【感想・ネタバレ】Missing10 座敷童の物語〈中〉のレビュー

あらすじ

「『座敷童』には、凶事の先触れとして現れるものがある」
“どうじさま”の儀式後、木村圭子は毎晩現れる“死肉”の気配に悩まされていた。
彼女に這い寄る怪異の解決ができぬまま、文芸部に生じた亀裂は徐々に拡大していく。
交錯する思惑、異様な怪異、そして動き出す魔女団。
混沌とした学院で “どうじさま” の正体が暴かれるとき、すれ違う文芸部の面々に最大の悲劇が訪れる。
鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第10弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

帯にある最大の「悲劇」は、少し誇張かなという気はした。
電撃版で一度読んでいたから余計にそう感じたのかも。
いよいよ文芸部メンバーの決裂は決定的になり、魔術師はある者を犠牲に別の形での復活を果たす。
確かに「悲劇」ではあるけれども、過去にばったばったと死亡者が出ていた展開からすると少し弱い。
それより気になるのは、この「どうじさま」の結末。
ここまでは、まだ拡大しつつも恐怖体験としては限定的なので。
3巻分引っ張ったその先は果たして。

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2022年08月03日

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