【感想・ネタバレ】Missing3 首くくりの物語〈上〉のレビュー

あらすじ

日下部稜子が図書館で借りた本の中に、『禁帯出』のスタンプが押された身に覚えのない一冊が混じっていた。
その書物の名は『奈良梨取考』。
それを代わりに返すと持っていった稜子の姉が不自然な首吊りを行い、命を落とす。
突如、起きてしまった不可解な事件。しかし、それは惨劇の始まりでしかなかった。
空目たちは、読んでしまった者を“首くくり”へと誘う昔話に巻き込まれていく――
鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第3弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

メインキャラの身内から犠牲者が出たことに、電撃文庫で読んだ当時、随分驚いた覚えがある。
しかもムードメーカー的存在である二人(頭脳担当ではない二人)が、この話ではすれ違いが続くので、心休まる場面があまりない。

稜子の他者の気持ちを汲み取るところ、読んでいてしんどい部分もある。
重い、というか。
解してくれるのは嬉しいが、されすぎて重いというか。
優しい子ではあるんだけれど、こういう点が付け込まれることになるんだよなあ……と、そのまま4巻を手に取る。

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2020年12月12日

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