【感想・ネタバレ】サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺しのレビュー

あらすじ

「きみは玖渚友のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」 天才工学師・玖渚友のかつての「仲間(チーム)」、兎吊木垓輔が囚われる謎めいた研究所――堕落三昧(マッドデモン)斜道卿壱郎研究施設。友に引き連れられ、兎吊木を救出に向かう「ぼく」こと"戯言遣い・いーちゃん"の眼前に広げられる戦慄の"情景"。しかしその「終わり」は、さらなる「始まり」の前触れに過ぎなかった――!

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「西尾維新」の原点がここに。
メフィスト賞受賞作である「クビキリサイクル」から始まる「戯言シリーズ」。ミステリーという分類ながら、「物語」シリーズに通ずる超常っぷりもある、変格に近い作品群。
主人公・いーちゃんは冴えない大学生。友人に天才技師・玖渚友や人類最強・哀川潤を持つものの、本人は至って普通(だと思っている)。
シリーズを全部レビューすると長くなってしまうので割愛しますが、まずは「クビキリサイクル」を。
いーちゃんの一人称で語られる、孤島で起こった事件とその結末を是非お確かめください。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【積読本】 “戯言殺し”の前に自らが何者かによって惨殺されてしまった兎吊木垓輔。ひねくれ者の《堕落三昧》博士の真の目的も気になります。 「好きな女の子が目の前にいるのに、それを抱きたいと思わない男がいるなんて、信じられないのよ」鈴無さん、今はそこじゃないです。たぶん。 309ページ11行目のいーちゃんの気持ちに共感しました。下巻も楽しみです。

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2023年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

戯言シリーズ

これまでの内容と比べ、最後の事件以外は然程突拍子の無い内容では無かった。
でも新キャラクターは相変わらず濃い。下巻が気になります。

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2023年01月07日

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ネタバレ

上下巻でかつ大きな事件が起きただけだけでこれから大きな展開を迎えるだろうから詳細なレビューを書くのは控える。しかし前作にないほど言葉遊びが多くあったと思う。

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2015年02月26日

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ネタバレ

とりあえず、第3弾のように、アクション格闘ものではなくて一安心。

プロローグ・・・長いな。というか、やけに冗長過ぎてちょっと苦痛。あの兎吊木の台詞。
渡る世間は鬼ばかりの橋田壽賀子ばりだ。

実際、読み手が苦痛と感じるところまで書いたんだろうな。

だけど、そういったキャラクタは嫌いじゃない。

後半の鈴無音々の説法は、自分に言われているようで耳が痛かった。
まぁ、小説を読んでいるわけだから、耳が痛いわけはないわけで、痛くなるなら心だ。もしくは、目か。うん、戯言だ。
「曖昧で中途半端な状況ってのが好きなんでしょ?」

途中から、この小説自体が己に自問自答している箇所があったけど、最後の方で推理小説っぽくなってきた・・・かな?

なんかまた、主人公の一人称なのにもかかわらず、その主人公に騙されている気がするけど、まぁ、後半をより楽しみにしよう。

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2013年02月03日

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ネタバレ

久々の玖渚友登場。
ぼく、が戯言だけじゃなく何かが動き始めた巻。
ここでシリーズ折り返しらしいが、どういう話に持っていくんだろうか?
志人くんいいキャラしてるなあ

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2013年08月08日

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ネタバレ

上下セットでの感想です。
最後のオチは、誰もが予想するものでしょうが、自分としては後で考えると、なんで気づかなかったんだろうと思う伏線がワンサカ。
何故だろう、恐らくだらだらと長い文章にごまかされてちゃんと読む気力をなくされているのでしょうか、まぁ戯言ですが笑

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2013年03月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この巻まで終始冷めていた、戯言遣いの動揺から始まる。そしてそれがメイン。
玖渚友と戯言遣いの関係性が完全にはわからないから、そこらへんは曖昧なまま進んでいくけれど、想像しながら楽しめた、かな。
兎吊木との会話から事件解決まで、全然冷静じゃいられなくなる戯言遣い。

元ネタがあるらしいけれど、春日井春日の、
「〇〇はいい言葉だ。多分最高にいい言葉だ。いい言葉は決してなくならない」は好きだった。
それから最後、兎吊木との会話が以外は、ほぼ導入と登場人物紹介しかしていないまま、本のページ9割くらいが過ぎた時点での、
「そろそろ何かが起きるはずだ、とか、そろそろ終わるはずだ、とか、そういう予測…(以下略)」という鈴無音々の台詞は、初見のときはドキッとした。
人生と絡めていたけれど、なかなか面白い言葉だったと思う。

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2011年04月19日

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