あらすじ
9巻は愛が生まれ、愛が壊れる! 奏のデートに氷室と雪村が同行し、Wデート実験開始!? しかも、奏を見守っていたら、「集団恋愛同期」が起こり氷室と雪村の気持ちが高まってしまい、口では言えない、リケキュンな事態に! そして虎輔は二次元愛の悲しい真実に気付くが……!? 理系がデートスポットを巨大な実験場に変える! 理系女子×理系男子、大人気もどかし実験ラブコメディ!
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「理系女子」×「理系男子」=理ア充!?
理工学専攻として、「理論的に好きを証明できなければ、好きとは言えないし、理系としても失格!」 その信念をもとに、氷室菖蒲と雪村心夜が、個性的な理系達が集う大学の研究室のメンバーを巻き込んで「恋」の定義に関する証明実験に明け暮れるラブコメディです。
ハイテンションなギャグに、満載の理系ネタで恋の定義をするために様々な科学的アプローチを行っていく姿が売りの作品で、頭が良いはずなのに恋愛のこととなると何故か超頭が悪く見える2人には、恋は人を狂わせるという言葉がピッタリなのではないでしょうか。
また、主人公を取り巻く研究室のメンバーも、ルックス・性格ともにキャラ立ちしており、サブキャラクター同士の恋愛模様も見どころの一つです。
読了後、オキシトシンの分泌を感じることができる一作!、、、かもしれません。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
今巻は奏が"普通"に執着する理由が明かになった回。シリアスなんだけど、相変わらず随所に吹き出すコマが満載wもう本当この人のコメディからのシリアス、シリアスの中にあるコメディには毎度毎度爆笑させられるw
でも今回は茨田&虎介も変化がありそうな流れだった。というか茨田がめちゃくちゃ一途で健気なゴスロリ少女だった。好き。相変わらずあの漫画家かが関わると不穏な匂いしかしないけど、あっちもあっちでバックボーンがあると思うといまいち嫌いになれない…。
奏のトラウマは初恋の人を(反射で)一本背負いで石畳に叩きつけた事より(もちろんこれも十分トラウマ)その後の群衆のレッテル貼りが一番悪い。不幸な事故に対して奏に向けられた意識のない悪意がどれだけ奏を傷つけ今も苦しめているのか、きっと言った本人は気付いていない。そして改めて当たり前に使っている"普通"とはなんなのか、考えさせられる。幸村が奏に言った「普通の定義とはなんだ」
この事に一人一人が真剣に向き合ったら、今よりずっと生きやすい世界になるんじゃないだろうか。
普通とは
確かに普通ってなんだろう?
みんな、とかいうその他大勢にあわせて生きていくのはバカらしいと思う。
奏の言い分も分かるけど、自分で雪村派かな。