【感想・ネタバレ】左ききのエレン 5のレビュー

あらすじ

2003年、東京芸術大学に入学した岸あかりは、他の学生たちが平凡な事に退屈していた。しかし教授からエレンの話を聞き、興味を持った彼女は自身が出演するファッションショーにエレンを招待しようとする。初めはつれない態度を取るエレンだが、パンフレットに光一の名前があるのに気付き――!?

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【ご注意】
『左ききのエレン』は正しい用法・用量を守って適切なペースで読み進めましょう。

この作品には
「才能という壁にぶつかりながらも、懸命に現実と向き合う大人たちの仕事姿」がこれでもかと扇情的に描かれています。
強烈な読後感により、仕事や勉強を必要以上に頑張りすぎてしまう可能性がありますので、落ち着いた気持ちでお楽しみください。

【効能・効果】
・美大や広告業界への理解
・プレゼンや営業など、社会人の仕事に対する拒絶感の緩和
・熱意への刺激による興奮作用

【以下のような症状でお悩みの方にお勧めです】
・ファンタジー作品に感情移入できない。
・夢や努力という言葉が信用できない。
・とにかく最近やる気がない。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

才能しかないクズ、という表現が面白い。
実際そういう天才は存在するものな。

さゆりは光一のどこが好きなのだろう。
そこまで計画通りにしかも他人のことを動かす
能力は凄いと思う。
浮気できる度胸はないが、言い寄られたら
簡単に乗るチョロさがある。
なんて的確なんだろう。
人のブラウザ履歴を見るのは良くないが、
人の家に転がり込んで人のPCを使っているなら
見られても確かに仕方ない。

本当に光一は甘いし大きいことばかり言うが
行動を起こすのは本当に偉い。
それにしてもさゆりを重いと思うような
人並みの感覚がある方がちょっと意外だ。

デザイナー志望なのにAKは知らない光一。
ファッション業界には無頓着なのだろうか。

あやの様が天才という言葉は過小評価、という言葉
なるほどなと思った。
天に与えられたものではなく日々の鍛錬の自前の才。
本当の富裕層はスーツのセオリーをドヤ顔で
アピールしない、幼少期からの常識だから
というのも納得だ。
汗水垂らして手に入れた服なら君を主人と認める
というのも、服を愛している台詞だと思う。
推理ではなくマーケティングからくる観察の結果
見抜くというのも面白い。

この世界にがんばったで賞なんてない、という言葉は
学生時代のあやの様からだったのか。
代表としては不甲斐ないが、それでも光一が言い出したから
実現したファッションショーな訳で
動いたという事実は本当に偉い。
対してあかりは所謂スペシャリストだ。

ルーティンがあって、それは集中力が深いと
複雑になるという説も面白い。

神様はリアクションが薄い、というあかり節も面白いし、
審美眼があるからこそ、褒めそやす一般人と違い
本当にあかりの凄さが分かるのがエレンという
シーンの描き方が迫力だった。

0
2025年04月12日

匿名

ネタバレ 購入済み

大学回

東京芸術大学に入学した岸あかりと主人公のエレンが交わる巻です。
光一のことがなんだかんだ気になるエレンが見ていて楽しかったです。

#ドキドキハラハラ

0
2024年01月07日

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