【感想・ネタバレ】Missing5 目隠しの物語のレビュー

あらすじ

聖創学院大付属高校で一人の少女が自殺した。
その少女の名は雪村月子。
彼女は死ぬ前日、“そうじさま”と呼ばれる儀式を行っていた。
こっくりさんと同じやり方で行われるその儀式は、学校に棲んでいるという小さな男の子の霊を呼び出すもの。
それに参加していた武巳の周囲にも異変が起こり始める。
凄惨な怪奇と共に顕れた霊は神隠しにあった空目恭一の弟・想二に酷似していて――。
鬼才、甲田学人が放つ伝奇ホラーの超傑作、第5弾。新装版限定書き下ろし掌編付き。

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Posted by ブクログ

missingシリーズの4冊目。テーマは目隠し鬼とこっくりさん、零落した儀式、又は遊びの形に変容した儀式。
そうじさまと呼ばれるコックリさんの形をとった降霊術を行なった5人、現れる子供の霊、死んでいく参加者、過去の因縁か別のもの追い詰められるメンバー主人公の過去が深ぼられる話。
子供の遊びには手順があり、規則があり、物語があり、ごく少数で熟成されていく。正に儀式の要素がわかりにくく変容して組み込まれている。この時儀式から遊びへと変わったのか、遊びから儀式の要素を構築されたのか、どちらの前例もあるのだろう。
遊びは子供のものであり、大人が遊びをする時は子供として振る舞うのだから。
そうなると今回の降霊術であれ召喚術であれ、子供が真ん中にいる構図はとても悪意があるように思える。
さて、今回の儀式ではなぜ頭と四肢という要素だけを依代として貸すような儀式なのだろう、その五点だけあれば外界へ干渉ができるからなのだろうか。人が対相手へ作用するものだけを依代として必要としたのだろうか、そうであるならば、そこに詰められるものは本当に形を持たないものでしかないのではないか。
目隠しにしても、見えないから見える、見えたら見えない。予言でもあるし夢でもある、どちらも考えなくて良くなるのであれば、一部の人には救いになったのだろう。

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2026年08月11日

Posted by ブクログ

当時もそうだったが、ある登場人物の性質が自分と酷似していてダメージを負いながら読んだ。最後のオチが衝撃的。

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2021年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

電撃文庫のときに読んではいたものの、結構忘れていることも多いのだが、「そうじさま」の展開に関しては覚えていた方だと思う。
部活メンバーは救い出せても、他はすっきり終わらない結末も含めて。
最後のあるキャラの行動は当時も非常に度肝を抜かれた気がする。
本人はそれで救われた部分もあるのだろうが、見せられた側はただただ困惑するというか、ドン引きするだろう。

そう言えば、「そうじさま」はどうなったんだろう。
今回は完全撃破にはなっていない。
武巳くんに関しては、フラグが立ったと感じだし。
いつも以上に不穏さを残す終わり方だったと思う。
それが不快でない、寧ろ(不謹慎ながら)ワクワクしてしまうのが、このシリーズの魅力なんだろう。

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2021年03月21日

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