あらすじ
氷の上に「絶対」はない。だからこそ、運命だって変えられる!
いのりと司の初遠征・西日本大会がいよいよ開幕!
猛特訓で習得した2種の2回転ジャンプを武器に、
二人は西の強豪各県から集結したライバル達と対決する!
「できなかった自分にしか拾えない気持ちがある」
「できなかった自分だけが見つけられる才能がある」
夢に破れた重い経験を持つ者が放つ言葉に心打たれました。
子供の頃の夢はサッカー選手でした。文集でもそう書いていましたが、実際はそんなのなれるわけなんてないと小学生ながら分かっていましたし、自分の力量と才能の限界、現実の差にも気づいていました。
譲れないものを持たず、壁を見つけては避ける手段を考え、物事に抗うことをせずに生きてきました。自然と我慢する癖がついていた気がします。
この作品は、そんな自分とは正反対に誰よりも強い執念を持った少女・いのりが、夢に破れた青年・司とフィギュアスケートで世界を目指す物語です。秘めた才能と固い意志を武器にみるみる上達するいのりの成長っぷりには、この後の展開に胸躍る気持ちと、自分を正されるような感覚になり、悔しさが込み上げてきます。自分にもここまでの執念があったらと…。同時に司の心情に共感する部分も多くあります。
後悔と挫折を経験した自分だからこそ、コーチとして導ける世界がある。
2人の主人公が駆ける世界への道に目が離せません。
感情タグBEST3
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匿名
2キロを10分以内で走る司先生すごすぎる~!
ギリギリシューズ間に合って良かったです!!
エマちゃんとそのコーチさんとの話も胸アツでした…!
証明しなけばならない
これからいのり選手がどんどん実力が付けば当然周りから色々な事を言われるでしょう。
これまで素晴らしい成績を収めているから尚更なにかあればコーチを変える、環境を変えるなど周囲からの意見が出るでしょう。
己を貫くならこれからも証明し続けてなければならない
匿名
ノーミスで演技が終わって光と戦うまでは余裕で優勝し続けるかと思ったらそんなことはなく、ちゃんと負けもある。でもダメだと思うんじゃなく前向きに進めるようになった姿がとても良かった。
熱い!
ストーリーはある意味ガラスの仮面のフィギュアスケート版って感じかな? 展開が早いのにいのりの成長過程がしっかり描かれていて、グイグイ引き込まれます。画力もあるし、笑いもあるし、スポーツモノが好きな人には超おすすめです。
Posted by ブクログ
自分が忘れっぽい人間なので、スケート靴のエピソードは自分のことのように胸が痛くなった…
司先生フィジカルすごいね
演技中のいのりちゃんは見ててはらはらした…
「あー!これ絶対後半やばいやつ!!!」ってはらはらしながら読んでた
この漫画は感情移入しやすい気がする
そして、スタートが遅かった自分に対して
「私はそれを諦める理由に絶対しない」
は痺れた〜
言えないよこんなこと
かっこよすぎるよ
いのりの成長が著しい
西日本大会に臨むいのりですが、自身の不注意でスケート靴を電車内に置き忘れる事に。初めての大きな大会でのトラブルに狼狽するものの、自分を導いてくれる司を信じてダメな自分を振り切ります。いのりのスケーターとしての大きな成長を感じましたね。巻中で6年生になり体も着実に成長したいのり。次巻ではより洗練されたパフォーマンスが期待できそうですね。
匿名
面白い
主人子が小学生の為か成長しているところ読み進めていくところがとても面白く感じます。
小学生のなのに大人ばりに色々考えてスケートをしたり、反面子どもらしい部分も見えるので今後も楽しみしたいと思います。
魅力的で個性的な新キャラがいっぱい!
やっぱ司先生といのりの関係性素敵だなぁ
初めて知ったけど成長痛とか練習しすぎでもスケートできなくなるんだね
一級から五級まで一気に進んでビックリ
Posted by ブクログ
スケートを始めてからおおむね順風満帆に進んできたが、今回初めて現場で想定外のトラブルに見舞われる。しかし、そこからトラブルに負けない強さを手に入れ、一方でそれでも勝ち切れない勝負の世界の厳しさを噛み締める。そんな現実を正面から受け止めるいのりちゃん、偉さGOE+5。
第4話では必殺技だったブロークンレッグも第9話で強化されていてかっこいい。深く考えなくても味わえる少年漫画的な熱さもあって読んでて楽しい。
Posted by ブクログ
司がぶれずに「いのりを目標に導くのが俺の役目」と
何が起きてもそのスタンスでいてくれるの、すごいなと思う。
蛇崩先生も”よその子”のことなのに出番が早くなりそうと教えに来てくれたり
心配してくれていて良い人だ。
瀬古間さんも見に来てくれていて泣ける。
ただでさえ始めるのが遅かったのだから
焦るのは当たり前だし、休むなんてしたくないだろう。
でも、もう過ぎたことは取り返せないとわかった上で
「私はそれを諦める理由に絶対にしない」
といえるいのりちゃんが素敵だ。
「できない」に強くなるという言葉が印象的だった。
Posted by ブクログ
大和絵馬さん最高でした。京都勢の話をずっと読みたい
一気に一年経過してグンとレベルアップしててびっくり。ほんとにオリンピアンになるまで、つまりいのりさんが大人になるまで描くつもりなのだろうか。
光の幼馴染、リオウくんが同じ司コーチの指導下に入る展開も面白い。期待が重荷となっている苦悩のサラブレッド。いのりとは好対照。
そういや女子フィギュアスケートがメインの話なのに、夜鷹純など登場するプロ選手が男子ばかりなのはなぜだろう。これから女子選手も登場して話に深く関わってくるのだろうか。
匿名
西日本大会
小学生を対象にした西日本大会に出場するために京都宇治アイスアリーナにやってきたいのりと司。
いつも練習しているリンクと違ってメインリンクにサブリンクがあり空調がちょうどよく効いているという今までと違う環境にテンションが高くなってしまういのり。
同じくテンションが上がっている広島出身の獅子堂星羅や岡山出身の小熊梨月に話しかけられその勢いにいのり自身のテンションが次第に落ち着いていく。
そこに強豪の蓮華茶FSCのメンバーがやってきて場の空気が一気に変わるのを感じてしまう。
試合に向けて自分のペースを保つためにウォームアップをしようとするいのりだがスケート靴を電車の中に忘れてしまったことにようやく気付くが……。
大会会場の空気感が伝わってきた。
大事な場面で忘れ物をしてしまうというのはこういった大会に出たことのない人でもそのつらさが伝わってくる。
胸やけ
コーチと母親も一緒なのにキャリーバッグ持ってないのに誰も気付かないってあり得ない。
あとライバル選手たちのキャラで胸焼けする…
いのりとコーチは微笑ましくていいのに。