【感想・ネタバレ】本所おけら長屋のレビュー

あらすじ

本所亀沢町にある「おけら長屋」は、大家の徳兵衛、米屋奉公人の八五郎、後家女のお染など、ひと癖ある店子が入り乱れて毎日がお祭り騒ぎ。それもそのはず、お金はないけど人情に厚く、かっとくるけど涙もろい。自分より他人のことが気になって仕方がない。こうした面々が、12世帯も軒を並べているのだ。そんなある日、わけあり浪人・島田鉄斎がやってきた。津軽の某藩を辞去し、江戸へ流れてきたのだ。剣の腕がたち、冷静に物事に対処できる鉄斎は、おけら長屋の連中が頼りにする心強い「旦那」。鉄斎を迎えて、何かと騒がしい長屋の面々が遭遇する事件とは……。著者は、本所育ちで演芸の台本などで複数の受賞歴を誇る手練の書き手。今回は満を持して、文庫書き下ろし時代小説に初挑戦。2013年本屋大賞作家・百田尚樹氏も「この小説には、やられた!」と太鼓判の出来ばえ。江戸落語さながらの笑いと人情にあふれる作品世界をとくとご堪能あれ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 畠山健二さんの「本所おけら長屋」、新聞の広告でいつも眺めていました。このたび読み始めました(^-^) 面白かったです。第1巻は短編連作7話。2013.7発行です。現在確か第9巻が出されてると。楽しみです。この一冊ですっかりおけら長屋のファンになりました(^-^) おけら長屋に住みたいです(^-^) 大家の他、所帯持ち、独り者、隠居、後家さんなどいろんなひとが12戸に住んでますが、侍(浪人)の島田鉄斎43歳がいい役どころで物語をピシッと引き締めています!
 大家と12の店子が住む「本所おけら長屋」の始まりです。畠山健二さんの作、2013.7発行、7話、再読。お染の過去と久蔵の純情を描いた「おかぼれ」、絹問屋の箱入り娘お静15歳の常識のなさと女中頭お里の機転を絡ませた「はこいり」、最高です!
 再読ですが、2022年の〆の読書は、畠山健二さんの「本所おけら長屋」(2013.7)で。連作時代小説7話。商人にとって一番大切なのは「信用」、武士は面目、おけら長屋の人々には「絆」。シリーズスタート時点で、重要な人物はほぼ登場しています!島田鉄斎とお染の過去がよくわかります。

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2017年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

思わず引き込まれてしまう。
読者に「ここに住みたい希望者」が殺到する理由がわかる。
しかし「湯の子」にはびっくり。それって創作?それとも事実?混浴だからって子供出来ちゃうなんて。しかも養育が不可能な場合は長屋全体で育てることもあるとは・・・
この部分が妙に印象に残ってしまったが、その後お梅ちゃんと久蔵は幸せになりそう(続き読まないとわかんないけど)だから、ま、いいか。

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2022年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

長大シリーズっぽいので面白いのかなと手に取った。タイトル通りの時代小説で、長屋が舞台のドタバタ時代劇といった感じだが、島田という剣の達人が何かと活躍するのが単純な感じがして好きじゃなかったが、そこそこ楽しめた。

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2024年07月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第二巻から読み始めてしまったが。。。
シリーズ最初のこの本。
登場人物たちの説明と、どんな風にやってきたのか、浪人、島田鉄斎についてが詳しく描かれている。
多少の話の前後はあるが、いくつかのエピソードが温かいムードを作り上げている。

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2020年11月12日

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