あらすじ
この感情が恋じゃないなら なんなんだよ
吸血鬼になることへの戸惑いを乗り越えたコウと、
コウに「惚れさせる」決意をしたナズナ。
「恋」って一体なんなのか、わからないまま二人の夜は加速する!
「恋愛なんてギャンブルはな まともなやつはやらねェんだよ」
二人きりの東京彷徨…都会の夜で「恋」を探す!
そして、確かな絆を手に入れた二人に、新たな衝撃の夜が…!
感情のジェットコースターへようこそ。
真夜中のボーイ・ミーツ・ガール、激震の第6巻!
「知らないのか?お前の血って
すげー美味いんだよ」
口が悪くてシャイな女吸血鬼と、眠れない14歳のおかしな夜が始まる。
クラスでの人間関係に行き詰まり、学校に行かなくなった主人公の中学2年生・コウ。
夜も眠れなくなり、気晴らしに散歩に出かけたところ
出会った謎の女に声をかけられ、マンションの一室に。
そこでコウは、彼女・ナズナが吸血鬼であると知らされる。
「人が吸血鬼になる方法…人が吸血鬼に恋をすることだ」
「今日に満足できるまで夜ふかししてみろよ」
ナズナの言動に魅了されたコウは、彼女に自分を吸血鬼にしてくれるように頼むが…!?
恋愛の機微には疎いけれどナズナへの興味を隠さないコウと、
彼のまっすぐさを受け止めきれず照れたりふざけたりするナズナ。
友達というにはちょっと濃厚で、恋人というにはあまりにもいろいろ足りない2人は
夜を共に過ごしながらいろいろな人々に出会っていきます。
コウは果たして吸血鬼になれるのか、
そして2人の関係はどう変わっていくのか。
宵っ張りの人はもちろん、「夜ふかしなんて何が楽しいの!?」という人にも読んでほしい作品です。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
表紙の愉快可愛いお姉さんは誰ですか…?
出揃って来たキャラクターが交わることも増えて、ようやく大きく話が動き出した感じ、というか、ボーイミーツガールという観点からすると、前回から動いてはいたか。ここ3巻くらいは何かしら大きな動きがある気がする。
ようやく大きな話に入るのか、と思わなくもないけど、そもそも本作は、ボーイミーツガールを中核に据えた、細々と生きる吸血鬼たちと人間との交わりを描いた作品だと思われる。であるからして、あるいは折り返しに入ったんじゃないか、という気もする。
ちゃらんぽらんなヒロインだったナズナちゃんの過去に、こうも一気に踏み込んでいくとは思わなかった。吸血鬼の弱点の提示と合わせて、上手い話の流れだと感じる。
前述したようにキャラクター同士の交流も増えて、ちょっとギャグ成分が増えていたり、あとはちょこちょこナズナちゃんの服装が変わっていたり、満足度の高い一冊だった。ほたるさんっぽい服装が扉絵であったり。
あっくんの眼鏡をセリちゃんが捨てるシーンがとりわけ好き。
吸血鬼の秘密
吸血鬼というものがどういうものか、それが明らかにされていきます。そうして吸血鬼の秘密が明らかになったことにより物語が動き始めたようです。それに伴いナズナちゃんの過去も少しずつ明らかになっていきます。それと、探偵とマヒル君が恋する吸血鬼の間になにやら関係がありそうな。バラバラだったものが繋がり始めた第6巻です。
ナズナちゃんの過去
・ナズナちゃんがとにかく可愛い。最初の頃と違ってちゃんと乙女してるんですよね。それがほんともう…
・そして可愛いだけじゃないこの世界。ナズナの過去に迫るお話。ナズナちゃんもしや人間時代は看護師だったのか…?全然想像出来ませんが次巻で明かされるんでしょうか。楽しみです。
Posted by ブクログ
6巻は50〜59話を収録。
とうとう吸血鬼の弱点が人間だった頃の私物であることが明らかに。鶯さんもよく発見したな。
あっくんにとって大切なメガネを壊さなきゃならないのは悲しかったけど、壊す時のセリさんのセリフが素敵だった。
無敵のように見えた吸血鬼だけど、油断していると簡単にやられる可能性が出てきたので少し緊迫感が出てきた。誰も死なないでくれー
ニコたちも元人間だったのは意外だった。どこかに鬼舞辻無惨みたいな始祖の吸血鬼がいるのかな? 星見キクがそうだったりして…