あらすじ
十八世紀、チベット。山間のとある村に住む医者見習いの少年、カン・シバのもとに異国から花嫁がやってきた。彼女の名前は、モシ・ラティ。初々しい二人は、少しずつ距離を縮め、やがて家族となっていく──。チベットの日常と共に描く、花婿と花嫁の物語。
いよいよ間近に迫った、カン・シバとラティの結婚式。おもてなしの料理に婚礼衣装、準備は着々と進んでいく。皆に楽しんでもらえる結婚式を…。カン・シバとラティの願い通り、家族や友人、村の人々…たくさんの祝福を受けて、二人はついに夫婦となる。描き下ろし番外編もたっぷり収録! チベット文化満載で描く穏かな日常物語、最終巻。
18世紀のチベットで山間の村を舞台に、薬草が大好きな医者見習いであるカン・シバの一家とそこへ婚約者として別の村からやってきたモシ・ラティの日常生活が小さな出来事を挟みながら綴られていく、とっても穏やかでふんわりかわいらしいお話です。そして、巻末についているチベット文化のミニ情報がまたおもしろくて、1冊で二度楽しいのもイイ! 少しずつ距離が近づいていく若い2人の恋愛模様も気になりますが、チベットの生活や服装が本当に素敵で、今よりずっと昔の遠い国のお話なのに、読んでいるとすっかり行った気になってワクワクします。表紙の色使いもとても優しくてなんだか癒されてしまう、不思議なマンガです。
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風習や料理、衣装や装飾品など生活の細かい部分が綺麗に描かれていて、読んでいて楽しかった。
登場人物も悪い人が出てこないので、安心してほのぼの読めます。
カン・シバとラティの2人の今後の物語も読みたくなりました。
これが最終巻ですが、もし、続編がでるようなことがあれば、また読みたいなぁと思う作品でした。
5巻(最終巻)。
1冊全て結婚式の話。出逢った人達が続々とお祝いにやって来て、家から出ていた親族も帰ってきました。最終巻で明らかになるカンシバの祖父と出家した弟の存在。式後に祖父達の旅に同行する…みたいな話になっていましたが、旅の話とか後日譚等も読んでみたかったな。ラティの兄と街へ行く話も素敵でした。あまりにほのぼのしている2人に兄は心配していましたが、ラティがカンシバの行動を正確に理解しているのは既に夫婦の絆かなと感動しました。18世紀のチベット文化と善良な人達の優しい生活の全5巻、とても面白かったです^^❤