あらすじ
十八世紀、チベット。山間のとある村に住む13歳の医者見習いの少年、カン・シバ。ある日、薬草採取から帰宅すると、家には嫁ぎ先に向かう花嫁とその一行が滞在していた。花嫁の名前は、モシ・ラティ。彼女は、異国からはるばるやってきたカン・シバの花嫁だった…! 心優しい少年と不思議な花嫁が織りなす、チベットの日常が満載の、ほのぼの物語。
...続きを読む18世紀のチベットで山間の村を舞台に、薬草が大好きな医者見習いであるカン・シバの一家とそこへ婚約者として別の村からやってきたモシ・ラティの日常生活が小さな出来事を挟みながら綴られていく、とっても穏やかでふんわりかわいらしいお話です。そして、巻末についているチベット文化のミニ情報がまたおもしろくて、1冊で二度楽しいのもイイ! 少しずつ距離が近づいていく若い2人の恋愛模様も気になりますが、チベットの生活や服装が本当に素敵で、今よりずっと昔の遠い国のお話なのに、読んでいるとすっかり行った気になってワクワクします。表紙の色使いもとても優しくてなんだか癒されてしまう、不思議なマンガです。
...続きを読む感情タグBEST3
心が浄化されます
全巻通して、嫌な人物がだれも出てこない。登場人物みんなかわいい。皆いい人。本当に平和で、誰もが互いを思いやってて素敵なこの世界がすばらしくて、実生活で荒んで汚れた自分の心が浄化されるのを感じる。
予告も本編も嫌なことが一切起きないので、読んでて安心感が半端ない。
あまりに皆がいい人すぎて結構ショックを受けました(良い意味で)。
困った人がいたら助けて、助けてもらったら感謝して、いつか恩返しをするっていう、人間って本来こういう生き物だったんだ〜とか原点に立ちかえってしまう。
とにかく良いことしか起きないし、良い人しかいない
騙すとか裏切りとかそういう後ろ暗いこと一切無い
他人を故意に傷つけようとする人が出てこない
ホントに良いことしか起きない。
素晴らしく癒される漫画で、最高です。
あと着てる服がかわいい。
背景とか衣装描くの大変だろうなと思う。
装飾品が細かすぎてすごい。
とにかく主人公夫婦がめっちゃかわいくて癒される。最高!
一昔前のアジア(こちらはチベット)、嫁入りから動き出すお話。ここまで似ると乙嫁語りと比べざるを得ないですけど、こちらも手を抜かない描き込みで好感をもてます。
日常生活や昔の医者というお仕事を垣間見れるのも楽しい。
とにかく絵が素晴らしい
異国情緒と風景の描写で魅せるという点では、森薫の乙嫁語りを思わせるものがあるが、この作品の方がコミック 漫画っぽい雰囲気を出している。登場する人物の言動がみんな生き生き描き出されているところがとても良い。
現在、中国で抑圧されていると報道されているチベットとは本来このような国だったのだと認識させられた。
チベット文化を学べる作品
登場人物がみんな優しい。
読んでいて心穏やかになる作品です。
「仲直りのお薬」もとても優しくて、効果絶大なお薬でした。
センゲ、もふもふしたいです。
舞台は18世紀チベット。13歳の許嫁達の物語(この時代は何処の国も適齢期が早い★)。吉日の関係で式よりも数か月早く婚家へやって来たお嫁さんのラティでしたが、親族が彼女を忘れて帰っちゃったと焦るお婿さんのカンシバが面白いです。自分の許嫁だという事も知らなかったんですね。主役の2人がとても可愛いけれど家族も魅力的。医者としては立派なカンシバの父、でも私生活では迂闊な言動が多く恐妻家なのが笑えます(怒っていても笑顔な母の圧が怖いです)。あと、妹のぺマちゃんも素直な良い子。ほのぼの読めて楽しい物語です^^♪
チベット!ステキ!
チベットは不思議な風習や素敵な民族衣装独特の文字に非常に宗教色が強いと言う表面的な知識しかなかったので、花嫁を背負ってくる??!
ビックリしました!
薬も手作りで作って細かい所にいちいち感動しました
チベット、いつか自分の目で目てみたい
Posted by ブクログ
チベット版乙嫁語り?ぽい雰囲気。まあ一応架空の国と言うことだが、ちょっとシャングリラみたいな高山地域の民族衣装や暮らしぶりが可愛い。興味をそそる。やっぱり民族衣装を着た娘さんはいい!
味がある
昔のチベットを舞台にした漫画。細かい部分まで描かれておりその時代の人々の暮らしを見ているようでおもしろい。でも私のチベットの知識が乏しいのもあり、ところどころ何を何しているのかわからないシーンがある。
主人公の朗らかさは見ていて安心します。薬の作り方や効能もおもしろい。カン・シバとラティの仲が今後どんな風に深まっていくのか楽しみな1巻でした。主人公の飼っている犬が可愛くて、癒されます。
雰囲気あります
薬草を摘んだり薬を使ったりが好きな主人公。
場面転換が急なのが多くて、興が削がれる気がするのが残念ですが、それ以外の点では絵も内面も丁寧に描かれていると思います。
Posted by ブクログ
"乙嫁語り”が好きで、同系統を期待して入手。そういう意味では正にドンピシャ。ただ、敢えて同じような作品を読まなきゃいけない、っていうほどの差別化・インパクトは乏しい気がするのでした。まあ自分の好みとして、描かれる女性は本作の方が綺麗だと思うけど。それは見どころ。
歴史&ほのぼの
昔のチベットの薬剤師を描いた漫画です。内容は薬剤師の日常ドラマといった感じですが、よく言えば平和であり、悪く言えば緊迫感がありません。「乙嫁語り」に少し雰囲気が似てますので、好きな方にはお勧めです。
薬草マニアのほっこり結婚生活
とある民族の若いお医者さんがお嫁さんをもらって、薬草摘みだったりお薬を作ったりしながらほっこりと結婚生活的な(まだ式はしてない)様子を描く物語。これはほのぼの〜っと読むのに良いなぁ。
主人公は薬草が好きで草のことばかり話すようですが、嫁さんも織物や染織が好き。染織は薬草から抽出するのも多いようで、意外とこの二人の相性は良い??夫婦で好きなことに共通点があるって大切なんだなぁと感じます。
また、嫁さんをもらう風習や儀式的な行事も独特で、民族のことをよく調べているんだろうなという印象を受ける作品です。後書きには言葉であったり、バター茶の作り方など載っていたりして民族愛が感じられました!
“日本人"が描くファンタジー
1巻だけ読みました。
チベットというテーマが目新しいだけで、漫画として面白いとは思えませんでした。
やたら出てくる文化的な解説が、作家の断片的かつ限定的な知識を披露して、
これがチベット文化ですよと強調するかのようであまり共感できなかったです。
おそらく作家さんはチベットで暮らしたことのある方ではなく、旅行か語学留学程度なのかなあと。
全てが日本の漫画的な観点、日本人の価値観で描かれている感じがしました。
どの人物も言動が日本の漫画キャラそのものなんですよね。(頬を赤らめる女子とか…)
18世紀チベットが舞台なのに、それらしい話も全く出てこないし。
だいぶ期待ハズレでした。