篝火姫の身代わり婚 守り神は瑠璃に溺れる

篝火姫の身代わり婚 守り神は瑠璃に溺れる

小説・文芸
814円 (税込)

4pt

4.0

山間の鱗の郷で暮らす瀬名は、帝都出身の母を持つ余所者として義母と異母姉・智恵子に虐げられていた。腕に印を持つ智恵子は郷の守り神・漁火様の花嫁として育てられてきたが、婚礼の日に変死。身代わりとして瀬名が花嫁に命じられる。実は瀬名は幼い頃、守り神と密かに出会い、瑠璃色の花を渡した過去があった。思いがけない再会に胸を高鳴らせる一方、自分が本物の花嫁ではない事実を言えないまま婚礼の儀に臨む瀬名だが……?

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篝火姫の身代わり婚 守り神は瑠璃に溺れる のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    ○本のタイトル『篝火姫の身代わり婚 守り神は瑠璃に溺れる』
    ○著者名 東堂燦(とうどう・さん)
    ――――――――――――――
    ○この本の魅力

    この物語は、人間の身勝手さが深く刻まれている。

    私たちの自己中心的な行動が他者に与える影響について考えさせられる。

    私たちは時に、自分たちの生活を守るために他の生命を顧みず、犠牲にすることをあまり悪いことだとは思わない傾向にある。

    例えば、野生動物が人間の生活圏に現れるニュースは、私たちの無関心や利己的な行動が自然との共生を脅かしている現実と重なる。

    一方で、野生動物は本来の生息地を追われ、その姿を私たちの目の前に現している。

    物語の中では、守り神が不幸せな少女・瀬名と過去に出会った出来事が描かれる。

    その時、彼らは強く惹かれ合い、後の結末へと繋がる。

    守り神が見えない涙を流す理由や、人間界で起きる不審な死の事件、その真相が明らかになるにつれ、私はページをめくる手を止めることができなかった。

    なぜ守り神は瀬名にこれほどまで優しいのか、その理由を追い求めることで心が苦しくなる瞬間もあった。

    物語の後半には、とても辛い部分があるが、それでも愛の美しさをさまざまな視点から教えてくれる場面が展開される。

    そして、物語の終わりには、じんわりと心が温かくなる瞬間が訪れるだろう。

    この作品は、誰かを思う気持ちが私たちの心をどれほど強くするのか、または狂わせるのかを深く考えさせる。

    個人的には、これは今なお続く戦争や無関心、自然に対する無配慮とも重なり、その重みを感じる愛が描かれたこの物語は、本当に残酷だが美しい。

    特に青色の印象が私の心にいつまでも深く残っている。

    この作品は、心の奥深くに響くメッセージにあり、読者に強い感動を与える。

    ―――――――――――――
    ○ひとこと

    恋愛小説はやっぱりいいですね。
    胸が絞られるように切なくて、それでも一緒にいたいという気持ちが強く伝わってきます。

    ジーンとする、美しい愛の物語でした。

    0
    2026年05月08日

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