あらすじ
弱井のもとでパニック症を治療する雑誌編集者・北野薫子は症状も落ち着き、仕事に邁進していた。そんな中、児童福祉の取材で、弱井の元婚約者・陽美も身を寄せていた自立援助ホームを訪れる。ホーム長・野間が温かく見守る中で和やかに暮らす子どもたちに触れ、心のざわつきを感じ始める薫子。とうとう17歳の少女・早咲と衝突してしまい…。幼い頃に受けた心の傷と向き合うことになった薫子に、弱井は今こそ「再生のはじまり」のときだと伝える。「あなたは自分自身を育て直す力をちゃんと持っているんですよ」 日本で最も多い虐待「心理的虐待」に苦しんできたアダルトチルドレンの葛藤を弱井が優しく受け止める。家(ホーム)とは、家族とは何かを問いかける、「光の海、再生の家」編、完全収録!!
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Posted by ブクログ
リアルタイムに追いついたのは良いけど、そうなると、新刊が出る度、前の巻の内容を忘れてしまうという状態が出来してくる訳で…。本作も例に漏れず…。そんな中、本巻一冊で一つのエピソードを丸ごと収録、ってのは有難い。出来ればこの流れで続けて欲しい。巻またぎは辛いす。
こんな過去が
弱井先生が大切にしている過去が分かる内容になってる。人には、見せてこない
虚しさや、辛さ、抱えているものがあると。今、隣に居て笑ってる人にも、知らない葛藤があると思うと、優しさは大事だし、うわべの優しさはいらないなあと思った…いつも出会えて嬉しいけど涙もじんわり。
匿名
いつもながら好きです
一巻からずっと読んでいます。精神病の勉強にもなりますし、周囲の人の関わり方なんかも参考になっています。
精神病て他人事じゃないと思うので、予備知識として読んでも損はないかと個人的に感じます。
共感の嵐
被虐待児として育ち、大人として長く生きてきて、最近メンタルが安定してるのでようやく過去の事も振り返る余裕ができました。
その中でもやはり親を恨みきれない。何処かで愛されたかった。何かの条件付きでなく大事だと言ってほしかったという思いが込み上げてきます。その部分がとても共感できるし、このような素敵な家があればいつでも帰っていい場所心の拠り所になる場所。本当に素晴らしい場所だと思います。このような場所が増えなくてもいいような社会になる事を祈ってます。