あらすじ
ムーミンパパの記した自叙伝。厳しく育てられたみなし子ホームの暗い時代を抜け出し、個性的な仲間たちとともに、船で大冒険に出ます。自由と冒険を求める、人生の賛歌。あのキャラクターたちのパパやママが登場します。1964年に翻訳出版されてから、55年もの間愛され続けてきた「ムーミン」の物語。大人気のキャラクター「ムーミン」は、この全集が原典となっており、今なおその魅力は増すばかりです。この度、今の時代により読みやすくするべく、改訂を行いました。初めての方も、ムーミンのことなら何でもご存じの方も、楽しんでいただける[新版]として、順次刊行して参ります。1現代的表現、言い回しに整え、読みやすくなりました 2さしえがクリアな美しい線で再現されます 3原語最終版に基づき、より細部にこだわった表現に 4フィンランド最新刊と共通のカバーデザイン こどもから大人も楽しめる、大注目のシリーズ、決定版です!
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Posted by ブクログ
私の大好きなムーミンパパの昔の話。
アニメ『楽しいムーミン一家』を見てから、ずっと原作を読んでみたいと思っていました。
原作とアニメ(平成版、昭和版)それぞれ違う雰囲気のキャラクターとして描かれていると事前に知っていたので 楽しめました。
スナフキンのパパ、ヨクサルのお話や、スニフのパパ、ママ、ロッドユール、ソースユールとのお話、何でもかじってしまうニブリングたちや、オバケとの出会い、ムーミンの世界の住人たちが皆 自由に暮らしているように、この作品もとても自由に描かれている作品でした。
また、装丁や挿絵も美しいので他のシリーズも読んでみたいです。
Posted by ブクログ
ムーミンのキャラクターの中で、一番可愛くて好きなミムラねえさん。
やっと出てきたのに…
なんだか嘘つきで変わった子だった。
タイトル通り、ムーミンパパの若き頃の思い出のお話しでした。
風邪をこじらせたパパが、もう自分は死ぬんじゃないかと心配になり、子どもたち(ムーミントロール、スニフ、スナフキン)にまるで遺言のように「お前たち、本物の冒険家として生きるのだよ。」なんて言い出し、ママに勧められて、思い出の記を書くことになります。。
よく分からない部分があり??だったけれど、
翻訳者の畑中さんいわく、
トーべはふんわりと書いて矛盾が多く、翻訳泣かせだったようで、校閲からおかしいと指摘されたほどだったそう。
特に、3場面に渡って登場するヘムレンさんについては、あれ?さっきと同一人物なの?とハテナが飛び交いますが、
これがへムル族の習性だから…という畑中さんの解説に納得できました。
ムーミンのお話においては、属性が大事なのです!
スニフは孤児だと思ってたのに、しっかりパパとママが登場し、最後にムーミンママですら、しれっと
「だけどね、ママがいるのはあたりまえでしょう」
なんて言ってのける。
スナフキンのパパ、ヨクサルは、スナフキンによく似ている自由人なはずなのに、ムーミンパパの手記ではどうも怠け者のように描かれる。それがまた面白い。パパって、ちょっと俺俺なキャラで、だめなところありますから。
川船の海のオーケストラ号が、最終的に潜水しちゃうところなんかはカオスでした。。
もっとすごいのはラストのママの登場です!
ムーミンパパがこの手記を子どもたちに読んで聞かせた後、奇跡が起こります!
私たちのかわいいスニフちゃんが幸せなのが何よりでした。
ムーミン谷の仲間たちのことをよく知ることがでる、全員集合祭りといったたのしさもあったので、俺俺なパパの手記もまあ面白かったことにしましょう。
もひとつ気になるのは…
ここで判明しちゃうんですよね、チビのミイはスナフキンより先に生まれているって事が!!
ムーミンのお話は、トーべによるイラストが素晴らしいですが、自分の中にベースとしてあるアニメも、(いや、昔はアニメなんてら言葉すらなかったな)テレビ漫画のムーミンの、あの岸田今日子さんのアンニュイなムーミンの声も、
本を読む上で邪魔にならず、とても自然に入ってくるのです。
内容は覚えてなくとも、子ども時代の自分の中に大きな存在だったんだなぁと
つくづく感じます。
そしてこの面白さは、ちょっと他の児童文学にはないなぁ。。