見だけ。「主人公は理想の男性。社長なんかは及びもつかないわ!」 ところが、そんなある日、堅物の社長ジェイムズが恋をした!!「熱烈なアプロ―チ」をくり返すジェイムズ。でもテオドラには逆効果!「社長に試されてる」と思い込んだ彼女は恋愛なんかそっちのけでますます「最高の秘書」に磨きをかけようとする。 そんな彼女にますます惹かれてゆくジェイムズ。 2人の恋の行方は-?そしてテオドラの夢は―?
  • 聖なる夜に降る雪は・・・
    完結
    -
    親の意に沿わぬ出産をしたせいで実家から遠ざかっていたメグは、クリスマスに帰省する途中、事故を起こしてしまう。出来のいい姉と比べられることを思ううちに車が壁に突っこんでしまったのだ。そんなメグを助けたのは、愛想のないハンサムな男性ジェド。翌朝実家に送ってもらうと、驚いたことに彼の正体は世界的作家のジェド・コールだった! 有名人の彼と親しいメグを、家族は見直したようだが…。彼はどうして急に親しげになったの? いったい何を考えてるの?
  • 花のウエディング
    完結
    5.0
    かつて19歳のケイトは、自分の可能性を試したくて、故郷を離れロンドンで働くことを決意した。しかし、婚約者のジャックはそんな彼女に冷たく別れを告げ、しかも腹いせのようにすぐに別の女性と結婚した――。9年後、故郷に戻ってきたケイトはジャックと再会し、彼の結婚がすぐに破局したことを知る。そしてまだ、互いに想いあっていることにも気づいてしまう。けれど彼には決して言えない秘密を抱えるケイトは、その想いに応えることができなくて…。
  • 見知らぬヒーロー
    4.5
    バーで働いているフェンは、仕事帰りの夜道、突然ナイフを持った強盗に襲われた! たまたま通りがったハンサムな男性ジョーに助けられるが、高級住宅街に住むジョーは、粗末なアパートに住んで夜遅くまで働くフェンのことを気の毒な貧乏人と思ったらしく、やたらと心配してくる。けれどもフェンの正体は、実は町の名門一族のお嬢様。フェンは家族への反抗心から家出をしているだけなのだ。その事実を隠したまま、ジョーとのあいだに恋が芽生え!?
  • 放蕩者の求婚
    2.0
    シーアは没落貴族の娘。幼い弟妹を5人も抱え、生活に困っていた彼女に救いの手を差し伸べてくれたのが、友人バーティ。裕福な彼は、結婚を申し込んでくれたのだ! だが、シーアはどうしても財産目当ての結婚を受け入れられず、なんと祭壇にバーティを置き去りにして逃げ出してしまった。すると、バーティのいとこで侯爵のジャックが訪ねてきて信じられない提案をしてきた。「金目当ての結婚は良心がとがめたのか? ならば金ならある、僕の愛人にならないか?」と。
  • エーゲ海に捨てた恋
    3.5
    イザベルは日常から逃れ、ギリシアの孤島での休暇に向かった。だが、奥まった静かなビーチを目指して岩場をわたっているとき、運悪く足を滑らせて転落し、裸同然の姿で気を失ってしまう。意識が戻った瞬間、浅黒い肌に逞しい体をした男性の姿が目に入った。なんてゴージャスな男性! でも、明らかに嫌悪の表情をしている。男性はビーチの所有者ルーカスで、大成功した実業家だというが、けがをして動けない彼女を家に滞在させてくれながらも、なぜか冷淡な態度をとりつづける。大富豪の気を引くために私が裸体をさらしたとでも思っているのね。実は彼の態度には別の理由があるとはイザベルは知るよしもなかった。
  • 愛を拒まないで
    完結
    3.3
    1年前に夫を亡くし傷ついていたクリスは親友の誘いで、彼女の兄サムの家を訪れた。 そこでクリスが出会ったのは、心をかたく閉ざした一人の男性だった・・・。 人との接触を強く拒むサムにクリスは自分の姿を重ね、次第に惹かれていく。が、亡き夫への愛のため、新たに目覚めた感情をなかなか受け入れられなくて・・・・・・。
  • ふたりの六週間
    4.0
    過干渉な母親のもと、窮屈な生活から逃れたかったヒラリーは、サンフランシスコの交響楽団でフルート奏者の席を得たことを機に、ひとり暮らしを始めることにした。初めての自由に心踊ったが、ひっ越しの翌朝、異変は起きた。冷蔵庫のなかにあった朝食のキッシュがなくなり、牛乳は減り、居間には見覚えのないバッグが置かれているだ! ヒラリーが困惑していると、見たこともないハンサムな男性が現れ、怒りもあらわに言った。「僕の家で何をしてるんだ?」と。
  • 華やかな疑惑
    4.0
    【最終ページにあとがきが付いて再登場!作品の登場人物や漫画家の素顔に迫れる1ページを最後までお楽しみください。】お天気キャスターからトーク番組の司会者に大抜擢されたアビーは、意欲に燃えてハンサムな伝説の司会者マックス・ハーディングに出演を依頼すべく、彼のアパートメントに押しかけた。かつて一世を風靡したマックスだが、2年前のスキャンダラスな事件をきっかけにTVの前から姿を消している。もし彼のような大物ゲストを番組に呼ぶことができたら大変な話題をさらうに違いない。だが彼は「そんな頭の悪そうな番組などお断りだ」と話も聞かずに彼女を追い出して!?
  • シークにさらわれて
    完結
    5.0
    「一歩でも我が国に足を踏み入れたら・・・ぼくは君をさらう。世界一美しい檻の中に!」。 4年前に別れた恋人、シーク・タリクとの切ない記憶。砂漠の国ズーヒールを訪れたジャスミンは約束どおり、薔薇色の宮殿にとらわれてしまう。 いつか愛を取り戻せることを夢見るが、彼女が別れを決意した本当の理由を知らないタリクは、心など欲しがるはずもなく!?
  • いたずらな宿命
    完結
    3.0
    やり手実業家ダリアン・ワイルドマンが、実はシーク!? 本人も知らない秘密を偶然知ってしまった売れないモデルのララ。なりゆきから事の真偽を確かめることになった彼女は、彼の会社のイメージガールを選ぶオーディションに駆け込む。 そこで待っていたのは、自信と傲慢さに満ちた、紛れもなく王家の血を引く男性だった・・・!
  • マリアの決断 1巻
    完結
    -
    私生児として生まれ、召使い同然に扱われてきたマリアはある日、意外な真実を耳にする。実は彼女は公爵の娘で、亡き母の所領をもらえるというのだ。伯母の家を抜け出し、母の所領目指して必死に馬を駆る彼女の前に突然現れた男性・ニコラス。放蕩貴族然とした魅力を放つ彼に、マリアは行く手を阻まれてしまい!?
  • バイキングに抱かれて 1巻
    完結
    4.0
    904年、イングランド。 燃え盛る炎とともにバイキングが荘園に隣接する町を襲ってきた。 襲撃に乗じ、レディ・イヴェーンは乱暴者の夫から逃げ出した。だが、捕えられ、ひどい仕打ちを受ける。次第に消え行く意識の中で、彼女はバイキングの首領ロリークに救われる。が、今度はバイキングに捕まってしまい・・・・。
  • プレイボーイにさよなら
    3.8
    途方もないお金持ちで名家の息子で広大な屋敷に住んでいて、おまけにイケメンの有能なお医者さんで、しかも独身主義――妹はそんな男性アレックスが自分の娘デイジーの父親だと言い残して亡くなった。子供の父親としての責任を果たしてもらいたい。ジェニーはデイジーを連れてアレックスの家を訪れた。現れた男は噂どおりの冷血プレイボーイ。値踏みするようにふたりを見つめたあげく蔑むように言い放った。「目的は金か? なら残念だな。その子は僕の子じゃない」
  • 過去からの誘惑者
    完結
    5.0
    「まさかこんな所で彼と出会うなんて─!!」 ケータリング会社を営むジェーンは、息を飲んだ。あの事件が起きてから、姿も名前も変えて彼─ ガブリエルから逃げ回ってきたというのに・・・!! 三年前、ジェーンの夫とガブリエルの妻は不倫関係にあり、二人は交通事故で一緒に亡くなった。自分を探しているというガブリエルを恐れ、ジェーンは「過去」をすべて捨てて逃げ出したのだ。だが、「再会」したガブリエルはジェーンの正体に気づかない。ばかりか、なんと積極的にアプローチを始める。正体がばれることを恐れて彼を遠ざけようとするジェーンだったが、心は裏腹に彼に惹かれていき ・・・!?
  • 展覧会の絵
    -
    偶然ロリー・オーモンドの個展が開かれるのを知ったゾーイは、その展覧会に行ってみずにはいられなくなった。ロリーはかつての恋人……でもまさか、七年前に描かれた自分のヌードと対面するとは思わなかった。動揺を隠せないまま、逃げるように画廊をあとにすると、帰り道で一人の青年に声をかけられた。画廊で見かけた男だ!関わり合いになりたくなかったが、熱心さに負けて話を聞くと――その青年が思いを寄せる少女がロリーに夢中になっている、あなたはロリーをよく知っているはずだから、彼女に忠告して危険な恋から救い出してほしい、というのだ。
  • 鏡の中の女
    完結
    3.0
    霧の中をさまよっていたリンは一人の男性に助けられる。彼ジェイクは、記憶を失っているリンの事を知っているらしい。しかも婚約者だと告げる。ところが、彼も彼の母親もリンに敵意を持って接する。挙げ句、「芝居はやめてくれ」とジェイクは言う。普通にふるまっているのに以前のリンは相当ひどい女性らしく・・・。
  • 裏切られた夏
    完結
    -
    10年前、オリンピアはギリシアで恋に落ちた。相手は、祖父が決めた許婚・ニック。セクシーで優しく、そしてプレイボーイ。互いに惹かれあっていると感じていたが、あらぬ疑いからニックに"浮気女"と罵られ・・・破局。傷ついたオリンピアはギリシアを後にした。そして今、祖父の思惑で再び二人は婚約することになり!?
  • 赤いハート
    完結
    -
    有能な弁護士エイプリルは人気映画スター、ジェイスとパーティで出会い恋に落ちる。二人はお互いに必要としあっているのにもかかわらず、結婚の機会を逃してきていた。ジェイスは母親と不仲で、それが彼を結婚から遠ざける一つの原因となっていたのだ。エイプリルは二人の不安定な関係に疲れはじめていた……。
  • 美神 上巻
    -
    【コミックスの前編を収録】この世に破壊と暴力…混乱が満ち溢れるとき、愛という至上の「美」で人の心を照らすために、この世界の「美」全てを統べる神『美神』が生まれ出る…。究極の「美」と「愛」を追求した珠玉の名作!!
  • 夢ではなしに
    -
    あるパーティに出席したキャットには心待ちにしている人がいた。アメリカでも有数の実業家キャレブが来ることになっているのだ。キャットがいま執筆しているハリウッドの結婚物語で、彼の父ルシアンが大女優を妻にした話をとりあげようとしていた。消息が知れないルシアンと話すには、息子に頼むしかない。だがキャレブはいっこうに姿を現さず、長いこと待つあいだに、彼女は慣れないアルコールがたたって気を失ってしまった……。翌朝、男性の声にうながされ見知らぬベッドで目覚めたとき、キャットの目に、キャレブの余裕の笑みが飛びこんできた!
  • レディとFBI
    完結
    -
    薄汚い酒場、粗野な客達。そんな店に似合わないホリーは幼稚園の教師をしている。親友に頼まれ店に時計を取りに来た彼女に大男が近づき、卑猥な言葉を投げかけ、彼女の腕をつかんだ。どうやって逃げだそうか?その時「レディを放すんだ」という声が。彼女を救ってくれた男性は派手な白スーツに金の指輪で…。
  • 和解のとき
    -
    十八歳の時の自動車事故はいまだにサラの心に傷跡を残している。故郷では人目を避けてきた彼女にとって今回の姉の結婚式は、初めて誇らしい思いで帰郷できる機会になるはずだった。婚約者のルパートとともに列席する予定だったのだ。ところが今朝、彼の家を訪れると、ベッドに彼の昔の恋人がいた。ショックを受けたサラは家を飛び出し、故郷へと向かう列車に乗った。そこで偶然、幼なじみのロードリと再会する。沈んでいる様子を心配したロードリに促されるままサラは、事故のこと、ルパートとの出会い、今朝の出来事を話しはじめた。そのおかげで面倒なことになってしまうとは思いもよらずに。
  • 炎のゆれるままに
    3.0
    その恋はジョアンナがしかけた恋だった。五年前の十七歳の夏……。夏休みに出かけたカナダのスキー場で出会った男性、ジョシュア。美しいシュプールを描きながら難しいスロープを滑りおりてくる彼をひと目見た瞬間、もう恋に落ちていた。初恋は時として、わがままでむこうみず。だから無理やり、その恋を成就させようとしたのかもしれない。ジョアンナは若い情熱をジョシュアに押しつけたのだから。結果、ジョアンナは身ごもり、二人は結婚した。こうして、愛が育つ前に結婚した二人は今、愛の試練に苦しめられている……。
  • 情熱のヴェネチア
    4.0
    ローラは久しぶりのバカンスでヴェネチアへ飛んだ。空港には、親友が手配してくれた出迎えが待っていた。ドメニコという名のヴェネチア育ちの男性だ。ロマンチストの彼は、この町の案内役にうってつけだった。陽光あふれる運河、迷路のような路地、歴史の香る町並み。一緒に観光名所をまわるうちに、ローラはいつのまにか恋に落ちていた。ドメニコも私に惹かれているのかしら。彼のことはまだなにも知らないけれど、このときめきを、はかないロマンスで終わらせたくない。★イマージュを代表する作家キャサリン・ジョージが、ヴェネチアの恋を美しく描きます。あのダイサート家の面々も久々に登場!★
  • 禁じられた口づけ
    2.5
    上司のマーカスの前で、キットはずっと“地味でお堅い秘書”を演じてきた。本当は、やぼったい眼鏡をはずし、ひっつめた髪を下ろして、ありのままの姿を知ってほしいけれど、そんなことをすれば彼への恋心まで見透かされてしまう。それに私には、ほかにも秘密がある……。ところがある日、キットのジレンマを吹き飛ばす出来事が起こった。マーカスが突然こう言ったのだ。「今度の週末は、君と一緒に過ごすことにしたよ」★大人気キャロル・モーティマーがオフィスの恋を描きます。さすが大御所、思いがけない展開は最後まで目が離せません。★
  • 別世界の恋人
    3.0
    造園家のジャズは小さな村で、男性を避けるように生きてきた。十七のとき、母親は夫と娘を捨てて、よその男と駆け落ちした。そんな母親に似ているなどと思われたくなかったのだ。ある日、その静かな村に有名人が引っ越してきた。テレビで見るよりずっと魅力的なボーは、庭の手入れをジャズに頼み、そのうえ彼女をデートに誘う。断るべきだとわかっていながら、ジャズの心は揺れた。彼が私みたいな女を本気で相手にするはずはないわ。それに、やっぱり血は争えないと陰口をたたかれてもいいの?だけどほんのつかのま、女らしい夢を見てみたい……。★不動の人気を誇るキャロル・モーティマーならではの切ない物語をお届けします。あまりに違う二人の出会いは、いったいどこへ向かうのでしょうか。胸を打つロマンスをご堪能ください。★
  • 悲しみを愛に変えて
    -
    その日の朝、ホテルのテラスで出会った無礼な態度の男が、エドワード・カーライルだと知って、ジュリエットは茫然とした。彼は二カ月前に亡くなったカーライル不動産の社長の長男で、遺産として会社の経営権を五十パーセント受け継いでいる。残りの権利は社長の個人秘書だったジュリエットが譲り受けた。だが、エドワードの承諾なしには何も決定できないのに、国際的ホテルチェーンの社長である彼は、会おうともしない。ジュリエットは仕方なく、エドワードがこのホテルに来るという情報を頼りに捜していたのだ。彼はわたしが誰か知ったうえで、不意をつく機会を狙っていたんだわ。でも、こんな魅力的な男性だとは……。そのとき、彼女の心に七年前の悪夢のような出来事がよみがえった。★
  • バレンタインの夜に
    -
    バレンタインの夜、初めて訪れたロンドンのレストランで、ジョイは思いがけず大物スターのルーカスと出会った。探るようなブルーの瞳に見つめられ、ジョイの背筋に震えが走る。有名人とはいえ、初対面の男性をこれほど意識するなんて……。彼からダンスに誘われたとき、ジョイは思いきって承諾した。田舎暮らしの地味な司書だって、少しくらい楽しんでもいいはず。踊りつつ不意に唇を重ねられ、ジョイは我を忘れて激しく応えた。するとその直後、マーカスは彼女をふしだらな女性だと思い込み、けわしい顔で侮蔑の言葉を浴びせかけてきた!
  • ただ一度あなただけ
    -
    エリーの経営するホテルに大富豪のダニエルがやってきた。婚約中の身で別の女性を同伴する彼に、エリーは嫌悪感を抱く。さらには、連れが帰ったので部屋に来ないかと彼女を誘ってきた。まったく、信じられないほど厚かましい男だわ。できるだけ距離をおこうと考えた矢先、病欠の従業員に代わって、ダニエルの部屋のベッドメーキングをすることになってしまった。大きくノックをして不在を確かめてから中に入っていくと、バスルームのドアが開く音がし、エリーは凍りついた。振り返るとそこには、一糸まとわぬ姿のダニエルが立っていた!
  • 都会のシンデレラ シンデレラに憧れて
    -
    「君はいったいだれだい?」掃除の仕事をしているエミリーは、派遣先での作業を終えたとき、突然現れた黒髪の男性に問いただされて狼狽した。仕事はいつも留守の間にすませるので、会ったことは一度もないが、この男性が雇主の裕福な銀行家ルーカス・テネントだろう。「あなたの家を掃除している者です」顔を赤らめながら答えたエミリーは、彼の顔色の悪さに気づいた。ひどいインフルエンザにかかって早めに帰宅したのだという。熱と咳に苦しむルーカスに懇願され、エミリーは彼の家に泊まりこんで看病をすることになった。★“シンデレラのような物語”――惨めなヒロインが、恋の力で人生を塗り替え大きな幸せを掴んでいく夢のある名作です。★
  • ガラスの靴
    3.0
    君は母を見失ったのか、長旅を終えたばかりの老婦人を!怒り狂うリードを前に、ダーシィは言葉もなく身をすくませた。敏腕実業家であるリードの秘書に雇われて7カ月、ダーシィは今日、ロンドンを訪れた彼の母親を迎えに行った。確かに空港で会えたのだが、オフィスに戻ってくる途中、老婦人は忽然と消えてしまった。ちょっと目を離したすきに。絶望的だわ――彼の信頼を失ってしまったんだもの。今までひそかに抱いていた彼への想いも、もう叶わない。ダーシィは悲しみをこらえて、首を言い渡される瞬間を待った。
  • 月夜の甘い企み
    4.0
    妹の婚前パーティで、サラは惨めな思いを噛みしめた。余興の探し物ゲームで指示されたのは、あろうことか“結婚にふさわしい独身男性”サラはつい最近、七年つきあった恋人に捨てられ、不運が重なって仕事も解雇されたばかりだった。そんな彼女の事情を知ってか知らずか、見知らぬイタリア人男性が声をかけてきた。しかも彼は自分がその“探し物”だと言わんばかりに、大胆にもサラの唇を奪ってみせたのだ。あまりのショックで、サラは思わずその場から逃げだした。■情感豊かな筆致で女性読者の圧倒的支持を得ているインディア・グレイ。トスカーナを舞台に繰り広げられる、映画監督とごく普通のシングルマザーとのせつない恋物語をお楽しみください。
  • 出会いは真夜中に
    -
    研究者のエリザベスは、ある壮麗な屋敷の主に頼まれ、泊まり込みで膨大な蔵書の目録作りをしていた。だが主が突然の心臓発作で亡くなり、途方に暮れていたある夜、静まりかえった屋敷に見知らぬ男が侵入してきて驚愕する。最近、この近所に出没しているという空き巣狙いかしら?だとしても、黒い服にがっしりした身を包み、危険な雰囲気を漂わせた、なんてセクシーな男性なのだろう。しばらく見とれていたエリザベスははっと我に返り、男に襲いかかったがあっけなく取り押さえられてしまう。そのまま気を失い、目を覚ましたとき男が介抱してくれたことを知り、彼の正体を聞いて再び気を失いそうになった。■大人気のキャロル・モーティマーが思いがけない出会いから始まるラブストーリーをお届けします。実はお互いに秘密を持つ二人の行く末はどうなるのでしょうか?
  • 嘘と秘密とスキャンダル 華麗なる兄弟たち II
    -
    新人レポーターのタイラーに、大きなチャンスがめぐってきた。ハリウッドの人気スター、ザック・プリンスに一週間密着し、独占インタビューする機会を与えられたのだ!ザックは、タイラーが少女時代から憧れてきた俳優だ。しかし実際に会ってみると、彼は世間で言われているような、陽気で愛想のいい人物ではなかった。現実のザックはひどく無礼で、傲慢で、非協力的。壁にぶちあたってばかりのタイラーだが、なにより困惑させられるのは、ザックの圧倒的な男らしさだった。その魅力に惑わされず、仕事をまっとうするにはどうしたら……。
  • 花のウエディング
    -
    十三年ぶりに生まれ故郷に帰ったケイトは、別れた恋人ジャックとばったりでくわした。かつて自分の可能性を試したくてロンドンに行くことにした彼女を、ジャックは温かく送り出すかわりに冷たく別れを告げたのだ。そして腹いせのように、すぐに別の女性と結婚した。しかし、再会したジャックは以前よりいっそう魅力的になり、ケイトの耳元でささやいた。「妻とはとっくに離婚したんだ」あんな仕打ちをしておいて、今さらよりを戻したいとでもいうの?ケイトは激しい反発を覚えながらも、意に反して胸が高鳴りだすのを抑えられなかった。
  • 永遠のジンクス 華麗なる兄弟たち I
    -
    映画会社のオーナーであり、元俳優。映画監督に転身し成功――かくも華麗な経歴の持ち主ニック・プリンスが苦戦を強いられていた。ある小説の映画化を切望しているにもかかわらず、作者が世間から身を隠しているため、交渉に臨むことも叶わない。苦心の末に、ようやく作者と関わりのあるらしい人物をつきとめた。しかしジンクスという名の、その謎の美女は手ごわくて、ニックの数々の試みにも拒絶が返ってくるばかりなのだ。そう、ジンクスは固く心に決めていた。ニックがいくら魅力を駆使して迫ってこようと何ひとつ明かさない。小説には家族の悲しい秘密が隠されているのだから。★映画監督、俳優、脚本家として活躍するプリンス家三兄弟を描くキャロル・モーティマーの〈華麗なる兄弟たち〉がスタートします。★
  • 過ちと呼ばないで
    2.5
    学校を卒業したばかりのベラは友人に誘われ、F1レーサーにして名門ダンティ家の跡継ぎ――ガブリエル・ダンティがロンドン郊外の自宅で開くパーティに出た。化粧室を探して広い屋敷をさまよっていたとき、ベラは間違って入った書斎でガブリエルとでくわす。女性ならだれもが二人きりになりたいと願うゴージャスな男性に誘いをかけられ、ベラは彼とベッドをともにしてしまった。そのあとガブリエルから二度と連絡がないとは思いもせずに。五年後、従兄の結婚式でサンフランシスコに飛んだベラは、ガブリエルと信じられない再会を果たすが……。
  • ぼくの白雪姫
    4.0
    ただいま! なつかしいわたしの家、そして、大好きな兄さん……。ロンドンのハイスクールを卒業したルイーズは由緒ある美しい屋敷クイーンズ・ダウアーに帰ってきた。兄さんと住むこの家こそ、わたしの愛のお城。血のつながらない義理の兄ダニエルをルイーズは幼い頃からひとすじに慕いつづけてきた。だが、その思慕が大人の愛にまで育っていることにダニエルはいつ気づいてくれるのだろう。三十五歳の彼にとって、ルイーズは今も小さな妹なのだろうか。
  • 素足の花嫁
    3.0
    アイフォード侯爵令嬢のアンナは南仏の屋敷で思慕に浸っていた。経済的事情により、亡き母との思い出がつまったこの家は非情なイタリア人アンジェロ・エミリアーニに売却されるようだ。だが、大胆な不動産開発で知られる彼の手にかかれば、壮麗なこの屋敷だけでなく、あたりの自然もおそらく壊滅状態になる。なんとか阻止できないものかしら? 考えこんでいたアンナは、ふと人の気配を感じ、入ってきた男性を見て言葉を失った。吸い込まれそうな青い目に、傲慢そうな雰囲気漂うセクシーな体つき。それがアンジェロ・エミリアーニだと気づき、君は誰かと問われて、思わず嘘を口にしていた。「不動産仲介業者――あなたの連絡係です」
  • 眠れぬ夜はボスと
    3.0
    父親と婚約者を同時に事故で亡くしたアンディは、残された負債の返済のため、辣腕実業家ライナスの秘書として働くことになった。決まった恋人をつくらず、次から次へと女性を替えて独身貴族を謳歌するボスを横目に見ながら、なぜかアンディは彼を嫌いになれずにいた。哀しみのどん底でうちひしがれていた彼女に真っ先に救いの手を差し伸べ、励ましてくれたのはライナスだったから。あるとき、出張でスコットランドを訪れたアンディは猛吹雪に遭い、小さなパブの一室で、ボスと二晩を共に過ごさねばならなくなった。私は耐えられるかしら? 吹雪以上に強烈なライナスの誘惑に……。 
  • ベネチアの夜に包まれて
    -
    ダニーは金色の仮面とドレスをまとい、親友が開いたベネチア式の仮面舞踏会にやってきた。互いに正体を明かさずに楽しめる幻想的な夜だが、親友の兄ニコロの相手だけは絶対に避けなくては。ベネチアの名家の長で銀行家のニコロは尊大で自信に満ち、初めて会ったときから、ダニーに冷淡だった。だから彼が私に声をかけるなんてありえないはずだけど。「シャンパンでもどうかな?」ダニーが振り向くと、海賊姿の男性が立っていた。その情熱的なまなざしに、ダニーはつい警戒するのも忘れ……。◆ハーレクイン・ロマンスの人気作家キャロル・モーティマーが仮面舞踏会の夜の、甘くてせつない愛のひとときを描きます。愛に臆病なヒロインの心に隠された深い傷とは……?
  • 聖なる夜に降る雪は・・・
    -
    数年ぶりに家族が顔を合わせることになった。複雑な思いをかかえて、吹雪のなか車を走らせていたメグは、あっと思った瞬間、誤って傍らの家の外壁に突っ込んでしまう。やむなく彼女は、一晩その家の主人ジェドの世話になった。彼はハンサムな外見に似合わず、世捨て人を連想させる男性だったが、翌朝、メグを実家まで送り届けてくれた。ジェドの顔を見るや父親が彼の素性を見抜き、家族は目を丸くした。彼が世界中に知られた作家のジェロード・コールだったなんて。おまけに彼は、メグと親しい間柄であるかのように振る舞っている。どういうつもり?事態はどんどんメグの手に負えない方向へ――。
  • 恋咲くイタリア
    -
    さまざまなイベントを主催する興行主のもとで働いているアビーは、あるオペラ歌手のロンドン公演を実現させるため、イタリアを訪れた。ところが山中に立つ彼のヴィラに向かう途中で道を間違えてしまう。救ってくれたのは、偶然にもオペラ歌手の異父兄、マックスだった。どこか陰のあるセクシーな彼に、アビーの胸はざわめく。マックスも彼女に惹かれるものを感じたらしく、契約を終えた彼女に町を案内しようと申し出た。陽光あふれるイタリアで恋に落ちるのに時間はかからなかった。その一方で、アビーはマックスにのめりこむことを恐れていた。遠からず彼は私の態度に不審を抱くだろう。そうしたらこの恋は……。
  • 華やかな疑惑
    -
    お天気キャスターから新しいトーク番組の司会者に大抜擢され、意欲に燃えるアビーは大物ゲストの出演をもくろむ。かつて伝説的な時事番組の司会者として名をはせ、スキャンダラスな事件をきっかけに姿を消したマックスだ。彼を引っ張り出すことができたら話題をさらうこと間違いない。アビーは説得のためにマックスの自宅に押しかけた。内心、彼の男っぽい魅力に圧倒されながらも、アビーは果敢に話を進めようとした。するとマックスはにこりともせずに言った。「君はチャンスをものにするためにディレクターと寝たのか?」
  • 愛は砂の城
    4.0
    ハリウッド女優のカイロは南仏の貸し別荘でくつろいでいた。映画プロデューサーの夫と離婚して以来、マスコミに追いまわされていた彼女には久しぶりの休養だった。ところが、それも長くは続かなかった。八年前に別れた恋人のレイフが突然別荘に現れたのだ。彼は俳優だけでなく、今や映画監督としても名声を博している。ここにはカンヌ映画祭の授賞式に出席するためにやってきたという。鋭さを増した彼の野性的な風貌に、カイロはたちまち心を奪われた。誘惑に負けてはだめ。彼の浮気が原因で別れたことを忘れたの?しかし、カイロにとってレイフの魅力はあまりにも強烈すぎた……。■ハーレクイン・ロマンスを代表する作家、キャロル・モーティマーの最新作をお届けします。彼女が得意とする、ショービジネスの世界で繰り広げられる大人のロマンスをどうぞお楽しみください。
  • 嵐に乾杯
    -
    買い取った古い家を改装して生まれ変わらせ、売りに出す。サラは自ら現場で働くこの不動産開発の仕事が大好きだった。頑張っている彼女に、名づけ親のオリヴァーがご馳走してくれた。連れていかれたのは湖のほとりに立つ超高級レストラン。そこでサラは建築業界のやり手、アレックスに出会った。若く魅力的だが、鋭い目を持つ男だ。彼はかつてサラの父親の建築会社を乗っ取り、父は失意のうちに亡くなったという因縁がある。しかも明らかにサラをオリヴァーの愛人と見なしていた。サラは許せなかった。昔のことも、今度のことも。
  • 木曜日の情事
    -
    今夜は華やかな映画の完成披露パーティが催されている。監督を兄に持つダーシーは魅惑的なドレスを着てその場にいた。目的はただ一つ──プロデューサーのルークと知り合うこと。親友のメリーをもてあそんだ人でなしを誘惑して、彼がその気になったところで、冷たく突き放してやるのだ。傲慢な男の鼻をへし折ることが何よりの復讐になるに違いない。だが、実物のルークは強力なオーラを放つ圧倒的な人物だった。“会ったとたん、あなたも彼に夢中になっちゃうんじゃない?”もう一人の親友ケリーの言葉が予言のように不吉に頭の中で響く。いいえ! 絶対に、そんなことにはならない。
  • 誰かとめて、この愛を
    -
    ヴェネチアの学校で英語教師をしているジョージアは、夏休みの間、家庭教師を頼まれてトスカーナで過ごすことになった。やはり休暇中の姉夫婦と三人で飛行機に乗ったときのこと、隣席のハンサムなイタリア人が親しげに話しかけてきた。ちょっときざな人だけど、俳優かなにかかしら?なんとなく見覚えがある。実は、彼はかの有名な元F1レーサーのルカ・ヴァロリで、しかもジョージアが英語を教える子供の叔父だった。ところが、トスカーナで再会したルカは敵意をこめた視線をジョージアに向ける。どうやら体調の悪い姉を部屋に残して義兄と食事をしている彼女を見て、不倫をしていると思いこんでしまったらしい。冗談じゃないわ。私がそんな女じゃないことをわかってもらわなくちゃ。こんな魅力的な男性に誤解されたままなんて耐えられない!
  • 伯爵家の呪い
    -
    二十六歳のアンゼリカは半年前、初めて実父との対面を果たした。父はヨーロッパ随一の富豪と評判の著名な男性で、アンゼリカの存在を喜び、ふたりは親子の絆を深めつつある。ある宵、父に呼ばれたアンゼリカは、ウルフと名乗るシチリアの伯爵に引き合わされた。彼の名前はもちろん知っている――希代のプレイボーイとして。確かに、優雅でありながらたくましい彼はとても魅力的だが、アンゼリカに向ける彼の目には明らかに軽蔑がこもっていた。その理由を知ったときアンゼリカは激怒し、心に誓った。決してウルフを許さない。彼が私にひれ伏して謝罪するまで。★百戦錬磨の彼を悩ます女性がついに出現します。ご期待ください。★
  • トスカーナの魔法
    -
    保育士のヘスターは、養育係が必要な家庭で住み込みで働いている。ある日、新しい仕事の面接に行き、雇い主を見て驚いた。コナー・ジョーンズ――学生だったころ、憧れた相手だったのだ。首尾よくヘスターはコナーの娘の養育係として採用され、立派な屋敷でのわくわくするような生活が始まった。よく働くし、娘もなついている。おまけに魅力的だ。ヘスターの仕事ぶりを見ながら、コナーは考えていた。妻として迎えるにはちょうどいい女性かもしれない。休暇へ同行させて、様子を見よう。★初恋の人に出会い、ときめくヘスター。その一途な思いは様々な事情とあいまってなかなかコナーに伝わらず……。キャサリン・ジョージが揺れる心を巧みに描いた作品です。★

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