あらすじ
「よう――俺の敵」 "世界"を、そして"物語"を終わらせるため、「ぼく」こと"戯言遣い・いーちゃん"に「狐面の男」はささやく。キーワードは、加速。そして、世界の終わり。何より、物語の終わり。待ち受ける刺客、《十三階段》の向こう側にある"終わり"の果てにあるものは――!? シリーズ最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作の前奏曲がついに奏でられる!
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Posted by ブクログ
一冊にこんなに惜しみなく何回もクライマックスを用意するなんて、西尾先生はすごい。
崩子ちゃんが「闇口」の誓いを立てるところ、萌太くん崩子ちゃん潤さんが揃って戯言パーティーが完成するところ、潤さんがノイズくんに会った瞬間車で轢くところ、特に大好き。
殺し名の説明とか、相変わらず厨二病を最高にくすぐられる。自分が入るならどの殺し名かななんて考えたりしちゃって。
Posted by ブクログ
【再読】
橙なる種/代替なる朱の言葉遊びオシャレすぎる。
崩子ちゃんと萌太くんと哀川潤が揃い踏みするところは少年漫画イズムを感じてとても好きだった。
ラスボスとの会話で、浅野みいこと七々見奈波がオルタナティブであることがサラッと分かるのもいい…
隼荒唐丸も誰かのオルタナティブだったりするんだろうか。
崩子ちゃん一気に好きになったけど死ぬんだった気がする。
Posted by ブクログ
戯言シリーズ最終話の上巻。前作までとは雰囲気が違い今まで曖昧となっていた設定を解説し物語に組み込みながら話が進む。そうなってくると登場人物も再登場するものも増え敵と味方に分かれ対決色が強くなってきてくる。まだ物語が進んだところなので今後の展開に期待したい
Posted by ブクログ
今まで全く説明されなかった、主人公絡みの伏線が明かされ…始めてきた。
主人公が成長して、ヒロインを助けに行って、強敵が出てきて…今までの展開と少し違った、王道的な面白さな印象。(たぶん、今巻だけなんでしょうけど)
Posted by ブクログ
人外バトルは勘弁。
なんだ、触れなくても相手を殺せる、って。
なんだ、空間を弄って人を狂わせる、って。おいおい。
もう推理小説なんて影も形もなくなった、という感じだ。
今まで名前しか出てきたことないやつが、とつぜんしゃべりだすし。
何についても無気力な主人公が、いつのまにやらまじめ君だし。
それでも読み続けているのは、登場人物たちに惹かれているからなのだろうな。
出夢くん、けっこうきているね。
まぁ、やっと主人公の過去がはっきりしそうなので、そこに期待だ。
Posted by ブクログ
全作に引き続き戦闘多めで、今思えばクビキリのような謎解き要素は何処へ・・・(笑)なんといっても崩子ちゃんがかわいすぎて萌太と二人まとめてお持ち帰りしたいレベル。はやく中巻読みたくてたぎってる
Posted by ブクログ
戯言シリーズ第6弾、上。
いよいよ最終決戦。
戯言遣いを『敵』と呼ぶ男が出てきて、その男の手足となる十三階段と呼ばれる人たちが現れて、今までに出てきた人たちが総出演でした。
あなたが考える世界の終わりとは?
Posted by ブクログ
終わりの始まり、というわけで3巻構成の最終章の初巻。…もちろん、ここから予想していましたししょうが無い事ですが、本巻では、登場人物の足並み揃えと"いーちゃん"の戦いの動機付けがじっくり描かれキモの"戦い"やお得意の戯言には物足りなさを感じます。
ストーリーの展開としては次巻以降へ期待するとして、最終章らしく新旧問わず、"これでもか!"とばかり登場するキャラクターたちの豪華さには感嘆の一言。
しかも、どれもパステルカラーなんて知らない、極彩色だけで塗りたくられた奇抜な人物造型。その登場シーン、セリフ回しに至るまでキレは抜群。これこそ西尾維新の魅力の一つですね。
今回は正面切って、敵役の源(狐面の男)が宣戦布告してきているのでミステリ要素は今のところ薄いですが、「大筋のシナリオを重視し、それを進める為の登場人物は代替可能」という考えを持つ狐面の男は、これだけ特異な人物たちを用意している本シリーズにおいてある意味最強の敵役としてピッタリなのかもしれません。