あらすじ
日下部稜子が図書館で借りた本の中に、『禁帯出』のスタンプが押された身に覚えのない一冊が混じっていた。
その書物の名は『奈良梨取考』。
それを代わりに返すと持っていった稜子の姉が不自然な首吊りを行い、命を落とす。
突如、起きてしまった不可解な事件。しかし、それは惨劇の始まりでしかなかった。
空目たちは、読んでしまった者を“首くくり”へと誘う昔話に巻き込まれていく――
鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第3弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
missingシリーズ三つ目の上巻。
怪談という物語。確かに怪談も物語であり、教訓やシンボルを含み、というならば昔話に近い存在でもある。
首吊り死体、存在しない本、なら梨取り考。過去の何かの講義で読んだ事がある、昔話の分類にもよく出てくる末子成功譚?だったかを表した物語。
この辺りで登場人物の関係性が解されていく。特徴の薄いキャラほど面倒なことを抱えてるもので。
不思議なのはなぜ上下に分ける必要があったのか。内容的に一巻でも良いだろうに。