検索結果

  • 龍の花 天と地の婚礼
    5.0
    敵対する龍神の后になったよみがえり巫女! 天に浮かぶ《天海》と地に広がる《地嶺》。龍神と狼神の争いによって国土が二つに分断されたこの国では、それぞれの神を祀る人々も互いに憎み合い、対立を続けていた。  地嶺の狼神に仕えて政を仕切る牙の一族に生まれながら、巫女として能無しであった灯花は、一族を追われ、いまは孤独に森の中で暮らしている。  ある晩、灯花は夜空からまばゆい光が地嶺に向かって落下していることに気づき、光が落ちた先にある湖に駆けつける。そこには、ひどい怪我を負った白銀の龍がおり、湖に半身を沈め苦しんでいた。  その龍が、地嶺と敵対する天海の唯一神だと気づきながらも、龍を匿い、懸命に治療を続ける灯花。だがそれは地嶺において禁忌であり、灯花は裏切り者として断罪されることに……。  神と、その神を祀る一族が支配する二つの世界で、出会ってはならないふたりは出会い、そして運命が動き出す。龍神・氷雨と再会した灯花は、新たな命を与えてくれた彼のもとで巫として暮らすことになり、灯花の優しさと献身は、冷たく凍っていた龍神の心をゆっくりと溶かしていくが――。  壮大なる傑作和風ファンタジー、登場!
  • 湖城の魔王と異界の少女 睡蓮の花嫁
    5.0
    孤独な少女は、優しき魔王の最後の希望となる――。魔族達に伝わる、魔族に強力な力を与えることができる人間“花嫁”の伝説。水神を祀る神社の娘・小夜(さや)は洪水と病で相次いで両親を失い、絶望し、神域の湖に身を沈める。だが、そこは魔族達の世界への入り口であった。湖城の魔王・ヴィリは、奴隷の身から前魔王を倒し、魔王の座に就いたが、力を失い、その座を追われつつあった。ヴィリに凶刃が迫る中、小夜はヴィリの“花嫁”になれるのか!?
  • 歩のおそはや ふたりぼっちの将棋同好会
    4.7
    将棋に挫折し、無気力な日々を送っていた元天才少女の歩は、将棋同好会を立ち上げた元陸上部エース・涼の熱意に負け、将棋を再開する。元ライバルの奈津子、師匠だった父、挫折の原因となった天才棋士・龍也…。将棋盤に向き合うたびに、過去の痛みに立ち向かっていく歩の隣には、いつも涼がいて…。ひたむきに盤上を駆ける少女達の、ひと夏のガール・ミーツ・ガール。
  • 薔薇に雨 孤高の王子に捧げる初恋
    4.3
    孤独な少女と孤高の王子は、導かれるように出逢い――。精霊を行使し、不思議な現象を起こす彩霊術。誰もが使えるそれを、ファラは使えなかった。精霊王の加護を受けることが出来ず、精霊の姿を見ることができないから……。それでも努力で学院へと進学したファラを待っていたのは、無情な運命だった。彩霊術を使えない者を、卒業させるわけにはいかない。ところが、同じ学院に在籍する王子のサーリヤが、ファラを指導してくれると言って……?
  • 十番様の縁結び 神在花嫁綺譚
    4.1
    幽閉され、一途に機織をして生きてきた少女がある時、縁を結び縁を切る、縁の糸を司る神=十番様を所有する神在(かみあり)の一族、十織家(とおりけ)の若き当主・終也(しゅうや)に見初められ、真緒と名づけられる。「迎えに来ました。僕と結婚してくださいますか?」――運命は動き出す。虐げられ続けた日々から救い出された真緒は、十織家でも機織りの才を生かし過ごすうちに、終也の背負ったある秘密を知ることになり……。
  • 海と月の喫茶店
    4.1
    温かな涙を誘う、思い出のおやつ。  祖母の死を機に田舎から街に引っ越して、父親と弟との三人暮らしを始めた女子高生の香月。だが、転校先では友達ができず、母親代わりの家事もうまくこなせず、父親ともぎくしゃくして、居場所を見つけられないまま、寂しい気持ちを抱えて毎日を過ごしている。  ある日、隣の席にすわる男子生徒のノートを間違えて持ち帰った香月は、そこにいくつものデザートレシピが手書きされているのを見ておどろく。「あの間宮くんが、ケーキ作り?」  クラスの中心人物である間宮立海は、いかにも都会的な洗練された男の子。気後れするほど苦手なタイプの彼が、誰にも内緒で菓子作りをしているらしい。立海の意外な趣味を知った香月は、秘密を守る代わりに、菓子作りを教えてほしいと持ちかける。渋々ながらも、立海は香月の師匠役を引き受けてくれることに。  夜だけ開く喫茶店でデザート作りをする立海を手伝いながら、懐かしい祖母のおやつを思い出す香月。ホットケーキ、プリン、かぼちゃぜんざい。誰かに認められるために、自分なりの味を作ろうと気負うけれど……。  思い出の味は、きっと幸せの味。切なくて優しい青春ストーリー!
  • 百番様の花嫁御寮 神在片恋祈譚
    4.0
    梅の花咲き誇る頃。とある少女が百番目の神を有する「百生」一族の当主のもとに嫁いだ。彼女の名前は紗恵。生家で虐げられ、表情を失くし、まるでお人形のようだった。しかも唯一、彼女を気にかけてくれた異母兄は亡くなったばかりで…。嫁ぎ先の当主・成実はそんな兄の親友だった。しかし、兄のことを「俺が殺した」と言い!?――切なすぎる両片想い×和風シンデレラ・ストーリー。大人気『十番様の縁結び』シリーズと同世界観! 東堂燦、注目の最新作!!
  • 十番様の縁結び 神在花嫁綺譚 (1)
    完結
    4.0
    「真緒でないのならば、僕は一生、誰とも添い遂げません」 織物の街・花絲(はないと)。家族に疎まれて幽閉され、機織だけを一途にしてきた少女がいた。ある日少女は、叔母に虐げられていたところを街の領主・十織終也(とおり しゅうや)がやって来て突然求婚される。少女は結婚の意味も分からないまま終也の手をとり、縁を結び縁を切るという神の血が流れる名家・十織家に入るが、当主の終也は家族や周囲から浮き、恐れられているようで――?  愛が深い領主と孤独な機織少女が織りなす、和風嫁入りファンタジー開幕。
  • それは春に散りゆく恋だった
    4.0
    幼馴染の悠(はるか)の葬式に参列したのは十三回目、その死に顔を見るのは今日が初めてではなかった。デジタル時計が、三月三十一日を指し示す。本来であれば、明日からは四月となり、待ち望んだ春が来る。けれども、深月(みずき)は知っている。自分は春を迎えることができない、と。『約束。ずっと、俺のこと見ていて』――。三月の終わりになると、必ずこの男は死んでしまうのだ。そうして、時間は一か月ほど巻き戻り、あなたを喪う三月がまたやってくる……。たったひとつの、恋の奇跡に涙! 儚く切ないラブストーリー。
  • ガーデン・オブ・フェアリーテイル 造園家と緑を枯らす少女
    4.0
    花や草木を枯らす呪われた手を持つ撫子。父の死後、知らぬ間に自分が結婚していたことを知る。夫だという花織を訪ねると「――庭と妖精のこと、承ります」という怪しげな看板を掲げ、人里離れた土地に暮らしていた。本業は造園家だが、昔から妖精の呪いに纏わる厄介事を解決しているという……。謎が謎を呼ぶ美しき庭園で、撫子を待っていた衝撃の真実とは――!?
  • お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂 一
    完結
    4.0
    東京・浅草。下町の一角にたたずむ老舗和菓子店「栗丸堂」。十九歳の店主は半年前に店を継いだばかり。亡き両親の味の再現に悩んでいると、ある日“和菓子のお嬢様”と呼ばれる謎の女性を紹介されるのだが――。メディアワークス文庫の大人気作『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』をコミカライズ! ほっこり温かいひとときを、お茶と一緒に召し上がれ。
  • シュガーレス・キッチン -みなと荘101号室の食卓-
    3.9
    【感涙のノベル大賞準大賞受賞作!】 ――甘さがわからなくても美味しいやつ、作ります。 「甘味だけを感じられない」という味覚障害の大学生・茜。そんな茜が住むアパート「みなと荘」に、料理上手の男子高校生・千裕が引っ越してくる。彼がいつも振る舞ってくれる美味しいおすそ分けを食べるうち、少しずつ食事の楽しみを見いだしていく茜。優しくて健気な千裕の背中を見ていると、どうしても昔の愛犬・ちーちゃんの姿が重なってしまい・・・・・・。 一つの食卓が二人の過去を繋ぐ、ぬくもりと癒しの再生ものがたり。
  • 書棚の本と猫日和
    3.9
    【電子版巻末にはわみず先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 流行に追われて自分を見失った美容師、訳あって本をお金に換えたい就活生、人を知るために本を読み込むバーテンダー、作品を読まれることを恐れるアマチュア作家、同居する孫と娘の不仲に心を悩ませる老婦人……。 新宿の片隅にある看板猫のいるシェア型書店『フレール』を舞台に巻き起こる“棚主”たちの物語。 本との出会い、そしてそこから始まる人の縁が、抱えていた悩みや苦労を知らず知らずのうちに浄化していく――。 読めば本への想いで満たされるシェア型書店エンターテインメント!
  • 契約結婚はじめました。 ~椿屋敷の偽夫婦~
    3.9
    寿町四丁目にある通称<椿屋敷>。そこに住む柊一は、若くして隠居暮らしをしているため、若隠居と呼ばれている。そんな彼のもとに嫁いできた、19歳の香澄。しかしそこには秘密があった。ふたりは利害の一致から結婚した、偽装夫婦なのだ。町の相談役である柊一のもとには、たびたび近所から相談が持ち込まれるが――。「家」が語る、わけありな人々の物語。
  • 紅茶と猫と魔法のスープ
    3.8
    【電子版巻末にはわみず先生によるカバー用イラストをそのまま収録!】 観光バス会社の空きスペースで紅茶専門のキッチンカー〈シュシュ〉を営む川澄汐里。 勤めていた紅茶専門店が閉店し、独立してみたものの売上達成にはほど遠い毎日。 そんなある日、オニオングラタンスープで人気のキッチンカー〈グラタ〉を営む 美野要の飼っていた猫が行方不明だということを知る。 〈グラタ〉の人気に引け目を感じていた汐里は、 今まで彼とまともに口をきいてこなかったが、実はその猫を偶然見かけていて――。 猫でつながる人の縁。キッチンカーを舞台に年の差コンビの贈る ハートフル・エンターテイメント!
  • 海月館水葬夜話
    3.8
    遠田湊には「秘密」がある――。美しい海月の姿をした海神信仰の根付く穏やかな港町で、湊は司書として働いている。と同時に、幼なじみの凪と暮らす海月館で、家業を手伝ってもいる。死者たちの後悔を紐解き、海に還すのだ。今宵もまた、さまよえる魂がひとり――。それはやがて、静かな町で起きた凄惨な通り魔事件の暗部に繋がり!? 哀しくも優しい葬送のミステリー!
  • いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす
    完結
    3.7
     東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。  端整な顔立ちをした若店主の栗田は、無愛想だが腕は確か。普段は客が持ち込む騒動でにぎやかなこの店も、訳あって今は一時休業中らしい。  そんな秋口、何やら気をもむ栗田。いつもは天然なお嬢様の葵もどこか心配げ。聞けば、近所にできた和菓子屋がたいそう評判なのだという。  あらたな季節を迎える栗丸堂。葉色とともに、和菓子がつなぐ縁も深みを増していくようで。さて今回の騒動は?
  • うさぎ通り丸亀不動産 あの部屋、ワケアリ物件でした
    3.2
    うさぎ通りにある小さな商店街の「丸亀不動産」。唯一の社員・美波の採用理由は「視えるひと」だったから。女社長は心霊現象の原因究明と問題解決のため、住人が出て行くアパートへ美波を調査に行かせるが、生来気が弱く除霊能力もない彼女には何もできない。「出た」アパートの最後の住人・華子と知り合うが、彼女は無理心中家族の生き残りだった事を知る。先に死んだ両親や弟が化けて出ていたのだが、その理由を知って美波は一策を講じる。生前妻に言った「ある一言」をわびようとするサラリーマンの話や、大音量の結婚式の定番ソングが掛かる部屋で死んだ男性が、この世に残した思いなど、なぜかやむを得ず出てくる幽霊たちにはみんな切ない事情があって……。ワケアリ物件が集まる不動産屋とライバル店のイケメン営業も絡んで、必死すぎの美波に思わず笑って共感! 死んだ人と残された人をつなぐ不動産の、新感覚お仕事小説。
  • 浅草洋食亭のしあわせごはん 想いをつなぐ三姉妹ランチ
    値引きあり
    3.0
    就活に失敗したものの、いつか商社に入ることを夢見て派遣社員として懸命に働く美咲。ある日、帰宅途中に同僚の井上から声をかけられ、姉の菜穂子と香織が営む浅草の洋食亭「うさぎのしっぽ」に連れて行くことに。ここは、悩みを抱えた人にしか見えないうさぎの「玉兎さん」がいるちょっと不思議なお店。なんと井上は玉兎が見えると言い、「母が最近私を無視する」と打ち明けるが――? 心をそっと解きほぐす思い出の一皿、ご用意してお待ちしております。
  • 魔女の赤い太陽 樹海の娘と月狩りの騎士
    3.0
    運命の少女は、闇を照らす光となる――謎を秘めた少女のヒストリカルロマン!! 幼い頃の記憶がなく、人里離れて薬師の師アロとふたりで暮らす少女ルーナエは、時折家を訪れる隻眼の青年イグニスに惹かれていた。しかしルーナエが15の誕生日を迎えてからほどなく、アロが失踪した。あとには不穏な内容の手紙が残されていた。アロを探すため、イグニスを頼りに王都へ出たルーナエは、王国の暗部に関わる秘密に巻き込まれてしまい!? 少女をめぐる、哀しくも切ない恋物語!
  • 祟り神さまの災愛なる花嫁
    続巻入荷
    -
    「愛しているよ。どんな犠牲を払っても、君だけは幸福にしてあげる」 幼い頃に母と死に別れた大学生の未砂(みさ)は、ずっと不幸続きの人生を送ってきた。 だが自分の不幸に打ちひしがれず、ひたむきに前を向いて生きてきた。 そんなある日、未砂はバイト帰りに夜の雨に打たれている、美しい男性を見かける。 思わず傘を差し伸べた未砂に、藤色の瞳を持つその青年――宝条亜樹(ほうじょう あき)は突然結婚を申し込んでくる。 亜樹は、この国の経済に大きな影響力を持つ宝条家の現当主で、未砂の不幸は、千年前にこの町・藤庭を作り治め、愛する女性に殺され祟り神となった〈藤の君〉によるものだと告げる。 彼の怨念によって、裏切った女性の血を引く未砂の一族の女は代々不幸な人生を送り、それは藤の君の末裔である宝条家の当主と結婚し、怨霊を鎮めることで一時的に解消されるという。 そして逆に、藤庭の町と宝条家は、藤の君を祀り、鎮めることで繁栄してきたと知る。 未砂は、冬至の日に行われる婚礼の儀式で、無事藤の君を鎮めるまで、という期間限定で亜樹と契約結婚することに。 だが亜樹は、未砂のことを以前から知っているようで、 「本当は神様のことなんてどうでも良い。君のことが好きだから、君を花嫁として迎えたかった」 と甘く囁いてくるが、どこか一線を引いた距離感のまま。 未砂は忘れてしまった2人の思い出を探り、彼の境遇を知る中で、きちんと向き合いたいと思い始めるが、亜樹は心にある決意を秘めていて……?
  • 【単話】十番様の縁結び 神在花嫁綺譚 第1話
    -
    「真緒でないのならば、僕は一生、誰とも添い遂げません」 織物の街・花絲(はないと)。家族に疎まれて幽閉され、機織だけを一途にしてきた少女がいた。ある日少女は、叔母に虐げられていたところを街の領主・十織終也(とおり しゅうや)がやって来て突然求婚される。少女は結婚の意味も分からないまま終也の手をとり、縁を結び縁を切るという神の血が流れる名家・十織家に入るが、当主の終也は家族や周囲から浮き、恐れられているようで――?  愛が深い領主と孤独な機織少女が織りなす、和風嫁入りファンタジー開幕。 ※本作は「月刊コンプエース2023年4月号」に掲載された内容と同じものです。重複購入にご注意ください。
  • 梔子姫は鬼の末裔と番う 七つ屋若月堂と勿忘の質物
    値引きあり
    -
    十年前、梔子の咲き乱れる洋館が火事になり、果琳は帝都を離れたが、親友・黎の訃報に接し、弔いのため再び帝都に赴く。そこで黎と共に幼馴染で、初恋相手でもある有希也と再会。七つ屋《若月堂》を営む彼は黎の最期を知っていると告げ、黎の遺した質物を譲ると言って果琳を住み込みのお手伝いさんにし、ふたりは様々な事件に巻き込まれていく。金目の物ではなく、暗い情念の籠った質物を扱う有希也が張り巡らす周到な罠とは……?
  • 【合本版】いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 全7巻
    -
    東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。  端整な顔立ちをした若店主の栗田は、無愛想だが腕は確か。普段は客が持ち込む騒動でにぎやかなこの店も、訳あって今は一時休業中らしい。  そんな秋口、何やら気をもむ栗田。いつもは天然なお嬢様の葵もどこか心配げ。聞けば、近所にできた和菓子屋がたいそう評判なのだという。  あらたな季節を迎える栗丸堂。葉色とともに、和菓子がつなぐ縁も深みを増していくようで。さて今回の騒動は?全7巻の合本版で登場!  ※本作品は『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂』シリーズ全7巻を収録しています。  ※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。

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